映画『盲獣』の口コミ・レビュー
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みんなのシネマレビュー
作品情報 モ行
盲獣の口コミ・レビュー
>
(レビュー・口コミ)
盲獣
[モウジュウ]
1969年
【
日
】
上映時間:84分
平均点:7.20 /
10
点
(Review 20人)
(点数分布表示)
公開開始日(1969-01-25)
(
ドラマ
・
サスペンス
・
小説の映画化
・
エロティック
)
新規登録(2004-05-28)【
鉄腕麗人
】さん
タイトル情報更新(2011-12-12)【
イニシャルK
】さん
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監督
増村保造
キャスト
船越英二
(男優)
蘇父道夫
緑魔子
(女優)
島アキ
千石規子
(女優)
しの
原作
江戸川乱歩
「盲獣」
脚本
白坂依志夫
音楽
林光
撮影
小林節雄
企画
藤井浩明
配給
大映
美術
間野重雄
編集
中静達治
録音
須田武雄
照明
渡辺長治
その他
東京現像所
(現像)
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10.
ネタバレ
江戸川乱歩の生誕100周年にあたる1994年。出版業界をはじめ、映画でも、松竹系のRAMPO(黛りんたろう版/奥山和由版)や、カップリング公開の「押繪と旅する男(川島透監督)/屋根裏の散歩者(実相寺昭雄監督)」…と、巷が“乱歩ブーム”に沸く中、某名画座で、乱歩作品のオールナイト上映がありました。私は友人に誘わるまま観ました。
最初に上映されたのが、恐怖奇形人間(1969年・石井輝男監督)であり、拍手喝采の大爆笑で幕を閉じるという独特な空気がまだ残っている中、次に当作品が上映されました。私は何の予備知識もなくスクリーンに向き合ったのですが、さて結果は…。
まず、監禁された空間の中での男女の密室劇という意味で、真っ先に連想したのは、ウィリアム・ワイラー監督のコレクター(1965年)でした。映画化にあたり何かしら影響は受けていたと思います。ただし、コレクターがワイラー監督らしく礼節を保ったやりとり主体の演出に徹していたのに対し、当作品は少しずつ異常性がエスカレートしていくストレートな演出がなされており対照的だな…と思いました。しかしストレートと言っても、四肢を切断する壮絶な最期は、オブジェを通じて間接的に表現されており、露骨な流血に頼らない演出に感動しました。それは周りの観客の皆さんも同じだったようで、先の「恐怖奇形人間」のラストとは異なる、敬意を込めた拍手が場内を包み込み、幕を閉じたのでした。
なお、主演の船越英二さんは、他のレビュアーさん達もおっしゃっているように、私が物心ついたときには、テレビドラマ「熱中時代」の校長役など温和な壮年男性というイメージが強かっただけに、若かりし頃には、このような役を演じていたことにも新鮮味を感じました。
さて、採点ですが…当時の“乱歩ブーム”が無ければ、私はけっして観ることはなかったタイプの作品です。「誰にでもお勧め」とはいきませんが、密室劇の力作として8点を献上いたします。
平成30(2018)年2月25日(日)変更: 【イニシャルK】さんの【江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間:1969年】のレビューを拝読したついでに自分のレビューに目を通したら…冒頭の文面の「RAMPO」が「RAMO」だったことに気づいたので「P」を入れて修正しました。その一環として当作品の「RAMO」の箇所も「RAMPO」に修正…それだけの変更です。悪しからず…
【
せんべい
】
さん
[映画館(邦画)]
8点
(2016-01-31 20:03:26)
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9.
ネタバレ
やや、びっくりしました。江戸川乱歩の原作は未読ですが、おそらくエログロな話なんだろうなぁ、と思っていたのですが、違いましたね。これは怪獣映画だ!母を殺された道夫は怪獣と化し、アキに欲望の限り襲いかかります。しかし、怪獣になったのは道夫だけではなく。道夫に感化されたアキまで怪獣になり、終盤は阿鼻叫喚のSM劇場が開演されます。船越英二の顔がめっちゃ怖い(盲目だから焦点があってないというだけでも恐ろしいのに)上に、緑魔子の鋭い目つきと悲鳴がヤバい。怖い。終盤からの怒涛の狂いっぷりで忘れてしまいそうだけど、道夫のアトリエは考えられないほど怖い。道夫の母の過保護っぷりも怖いし、若さに嫉妬する心も怖い。音楽も怖い。なにこれ、エロコワイ…。
【
カニばさみ
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2014-07-20 19:36:16)
🔄 処理中...
8.
ネタバレ
キャストは3人だけですが、みな見事に乱歩ワールドの住人を演じてくれました。船越のねっとりとした真正のマザコンぶりには寒気がしたし、千石規子のキチ母像にも説得力がありました。そして何より緑魔子。正気を失っていく演技もさることながら、脱ぎっぷりがお見事でした。役になりきる演劇人の姿。裸の出し惜しみをしている人気女優のみなさんは、彼女の爪の垢でも煎じて飲むといいでしょう。緑魔子の妖艶な肢体なくして、本作は成立しなかったと思います。素晴らしかった。エログロ描写のさじ加減も絶妙でした。過ぎては一部の好事家向けになってしまうし、手ぬるいアプローチでは乱歩の毒は伝わらない。強いアングラ色を発しながらも、大衆性を失わなかった事を賞賛したいです。例えば四肢の切断シーン。スプラッター映画なら、大量の血しぶきと共に捥がれた腕を見せたでしょう。でも提示してしまったらそれ以上でも以下でもなくなる。直接的な残虐描写が幅を利かせている昨今、観客の想像力を利用した演出の優位性を再認識しました。乱歩の世界観を味わう映画としては、ほぼ満点の出来。洗練されていない美術セットや褪せたフィルムの色味も含めて、映画の味だと感じます。もしかしたら公開当時より30年経った今の方が、より鮮烈な印象を与えてくれる映画かもしれません。
【
目隠シスト
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2010-05-13 21:08:41)
👍 1
🔄 処理中...
7.乱歩自身、“吐き気を催すほど”と言ったという『盲獣』、その盲獣のオハナシかと思いきや、何と、モンスターペアレンツのオハナシでしたとさ。そんでもって、怖いおっかさんと、怖い憧れの女性との間に板ばさみになった、ダメ男のオハナシでしたとさ。変態映画のように見せつつ、この辺り(映画の前半)は、妙に現実的で身につまされる部分もあります。目の見えない変態男が、女性を誘拐してきて、ヘンテコなオブジェで満たされた倉庫に監禁、彼女をモデルに「触覚の芸術」を作り上げようとする、という変態的なストーリーの中において、彼をサポートするおっかさんの、旧時代的かつ健康的な姿がかえってアブノーマル。変態の中においては、正常こそが変態とも言えますナア。ところで、船越演じる変態男、粘土コネコネしながら、「いままでにない彫刻ができそうなんだ~」とか、しきりに彫刻、彫刻、って言ってますけど、アナタが作っているソレは、「彫刻」じゃなくって「塑像」ではないでしょうか。ま、それはさておき、映画後半は、変態というより退廃路線を暴走していっちゃいますが、だんだんおかしくなっていく主人公の女性の姿に対し、妙に淡々とした彼女の独白が重なり、「アンタ、冷静なのか忘我状態なのか、どっちなんだよ。そもそもこのナレーションって必要なの?」と思っちゃうのだけど、しかし一方で、この異常な映像と淡々としたナレーションのミスマッチが、不気味さを醸し出しているのも事実。この淡々としたナレーション、お昼のワイドショーの「あなたの知らない世界」の再現VTRを思い出させます。ああコワ。
【
鱗歌
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2010-03-24 22:17:03)
🔄 処理中...
6.
ネタバレ
最初の船越英二が女性の彫刻を撫で回すシーンから既に異様な雰囲気が漂いまくっていたが、とにかく凄い、凄すぎる作品だ。人間の裸体を模した悪趣味としかいいようのないアトリエやそこで繰り広げられる緑魔子と船越英二の変態プレイが何とも強烈で怖く、こんな映画を撮れるのはまさしく増村保造監督しかいないであろう。何かに取り付かれたような変態男を演じる船越英二の演技や、彼に協力する母親役の千石規子、船越英二との関係を続けていくうちに盲目になり、自身も狂っていくヒロインを演じる緑魔子と、登場人物が三人とも怖く、中でも千石規子が死んでからのあの展開は見たのが夜中だったこともあってか、眠れなくなってしまうのではないかとか、夢に出てはこないだろうかと心配になってしまった。映画としては船越英二の悪趣味なアトリエのセットがいかにも大映らしい丁寧な仕事で素晴らしいし、増村監督の演出も本領発揮というか、いやちょっとこれは暴走気味と思えるくらいに作品に対する気合いの入り様が伝わってくる傑作だと思うものの、やはり怖すぎてまた見たいとは僕もおそらく思わないかもしれない、でもとにかく本当に凄い映画を見てしまった。
【
イニシャルK
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2008-10-30 15:39:04)
👍 2
🔄 処理中...
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5.
ネタバレ
小学校の頃全巻制覇した記憶が有る「江戸川乱歩・少年少女明智小五郎シリーズ」には、確か『盲獣』なんて作品収録されてなかったよなあと、無邪気な少年の頃に戻った気分で鑑賞しはじめました。・・・えっ?・・・あれ?おいおい、これって・・・ちょっと・・・ひいいいっ!なんじゃあっ、こりゃあっ!!ガキの時に、もしこんなん読んでた日にゃ、トラウマで今よりもっと屈折した人生歩んでいた事必至ですわ。でもわかるわかる、セックスって刺激がなくなってくると、よりシチェエーションや手を変え品を変え、快楽をとことん追求しようとしてしまう貪欲な生き物なんですよね、人間って。僕は当人同士さえ同意の上ならという条件付きで、ことエロに関してはどんなプレイも有りって考えている人間なんですが。あ、でも痛いのは嫌かも。ラストに至っては、正に昆虫雄雌交尾を思わせる二人の絡み合いに、扇情的な内容ながらも真面目に人間の究極の性愛を捉えようとしている増村監督の意気込みが伝わってきます。切断シーン、もし血しぶきなんか上げさせたら評価落とそうと考えてたんですが、そこは慎ましい処理だったんで気に入りました。いつもの飄々とした二枚目役の時とは顔つきまで変貌させ盲人を演じた船越英二がとにかく凄いっす。エロに王道なし、変態道万歳!!
【
放浪紳士チャーリー
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2008-08-22 11:46:16)
👍 4
🔄 処理中...
4.
ネタバレ
ヤバイです。もう最初からとにかくヤバイです。緑魔子演じるモデルの彫刻を撫で回す船越英二、物凄い変態ぶりです。増村保造監督、もう、あなたの創る世界は本当にどれもがヤバイです。本当に変態です。変態映画を撮らせたらこの監督の上を行く者はいなでしょう!船越英二のあの変態ぶりに加えて緑魔子の変態女ぶりも凄まじい。生まれた時からずっと眼が見えなくて不自由な生活をしてきた船越英二、この二人と船越英二を一人で育ててきた母親との壮絶なバトル、息子への嫉妬、息子を逆に誘惑する女への嫉妬、女と女の女にしか解らないであろう嫉妬、監督の増村保造て人は男なのにどうしてここまで女の気持ちを描けるのか本当に不思議だし、頭が下がる。謝って母親を自分の手で殺してしまった息子、船越英二と悪魔のような女、緑魔子の二人の演技が本当に怖いぐらいで間違っても夜には見れません。あの女の人の裸ばかりの蝋人形のセットも本当に不気味!人間の感覚をまるで人間ではなく昆虫のようにして描くと同時に人間の愛の怖さ、深さまで同時に描き切る。正しくこの監督の本領発揮の凄い映画!あまりの怖さにもう一度、観たいとは思えないが、ここまで人間が壊れていく様子を描いた作品はそうはないと思うぐらいこれは観ていて本当に怖かった。正しくタイトル通りの映画だと感じるとにかく怖い、怖い、そして、何もかも本当にヤバイ映画です。
【
青観
】
さん
[DVD(邦画)]
8点
(2008-07-13 11:33:28)
👍 3
🔄 処理中...
3.緑魔子と船越英二の実質的な二人芝居。しかし、飽きない。徹底的な倒錯の美。緊張感あふれる閉塞感。増村保造の実験精神とアート的感覚と娯楽性が良いバランスで配合されている。そのバランスが、後年は崩れてしまったのが、本当に残念です。
緑魔子は『大悪党』でも身体を張った良い演技をしていて、実はひそかに増村映画の隠れヒロインなんじゃないかと思っています。
【
いのうえ
】
さん
[ビデオ(邦画)]
8点
(2007-02-15 23:53:59)
🔄 処理中...
2.
ネタバレ
トラウマになりそうなくらい強烈な作品。緑魔子は「眠狂四郎」でも見たことあるけど相変わらずの魔性っぷりだったし、船越英二はこんな役も出来たのかというくらいの変態だった。美術セットにしてもよく造ったなぁってぐらいの壮観さ。映像で楽しむ作品かなぁ。
【
バカ王子
】
さん
[CS・衛星(邦画)]
8点
(2006-05-11 00:00:56)
🔄 処理中...
1.スッゲェなぁ、こりゃあ…。盲目故に妄想を誇大化させ、触覚を鋭敏に研ぎ澄ませた男。獲物となった女は闇に囚われ、やがて自身も光を失い、触覚世界の住人となる。盲獣と化した雄と雌の根源的な本能が、暗黒の中で限りなく蒸留され純化していく。エスカレートした触覚の欲望は、痛覚の欲求へと至り、遂に禁断の領域へと達する…。ダリを思わせるシュールなセットの中で、イッちゃってる船越英二と処女だと言い張る緑魔子が、凄いコトになっていきます。江戸川乱歩自身をして、「ひどい変態ものである」と言わしめた原作が著されたのは昭和6年(満州事変の年)。こんな昔に、既に究極のフェティシズムが表現されていたとは、全く持って勉強不足を痛感致します。ということで、少し気後れしつつ気圧されて、つい8点献上。
【
sayzin
】
さん
8点
(2004-12-07 00:04:25)
👍 1
🔄 処理中...
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マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
:7日以内に新規投稿
★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
20人
平均点数
7.20点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
0
0.00%
4
1
5.00%
5
0
0.00%
6
5
25.00%
7
3
15.00%
8
10
50.00%
9
1
5.00%
10
0
0.00%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review1人
2
ストーリー評価
10.00点
Review1人
3
鑑賞後の後味
9.00点
Review1人
4
音楽評価
10.00点
Review1人
5
感泣評価
6.00点
Review1人
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