映画『天国は待ってくれる(1943)』の口コミ・レビュー

天国は待ってくれる(1943)

[テンゴクハマッテクレル]
Heaven Can Wait
1943年上映時間:112分
平均点:6.67 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(1990-08-09)
ラブストーリーコメディファンタジー戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2003-12-28)【かんたーた】さん
タイトル情報更新(2020-12-28)【Olias】さん
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監督エルンスト・ルビッチ
キャストドン・アメチー(男優)ヘンリー
ジーン・ティアニー(女優)マーサ
チャールズ・コバーン(男優)ヒューゴ
マージョリー・メイン(女優)ミセス・ストラブル
スプリング・バイイントン(女優)バーサ
ユージン・パレット(男優)E・F・ストラブル
ルイス・カルハーン(男優)ランドルフ
ジェームズ・フレイヴィン(男優)警官(ノンクレジット)
レアード・クリーガー(男優)閻魔大王
脚本サムソン・ラファエルソン
音楽アルフレッド・ニューマン
撮影エドワード・クロンジャガー
製作エルンスト・ルビッチ(ノンクレジット)
20世紀フォックス
配給プレノン・アッシュ
特撮フレッド・サーセン(特殊効果撮影)
美術ジェームズ・バセヴィ(美術監督)
トーマス・リトル(セット)
ウォルター・M・スコット(セット装飾補)
リーランド・フラー(美術監督)
衣装ルネ・ユベール
編集ドロシー・スペンサー
字幕翻訳古田由紀子
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

4.落語好きにはこたえられない作品。主人公は、若旦那そのもの。落語ならば親のスネをかじって放蕩の限りをつくした若旦那が、勘当され、はじめて世間の人の苦労を知り、人情の機微に触れて、真人間になっていく、という噺になるところだが、この映画の主人公は死ぬまで若旦那気分が抜けないところが、妙に憎めなくて好い。そのあたりが、東西の違いというところか。説明するのは野暮だが、二度目の駈落ちのときに、一度目で学習したのか、荷物をまとめてから逃げ出すのがやたらにおかしい。駈落ちを手助けする、粋なはからいができる召使いを、両家に配したのがよく効いていた。観終った後、温泉旅館にいって極楽気分を味わいたくなる。どんな旅館かって?もちろん「離れ」のあるところです。
南浦和で笑う三波さん 8点(2004-03-30 16:34:34)
👍 2
3.ネタバレ 何故にヘンリー・ヴァン・クリーヴ氏は地獄へ落ちなければならないのか…?鮮烈なカラー映像で描く、エルンスト・ルビッチ監督のファンタジック・ラブストーリー。まずあの主人公は絶対に「みなさん、さようなら」のお父さんよりも良い人生を送っている!今回はただの素敵なファンタジーストーリーとしか思って観られなかったけど、いつか歳を取ってからまた違う視点で観たいです。それにしても閻魔様は随分と粋なお方、あの世界を見ている限りでは地獄もそれほど悪い所ではないんじゃ?という気がします。個人的には従兄弟のアルバートが毎度毎度ちょっと可哀想な気もしたけど、かなりの引き立て役になっていたので良しとします。まるで天国にいるようなトロンとした気持ちになりながら、ヘンリーが天国に入れることを祈りつつ8点。
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-15 13:26:27)
2.ネタバレ 女性遍歴の多いヘンリーを、天国と地獄のどちらへ送るべきか迷った閻魔大王が、直接本人に会って話を聞くという設定がすばらしい。愛の物語をこういう形で映画にするなど通常の感覚では思いもつかないことだと思う。
最初私は、このヘンリーという男がどうしても好きになれなかった。駆け落ちしてまで手に入れた美しきマーサをどうして裏切るのか。10年経ってマーサも愛想がつき実家へ、しかしそれでも再びマーサの元へ行き2度目の駆け落ち・・・・。愛すべきは彼の祖父の存在、「一度わしも駆け落ちしてみたかった」と粋な計らい、何ともほほえましい。
息子ジャックとペギーの一件からマーサとヘンリーの結婚25周年にかけ、ふたりの愛は次第に深まっていく。しかしそのとき踊るダンスが最後の別れになるとは・・・。
初めは「何だこの映画は」で見始めた私であったが、どんどんと映画に引き込まれていき、最後は私も閻魔様ではないが、彼をマーサや祖父の待つ天国へと送り届けたくなった。
噛めば噛むほど味の出てくる映画ではないかと今は思っている。
ところで閻魔大王の元に来た主人公と成人したヘンリーは同じ配役だったとは。まんまと騙されてしまった。
ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-05 10:46:39)
1.ネタバレ ドンファン爺ちゃんが地獄の受付で振り返る一代記。閻魔大王自ら受付やってるんだ(笑)。
というのはさておき、まあ憎めないヘンリー爺ちゃんの恋愛遍歴がキュートに綴られます。お金持ちで容姿端麗、幼少期からモテて困ってます(いや困ってない)、というイヤミ人生を愛嬌のあるユーモアで明るく仕立てたのはルビッチならではのセンス。
1エピソードにつき1回は笑わせられました。爆笑というより、くすくす笑いですね。主人公の祖父がまた一回りやんちゃでホント可笑しい。義理の父母のけんかとその仲をとりもつ召使いとか、息子の女遊びに気を揉む姿がかつての父親そっくりになっちゃってるヘンリーとか、人間観察に優れた書き手でないとこうもたくさん珠玉のエピソードを生み出せないと思います。色々あった愛妻との別れには泣けました。
なんと戦時中の作品なのですね。豪勢な邸内は灯火管制下の我が国とは比べるべくもなく、ただ圧倒されます。そしてお金持ちと一口に言っても、奥方の実家カンザスのお屋敷はニューヨークのヘンリー家と比べるとどことなく装飾が野暮ったい印象なんですよ。このへんの細かさにもハリウッド映画の凄みを感じました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-12 23:13:59)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 6.67点
000.00%
100.00%
200.00%
314.76%
414.76%
529.52%
6628.57%
7419.05%
8419.05%
9314.29%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review3人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 5.00点 Review2人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1943年 16回
作品賞 候補(ノミネート) 
監督賞エルンスト・ルビッチ候補(ノミネート) 
撮影賞エドワード・クロンジャガー候補(ノミネート) 

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