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181.  ノア 約束の舟 《ネタバレ》 
ノアが神の意志をどう理解したかのプロセスが全く理解できない。子を産めないイラの身に起きた奇跡は神の御業、という解釈にならないのが不思議でたまらない。なぜノアが新しい命を祝福できないのか納得できなくて、始終イライラした。ノアの箱舟の物語に、アブラハムが愛息(イサク)を神に捧げる燔祭のエピソードを融合させたような印象だ。アンバランスなもやもやした気持ちを引きずりながら鑑賞した。  旧約聖書における「善」は、神への信心が最も優先されるのだろう。しかし、そのために他の命が二の次となり軽んじられるという世界観に全くついていけない。一神教とはそういうものなのかもしれないが、「約束の舟」と称されるこの乗り物は、一族の愛憎がむき出しとなり、流血沙汰まで発生した忌まわしき密室で、とても神の恩恵に満ちた神聖なる救いの場とは思えない。何より驚くことには、神へのゆるぎない信頼、感謝、平安、静けさといった心情をもつ人間が、この舟の中、誰一人乗っていないのだ。神に選ばれたノアですら、自分が神の思し召しに応えられるか不安と恐れと迷いで始終おののいている。この一族は、なぜ覚えめでたく神の目にとまって選抜されたのか、視聴中本当に理解に苦しんだ。ラッセル・クロウやジェニファー、エマたちの熱演が素晴らしいだけにストーリーが浮いていて、もったいなかった。  思うに、旧約聖書のスケールの大きな物語やその他の神話、おとぎ話などであまりにリアルな人間性を追究してしまうと、物語のあちこちで齟齬が生まれてしまう。船上にいる者と水中にいる者がいる以上、カルネアデスの板のような問題が起きるのは必至だが、そこを「良い人もいるから助けましょう」と現代風にセリフを突っ込めば、神は善悪のけじめというよりは増えすぎた民を滅ぼすホロコーストを行っていることになってしまう(実際この作品ではそう見えた)。『手塚治虫の旧約聖書物語』に採り上げられている箱舟のエピソードの方が、よほどすなおに感動できた。
[インターネット(字幕)] 3点(2021-01-15 22:45:51)
182.  ブラック・ファイル 野心の代償
サスペンスだからって、もったいぶった謎をごてごて付け加えればいいってもんじゃない。 登場人物たちの各々の「動機」が全然整理されてない上、時系列もお粗末で、何より巨額の資産が全く活きていない。ちゃちな人間模様で、どたばた走り回っているだけ。 同じアル・パチーノの『インサイダー』がいかに優れた社会派サスペンスドラマか、逆によくわかった。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-03-06 23:36:51)
183.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
紙面を真ん中で折り、爪で丁寧に紙面をしごき、読み終わった新聞を静かに机の上に置く。死んだ男と同じクセを持つ男が現れたとき、これは一体何を表しているんだろうと思ったけれど、まさか、戦死したパイロットが輪廻で生まれかわったと言いたいのだろうか。そして、主人公のカンナミは映画の最後に現れた男に生まれ変わったとか? 草薙がその男を前にして、待っていたわと微笑むのを見て混乱した。もしカンナミの生まれかわりだとしたら、その男はカンナミと同世代であってはおかしい。でも、キルドレたちは永遠に年をとらないわけだから、もしかしたら、ここは草薙の容姿に惑わされず、カンナミが死んでかなりの年数が経っていると理解すべきなのか。 でも、そこまで年数の帳尻を合わせて、練られたストーリーとも思えない。なぜなら・・・・・・何年も何年も同じ容姿で生き続けてきたキルドレの特質を、話の中でうまく活かしきれておらず、ともすればこの作品がSFであることを忘れそうにさえなるからだ。キルドレと非キルドレの対比があまりにお粗末で、この映画の中盤まで見ても、いったいどういう世界観を描いた話なのかわからなかった。  それに、年を取らないシチュエーションがなぜ必要なのかもよくわからない。戦争で戦って無意味に死ぬ。その虚無感で充分じゃないかと思うのに、さらに永遠に生き続ける虚無感をプラスするから、観ている方はどちらに焦点を合わせて話を追えばいいのか、集中力が続かない。人の手によって死を迎え、輪廻ゆえか新たな生を受け、再び戦争のため空へ駆け上がっていくキルドレたち。ということはつまり、「スカイクロラ」とは、子供たちが戦争を永遠に支え続けている世界なわけ? パン屋でパン作りに励む生き方もあろうに、軍人として空で壮絶な死を遂げたにも関わらず、せっかく別の体で生まれかわっても、性懲りもなくまた戦場に戻ってくる彼らの融通のきかなさが謎。キルドレの元締めが遺伝子操作でもしてるんじゃないかと思うほどだ。そもそも、一体どういう大義名分で、彼らも敵も互いに戦っているのだろう。  でも、自分の解釈も全然自信がない。何といっても絶望的にセリフがわからない。途中からスピーカーを諦めイヤホンを試してみたが、それでも聞き取れないってどういうこと!? 戦闘機のパイロットは血の気が多い輩のイメージがあるが、人を殺すほどの所業をしている彼らが、どうしてぼしょぼしょ呟くの。冷静沈着な声の低さは、まるで潜水艦の乗組員のようだ。いくらなんでも、もう少し腹に力入れて話そうよ。
[インターネット(邦画)] 3点(2019-09-13 23:14:18)
184.  名探偵コナン ゼロの執行人 《ネタバレ》 
最後まで見るのに、何回DVDの再生を止めたことか。きたちょでも日本国土に飛翔体を落とすのはさすがにビビって、まだかすりもしないのに。犯人がどんな動機で何を企んでいるのか知ったときは、あまりにも荒唐無稽で呆れ果てた。テロの内容1つとってみても、どれだけ無関係な人々の生活基盤をぶっ壊したことか。犯人に告ぐ。死ななけりゃいいってもんじゃないでしょ。後半では、犯罪に関わりのあるキャラたちが感情的に自分の気持ちを各々ぶちまけているけど、誰も彼もがあまりにも自己都合がすぎて、「これって、共感する人誰かいるのか?」と寒々しい気持ちになってしまった。悪の魅力が全く感じられない上に、涙を流してわめく犯人側の言い分をこれっぽっちも納得できないから、残念ながら白けるしかない。組織同士で揉めることは多少あるだろうけど、いくら仲が悪いからって、相手に腹いせをしたいからって、あまりにもバカバカしい規模でそれをやろうとするから、首都圏で目に見えないゴジラとキングギドラがケンカして、哀れな人間(都民)が大いなるとばっちりを食らってるような図式に見えた。納税者であるエキストラたちは、ゆでダコになって然るべきだ。
[DVD(邦画)] 3点(2019-08-31 23:06:31)
185.  ベイマックス 《ネタバレ》 
 一般には高評価なのだろうけど、私にとっては『アイアン・ジャイアント』と『Mr.インクレディブル』のミックス?みたいな既視感がすごかった。前半はかなり面白かったのに、ヒロがベイマックスを武装化するあたりから、レンタルしたのをじわじわと後悔し始め、仲間たちがぞろぞろと戦隊化し始めると、もはや 「映画館じゃなくレンタルでよかった」と自分を慰めるよりほかなくなった。   私はこの愛らしいロボットに、ふわふわ感のテクスチャを終始一貫して楽しめると思っていた。マシュマロ、あるいは風船系ロボットというからには、ゴムとはまた違う危うい弾力を持ち、あらゆるストレスを吸収してくれる、変幻自在な、でも下手するとパン!と破裂してしまう、使えそうで使えないけど憎めないピント外れなカウンセリングロボ、おぉ、面白そう、ひょっとして、主人公の少年が諸々のトラブルをのりこえ成長して、逆にベイマックスを癒すぐらいになるのだろうかと期待していた。だから、サイボーグ002やマジンガーZや○○レンジャーを見たかったわけじゃない。 鎧なんか着せたら、せっかくの類まれなるラブリーなテクスチャが台無しになるじゃないか、白い肌?のまんまで話進めてよー!   それに、なぜヒロはおばさんにベイマックスを隠さないといけない? 教授がしつこくヒロたちを襲う必要なんてあるの? 何でもアリ感がハンパないマイクロボットは、24時間問わずオートマチックに製造されてるの? 無尽蔵に溢れてきてニョキニョキ伸びる建造物なんかは、途中からアナ雪のグロテスク版にしか見えなくなって、全くテクノロジー感に酔えずじまい。ストーリーに無理がありすぎるし、和洋を問わずいろんな作品のパーツがごちゃ混ぜに垣間見えるから、せっかくの可愛いベイマックスに全然集中できない。戦隊ものにしたって、初めからヒーローという設定のインクレディブル一家なら納得ずみの視聴だったけど、お堅いロボット工学の学生たちがいきなり超人化してド派手に活躍するなんて聞いてないよ、めちゃくちゃ恥ずかしい。視線を合わせるのが眩しくてしようがないほど、イケイケ感がダサかった。   視聴して、あることに気がついた。  裸一貫で十分魅力的なキャラ、トトロは、なんて偉大なんだ・・・・・・
[DVD(字幕)] 3点(2017-05-24 22:13:40)
186.  相棒 -劇場版Ⅲ- 巨大密室!特命係絶海の孤島へ 《ネタバレ》 
青い海、青い空、緑の島に、迷彩服の男女たち・・・・・・このビジョンをずっと流されると飽きてしまった。そのうち、東京の街なかで、ふつうに殺人事件が起こり、ふつうにカジュアルな服を着た人たち、フェミニンな女性たちが登場してくれないかと望み薄ながら期待し始めた矢先、相棒チーム全員がヘリで送り返され驚いた。(本当に舞台を街なかに移してくれるのか!?)・・・・・・そんなはずはなかった。生物兵器の扱いは、薫ちゃん最後の事件、レベル4のイメージが強烈に残ってるし、映画といえどもあれを越える展開はありえないだろうとたかをくくっていたら本当にありえなかった。映画が終わる頃には、『レベル4』 または 「一粒の麦もし死なずば」 の 『顔のない男』 の2作品を猛烈に見返したくなった自分がいた。
[地上波(邦画)] 3点(2015-04-20 00:53:44)
187.  悪人 《ネタバレ》 
逃亡者の2人は浅はかすぎて、とても同情できない。ろくに知りもしない女の子を追い回したあげく、罵られて殺害、遺体を路上から投げ落としてるし、女性は出会い系サイトの男性と当日ホテル入り。すごい若者たちだ! どれほど寂しかったか知らないが、理性がなさすぎ。光代はストックホルム症候群に陥っていたのかもしれないが、本能のおもむくまま行動し、社会に多大な迷惑をかけたことを考ると、「(私たちって)悪人ですか?」 と問われれば 「甘ったれるな!」 と怒鳴りつけてやりたい。(悪人というか愚か者だよ) また、どうして灯台やら、朝日やら、ロマンティックな演出で彼らを美化しなければならないのか。いっそう彼らのひ弱さ、未成熟さが強調されてしまうのに。恋人を逃避行者にさせないため、警官たちが乱入するタイミングで祐一がわざと光代を襲ったのは上出来だけど、さっさと自首していれば、それこそ光代は無傷で済んだのだ。彼らの不器用さが感動を呼ぶのかもしれないけれど、「もうちょっとシャンとしろよ!」 といらいらしてしまうのは私だけ?
[DVD(邦画)] 3点(2011-05-21 14:31:06)(良:1票)
188.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
 美しい絵も、話の尊さも、音楽のすばらしさも一応わかる。それでも全編に漂う偽善の匂いにむせ返りそうだった。監督がごっちゃにしているものが2組ある。まずは、大人と子供。魔法を見ても子供の心を忘れていないといわんばかりに、全く動じない大人たち。子供が望めば、ものわかりがよく全て受け入れ、いつもにこにこ笑っている。ちょっと意地の悪い老婦人以外は全員神の国の住人みたいだ。それは、大人と子供の世界をきっちり分けて描いたトトロ、またはハイジと決定的に違う。このお話は、過剰なまでに子供の世界に大人が入り込んできているため、登場する大人たちはみな幼稚に見えるのだ。さらに、宗助が母親以上にしっかりしている点も、大人と子供の境界線があやふやに。友達のような親子関係は問題が大きいから、あまり今の親や子供たちに推奨してほしくない。  2つ目は、現実と幻想の区別。そもそも、オーソドックスの人魚姫の方がよほど心に食い込む力を持っていると思う。なぜなら世界中の誰もが、この童話のテーマは無償の愛だと一言で説明できるからだ。でも、このぽにょは? 会いたくてたまらないから津波を起こしてでも宗助に会いに来た、という我儘ながらも愛くるしい一途な気持ちをテーマにするなら、津波はラストにもって来るべきだ。宗助の家に上がりこんで、現実とファンタジーをごっちゃにした辺りから、恐ろしく退屈になった。会えるか会えないかで、さんざん気を持たせてくれた方がきっと集中できたし、話の流れが分かるから退屈せず、ラストの感動も大きいというものだ。最近の宮崎さんは、話を必要以上に複雑化しすぎる。子供を対象にして作ったというなら、手塚作品のユニコのようになぜ極力シンプルにしないのだろう。この作り方は、やはり大人の視聴もほしかったのだと思う。
[DVD(邦画)] 3点(2009-07-20 10:05:16)(良:2票)
189.  ラスト サムライ
あちらの国の人たちが日本を愛してくれる気持ちはとても嬉しいのだけれど・・・・・・あまりにも日本を美化しすぎていて、気恥ずかしくて見ていられなかった。西洋風の上着、ズボン姿の官軍に、戦国時代の武士軍団なんて・・・・・・真田さんなんてバイキングかと思うようないかつい兜かぶってるし(涙)、あまりにもミスマッチで、逆に「侍」の時代錯誤っぽいダサさが目に付いて辛かった。ふつうの時代劇を見ている方がリラックスできたかも。強引に「武士道」に感動させようという狙いが強すぎて、かえってこちらは引いてしまった。昔見た「将軍」という三船敏郎のドラマが懐かしい。
[DVD(字幕)] 3点(2009-04-13 15:30:11)(良:1票)
190.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
何十回致命傷を負っても不思議じゃない戦闘をあれだけやって、親友をかばったときだけ助からないって、それはあまりにも恥ずかしいのでは。いや、そもそも何が辛いって、コスチュームの脱ぎ着を披露されること。頭は平凡な男性、首から下は蜘蛛男だなんて、公私(ヒーロー&凡人)混同も甚だしい。アクションショーをする俳優は子供の前で脱ぎ着を見せちゃいけないっていわれるけど、自分もそういう不細工なとこは見たくない。コスチュームって、単なる衣装じゃまずいわけで、日常臭さをまきちらされると、神聖さが感じられなくて本当に白ける。アメリカのかぶりもののキャラクターって平気で観客の前でコスチュームを脱ぎ着するけど、違和感ないのかな。
[DVD(吹替)] 3点(2008-08-13 22:42:02)
191.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 
アニメなら許せるけれど、大人が楽しむ映画ではない。小中学生が道徳の時間で見るには適しているかも。『デイ・アフター・トゥモロウ』を見てコケたのと同じ衝撃を受けた。天変地異を人間の力でいとも簡単に操作できるような、筋書きに甘いラストは許せない。ゴジラが日本の街をぶっつぶすのとは訳が違うのだから。また、殉職者を描くのに宮沢賢治のグスコーブドリじゃあるまいし、人気俳優がおいしいところをかっさらい、少女の母が死ぬシーンを始めラストに至るまでお涙頂戴の安っぽい演出にうんざりだ。ただ、奈良や京都の惨事に韓国の世界遺産の楼閣放火事件を思い出してしまった。こっちは現実の話だ。国宝を失った韓国人の心痛の深さを思いやらずにいられない。
[DVD(邦画)] 3点(2008-04-28 09:14:49)
192.  サイボーグ009/超銀河伝説 《ネタバレ》 
昔夢に見るほど好きだったアニメだけに、この点数をつけるのは胸が痛いが、学生時代に夢中で見たこの作品を改めて見直して、愕然とした。挿入歌が全て演歌に聞こえる! キャラの誰もかれもが大真面目に純粋すぎて、テレが入ってまともに画面を見ていられない。 石ノ森章太郎や横山光輝のヒーローは優等生タイプが多いので、大人になってから見ると、いい意味での毒気がなさすぎてもの足りない。(むしろ悪魔の血が混じってるやんちゃタイプのデビルマンが、今見るとすごく新鮮) 子供と大人の視点でこれだけ感じ方が変わるんだなぁと痛感した作品だった。さらに、当時は全く思いもよらなかったが、紫を基調とした009とタマラのポスターを見ると、タマラが「竜神沼」の少女とだぶって仕方がない。彼女の神秘的ではかなげな、かげろうのような存在感は、もしかしたらそこからきているのかも。
[ビデオ(邦画)] 2点(2012-10-29 23:14:52)
193.  千年の恋 ひかる源氏物語
とにかく女優さんたちがかわいそう、につきる。聖子ちゃんだって、ああいう風に演出されてしまったからそれに従っただけじゃないの? それとも本人が希望したのかな。どっちにしろ一番の被害者だよ。笑いものにされて当然の演出でそのまま出しちゃった監督が悪い。役者たちの言葉遣いがまずメチャメチャ。後はいわずもがな。難解な源氏をソフトに分かりやすく現代向きに仕上げたっていうのが狙いだとしたら的はずれもいいとこ。古典をまだ読んだことない子供に見せられる作品じゃないからね。とんでもない先入観を植えつけるようなものだよ。源氏の世界を常識として知ってる年頃になってから見たんじゃうんざりだろうし。ビジュアルに凝りすぎて、哲学というか精神を描いてないから軽いんだ。日本の誇れる最高の小説をよくもこんなでたらめに作ってくれて、どうして自分の国の宝をメチャメチャにしてしまうのか、その神経がわからない。(我々日本人てのはマゾなのか?)バラエティで面白さを前面に出して興行的に業績をあげたいのなら、オリジナルのファンタジーを生み出しゃいいだろ、こんな素晴らしい古典を軽々しくダシに使わないでくれ!
1点(2003-12-29 00:54:48)(良:2票)
194.  模倣犯
かなり初めの方で大体のレベルがわかってしまった。孫をかどわかした犯人から電話をもらっておきながら、祖父は警察にも通報せず、手紙を預けた犯人の面相をホテル側に確かめもせず、挙句の果てに貴重な物証を郵便受けからじかに手に取って指紋をべたべたつけてしまう。祖父はこれまですでに警察とのかかわりを体験しているだけに、孫への手がかりになる証拠物件には神経をとがらせているはずだ。どうしても、本気で孫を救い出したい、憎い犯人を捕らえたい、という悲願が伝わってこない。ゆえに酔えない。テレビドラマだったら許せる。だけどこれは映画でしょう。あの宮部みゆきさんが書いた小説であれば、こんなリアリティのなさで作品を仕上げてはいないはずだ。
1点(2003-12-28 00:56:59)
195.  戦国自衛隊 《ネタバレ》 
ようやく念願かなって視聴したのはいいが、つねに防衛の立場をとることに慣れているはずの自衛隊が、そこら辺の武士に積極的に発砲し始めた時点で、早くもいやな予感。次から次へと何の躊躇もなく人を殺していく自衛官たち。あまりのずさんさに開いた口がふさがらない。これは自衛隊の誇りを十二分に傷つける映画では!? クーデーターがやすやすと起こるほどの統率のとれなささ、危機管理の薄さに、各隊員のだらしのない体の動きと、あまりの無様さに目を覆いたくなった。また、天下をとる決戦前夜に女郎買いを推奨するなど、つっこみどころが多すぎて、とてもここに書きつくせない。 (せめて合戦中のヘリのどてっ腹に「陸上自衛隊」という文字を消してくれ!) 自衛隊の良さや弱点、特徴などを活かした映画にしてくれていると思っていたが、裏切られた。それに、せっかく歴史を絡ませているのだから、隊員たちが「この時代は確か○○が、」といった知識を全く口にしないのも違和感があった。歴史に弱い人たちばかり銃をとってドンパチしてるのかと思ったら、ただの戦争ごっこにしか見えなくなった。
[CS・衛星(邦画)] 0点(2011-11-30 01:34:46)
196.  告白(2010) 《ネタバレ》 
復讐劇があまりに幼稚で品がない。きわものすぎて、受け狙いとしか思えない。倫理を外れたストーリーがいけないというつもりはないが、陰湿さばかりが腐った脂みたいにぎとぎとしてて、吐き気がする。ぴりっときいたユーモアもなければ、カッコいい悪の粋さもまるでない。そもそも成人女性が十代の子供に罠を張るなんて、設定自体がカッコ悪いので、真面目にテーマを考える気にもならない。結局「悪」をこれっぽっちも楽しめなかった。
[DVD(邦画)] 0点(2011-11-30 01:06:18)
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