映画『祇園の姉妹(1936)』の口コミ・レビュー
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作品情報 キ行
祇園の姉妹(1936)の口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
祇園の姉妹(1936)
[ギオンノキョウダイ]
1936年
【
日
】
上映時間:70分
平均点:7.48 /
10
点
(Review 25人)
(点数分布表示)
(
ドラマ
・
モノクロ映画
)
新規登録(2004-02-21)【
スロウボート
】さん
タイトル情報更新(2020-05-09)【
イニシャルK
】さん
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監督
溝口健二
助監督
森一生
キャスト
山田五十鈴
(女優)
芸妓おもちゃ
梅村蓉子
(女優)
姉芸妓梅吉
進藤英太郎
(男優)
工藤三五郎
深見泰三
(男優)
木村保
原作
溝口健二
脚本
依田義賢
撮影
三木稔〔撮影〕
配給
松竹
録音
加瀬寿士
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[全部]
11.溝口健二監督の映画は三本目。前に見たのが「雨月物語」と「近松物語」という日本が世界に誇る名作二本で実際にとても素晴らしい作品だったのでこの作品には少々不安もあった。確かに「雨月」や「近松」には及ばないと思うところもあるもののこれもやっぱり名作だと思う。宮川一夫が撮影担当でない作品は初めてだったのだが、やっぱり撮影監督が違ってもこの監督の作り出す映像はとても美しく、つい見入ってしまった。主演の山田五十鈴が当時19歳と若く、後年の黒澤作品などで見せる凄みのある演技とはまた違った初々しい演技を見せているのがとても印象的だった。
【
イニシャルK
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
8点
(2020-05-07 10:47:32)
🔄 処理中...
10.
ネタバレ
小津をして「俺に撮れない映画は溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だけだ」と言わせた、その作品を鑑賞した。なるほど、人を舐めたやつは舐められる。当たり前の理屈だ。芸妓を舐めた男どもに囲まれるうちに、段々と男を舐めはじめる山田五十鈴扮するおもちゃ。これも当然だ。しかし物語は、男を舐めるなとおもちゃを痛めつけたところで、おもちゃが芸妓なんて商売なければいいのだと嘆くところで終わる。巨匠溝口のこの作品の落とし前何処は如何なものか。ここでラストではいけないのではないか?これでは男を舐めた、男側が作った映画ということになる。それでは男の面子がたつまい。ここをきちんと料理した作品だったらなぁと思った。が、男を舐める山田五十鈴の演技は、恐ろしいほどの演技だった。ぞ~っとした。なるほど、小津さんにこの迫力は出せるだろうかとしみじみ鑑賞後、思った。
【
トント
】
さん
[ビデオ(邦画)]
8点
(2016-07-27 01:10:12)
👍 1
🔄 処理中...
9.
ネタバレ
祇園の姉妹、とは言っても中心的なのは妹役の山田五十鈴。で、さっぱり色気がない(笑)。中性的。で、和装、洋装、下着姿、さまざまな姿で登場し、アレコレうまいこと言って男どもを手玉にとる。このあたりのやりとり、どこか落語調で、イヤミが無く、結構楽しい。しかしラスト近く、それまで中性的だった山田五十鈴が、カツラをかぶって芸妓姿となるシーンの色っぽさ。ここにドキリとした直後、手玉にとられた男たちの復讐が待ち受けているという、二重の衝撃。
【
鱗歌
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
8点
(2012-05-17 00:46:41)
🔄 処理中...
8.
ネタバレ
DVD特典で新藤兼人氏が監督溝口健二について語っていた。「祇園の芸妓を人間としてありのままを描いている。彼の作品の根底はこの映画で確立し、溝口流リアリズムとして高く評価された」と。
姉が生まれながらの昔風芸妓だったのに対し、妹は学校出のハイカラな芸妓、姉妹は性格も考え方も好対照だった。義理と人情を大切にするか、お金のためと割り切って上手に振る舞うかは、今日でも問題になるところだ。
妹は自分だけでなく姉のためと思っていろいろ画策したあげく、大けがをする羽目になってしまう。私の心の中には、自業自得だと攻められぬ悲しさが残った。
19歳の山田五十鈴は美しく、この頃から大器を予感させるものがあった。
【
ESPERANZA
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2011-06-24 07:22:33)
🔄 処理中...
7.溝口は、他の日本の名監督たちに比べてユーモアが苦手、って印象があるが、でもこれなんか傑作コメディだと思うよ。だいたい映画の本なんかだと、ラストの山田五十鈴を重視して、社会派のリアリズム映画に分類してしまってるんだけど、どっちかっていうとラストを観なかったことにして、コメディと分類したほうがスッキリするんじゃないかな。それぐらい志賀廼家弁慶と新藤英太郎が傑作で、男どもの卑小さを描いて傑出しているだけでなく、そこに上方文化の伝統にのっとった「愚かという徳」をも感じさせるあたりが、実に見応えがある(旦那が義太夫うなりながら乳母車をあやしてるとことか)。このユーモアセンスが監督の作品歴でもっと活かされても良かったんじゃないか、と私なんかは思う。それと上方女のキッパリ感を出した山田五十鈴の凄味、ラストでやや縮こまってしまう印象はあるがこれも見応え十分。どういういきさつがあるんだか知らないけど、戦後に溝口と山田が一緒の仕事をしなかったのは、日本文化における重大な損失だったと思う。
【
なんのかんの
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-12-22 12:04:52)
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6.
ネタバレ
姉妹モノの多くにあるように姉と妹は古風と革新に分けられ、溝口の多くの女性映画で描かれる封建的社会に生きる女の悲劇を妹の革新さでもって打破しようとする。溝口は女を描くのがうまいと言われるが、実は女を通して社会を描くのがうまいのだとどこかで書いたことがあるような気がするのだが、この映画は女を通して社会を露呈させたうえでそこからまた女をまざまざと見せつけるから凄い。女優・山田五十鈴の貢献度も大きいだろう。まるで漫才のように繰り出される京ことばでの返し言葉に合いの手が喜劇性を高め芸術と娯楽を同時に高度に達成させている。さらに体制に負けんとする強い女が間抜けな男たちにいとも簡単に負かされる悲劇性を強調させてもいる。圧巻は先に書いたようにここで女を見せつけるところ。悲劇が悲劇でなくなる。というより女が悲劇を突っぱねる。絶望というよりも悔しさに満ちた叫びを見せることで女の立場上の弱さと女の本来の強さを提示しているように思えた。映画はここで終わるがこの女の物語はここから始まるのだと思えてしょうがないのだ。そしてそう思わせるのは演出あってのこととは思うものの山田五十鈴という天才の貢献度は極めて大きいと思う。
【
R&A
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2009-02-13 13:04:54)
🔄 処理中...
5.
ネタバレ
何とも堪えられない映画ですね。この時代の情景が見事に切り落とされ、尚且つ時代を経てもさほど変わらないであろう人間の内面にグッと迫っているのですから。丹念に作り上げられた作り手の気迫がジワ~ッと迫ってきます。流れゆく夜景を駆使した車中のシーンひとつとっても、当時のハリウッド映画にも無い拘りや工夫が感じ取れます。しかし70年以上も昔の日本映画ですが、レストランで“横文字のメニューが分からない”と工藤がおもちゃに任せるシーンを観ると“今の自分も大差ないな”と苦笑してしまいました。
【
よし坊
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2008-09-29 06:46:15)
🔄 処理中...
4.溝口作品はどの話もとても判り易いと改めて感じた。なんだろう時代はやっぱり古いのだが時代を感じさせないというか、逆に新しさを感じたりもする。カメラワークなどERのようである。そして流れるような自然な演技も凄い。役者とはこういうものか。本物の祇園の芸子のよう。そう、祇園の町の情景といいドキュメンタリーといっても言いぐらい。でも、こんなに凄い溝口作品の数々をどれだけの人が知り、そして見ているのだろうか。このサイトの役割は大きそうだ。
【
カリプソ
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2007-05-02 00:41:59)
🔄 処理中...
3.
ネタバレ
妹の立ち回りっぷりが見事なものでそれだけで面白い。男は皆軽薄だったりして、ちょっとした様子が喜劇的に映ります。姉妹が互いに心配し合い、互いが相手が心配したとおりになってしまうという決着の付け方も端的で良く、号泣でありながら哀れみよりも逞しさを感じさせてくれるラストは絶妙なものがありました。
【
MARK25
】
さん
[CS・衛星(字幕)]
8点
(2007-04-15 21:32:26)
🔄 処理中...
2.溝口健二監督という人は本当に女を描くのが上手いと改めて思った。芸者の世界に生きる一人の女の世界をこうまでして、力強く描く。流石です。芸者に生きる者でも単なる芸者としてでなく、一人の人間として、きちんと描いている。感心させられます。溝口健二監督らしい構図の美しさ、画面構成の巧みさ、溝口健二監督が一流の監督と言われる要員の一つにある構図の見事さとリアリズム、これぞ溝口映画の基本だとこの映画の中でも感じることが出来ます。話としてはかなり古い気がするものの、それでもやはりこの作品の完成度の高さは役者の演技とその演技を映し出すカメラワークとによって見応えのある作品として観ることが出来るし、どのシーンにしても今の日本映画には見習って欲しいと思うほどの美しさと力強さがあります。それにしてもこれだけの愛憎劇の中で見せる当時、若干19歳の山田五十鈴の演技の素晴らしさ、美しさが光ります。
【
青観
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
8点
(2006-08-31 19:39:02)
👍 1
🔄 処理中...
1.
ネタバレ
文句無く名作。溝口作品らしい余韻を残す終わり方も印象的。「祇園囃子」での若尾文子と同じく当時19歳の山田五十鈴…、どちらの演技も素晴らしかったけどこの山田五十鈴は…。個人的に今まで観てきた山田五十鈴でベスト。当時から変わらない進藤英太郎も良かった。
【
バカ王子
】
さん
[ビデオ(邦画)]
8点
(2006-05-02 23:31:45)
🔄 処理中...
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マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
25人
平均点数
7.48点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
1
4.00%
4
0
0.00%
5
1
4.00%
6
3
12.00%
7
4
16.00%
8
11
44.00%
9
5
20.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review1人
2
ストーリー評価
10.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
10.00点
Review1人
4
音楽評価
10.00点
Review1人
5
感泣評価
10.00点
Review1人
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