映画『シンプル・プラン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

シンプル・プラン

[シンプルプラン]
A Simple Plan
1998年上映時間:122分
平均点:6.79 / 10(Review 131人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-09-18)
ドラマサスペンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-17)【イニシャルK】さん
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監督サム・ライミ
助監督ニュート・アーノルド
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストビル・パクストン(男優)ハンク
ブリジット・フォンダ(女優)サラ
ビリー・ボブ・ソーントン(男優)ジェイコブ
ブレント・ブリスコー(男優)ルー
チェルシー・ロス(男優)カール保安官
ゲイリー・コール(男優)バクスター
大塚芳忠ハンク(日本語吹き替え版)
山像かおりサラ(日本語吹き替え版)
牛山茂ジェイコブ(日本語吹き替え版)
塩屋浩三ルー(日本語吹き替え版)
納谷六朗バクスター(日本語吹き替え版)
水野龍司カール(日本語吹き替え版)
長島雄一ドワイト(日本語吹き替え版)
小形満レンキンス(日本語吹き替え版)
大川透フリーモント(日本語吹き替え版)
音楽ダニー・エルフマン
編曲スティーヴ・バーテック
撮影アラー・キヴィロ
ポール・ライアン〔撮影〕(第二班撮影監督)
製作ジェームズ・ジャックス
アダム・シュローダー
パラマウント・ピクチャーズ
東宝
製作総指揮ゲイリー・レヴィンソン
マーク・ゴードン
配給東宝東和
特殊メイクK.N.B. EFX Group Inc.
ロバート・カーツマン
美術パトリツィア・フォン・ブランデンスタイン
衣装ジュリー・ワイス
編集アーサー・コバーン
字幕翻訳松浦美奈
その他ロバート・G・タパート(サンクス)
ショーン・ダニエル(サンクス)
あらすじ
計画は、とてもとてもシンプルなものだった。その自家用飛行機を知っている者は他に誰もいない。森の中の墜落現場は雪に覆われて、何も見えなかった。当然その中にあった札束を知る者はいない。俺と、兄さんと、兄さんの友達を除いては。だからほとぼりがさめるまで黙っていればいいのだ。こんなシンプルな計画はない。こんなシンプルな…。平凡な人間の小さな欲望が、雪だるまのようにどこまでも転がり続ける様を描く心理サスペンス。
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💬口コミ一覧(8点検索) [全部]

9.コレずーっと観たい、観たいと思ってた。オープニングからその全体の雰囲気、登場するキャラクターの感じといい、コーエン兄弟の「ファーゴ」を思い出させる。大金を目にしてから狂っていく人間関係。語りつくされ、わかりきっていることだけどラストのオチに期待して観てた。まったく滑稽で愚か、反省→再生なんてことはあり得ない、許されないといった救いのないオチでした。たぶんあの夫婦は未来を語ることもなく、ただ淡々と毎日同じことを繰り返しながら一日をやり過ごしていくしかないでしょう。ある意味死ぬより辛いことかもしれない。誰がといわれればいちばん冷酷で信用できないのは、自分は何もせず、あれこれ画策して指示していたブリジット・フォンダでしょう。彼女が何かさせる度に人が死ぬ。つまりそういうことを潜在的に望んだ結果ですね。
envyさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-07 09:30:21)
👍 1
8.ネタバレ 
アタマのいい夫婦が始めに決めたシンプルプランを破ってゆく・・

この夫婦は贅沢ではないけれども、

他のふたりより明らかに幸せのはず・・

兄は援助を受けてその日暮らしのフリーターでひとりで住む。

このビリー・ボブ・ソーントンがすごくよい。




あの役は子供を生みたてというのが鍵です。

守りに入っています。

入る予定の大金は誰にも邪魔させない(爆)

役として一番ヤな役なのに子供を出すから非難できない。

そういううまい脚本で得をしていますが・・

先が読めるストーリーであるにもかかわらず、

緊迫感をいたるところでイベントとして演出し、

最後は静かに静かに後味の悪さが残ります。

これがサスペンス・ミステリーの基本じゃないでしょうか。

もともとサスペンスの王道とは後味が悪いものです。

だから推理小説が売れる。

ベストセラーとなったこの作品の原作はわかるような気がする。

後味の悪さは「二十日鼠と人間」のような感じ。

コーエン兄弟の「ファーゴ」は観ていません。

コーエンといえばライミ監督の「死霊のはらわた」の編集。

そしてライミといえばコーエン監督の「未来は今」の脚本。

と親密なる仲なのです。

雪に現ナマと同じような作品にはなりましたが、

シンプルプランは元がベストセラー小説。

あのスティーブン・キングが絶賛したらしいです。

話が読めるのに面白いサスペンスってちょっとないですよ。

どんでん返しというよりも、

なるべくしてなるという雪ダルマのような転がりがた、

ドミノ倒しのこっけいな哀れさ。

古くはヒッチコックの「ハリーの災難」的な手法なのですが・・





お金のない人間がお金を持つとどうなるのか。

つもりごっこはもうできない。

高級車に乗ってるつもり、

大邸宅に住んでるつもり、

美女と暮らしているつもり・・

そんなつもりごっこが本当になるとしたら?

呪われた(悪いお金)お金は悪い心を呼び、

ひとつついた嘘は引き金となり自分に向けられる。

夢を見ながら愚痴をこぼす生活が楽なのかもしれない。

人間はお金では買えないし、

お金で繋がった営利な人間はなくなれば去るのですよ。

アルメイダさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-28 15:19:17)
7.ネタバレ あまりにもあっけなく堕ちていく。金の魔力ですね。金が出てくると、それまでの過去とかの相手の汚点を徹底的に洗い出して、敵対心をむき出しにしてしまう。怖い。
でもあの奥さんがすべての元凶の気もするが。
θさん [DVD(吹替)] 8点(2006-12-18 23:49:57)
6.サム・ライミ監督の作品とは思えない。まさに正統派サスペンス!巧みな脚本が素晴らしく、最初から最後まで観客の目を釘付けにする作品ですね。最後の最後まで予想外の連続で、本当に「面白い!」と言える映画でした。ビル・パクストン、ビリー・ボブの熱演も素晴らしい!
たけたんさん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-23 17:08:45)
5.ネタバレ 確かにコーエン兄弟的な世界ですが、ラストにあの夫婦がたどり着いた結末はちょっと肩すかしをくらった様な気がしました。ビル・パクストンはこの映画の中で結構人を殺していますが、あのまま平穏な生活に戻れるとはちょっと考えにくいですね。そういう風に感じさせてくれるラストでした。頭がきれるブリジッド・フォンダが指図すると、それがことごとく予想もしない展開になるのがおかしかったです。
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-10 19:33:07)
4.ネタバレ 地味だし見せ場もないものの最初から最後まで緊張感が持続しており、最高クラスのサスペンス映画だと思います。タイトルと同じく映画の内容もシンプルそのもので謎解きや派手なドンデン返しなどなく、描かれるのはジリジリとした駆け引きのみなのですが、この装飾の無さが正解でした。ライミは本作で新境地を開いたと言われていますが、閉鎖空間で登場人物が狂気に追いやられていくという点では「死霊のはらわた」と同様であり、異なるのは舞台の規模とストーリーテリングの切り口のみ。ライミは自身の手腕で扱いきれる企画を的確に選んでいたようです。もしこれが「ユージュアル・サスペクツ」のようなミステリーに比重を置く企画や、「セブン」のような高いビジュアルセンスを要求される企画であれば、ライミは完全な駄作を作っていたことでしょう。また、役者も素晴らしい仕事をしています。オスカーにノミネートされたビリー・ボブはもちろんの熱演なのですが、そんなビリー・ボブと比べると損な役回りである主人公ハンクを演じたビル・パクストンもかなり良いです。なんせ、この映画はハンクにかかっていたのですから。大金を目の前にして普通の人の判断力が狂ってしまい、小さなほころびを修正しようとしてとった行動が次の大きな穴を作ってしまう。そんな物語では、観客はハンクの行動や感覚に納得する必要がありました。決して同情はできないが、同じ立場にいれば自分も同じ行動をとるかもしれないという感覚を抱かせる必要があったのですが、そんな役柄にあっては、「凡人」を演じさせればハリウッド一のビル・パクストンが適任でした。この人が焦り、悩む姿は、まさに大事件をひとりで抱え込まねばならなくなった小市民のそれであり、演技の説得力が違います(誉めてんだか、けなしてんだか…)。。。以上のようにほぼ完璧な映画なのですが、唯一ケチをつけるなら、ニセFBIが現れるクライマックスが作品のテーマから外れていたこと。これだけは気になりました。簡単なはずの計画が人間の欲望や疑心暗鬼によって狂っていくという物語なのですから、ここで真犯人が現れてはいけないでしょう。焦ったハンクは彼を射殺するものの後に本物のFBIであることが判明し、いよいよ誤魔化せないレベルにまで犯罪が行き着いてしまうというオチの方が主題にかなっていたと思います。
ザ・チャンバラさん [地上波(字幕)] 8点(2011-01-23 16:48:05)
👍 2
3.ネタバレ あの町の中だけでドラマが完結していたら、もっと胸をせり上げるような後味悪さになっていたはず。だから「ニセFBI」という正真正銘の悪人の登場が、鑑賞後のワタシを妙に救ってくれたようにすら思う。なんちゅうもんを見せてくれてんだ、サム・ライミ!
なたねさん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-30 23:47:08)
👍 1
2.久しぶりにイヤ~な気分にさせられる作品でした。しかし、いろんな意味で感情を揺さぶられることこそ、映画の醍醐味でしょう。とにかく主人公の心の移ろいぶりがすばらしい。
最初のうちは、巻き込まれ系サスペンスな感じ。「最大の敵は無能な味方」を地で行くような話になるのかと思いきや、欲に目が眩んだ嫁にそそのかされて転落の一途。実に見事な脚本です。
見る側としては、もちろん主人公には共感できないし、応援する気にもなれません。しかし、もし自分が同じ境遇になったとき、同じことをしないと断言できるかと問われると、いささか心許ない気がします。しかも、自分の〝配役〟が主人公なのか、ジェイコブやルーなのか、それとも嫁なのかと考え出すと、ますます気が滅入ります。「イヤ~な気分」の正体はこれです。
余談ながら、本作は「G5」の合作なんですね。その割にはスケールも小さいし、登場人物も少ない。どういう協力体制だったのか、ちょっと知りたいところです。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-09-12 03:14:34)
1.雪深い森の中でたまたま見つけた墜落した飛行機。その中には440万ドルが残されていた・・・。
安月給だが真面目に働き、妻と、妻のお腹の中にはもうすぐ産まれくる子どももいる主人公の男。
冒頭はこの夫婦が一番まともに思える。あとは一緒にカネを見つけてしまった失業中の兄と、兄の友人。
ヤバいカネかもしれないが黙ってれば、うまくやりさえすれば目の前のカネは自分たちのもの。
あぶく銭を前に、普段は見えない人間の持つもう1つの顔を表面化させ、
あぶく銭を前に人間が豹変していく様を地味に、ひたすら地味に見せていく。
見る者に、ここに自分がいたらどうするだろう・・・?と考えさせる、登場人物を絞り地味ながらも設定が見事。
登場人物の冒頭の印象とは裏腹に、このシンプルプランに次第に精神的に耐えられなくなって壊れていく兄が印象的。
演じるビリー・ボブ・ソーントンがこの役に素晴らしくはまっています。
サム・ライミにはこういうスケールの映画ももっと撮ってもらいたいなと思いますね。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-22 18:11:42)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 131人
平均点数 6.79点
000.00%
100.00%
200.00%
353.82%
453.82%
51511.45%
62418.32%
73829.01%
82922.14%
9139.92%
1021.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 7.42点 Review7人
3 鑑賞後の後味 5.71点 Review7人
4 音楽評価 6.80点 Review5人
5 感泣評価 6.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1998年 71回
助演男優賞ビリー・ボブ・ソーントン候補(ノミネート) 
脚色賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1998年 56回
助演男優賞ビリー・ボブ・ソーントン候補(ノミネート) 

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