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映画小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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281.  人間の証明 《ネタバレ》 
駄目だ。最初のタイトルからして駄目だ。黒人が日本へ行ける、その喜びのジャンプ姿に、タイトルがかぶさるわけだが、それが何故か縦に「人間の」で切れて「証明」と左右にふられて出た日にゃ、うわあ、やりきれん。センスがないよう。あまりにも。内容も原作を読んでいたんで、どのような脚色で進んでいくかと思いきや、本当にお金かけてつくっているのかなあというチープな設定に目がくらみます。親子の情愛、裏切り、といった切ないテーマは小説の行間からでさえ、読み取れるのに、映画では、全くなし。小説をなぞらえることさえ出来ていない気がします。俳優さんたちの力は充分に感じますが、やはり脚本の弱さを画力がカバー出来ていなかった点は大きいミスです。ラストの自白場面も付け足し感が強いです。それでいうなら、突き抜けた感のある「野生の証明」の方がいいです。
3点(2004-03-03 13:04:12)
282.  マトリックス 《ネタバレ》 
革命的。第一印象は。衝撃を受けたまま、エンドクレジットをぼーっと眺めていました。小難しいことを考えずに、「ああ、コンピュータが世界を支配して、虚実の今がマトリックス世界なんだな。で、人間がコンピュータと闘って何とか取り戻すんだな。大変なんだなあ」ぐらいの感覚で観ると、結構楽しめました。色々哲学的な台詞や言い回しに翻弄されると、アクションひとつひとつまでに意味合いがないとおかしいものになってしまうと思います。マシンガン撮影やワイヤーアクション、黒のボディスーツやひるがえる黒コート、視覚で魅せる技術をフルに活かして、新しい「映画」を生み出そうとするその心意気に打たれました。 映像革命を提唱し、作り上げるスタッフ。実現に込められたパワーに拍手です。
9点(2004-03-03 12:54:12)
283.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
何だか観終わった後、心がざわざわとする映画でした。前半の車で逃げるシーンのカットや構図が、得意とするところの「不安」をつのらせ、中盤から後半のモーテル内のシーンで爆発させる運びなどは、さすが職人芸。カメラワークもよく考えられていて、有名なシャワーシーンはもちろん、刑事が階段踊り場で殺される場面、車が沼から出てくる場面等は、ゾクッとせずにはおられません。モノクロがこれだけ、冷たい印象を与える色だとは、この作品で知らされた気がします。
8点(2004-03-03 12:44:00)
284.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
特撮の出来不出来でなく、作品としての力が勝っている映画ですね。TVで初めて観た時は、その無気味な画面づくりに不安感を覚えまくりでした。(ボートで湖の対岸にそっといくところなど、しかも1人で、曇り空、決して明るくない湖の色や、学校のジャングルジムにあつまる鳥達)ヒチコック監督の描く恐怖は、視覚はもちろん、画面にない、映っていない部分からも怖さが伝わってきます。鳥が何故、人間を襲うのか、その理由が明らかにされないまま、エンディングを迎えるわけですが、これは理由のない殺意ほど怖いものはないというメッセージなのでしょうか。原因の解明もできずに、ただ受け身になる人間。脆さや弱さを描いて、やはり第一級の作品です。
8点(2004-03-03 12:37:19)
285.  スティング
劇場で初めて観た時、唖然とした。今、思えば、おそらく口をぽかんと開けていたのだろう。しばらくは座席にすわったままで、パンフレットを何回も読んでいました。「やられた!」笑いながら思ったのが、そのフレーズ。見事に騙された。完全に騙された。でも、騙された自分がうれしくて仕方がない。思い返す度に、あの場面でのあの出現、あの手のアップは、あのトリックは、と観た後も楽しくて仕方がない作品。1930年代という、大恐慌のあおりを受けて荒んだ時代には違いないが、(だからこそこうした詐欺師たちが活躍できるのだろうけれど)どことなくノスタルジックな画面づくりと音楽に、存分に酔うことができます。DVDでも何回も観てますが、いい。いいものはいい。(評価にはなってませんね)出来るなら、「MIB」で記憶を消す、あの装置が欲しい。そうしたら何度でも真っ白な状態で見れるから。騙される快感が何度でも味わえるから。
10点(2004-03-03 12:27:09)(良:1票)
286.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
今でこそジャパニメ-ションなどと騒がれ、話題の的にされていますが、当時はそんな事など全くなかったです。それほど、この作品がエポックメーキングだったのでしょう。原作は大友克裕。ちなみに、この人の漫画は全て持っています。構図が映画的で好きになったのですが、ストーリーも面白い。独創的というか、神がかり的というか。この作品も、SFというくくりで評価されるのですが、映画では、金田と鉄雄の2人に焦点を絞り、「友情」とまではいきませんが「つながり」みたいな感じを持たせてあります。男でしか感じる事のできない、空気みたいな「つながり」。金田と鉄雄にしか、分らない寂しさや孤独感が、よく表現されていると思います。絵も綺麗ですし、音楽もいいです。サイバーパンクの代表作としても、色褪せず独走している作品です。
9点(2004-03-03 12:06:26)
287.  千と千尋の神隠し
大ヒットした映画ですが、自分にはどこがどう良かったのか分らない映画です。泣く方もおられたと聞きますが、どのポイントなのかさっぱり分らず、「自分がおかしいのかな?」と思ったりしました。日本のファンタジーですが、可笑しな印象はなく(可愛らしいものではなく)どこか、ウェットな感じがします。風呂屋だからでしょうか?作風と舞台の設定が、リアルと夢の境目みたいな、どちらつかずになっている気がします。女の子の自立、勇気を持たせる話なのでしょうが、なぜ、あの世界でなければいけなかったのでしょうか。「生きる」力を持たせる設定であるなら、もう少し厳しい世界観の方がいいのでは。造形的に優しい神様の登場では、どうしても「甘い」印象が視覚的に先にきてしまいます。アニメだからこその表現は凄いですが、総体的にはこいう評価になってしまいます。
4点(2004-03-03 11:54:13)
288.  もののけ姫
自然と人間の共存。重たいテーマです。それを美しい絵と幻想的な音楽で魅せる宮崎監督の手腕はさすがです。しかし、問題提議だけで、解決策(そんなものはないんだけど)を観客に投げかける作り方はあまり感心しません。「ゴミを捨てるな!」よりも「ゴミを拾おう!」という精神性をうたっているような気がして。ゴミとは何ぞや?的な発想を、観ている最中にした私は不謹慎な者なのでしょうか。映画として観せる山場もあり、活劇風なアクションもあり、面白いのですが、自分にはしっくりこなかったです。
5点(2004-03-03 11:40:10)
289.  E.T. 《ネタバレ》 
S・スピルバーグって天才!と思った映画です。(誤解を承知で言うなら、後にも先にもこれを越える作品をスピルバーグは撮れていないと思います)満月を背景に、自転車で飛んでいるシルエットだけで、これはもう名作!と信じて疑わなかった公開前。ロードショー当日に並んで観た時の興奮は、今も忘れられません。E.T.との出会い、かくまう兄弟達の絆、複雑な家庭事情、E.T.に昔から会いたいと願っていた研究所の偉いさん、これらの材料がうまくミックスされて、クライマックスへ流れる展開は、見事の一言。自転車で逃げ回り、別れの森に着き、おそらく永遠のさよならになるであろうE.T.とエリオット。「僕はここにいるよ」のあのひとさし指が示す友情は、性別とか国とか、宇宙とかそんなもの関係なく「大切なもの」であると教えてくれました。20才の時に観て、おいおい泣いていた自分ですが、40才になってもおいおい泣いています。この映画の涙はもの凄く幸せになれる涙です。 
10点(2004-03-03 11:30:56)
290.  メメント
不思議な映画でした。時間と記憶をさかのぼる映画なんて、初めてです。最初は、とまどいを覚えましたが、観ているうちに、そのさかのぼり具合が、変な快感を伴ってきまして、ラストでは「なるほど!」と感心したり。でも、内容自体は閉鎖的です。面白く、映画的には魅せる要素てんこ盛り(ポラロイド写真、入れ墨、モノクロとカラーの転換)なのですが、たくさんありすぎて整理しながら観ると疲れるのも事実です。だから、感覚的に観ることをお勧めします。勘ぐったりせずに、スポンジみたいに、自然にのほほんと画面の情報を全部吸収して見た方が、面白いのではないでしょうか。
7点(2004-03-03 11:14:56)
291.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
これはもう映画の魔法。観ている人の気分を、幸せにしてくれる映画しか持ち得ない魔法ですね。映画しか娯楽のない時代の、ある街の、ある少年の話が、こんなにも泣けるなんて。主人公の友人である映写技師はただフィルムを回すだけ。たくさんのフィルムを回すだけ。自分では作品をつくらない。それは、他人の人生を多く見てきたことと同じ。だから、主人公の人生もフィルムと同じように、冷静に見ることができ、駅でのあんなアドバイスが出来るのですね。でも、映写技師は作品をつくっていた。世界でただひとつ。ただ1人の人に見てもらうために。その時、観客も主人公と同じ映像を真のあたりにする。検閲されたキスシーンの連続。遠い過去に忘れ去られた想い出の断片集。観客1人1人に送られた「過去」という記憶のメッセージ。感傷的と言えなくもないですが、人生において過去の自分を見つめる、思い出す事は、決して無駄なことではないはず。今の自分を再確認するためにも、こうした魔法にならよろこんでかかりたいと思います。
10点(2004-03-03 11:03:37)(良:4票)
292.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
やばいくらいに大好きな映画。ロードショー当時は、全然人気のない映画館で観て侘びしさを感じたものですが、画面の熱い戦いに、そんな事も忘れて見入った記憶があります。マクレーンが、黒人警官にビル乗っ取りを知らせるために、窓からテロリストの死体を落とすシーンでは、「こりゃ、もの凄い映画を自分は観ているんだな」と、滅多に会える事のない名作との接触に1人震えたものでした。そこからラストまでは、過剰な期待を全く裏切ることなく、アクセル全開で突き進んでくれました。観終わった後、友人に電話かけまくりました。様々に張られた伏線、そのためのライター、たばこといった小道具のうまい使われ方、クリスマスという設定、第九の効果的な挿入等、奇跡に近いはまり具合で、観る者を惹き付けます。アクション映画の中では、群を抜いてます。普段、映画を観ないお年を召した方でも(会社の上司ですが)「面白い!」と絶賛してました。その方のアクション映画の基準がこの作品になってしまったのです。かくいう私も、アクション映画を観るときには、どうしてもこの映画と比べて観てしまうというタブーを犯してしまっているのですが。従来ならアクション作品は、その派手な戦闘シーン、乗りのいい曲、主人公のカッコよさ、やたらと大きい爆破の連続等、B級の匂いがそこかしこにしたものですが、この映画がその定石を撃ち破ったと言っても過言ではないです。それ程までに良く出来ています。そして、何度観ても面白い。
10点(2004-03-03 10:44:43)(良:1票)
293.  天国から来たチャンピオン
何とも優しい映画。観ていて心がほのぼのとする映画。古き良きアメリカを、現代に蘇らそうと、W・ビューティが頑張ったいい作品です。全編に漂うのんびり感、ギスギスしていない、時間に追われない物語の進行具合が非常に快感になります。テンポという意味では、合わない人もいるでしょうが。愛の不変性をうたうラストは、今観てもいいですね~。2人寄り添いながらフィールドへ消えていくシーンは、ジーンときます。
9点(2004-03-03 10:19:09)
294.  エイリアン2 《ネタバレ》 
前作とはうって変わって、こちらはバトルがメイン。アクション大作として仕上がっています。個人的には、こちらの方が性に合っています。(比べる要素など何もないのだけれど。全くの別物ですから)前半の、リプリ-だけが知っている「真実」を、うまく理解してもらえない焦燥感、中盤の「真実」を知った時の仲間の恐怖感、そして後半、「真実」に真っ向勝負の爽快感(うまい言葉が見つかりません)の3つの展開がうまく表現されています。メカ系のデザインや基地内のデザイン等は、キャメロン好みというか、やたら質感のあるものばかり。(これがいいのだけれど)ただ、演じる俳優達の描き方が、定石通りなのがほんの少しだけ残念です。でも、迫力ある「画」づくりはさすが!優れた音響システムの中で、もう一度観たい作品です。
9点(2004-03-02 11:21:20)(良:1票)
295.  エイリアン
造形的に、目を見張るものが多い作品です。エイリアンはもちろん、ノストロモ号やその船内、エイリアンの朽ちた宇宙船など、従来のSF映画にはなかったような美術が光っています。物語的にも、宇宙という(空気がなく、人もいない)空間を背景に、さらにその空間を漂う宇宙船内での進行で、とてつもない閉塞感があります。初めて観た時、劇場に人があまりおらず(朝早かったせいもあり)自分が宇宙に放り出された様な感じを受けました。 
8点(2004-03-02 11:05:00)
296.  未知との遭遇 《ネタバレ》 
平和な映画です。というより、平和を求めた映画です。特撮や音響効果も、全ては、ラストのオーケストラ的クライマックスに集束されていくための道具です。きらびやかな装飾性あふれるマザーシップも、宇宙人との交信も、「何か」を伝える、「何か」を感じる、その体感、つまり大きなコミュニケーションこそが必要だと言ってるような気がします。スター・ウォーズとは対極にある映画です。人類に本当に必要なものは「武器」ではなく「平和」の心。「平和」を愛する心を持ってくださいと、その願いが、エンドクレジットに流れる「星に願いを」に託されていると思います。
9点(2004-03-01 22:28:32)(良:1票)
297.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
涙、ただ涙。号泣したのは久しぶりです。大阪万博、拓郎の曲、夕焼けの街角、豆腐売りのラッパ、ほんの何十年か前の世界に強烈なノスタルジアを感じて、観ているこちらまで、ひろしと同じように染められていきます。でも、この映画の主題は「明日」。 ひろしには思い返すべき、個人の歴史があります。しかし、しんちゃんやひまわりにはこれからの歴史があります。明日を生きる歴史があります。過去を額縁に飾って見るのは、昨日にすがって生きているのと同じ。とても強く、たくましいメッセージで、その発信をしんちゃんにさせているところが、本当にうまいです。 塔のてっぺんまでひたすら走る、走る、走るその姿に、「がんばれ!」と涙声をかけては、必死になる何かを、捨ててはいけないんだと教えてもらっています。アニメとか実写とか、そんな垣根など、この作品の前では「無」に等しい。40代の人、必見です。
10点(2004-03-01 22:08:00)(良:3票)
298.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 
何回目かのリバイバル上映で観た時、「すべての山に登れ」が流れ「The End」の文字が出た時に、場内割れんばかりの拍手が起きました。中には立ち上がって拍手する人も。もちろん自分も思いっきり手をたたいていました。「ああ、映画ってこんな感謝の仕方があるんだ」と中学生の自分がもの凄く感心した想い出があります。それから、何度もビデオで、またDVDで観る度に、そのことを思い出し、ラストでは拍手するのですが、段々と感動する場面が変わって来ました。大人になったら大人の感じ方があるのですね。トラップ大佐との微妙な恋の交わし方、特にマリアと手を取り合って踊るシーンは今の方がグッと来ます。あと、修道院長のマリアのためを想いうたう「すべての山に登れ」は、これから何かを目指す若い人には、ぴったりの内容ですし。「すべての山に登りなさい。野を越えて、川をわたり、あなたが本当に愛することのできるものを見つけなさい。」うう、涙が・・・・。幅広い層に受けるのは、そうした題材を、マリアと子供達の歌と踊りを美しいスイスの風景に見事に溶け込ましたからなんでしょう。どの時代でも、この作品は「拍手」を持って迎えられると思います。
10点(2004-03-01 21:53:12)(良:4票)
299.  アラビアのロレンス 《ネタバレ》 
砂漠に陽が昇る。赤く、赤く、真っ赤な陽が昇る。映画の最初で、ロレンスがマッチに火をつけるシーンで砂漠の日の出につながる場面があります。後半、自然の太陽にではなく、独立という戦いのもとに流された血で、砂漠が赤く汚されていきます。砂漠を愛するロレンスは、「こんなはずではなかった」という想いで胸を傷めるのですが、やはり人間。大自然の前では、希望足り得ても、希望そのもの(多くの人の恵みとなる太陽にはなれない) には届かない弱さが、凄く滲み出ている映画です。砂漠の美しさはもちろん、怖さも、はかなさも、まるで役者のように変化をみせる、その撮影にはひたすら脱帽です。男なら、同じ挫折でも、ここまでのスケールで挫折してみたいものです。
10点(2004-03-01 21:35:33)
300.  ベン・ハー(1959)
映画館でしか観てはだめな映画。映画館が存在するための大きな理由になる映画。この作品を、言葉で現わすとこんな感じになります。TVサイズでは、あの有名な競争シーンなど、CMのような印象になります。幸いにも、シネラマ劇場のさよなら企画でこの上映が決った時には、迷わず並びました。場内は人、人、人で一杯。やっと座れたと思ったら、前から5列目。当然、大画面を下から観ることになりましたが、これが思わぬ効果で、C・へストンのドアップもあの競争シーンの迫力も2つの眼には、思いっきりの贅沢。宗教映画として語られる機会も多くありますが、1人の人間が持つ欲や憎しみ、家族への愛、友人への情など、人生において大切なものを本当に学ぶことのできる格好のテキストです。あの競技場を造ったという事実だけでも、映画の殿堂入りになるでしょう。
10点(2004-03-01 21:19:40)
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