21. ジャイアンツ
《ネタバレ》 ジェームズ・ディーンの遺作にして老け役までこなしている貴重な作品。 石油を当てて大金持ちになるけど、ここでも屈折した演技が冴えています。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-07-26 00:13:28) |
22. 情婦
《ネタバレ》 この作品を最初に見終えたときの衝撃は忘れることができません。予備知識なし、それほど期待しないで見たせいかもしれませんが、終盤のどんでん返しの応酬の見事さにあっけにとられました。 今でもどんでん返しものの最高峰だと思っています。ディートリッヒがとった行動に、ロートンが「これは殺人ではない、処刑したんだ」と言ってディートリッヒの弁護を決意するラストの後味がいい。 [ビデオ(字幕)] 10点(2010-07-24 00:11:53) |
23. 市民ケーン
《ネタバレ》 退屈で面白みの少ないタイプの名作。 映像の構図や構成は光るものがあるが、先駆的な意味であって、今や新鮮に写るものではない。 24歳の若さで監督、主演をこなし、実在の大物をモデルにスキャンダラスに描いたところは凄い。 肝心の「バラのつぼみ」の謎は解けるものの意味合いとしてはしょぼく感じる。なぜそれが最期の言葉になったのかは依然として不明のまま。 興味を引いたのは終盤で大きな合わせ鏡の前を歩くケーンが何人も写るシーン。数年後の「上海から来た女」で登場する鏡間のシーンの原点のような気がしてならない。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-22 20:41:35)(良:1票) |
24. 幸福の黄色いハンカチ
高倉健と倍賞千恵子のコンビに武田鉄矢と桃井かおりの共演は、個人的にちょっとなじめなかった。 山田洋次監督とのトリオなら「遥かなる山の呼び声」の方が好きです。 [地上波(邦画)] 6点(2010-07-21 22:51:38) |
25. ジョニーは戦場へ行った
良いとか悪いとかではなく、非常に存在意義の大きな作品だと思います。ジョニーがとったコミュニケーションの手段、そしてそれが通じた時の感動は言葉では表せないものがあります。繰り返し見たくなる作品ではありません。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-20 21:38:24) |
26. 十戒(1956)
主演がチャールトン・ヘストンの史劇ということで、どうしても「ベン・ハー」と比較してしまいがちで部が悪いのですが、かなりの力作です。高校生くらいの時にリバイバルの劇場で見たので、海が割れるシーンも迫力映像でしたが、不自然さ(逆回しにしているのかな?)と粗さがちょっと気になりました。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-20 00:37:01) |
27. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 日本に陪審員制度があったらという仮定のもと、名作「十二人の怒れる男」のパロディーであると共に、陪審員制度(現裁判員制度)導入に警告を鳴らした作品のように感じます。内容はかなりハチャメチャで、見方によれば「十二人の怒れる男」の冒涜と取られかねないが、個人的にはうまくパロディーにしていると思います。形勢が「十二人の怒れる男」の全く逆になっているし、と思いきや最後はひねりがきいているし・・・ただ、陪審員があまりにもやる気なく不真面目なところや、ジンジャエールのくだりはやりすぎかなとも思います。まあ導入したら、いっぱい問題出てきますよというメッセージを込めているとしたら、これくらい大袈裟な演出がちょうどよかったのかも。 [ビデオ(邦画)] 8点(2010-07-19 18:58:09) |
28. 自転車泥棒
《ネタバレ》 ストーリーは良いのですが、お父さんの行動に気になる点がいくつかあってイライラしました。 気が動転していたとはいえ、教会の中とか執拗に爺さんを追いかけたり、占いの順番待ちを無理やり飛ばしたり、確たる証拠もなしに人を犯人扱いしたり・・・かなり大人げない。爺さんから住所を聞き出したのにそこに向かわないのはなぜ?ラストシーンが良いだけに中盤の展開が惜しまれます。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-18 16:14:26) |
29. JAWS/ジョーズ
ロバート・ショーの最期が壮絶! 本作の大ヒットにより「グリズリー」、「テンタクルズ」、「オルカ」など様々な亜流が発生した。 [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-18 10:04:10) |
30. 上海から来た女
この作品はこのサイトで初めて知って見たのですが、掘り出し物を見つけたって感じです。 オーソン・ウェルズの名作「第三の男」にも引けをとらない面白さ。 「燃えよドラゴン」の鏡間のシーンの原型も含めて、「隠れた名作」と呼ぶにふさわしい作品。 [DVD(字幕)] 8点(2010-07-17 13:41:43) |
31. 七人の侍
20数年前、まだ黒澤作品の多くがビデオ化されてなかったころ、奇跡的にレンタルビデオ店でこの作品を見つけました。それはアメリカかどこかから逆輸入したのか店の関係者が日本に持って帰ったのかは不明ですが、英語の字幕でした。 昔の邦画は、早口だと何を言ったのか聞きとりにくいことが多いのですが、聞きとれなかった台詞を英語の字幕でなんとなくわかるという、不思議な現象を体験しました。 前置きが長くなりましたが、日本映画の最高傑作の呼び声高い本作を見て、その期待を裏切ることはありませんでした。 その数年後、劇場で見る機会がありましたが、その緻密な作りと高い娯楽性に改めて感激したものです。 [映画館(邦画)] 10点(2010-07-17 11:12:09) |
32. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 この作品って公開当時はそれほど話題にはならなかったのか、最初は女性から教えられてビデオで見ました。その女性曰く「泣いた泣いた」ととても勧めてくれたので、かえって男にはつまらないかもしれないなとそれほど期待せずに見たのですが、ラストが近づくにつれて涙が止まらなくなってしまいました。レッドが社会復帰しても社会になじめず、昔聞いたアンディーとの約束を思い出して木の下の箱を掘り出してからラストまでは、数ある映画の中でも最も好きなシーンです。 [DVD(字幕)] 10点(2010-07-17 11:00:31) |
33. シックス・センス
《ネタバレ》 まさか、「そんなオチではないやろ」という悪い予感が不幸にも当たってしまった作品。 結局、直接コミュニケーションとれてたのは少年だけだったの?だったら自分がどういう状態なのか気付くの遅すぎ! まあ、すぐに気付いちゃうとそこで終わっちゃうんだけど・・・ 「ゲーム」でも思いましたが、無理があるオチはどうしても評価が下がってしまいます。 [DVD(字幕)] 3点(2010-07-17 00:05:24) |