4.ネタバレ 実は『黒いジャガー』のゴードン・パークスが監督した映画だと私はずっと勘違いしていまして、メガホンをとったのは息子のJrの方でした。親父のゴードンは調べてみると写真家、詩人・小説家、音楽家とけっこう多才な人物だったみたいで驚きました。息子の方は飛行機事故にあって80年代まで生きのびることは出来なかったのは残念でした。 この映画は、麻薬の売人として成功した主人公がなぜか足を洗って引退するために最後の大勝負に挑むというのがストーリーですが、いくら70年代とは言っても倫理観の欠片もないお話しには辟易とさせられます。まるで煙草のようにコカインを吸いまくる登場人物たちには、観ているほうが感覚を麻痺させられそうです。これは当時のハーレムの実態だったのかもしれませんが、当時の観客だった青少年には悪影響を与えたことは十分考えられます。確かにカーティス・メイフィールドの音楽はしびれるほどカッコよいけど、歌詞はもう滅茶苦茶ダークで引いてしまいます。「俺たち黒人は今まで虐げられてきたから、反社会的な行動をしても許されるしそれがカッコよいんだ」という驕りが透けていて、とてもじゃないけど共感出来ません。まあ大したアクションもなく典型的なB級ブラックスプロイテーション映画だと思うんだが、『死ぬまでに観たい映画1001本』に選出されるなど近年に評価が高まっているそうな。比べるのもなんなんだが、同時期の東映ヤクザ映画の方がよっぽど出来がイイと思いますよ、こういう麻薬に甘い米国の大衆文化はほんと困ったもんです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2025-05-27 23:06:48) 《新規》
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★3. ネタバレ 意外に評価低めですね。音楽と服装や車がかなりいい感じでアングラ感漂う雰囲気がメチャナイス。主人公のあんなコート似合う日本人なんかいるのかなー。プッシャーの人生を綴ったストーリーの原点みないな作品じゃないんですかね。ストーリーも簡潔。1970年代という感じで、変にこねてない所がかなりいい。 【トメ吉】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-04 10:47:24)
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2.題名からジミー・スヌーカーを思い出したというだけの理由で借りて観ました。クスリの売人のクスリの仕入れ・販売に関するお話で、全編を覆い尽くしている薄汚さとチープ感が音楽と歌で更に引き立てられておりました。主役がひっきりなしに鼻から粉を吸っている姿に、人生を投げた輩ならともかく、そうでない者がこんなものの深みにはまってはいけないのであり、また、こんなもので金儲けをする外道が撲滅されん事を思いました。
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1.アングラな感じの映画ですね。キャラが効いてると思います。この70年代の音楽がしょっちゅうかかるんで、そのへんが好きな人にはオススメかも。 【あろえりーな】さん 5点(2004-06-08 21:45:53)
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