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皮マンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 225
性別 男性
自己紹介 当方のレビューは全て独断と偏向に満ちております。
「公平・公正なレビュー」などというつもりは金輪際毛頭まったくありませんので、どうぞご安心ください 。

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81.  夢のチョコレート工場
チョコレート工場へ行くはずが着いた先は泥人形系見世物小屋!どうにもうすぎたない色彩設計。こんなところで作られた食品は絶対に喰いたくないぞ。この手の制作側の思いがまるはずれの異形の作品はちんまりまとまった作品より結果的には面白い場合が多かったりする。しかし本作はミュージカル仕立てでありながら肝心の唄がスコア、歌詞ともにまったくつまらないという致命的な欠陥を持っている。特に歌詞はあまりに説明的に過ぎて想像力のかけらも感じられない。んなばかな。楽曲の良さがあってこそ‘演者がいきなり歌い出す’なんていうおぞましいフォーマットをやっと許容できるというのに。歌パートに入るとそれまでの昂揚感がいちいちしゅるしゅるしぼんでしまうなんていうミュージカルは初めて見た。アリス式の不条理譚に勧善懲悪を持ち込んだ点もいただけない。意味なしはすっぱりきっぱり意味なしでないとイカーン。
[DVD(字幕)] 3点(2005-09-10 15:06:31)(良:1票)
82.  リベリオン
スタイリッシュな映像。華氏~とマトリクスとブレードランナーと1984とブラジルあたりから拝借してきたとおぼしき暗黒の未来観から、シリアスなSFかと思って観ていたが終盤[ガンカタ]が登場してはじめてこの作品はコメディなのだと気が付いた。いったいあのようなバトルをギャグ以外どう解釈できるというのか![ガンカタ]がいかなる武術かを書き記すことはむずかしすぎて俺には無理だが例えば自分にむけて発射された銃弾を拳銃で打ち落とし続けたらそれはどうみたってギャグでしょう?そんな感じ。そう考えると名画代表としてのモナリザやかわいいもの代表としてのワン公も身もふたもないベタさねらいということで理解することができる。終始大まじめ風の演出も一発でギャグに変貌させてしまう[ガンカタ]のパワーはまさに圧倒的で、できればあと10分連続で[ガンカタ]バトルを堪能したかった。そうすればこちらの脳内も未知の領域までトリップできていたでありましょう。おしいなぁ。
3点(2004-10-15 20:35:10)
83.  マトリックス レボリューションズ
「あんた救世主だから」と言われた男のとまどいと恍惚を疑似体験させてくれた1作目の物語性は、深い見識があってのことではなく偶発的に生まれた美点だったことが2、3作目によって証明された。同様に哲学的ムードも“バカ隠し”の目くらましだったようだ。最後に出てくる大ボスが“でかい顔”というオズの魔法使い以来使い古された先祖帰りのようなイメージしか提示できないのなら、私は同じ事を素直にのびのびやっていた『トロン』の方を取りたいと思う。それも大急ぎで!
3点(2004-04-12 01:35:54)(笑:1票)
84.  大巨獣ガッパ
僭越とは存じますが下のsayzinさんの疑問に答えさせてください・・・●タコがでかすぎ:過去、スダール(ウルトラQ)やコング、対バラゴンフランケン(但し海外版)と戦った巨大ダコの例から類推すると日本怪獣界では無理のないサイズかと思われます。●誰が茹でたか:これはガッパです。ガッパが水中で火炎を吐くことによって茹でたとしか考えられません。●なぜ茹でダコを咥えて上陸したか:母ガッパが子ガッパに与えようとして咥えてきたのです。これは大伴先生監修の怪獣図鑑にそのような記述がありましたので定説と思われます。茹でてあるのは消化をよくするためでしょう。・・・というようにあのタコは、母ガッパの子供を想う気持ちを表した重要アイテムなので、間違ってもばかにしたり笑ったりしてはいけません。むしろ泣くべきなのではないかと考える次第です。
[映画館(邦画)] 3点(2004-03-11 15:00:36)(笑:1票) (良:1票)
85.  トレイン・ミッション
「劇団通勤電車」という体の犯罪集団が、一人のおっさんをドキドキハラハラさせるため?に 心を込めてびっくりイベントを仕掛ける。 このミッション犯人側からみたらまずインポッシブルですよね。 成功確率0パーセントなのによくあそこまでがんばった! しかしやっぱり何のため??? これほど意味なしで回りくどい方法に固執する面白悪人は怪人二十面相以来じゃないでしょうか。 主人公は小林少年のその後だと思えば納得… できねえよ!
[インターネット(字幕)] 2点(2019-03-21 16:14:25)
86.  インターステラー 《ネタバレ》 
冒頭で語られる植物の疫病のため人類窒息というプロット。なのに重要な酸素供給源であるはずの海藻類がどうなっているのか全く語られないのでこれは怪しいと思ったら、案の定ハードSF風味のトンデモ映画でした。アポロ計画風の原始的な打ち上げのブースターと、未知の惑星を縦横に飛び回るスタートレック並の高性能探査機が同居する世界観が、図らずもその科学考証のいい加減さを視覚化してしまっている。相対性理論と不確定性原理の統合とか特異点とかそれらしい科学用語が沢山出てくるが、ただの雰囲気とご都合主義に利用されるだけで、それらがどういう理屈でどう話に絡んでいるのか観客にきちんと理解させる気はないように見えるし実際よくわからない。パーみたいな単なる悪人が出てきたり陰謀論が語られたり自己犠牲によるお涙頂戴と、重苦しい文学性のありそうな雰囲気もSF的プロット同様のお安さに溢れている。更にとってつけたようなサスペンスもテキトー。ブラックホールに落ち込むというえらい難儀な事態のはずなのに何が起こったか不明のままハッピーエンド方向に収束。ここらへんディズニーのバカSF「ブラックホール」と一緒。そういえば子分のロボットもビンセントみたいだ。ぶっ壊れたのが出てくるし。一事が万事この調子のラフさで、誠実さに於いて同じマコノヒー氏出演の傑作ハードSF「コンタクト」の足元にも及ばない。「ソラリス」に影響を受けたとか監督が言ってるらしいが笑わせるにも程がある。
[ブルーレイ(字幕)] 2点(2017-09-25 06:49:29)(良:1票)
87.  サンシャイン 2057 《ネタバレ》 
物語性不足もはなはだしい。おおまかなストーリーは東宝作品「妖星ゴラス」のアバンタイトル=隼号突入のエピソードみたいなもの。到底2時間持たせるような内容ではない。前任のイカロス1号が謎の救出信号云々〜の月並みなエピソードが挟まれているが、ストーリーを盛り上げることに一切貢献していない。それどころかホラー調になってSF作品としての焦点をぼやかしてしまっている。ミッション変更の瀬戸際に立った乗組員たちが「多数決ではなく、科学者としての正しい選択をしよう」という耳を貸すべき台詞が出てくるが、その後の選択の根拠というのが全く科学者らしからぬ「爆弾2個ならミッション成功率2倍!」などという丸八真綿のCM(ご存じない方はyoutubeで見てみてね)並のトンデモさでタメにする脚本ここに極まれりの感があった。真田広之は何を考えているのかさっぱりわからない。特攻賛美のようなヒロイックな演出も鼻につく。名作「スラムドッグ・ミリオネア」の奇跡的脚本をみごとにまとめ上げたスマートな監督とは思えない凡作だ。
[ブルーレイ(邦画)] 2点(2016-08-12 11:55:39)
88.  エンジェル ウォーズ
アニメ「少女革命ウテナ」からの影響が感じられる。ウテナでの学園を精神病院に置き換えると主要登場人物の配置に多くの共通点が見いだされる。また「世界を変えるのは自分を変えるために戦うこと」というテーマから、スタティックなドラマ部分に幾度かの決闘が挟み込まれる構成からラストのオチに至るまでウテナにそっくりだ。これはインスパイアド・バイ〜くらいのクレオジットは入れて欲しいレベルではないか。但しウテナが日本アニメ界の隠れた金字塔として世界に誇るべき深みと文学性を持っているのに対して、本作にはそれらの重みがほとんどない。折角いただいた深いテーマもとってつけたようで、残るのは殺戮シーンの殺伐とした印象ばかりだ。この 深さ1:脳天気さ9 といった不自然な割合は、本作の制作者がオリジナルを生み出す苦労をしていない安易な模倣者であることの証左だ。しかも引用元を想起しないくらい劣化させている。ただあばれるだけでバリエーションに乏しい戦闘シーンはひとつにして、脚本をブラッシュアップすることにもっと力を注いで欲しかった。たとえ借り物とはいえ普遍的で重要なテーマを扱っているのは間違いないのだから
[DVD(字幕)] 2点(2016-07-13 11:02:55)(良:1票)
89.  巨大アメーバの惑星
これ見たかったんだよ。大昔(30年くらい前)雑誌スターログかなんかで「コオモリグモ」の写真を見ていらい、おおいに気になっていたわけ。しばらく馬鹿高いソフトしかなかったのが、最近低価格のDVDが出たので買ってみた。覚悟していたとはいえ、いや〜、ひどい映画でした。人類初の火星探検というミッションのリアリティがまったくない。宇宙船のインテリアがいやに広い普通の四角い部屋。宇宙服を収納しているのがアメリカの高校にあるみたいな普通のロッカー。そこで肩書きだけは科学者なのに顔つきに知性のかけらも感じられないような人たちが、うだうだと女子隊員を口説いたりしている。緊張感のないこと甚だしい。火星上陸直前にする準備といえば実験器具や武器をただ磨くだけ。その手の科学考証の駄目さに目をつぶるとしても、映画の文法を無視した素人くさい演出と編集には本当に驚いた。窓から火星の景色を見て隊員が「不自然な静けさだ」とか「何者かに監視されているような気が」とかだらだらだらだら言っているのに、決してそれがどんな風景か観客である我々には見せてくれない。これにはほんっとにイライラした。ここらへんの映画の中盤で萎えきって、楽しみにしていたコオモリグモもなんもかんもどうでもよくなってしまったよ!
[DVD(字幕)] 2点(2015-10-29 14:17:29)
90.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 
説明調の台詞、同じく説明調の音楽、良い奴と悪い奴しかいない人間観、どうでもよい恋愛譚、惨事が起こっているのに痛みのない事故描写、橋の上での攻防で終わりのスケール感のなさ、なにより「短時間で知能が高まるということは如何なることか」をまともに考察した気配のない杜撰なシナリオ、等々がっくりくることばかり。観客はサルじゃないんだぞ!
[映画館(字幕)] 2点(2011-11-21 09:10:14)(笑:2票) (良:3票)
91.  ペネロピ 《ネタバレ》 
可愛いブタ鼻の娘を醜い怪物として見立てなければいけない点に呆然とした。ペネロピは鼻が上向いているだけで、髪はツヤツヤお肌はすべすべだし、性格もセンスも良い大金持ちのお嬢様ではないですか。豊満というリッチ嬢最強の美点が失われてしまったのは残念至極ではありますが、それでも彼女ならウンコだって良い匂いがしそうだよ!はたして彼女を見た男どもが驚いて逃げまどうなんていう極端な演出が、外見葛藤テーマを描くのに必要ですかね。あんな鼻(耳もらしいがいいかげんに扱われていてよくわからん)、現実にはちょっと歯並びが悪いくらいのもの。彼女のささやかなマイナスの属性は圧倒的なプラスの属性に初めから完全に埋没していて説得力ゼロですよ。なんだかな~と思いつつ最後まで観て感じたのだが製作者の仕掛けたギミックが別にあるようだ。というのは…小人役者が狂言廻し的な役に就いているのだが、小人であるという彼の属性は劇中特に意味を持っていない。ペネロピを追うカメラマンというのが役所で、一瞬「なんで小人なの」と思わせるが、演技の上手さもあって違和感はすぐに消える。「偏見を持たれがちなものもすぐに見慣れてしまうでしょう?」という作品のテーマをこっちでさりげなく具現しているわけだ。それもサブリミナル的に。これは禅の方法論に通じるなかなか高度な戦略であって、言葉で説教されるより深く心に届く効果がある。ラストにペネロピが素の鼻に戻るくだりにたいしたカタルシスがないのも、素顔のリッチ嬢がちっとも魅力的に見えないように撮っているのも確信犯のように見える。以上の点を踏まえると高評価を付けたくなるのだが、本筋の部分のあまりの粗雑さが気になってそれを許さない。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-05-18 11:36:53)(良:2票)
92.  蝿男の逆襲 《ネタバレ》 
やる気のない続編の見本といった趣の作品。この手のマッドサイエンティスト物の見所のひとつに研究室の造形がある。巧妙に設計されたセットはそれひとつでどんなむちゃをも通してしまう説得力を持つ場合があるんだけどね。この作品はその点ひとつとってもいいとこなしでベニヤの箱に電飾をくっつけただけの器材しかない部屋で人とハエをくっつけたり元に戻したりされても困ってしまう。どうみても前作とは違う条件での実験なのにやっぱり頭部と片腕がハエ化するってのもあまりに投げやりな感じ。一作目もホラー寄りのSFだったがもはやSF的な喜びは微塵もかんじられない。せめてくっついてたものをどうやってはがすのか、ヨタでいいからそのプロセスを説明して欲しかったなぁ。
[ビデオ(字幕)] 2点(2004-11-08 00:27:12)
93.  ラスト サムライ
きょうぼくはニュージーランドにあるサムライランドにいってきました。 おもったよりゆうだいなところだったのでおどろきました。 ウエストワールドみたいなテーマパークなので人殺しもしほうだいだし、 いくらきられてもテッポウでうたれてもへいちゃらです。 いちばんえらいサムライはハナシずきなのかえいごでべらべらはなしかけてくるのでちょっといわ感がありました。 けっきょくサムライはむやみに死にたがるばっかりで、ブシドーってのはなんだかよくわかりませんでした。 きいろいニホンじんはぼくたち白じんとちがって、死なないとなんかキマらないからしかたないのかな・・ ころされてからアタマを下げられてもいみないし、ぼくはハラキリもしませんでした。 でもカッコいいニホンのヨロイも着ることができたしまんぞくしました。 えっちなオプションをもっとつければよかったかなとおもいます。
[DVD(字幕)] 2点(2004-06-19 19:27:44)(笑:6票) (良:4票)
94.  ミッション:インポッシブル/フォールアウト
例によって僅かに目新しいのはトム・クルーズが老けて緩んだことくらいで他は一切新味がない。例によってデ・パルマ版から一歩も進歩を見ないって一体どういうこと? 母さん助けて詐欺でさえどんどん脚本が更新されているのに彼らは20年以上演目が全く変わらない。今時テレビの偽ニュースに引っかかるなんて悪人もたいがいトロすぎでしょ。そのうえ例によってミッション成功が約束されている世界観の中でサスペンスを持続させる工夫にも見るべきものが見あたらない。殴り合いの舞台の高所がいくら高くなってもyoutubeで現実の危険行為を見まくっている身としてはもはや何も感じない。爆弾解除までの残り時間が0.1秒になったからといって7秒(ゴールドフィンガー)の70倍はらはらするわけでもない(ご都合主義感だけは70倍だ)。なにか前作までの人間関係を引きずってドラマの足しにしているつもりのようだがそれも雰囲気だけだ(第一んなもんいちいち憶えてねえし!)。例によって過去の設定を食いつぶすだけで何も創造していないのはいかにもJJエイブラムス印といった感で例によって腹立たしいことこの上ない。
[インターネット(字幕)] 1点(2019-07-13 10:42:34)
95.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 
なんだこれ?いい話風の雰囲気だけでぬるぬる進む気持ち悪い演出に意識が混濁したせいか話がよくわからん。分かったところで展開するのはマトリクス、トータル・リコール、ソラリス、2001年、アウターリミッツ等々どこかで見たようなイメージのサンプリングだけ。オリジナリティゼロ。ストーリーテリングのセンスも全く感じられない。なんて志が低いんだ!センスのかけらも感じられないSF的ガジェット類も「アバター」みたいなダサさでイタいものばかり。なんだよあの昭和のラブホみたいなスケベ風呂。ドローンって、SF作品にあって既に時代遅れっぽくないか?特攻礼賛のお安〜い感動にもゲンナリ。メイキングを見たら地の果てみたいな所でロケしたりCGかと思ったプロップが実物だったりと、あさっての方向に異様な努力が成されているようなのだが全くと言って良いほど効果を上げていない。そんなことばかりに力を入れて仕事したような気になるなよ!もっとSFと脚本と演出の勉強してくれ!
[ブルーレイ(字幕)] 1点(2017-08-21 09:56:45)
96.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
これはがんばって45分しか持たない内容だろう。荒っぽい脚本のどんでん返しのための純粋どんでん映画。こういうものを未体験のウブな人には楽しめるのかもしれない。しかし制作年からいってあまたの類似作品のある手垢の付きまくったどんでん手法であり、まったく新味がない。どんな画作りも許されるこの設定なら悪夢の見せ方に美学が欲しいがそれもなく、あるのは必然性を感じない陳腐なゴア描写ばかり。囚人の造形もダサすぎて見るに堪えない。本作と共通する構造を持つ「怪人カリガリ博士」のエレガントな不思議さ・異様さ・不気味さ・色っぽさを少しは見習って欲しい。1962年で既にあれだけのものが作られているんだぞ。
[DVD(字幕)] 1点(2016-07-26 09:55:08)
97.  ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
つまらない。主人公を含め登場人物すべてがまともに人物設計された気配が無い。そのため語られるエピソードに説得力というものがない。テキトー、場当たり的、ご都合主義。何がどうしてどっちに転ぼうが何の必然性も感じられない。笑えないコントの脈絡無い羅列、最後の最後まで制作者の腹づもりひとつでどうにでもできる話。そのうえで監督は最終的に極めて南部的、保守的なところに着地することを選択している。表層的な鈴木おさむ作品みたいで不快なことこのうえない。 背景に共通点のある「ヤング・アダルト」の深い人間観察をちょっとは見習うべき
[DVD(字幕)] 1点(2013-09-05 09:26:45)
98.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
スタートレックの新作を見にいったら、パチモンにあたっちゃったって感じ。シリーズの持つ独創性及び知的要素は驚くほど少なく、前作から顕著になった軍隊臭、熱血マッチョ指向がさらに加速している。エイブラムズ氏は基本設定及び過去の遺産をこねくり回すことに終始し、もはやオリジナルを冒涜の領域に至った。もうこれ宇宙が舞台の必要まったくありませんから!いきなり土人みたいな宇宙人に普通に槍投げられておっかけられますから!落下は全て1Gですから!エンタープライズのブリッジチャラチャラしていてデパートの化粧品売り場みたいですから!媚びたようなつぶらな瞳をした小さな宇宙人出てきますから!ワープしたエンタープライズの航跡に汚らしいゴミみたいなもやもやしたもの残りますから!連邦の新型鑑5倍くらいでかいだけでエンタープライズと同じ形ですから!で、色黒っぽくて悪い奴が乗っているの分かり易いですから!そいつがワープ中に普通に追いついてきますから!同じくワープ中にどっかんどっかん攻撃されてエンタープライズ素で横向いちゃいますから!転送はできたりできなかったり恣意的でなんかテキトーですから!シャーロックがまんまマトリクスキアヌの物真似してますから!スポックただの感情的で粗暴なお兄さんですから!そんで007なみの根性で走り回りますから!ぶっ壊れたエンタープライズのエンジン、カークが蹴っ飛ばすとマジ直りますから!死んでも絶対生き返るのが分かっているのに泣かせるような押しつけがましい曲グワーンですから!結局暴力で全てのカタがついちゃいますから!!! お願い誰かこの監督クビにして!!! と、ある意味エキサイトする作品だった。うれしくな~い。次作では善人と悪人の対立などというそこらじゅうに転がっている陳腐で腐りきったハナシではなく、オリジナルシリーズの持つ崇高な理念「想像を絶する新しい文明、新しい生命」にふれてエキサイトしたいものだ。
[映画館(字幕)] 1点(2013-08-24 21:53:17)(良:4票)
99.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
なんだこれ???純粋どんでん返し映画とでも言えばいいのか?スーパーシネマ方式(マルシー水野晴郎)か?夢オチよりばかばかしい無内容の極み。延々延々並ばされて一瞬で終わるディズニーランドのアトラクション並の食い足りなさ。130分も尺があるのに映画作品を観た気がまったくしないというある意味斬新な体験。イベント自体が誕生日のプレゼントということらしいが、ずるずる日をまたいじゃってるし。この話、せめて誕生日1日の話にまとめなきゃ洒落もきまらないよ!
[DVD(字幕)] 1点(2013-07-31 08:22:05)
100.  キック・アス
大ネタから小ネタまで、いろいろバランスの悪さが目に付きノれない。リアリティラインが思い切りブレるのは意図してのものかと思うが、そのことをはっきりと伝えるメタな視点がない。CGで作った暴力シーンは腹にナイフが刺さる描写など必要以上に生々しいのに、格闘シーン(特に子供の)は物理法則を無視しており両者が整合しない。そんなご都合主義的アクションならフライパンかビール瓶で頭を殴るくらいにしといて欲しいよ。ヒットガールはイヤなガキでまったく可愛げがない、というか気持ち悪い。殺戮シーンに流麗な曲がかったりするが、その根拠がはっきりしないし耽美的でもない。対位法は好きだがここまで安易な使い方をされると不愉快だ。殺すことに葛藤を感じる必要がない、ショッカーの下っ端みたいな単なる殺され役の純粋悪人たちを、何人やっつけてもドラマ的には一向に盛り上がらない。なんだかそのうすっぺらな感じが馬鹿っぽく、気の滅入る作品だった。
[ブルーレイ(字幕)] 1点(2012-10-01 15:29:14)
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