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こばやんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 147
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/c_koba_86/
年齢 36歳
自己紹介 ☆進学準備。
4月から無事大学生になることが決定しました。
色々受けた末、幸か不幸か自宅からチャリで10分という近場に収まったため、ほぼ準備することがなくなりました(-。-;)
高校のが10倍以上遠かった(´Д`)

そんな感じで、暇さえあれば映画観てます☆
目指せレビュー数200です!

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1.  間宮兄弟
ストーリーを追っていくと、この作品は間を楽しむ作品なんだと思う。何というか、中学や高校で見せられた家庭科のビデオを見ている感覚に似ている。ストーリー自体にあまり意味はないが、映し出された被写体のみを追うと面白く見えてくる。しかし、その間が綺麗に埋まってないんですよね。肝心なところで音楽を使ってみたり、スローモーションを多用してみたり。そこは無音でそのままの状態を味わいたいのに……というシーンが多々見受けられる。そのせいで間延びしてしまってる印象が強い。中島みゆきが登場すると場を掻っ攫ってたのと、ベイスターズファンという設定は良かった(^^;
[DVD(邦画)] 5点(2007-03-16 13:58:05)
2.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
なるほど、皆さんのレビューを読んでみたら酷評されている理由がなんとなくわかりました。ストーリーのみを追って行くと、退屈で仕方ないかもしれないですね。映画は娯楽であるという観点から言えば、限りなく0点に近くてもおかしくないかもしれません。しかし、本作の良いところはもっと根本にあると思います。人間が第二の誕生を果たすと、必ず誰しもが「生きる意味」について考えますよね。「生」と「死」が自分の中で葛藤し、自分がしていることに虚無感さえ抱いてしまうこともあります。本作はこれがテーマだと見ます。これを見つけられなければ、終始退屈と感じることは必至でしょう。当然、出てくる答えはありません。それでもわかっていることは、これからも生き続け、やがて死を受け入れなければならないということ。そこに中途半端さを感じた方がいらっしゃるかもしれませんが、逆に結論が出てきてしまうと、それこそ説教臭くなってしまうのではないでしょうか。これは説明不足ではなく、必然的であるように思えます。先に書いたように、娯楽という観点からの評価は低いです。ジブリが「ブランド化」してしまっているので、世間が、万人が楽しめる作品を望むのは当然だと思います。本来、アニメーションの主人公であるはずの子供が無視されており、その点は僕も残念です。しかし、本作は昔のジブリ作品を観て育った大人へ向けて作られた作品であると理解します。劇中では問題提起のみで、後は自分で処理をしなければならないのです。ジブリであるからこそ作られた作品が、ジブリであるがために酷評されてしまうのは大変残念です。しかし、こうした内容を、初監督作品にして真っ向から描こうとした宮崎吾朗監督には拍手を贈りたいと思います。
[映画館(邦画)] 8点(2006-08-05 22:22:25)(良:3票)
3.  嫌われ松子の一生
うーん、これはスゴイ!これこそ時代が求めていた作品でしょう!今日の邦画界は金儲けのための商業映画か、監督の自己満足映画しか作られなくなってしまった。けれど、どんなに良い映画だとしても、万人に受け入れられて初めて評価されるものだと思うわけです。だからこそ、商業主義を味方につけて濃い味付けに仕上げるというのは、とても良い姿勢。故に、好き嫌いがキッパリ分かれそうな作品でもあるのですが。勿論、中身もとても深い。誰につまらん人生と言われようが、そこにはしっかりと生きた強い松子の姿があるわけで。同時に、弱さも描かれていて、その点で、実に巧いなぁと思わせてくれる描写がたくさんあります。たくさんありすぎて、語り尽せないデス。なので、ここでは「光GENJI」について取り上げてみます。人は弱いから人を求め、宗教を信仰し、過去にすがりつく。常に何かよりかかるものがないと、もう死んでしまうしかない。その極みが「光GENJI」なんじゃないかなぁ。「私の人生にもう誰も立ち入らせない」と誓った松子が、同じ人間だけど、結局のところはバーチャルであるアイドルにハマっていく。そして、今までの男にしたように、自分の過去を伝えようとする。ここに松子の弱さと不器用さが色濃く出ていると思います。だけど、そんな松子の姿に涙が止まらないのです。それは、少しでも共感できる弱さがあるからなんでしょうね。まさに、「人間」を真正面から描いた作品だと思います。
[映画館(邦画)] 10点(2006-06-06 17:49:51)(良:2票)
4.  デビルマン
はい、遂に観てしまいました。ネットの酷評を見て、かねてから一度は観てやろうと思っていた作品なのですが、噂どおりのクソ映画でした。皆さんおっしゃっている通り、他のツマラナイ作品を観たときの抗体としてしか価値を持たない作品、作品という言葉すら合わないしょーもない物体です。受験生なのにこんなの観ている僕は、明らかにマゾ。そしてこのしょーもない物体は、まさにナゾ。「あぁ、2時間で英単語いくつ覚えられるだろう?」と、鑑賞後、というより、レンタル店で「デビルマン」を手にした瞬間から思ってました。これに0点付けると「デビルマンの呪い」で受験落ちそうなんで、悔しいけど1点だけ与えておきます。
[DVD(邦画)] 1点(2006-05-28 18:43:03)
5.  グッドナイト&グッドラック
戦後のハリウッド界とは切っても切れない一大事件である「赤狩り」を描いた作品。そこに説教臭さはなく、マローにリンクするように、911以降の「表現の自由」に関する議論に一石を投じた、実にクルーニーらしい洒落た作品。本作でオスカーを逃したことを悔しがっていたのもよくわかる(クルーニーの演技自体も「シリアナ」より良い。)。「絶対的に公平な報道なんてない。」というマローの言葉は、現代の人々にとっても耳が痛いのではないだろうか。アメリカという国は決して「自由の国」ではないことは、誰でもよくわかっている。しかし、それでもアメリカが魅力的に映るのは、それを覆せるだけの力があること。本作からクルーニーのアメリカ、父が関わっていたマスメディア、ハリウッド、それぞれへの敬意が見えてくる。あと、デヴィッド・ストラザーンも素晴らしかった!
[映画館(字幕)] 9点(2006-05-18 23:43:07)(良:1票)
6.  パッチギ!
あの38度線が、京都の川のど真ん中にも引かれてしまった。うーん、実に奥が深い作品である。政治的、社会的なメッセージ性を持っているようで、本質の部分はそれを超越している。人間と人間のぶつかり合いを暴力で最大限に表現し、ケンカも、恋も、夢も、真正面から向かっていけ!という、というベタベタなテーマで、全編に渡り作品が進む。けれど、これこそが現代の人々に欠けているものだという、井筒流のメッセージは熱い。井筒和幸、実に熱い人である。僕もテレビなどで観ていて、あまり良い印象を持っていなかったので、やられた感が強い。「戦争に勝つには戦争しかない!」なんて、笑っちゃうけど、何故だろう、どこか重みがある。映画の構成としては、前半部分はケンカシーンが続き、少し萎えてしまったのだが、後半からラストへの畳み掛けが素晴らしい。うーん、やっぱり奥が深いようで、実に単純な作品である。いつでも真正面からパッチギれ!
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-04-13 20:46:12)
7.  下妻物語
この年の邦画は良作が多かったなぁ。「深呼吸の必要」は文句なし。「お父さんのバックドロップ」も良かった。「いま、会いにゆきます」も2004年か!こう、最近では年に1本か2本、良作に出会えれば良いという状況になってしまった日本映画。これからの復興に期待しない程度に、応援してます。本作、何だか漫才を観ているような気分で、王道コメディといったところでしょうか。アメリカでは、アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のためのコメディ映画が毎週のように公開されているわけで、今まで日本にこういった作品があまりなかったこと自体が不思議です。コメディでありながらも、内容は女性同士の友情をテーマにしていて、温かさもある。真っ直ぐなヤンキーと、少し捻くれた不思議系少女の対比は極端だけど、味がある。アルカリ性と酸性の中和のような面白さ。作品の一番の見所である、各所に散りばめられた笑いは、良心的でとてもスマート。同性愛や人をバカにすることは、笑いなんかじゃない!そんな日本流コメディ。自分が日本人で良かったと思える心地よい作品だった。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-04-13 20:45:33)
8.  ひめゆりの塔(1995)
学校の修学旅行(沖縄3泊4日)の事前学習として、みんなで鑑賞しました。第二次世界大戦における我が国最大の犠牲者を出した地上戦がこの沖縄戦です。僕の母が沖縄出身ということもあり、沖縄戦というと特別な思いがあります。4人の子供を抱えた祖母。うち1人は今、平和の礎に名前が刻まれていますが、彼女がこの戦争を生き抜いたからこそ今の自分があると思うと、胸がいっぱいになります。修学旅行の平和学習で、真っ暗なガマに入り、祖母たちに思いを馳せました。とても楽しい最高の4日間だったけれど、その中で、2日目の平和学習は他の3日間とは違った、特別な思いがあります。そんな祖母も3年前に他界し、直接戦争の悲惨さを伝えることのできる人は確実に減ってきています。それは自然の摂理なので、仕方のないことです。それでも、これは後の世代に伝えていかなければならないことです。悲惨さは映画では描ききれないし、語り尽くせませんが、描こうとする姿勢は素晴らしいと思います。前置き長すぎました。作品としてのコメントも残しておきます。メインのストーリーがどこにあるのかイマイチハッキリしなかったのがマイナス要素で、中途半端な感じ。結局、何を否定しているのかが見えてこない。更に、俳優陣も安っぽい。もっと描くなら思いきってやってほしいし、メッセージのようなものも取り入れてほしい。と、色々文句はありますが、上記のような学習の機会で上映するには実に適していると思います。今回はTPO勝ちです。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-04-12 23:18:52)
9.  ハウルの動く城
カカシがカワイイです。あんな風に後ろからチョン、チョンって跳ねながらついてくるカカシを見て、誰がウザったいなんて思えるでしょう?宮崎駿は、カワイイカカシを描かせたら日本一、いや世界一と言っても過言ではないでしょう。アカデミー賞に最優秀カカシ賞があれば受賞間違いないんですよ、コレ。でも、肝心の賞がないんだもん。残念だなぁ。。。本作、カカシを観るためだけでも一見の価値あり。僕は、こんなに愛らしいカカシを他で見たことがない。
[DVD(邦画)] 4点(2006-04-08 17:54:06)
10.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006
良かった。何が良かったって、僕が子供の頃からずーっと観てきたドラえもんで、未だに感動できたことが、だ。観る前までは、正直、お金を出して観ようとは思っていなかった。今まで慣れ親しんできたドラえもんの声も、画も、変わってしまい、もう僕の中でドラえもんは終わっていた。けれど、よく考えてみたら今の子供たちには、声が変わったことも、画が変わったことも、関係ないじゃないか。場内に聞こえる子供の声を聞いて、そう思った。勿論、あら探しをすれば目につく点はある。でも、僕はいつから純粋に物事を捉えられなくなったんだろう。考えるたびにそう虚しく感じる。それでも、ドラえもんは僕らが、夢に見るけどできない冒険を、僕らの代わりにしてくれている。そういう風に思えた。確かに、こういった子供向け感動作品ならいくらでも溢れている。しかし、巧い描写もたくさんあり、大変感心した。例えば、机の上に置いてあった恐竜のオモチャの使い方。夕日とのコントラストが何とも映える。特に、このオモチャがとても巧く使われていたのが、パパがのび太に昔話をするシーン。このシーンは、結末が見えてしまった後半(それでも感動したけどね!)よりも感動的。そして、月の使い方も素晴らしい。1億年前の世界には時計はおろか、人間自体がいなかった。そこで、時間の経過を感じられる月を有効的に使っていて、とても良かった。しかし、学校帰りに男4人で観に行ったため、きっと子供たちには怖い学ランのお兄さんたちに映ったに違いない。それでも、僕らは感動を分かち合えて良かった。最初は乗り気ではなかったけれど、お前らについて行って良かった!久しぶりに貰ったオマケのキーホルダー(景品も豪華になったなぁ~)、大事にしようと思います。
[映画館(字幕)] 9点(2006-03-20 21:20:06)(良:3票)
11.  逆境ナイン
とことん逆境を追及してくれましたね!この作品、あまりにバカ過ぎて書くことがないよ!!ん・・・これは、ぎゃ、ぎゃ、ぎゃ、逆境だぁ!!!約2時間、何も考えることなく画面を見つめ、堀北さんカワイイなとか、玉鉄の学ラン姿が異様だななんて思ってただけの僕に対する神様が与えてくれた逆境に違いない!どーする?俺・・・・・・「逃げる」「謝る」「愛想笑い」「言い訳」・・・・・・続きはWEBで!・・・・・・って、それはオダギリ・ジョーじゃ!!!そして、ホントすっごいどーでもいいことなんですけど、修学旅行中ビデオを撮影していたパパみたいな役割の僕なんですが、後で確認してみると「逆光」のことを最終日までずーっと「逆境」と言っていた・・・!!ん??つまりオレがただのバカなのか・・・!?ぎゃ、ぎゃ、g(略 「それはそれ、これはこれ」、うん、ホントに暑苦しくてオモシロイ作品でした!
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-17 00:31:52)
12.  カーテンコール(2005)
物語の前半は、それなりに観られる。公開時期と時代背景から「ALWAYS 三丁目の夕日」と比較されることが多いようだが、「ALWAYS」がこの時代の明を描いた作品だとしたら、本作の前半(あくまで前半部分)は暗を描いている。幕間芸人という、時代を魅了したが、その後廃れていった一つの文化に焦点をあてた。ただ、この幕間芸人というのがショボい。これなら廃れて然るべきと、誰が見てもわかる。それでもおおもとの時代設定が現代にあるので、我慢はできる。偶然か狙ったのかはわからないが、主人公が携帯電話で話しているバックに公衆電話があるというのが、前半部分の象徴に見えた。後半は一気に違う方向へ行ってしまい、観客を置いてけぼりに。幕間芸人がショボいのはそのための伏線だったのか、と失望。ここに在日問題を持ってきてしまったせいで、作品自体がごちゃ混ぜになってしまうし、そもそも宣伝内容から昔懐古作品を期待して来た観客を裏切ってしまうことになる。コッチがやりたいなら、最初からコッチをメインテーマにすれば良かったと思う。ジェットコースターを乗ったつもりが、間違えてお化け屋敷に入ってしまったような感覚に襲われた(言いすぎ!?)。
[映画館(字幕)] 4点(2006-03-11 12:03:01)
13.  博士の愛した数式
惜しいなぁ。博士と家政婦、博士とルート、博士と未亡人、どの描き方も中途半端で薄い。よって、僕ら観客が入り込む隙間がない。記憶が80分しかもたないという設定も生かせず。雰囲気は凄く良いし、ルートの授業ってのも良いんだけどなぁ。博士の人柄は惹かれるものがあったし、面白くする要素はいっぱいあったのに・・・。こういった不完全燃焼作品を観ると、とても残念に思ってしまう。本当に惜しいとしか言いようがない。
[試写会(字幕)] 4点(2006-01-22 21:39:10)
14.  THE 有頂天ホテル
ここ2週間ほど、宣伝しまくってた本作。あまり観る気のなかった作品だが、テレビに騙されて観てきました。いやぁ、騙されて観て良かった!ここまで多くのキャストを使って、どれも使い捨てにならないってのはスゴい。監督の三谷幸喜はキャストを決めてから、本人のキャラクターを見て役柄を決めるという話だが、全員ピタッとハマっている。舞台設定を大晦日にしたことにも大変好感が持てて、とても楽しかった。冬の定番映画になりそうな作品。是非ともみんなで観に行って、いっぱい笑って、お腹いっぱいになってきてほしいと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-22 21:24:57)
15.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
カンヌ国際映画祭で賞を受賞し、世の人々に注目された本作。賞がなければ文字通り「誰も知らない」作品になっていた可能性もあるくらい小さな作品なのだが、インパクトとメッセージ性は大きい。本作で注目したいのは、「いつの間にか」や「何となく」の表現の仕方。現実の世界で、つい最近出会った人と「いつの間にか」仲良くなっていたという経験はないだろうか?初対面のことは覚えているのに、仲良くなっていった過程は「何となく」しか覚えていないのである。例えば、明が近所の中学生と友達になる過程。ここでは明がゲームセンターへ行き、店内を見て周るというシーンしかない。その後、明が笑って友達と自転車に乗っているのである。同様にして、紗季と出会うシーンもそうだ。こんな風にして、人との出会いは「いつの間にか」ということが多い。しかし、本作にはそれが落とし穴なのだということが描かれていたように思える。母は、きっと「何となく」生きてきて、「いつの間にか」子供が4人もいて、そしてまた「何となく」生きているのだ。子供を持つことは「何となく」では済まされない。本作が「誰も知らない」作品にならなくて本当に良かったと思う。
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 21:41:15)(良:2票)
16.  ALWAYS 三丁目の夕日
素晴らしい。ここ最近の日本映画は雰囲気を味わう作品が増えてきているが、この作品は究極の雰囲気映画だろう。世界レベルで渡り合える作品ではなく、日本人だけが理解できるであろう独特の雰囲気だ。その雰囲気を描き出すために4億円をかけて作られたというセットは、昭和30年代に観客みんながタイムスリップしているかのようだった。無論、僕はこの時代に生きた人間ではないが、自分にとっても懐かしいような感じがしたし、毎日に感動があるこの時代に生きた人々を羨ましくさえ思った。ストーリーも大変シンプルだが、それが、むしろ作品の雰囲気と合致していてとても良かった。家族愛、友情、近所付き合い、子供の冒険心などなど・・・。この雰囲気が、街を綺麗に包み込む夕日が、いつまでも味わえる世の中にしていけるといいなと思った。
[映画館(字幕)] 9点(2005-11-09 22:08:12)(良:1票)
17.  東京ゴッドファーザーズ
海外での評価が高い作品なんだよね、コレ。僕もアメリカ人の先生に教えてもらった。ここ最近、日本のアニメの評価が格段に上がっているけれど、映像だけという作品が多かったので、この丹念に練られた脚本は新鮮だった。でもこれ、アニメでやる必要はないんだよね。時代設定は現代だし、登場人物はすべて人間。実写で撮っても何ら問題のないストーリーなわけで。とは言え、この作品は実写をアニメでやったことに意味がある。実写では嘘くさくなってしまうメッセージ性が、アニメだと確実に伝わってくるから。逆にアニメを実写で撮ると・・・「北斗の拳」に「デビルマン」か・・・・・・・実写も頑張れよっ!
[地上波(字幕)] 9点(2005-03-22 09:48:50)
18.  ロスト・イン・トランスレーション
この作品のテーマは「ホームシック」。レビューを見ていると日本が小馬鹿にされているという意見や、アメリカ至上主義といった意見が目立つが、それにはちょっと違和感を持った。自分がアメリカでホームシックに陥ったとき(一応、今現在も滞在中。)、「何でコイツらは日本語を喋らないんだ?」「本場の寿司なんか知らねぇくせに!」などと自国に思いを馳せていた。そこには日本人の友人がいたので、会う度に「アイツの態度がおかしかった。」「あれってダセぇよな!」などと悪口を言ったりした。ホームシックに陥ったときはその国と比較して自国を懐かしむのは日本人だろうとアメリカ人だろうと一緒なんだなぁと、ある意味安心した。そんな体験をしたので、彼らの気持ちはとてもよくわかるし、とても面白いテーマだと思った。全体的な雰囲気も、現代の日本、というか東京を忠実に描いていて、良い作品だったと思う。けれど、ストーリーが少し弱かったかな。やっぱりボブとスカーレットが短期滞在っていう設定に無理があったのかも。もう少し二人が日本に滞在していれば、次第に余裕も出てきて、日本を楽しんでもらえただろうに・・・と思ってしまうのは僕が日本人だからなんだろうな。しかし、途中に出てきた変な女の「ミスターハリーーース」が頭から離れん。
[地上波(字幕)] 7点(2005-02-22 14:50:51)
19.  踊る大捜査線 THE MOVIE
テレビドラマの踊るシリーズは大好き。「織田裕二の歌が下手」と言われようが、「マキシ・プリーストって誰?」って言われようが、「さんばりとぅないっ♪ぢゃねぇ!」とか言われようが、あのエンディングはなんだか好き。歩いてるだけだけど。それだけに、ドラマで終わらせてほしかった。「事件は会議室で起きてるんじゃない!君の歌唱力で起きてるんだ!」
[映画館(字幕)] 5点(2005-01-09 06:34:03)
20.  ウォーターボーイズ
日常生活の中で僕の好きな場面というのは、友達と喋ってて「あはは、俺たちってバカだよなぁー。」って言う瞬間。この瞬間が、「俺、今楽しんでるな。」って再確認できて、凄い好き。この作品はそんな思いがいっぱい詰まった青春映画だ。一体何故、文化祭や体育祭といったものが存在するのか。受験戦争で忙しいならば、わざわざ時間を割いて準備したりする必要はないだろう。それらの存在意義とは、仲間と同じ時を共にし、一つの物を作り上げることによって何かとても大事なものを得ることだ。僕もいっぱい色んな大切なものを得た。それをいつまでも忘れないでいたい。
[地上波(字幕)] 8点(2004-12-27 12:16:10)(良:2票)
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