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koshiさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 530
性別 男性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/fw14b_2005/
自己紹介 すっかり放置プレイ続行中でございます。
そこそこ映画見てはいるんですけどね・・・。
Review書いていない作品も貯まったしなぁ・・・。

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81.  ダーク・ブルー 《ネタバレ》 
世紀が替わった今,このような戦争映画が制作されたこと自体が驚きである。「空軍大戦略」のエンドロールを見ると,本国の航空兵以外にも,祖国を追われた国々の兵たちが言うなれば義勇兵としてRAFに志願し,ナチス相手に戦ったことが記されていたが,チェコは隣国のポーランドと共に真っ先にナチスに蹂躙されたため,参加した兵も多かったのであろう。戦争映画の中でも,空ものは桁違いに金がかかるし,現存する飛行可能な航空機も限られてくる。Me109eが「空軍・・」や「メンフィス・ベル」と同様にスペイン製のイスパノエンジン装備であるのは当たり前だし,英軍のスピットファイアも排気管が片側6つのMk.9を1940当時のダーク・グリーンとダーク・アースに塗り分けて似せただけ,と思っていたら,何と見て驚いたことに,排気管片側3つのMk.1(外観だとほぼ同じMk.2か?)が動いている!!!CGは空戦時だけだと思うし,いったいどっから手に入れてきたのか,とにかく感心してしまった。英とチェコの合作とのことだが,安易に妥協せず,しっかりとした考証を進めた点で,評価したいと思う。戦局の進行とお決まりの色恋を輻輳させるのは定番だろうが,戦後の共産主義政権による米英軍協力者の監禁まで出るに及んで,救いのない結末が十二分に予想され,さらにはそれに拍車をかけるように,復員したフランタを待っていたのは,愛した女性まで他の男のものに,という現実だった。作品自体はそれで終結だが,そこからさらなる辛苦が,と思うとやりきれない気持ちにさせられた。ま,戦争映画とは見た後に気が重くなるべき代物だけに,それだけで単純に評価云々に結びつくものではないが,悪夢のような大戦終結後も,「プラハの春」を始めとする東欧諸国の共産主義化はやはり暗黒の時代であったことを改めて実感した。最後に,関係ないけど先日「私は平和主義者なので,普段戦争映画は絶対見ない」と公衆メディアの前で仰ったおすぎさん,戦争映画が好きな私は好戦主義者なのでしょうか。このように史実を踏まえた戦争映画は,戦争のなんたるかを正しく我々に訴えかけてくれると思うのですが・・。
8点(2003-08-17 22:15:24)
82.  WXIII 機動警察パトレイバー
映像の秀逸さに関してはいつもの通りであり,今回も細部まで入念に描かれたディテールへの拘りに感心させられる。また,自衛隊を始めとするメカのデザインも秀逸で,色彩的にも映像に融和していると思う。ただし,多くの方々が仰るように↓,何故この内容をパトレイバーで,という点に関しては私も基本的に同感であるが,逆に私のように熱心のファンではないものにとっては,一個の独立した作品として楽しめるものだと感じた。特車二課の出番が終盤だけというのも前作同様だし,決して単なるロボットアニメなどではない。個人的には,この路線,決して嫌いじゃないので・・・。本編見た後,特典映像見ていたら,脚本担当がギャグ漫画家(と思っていた)とり・みきだったので吃驚!!
8点(2003-08-17 10:11:00)
83.  ヴェラクルス
そう,西部劇の対決ものの傑作ですね。私もゲーリー・クーパーにはな持たせておいて,最後は自分がというバート・ランカスターに痺れました。そのテンポ感といいガンアクションの見事さといい,傑作の名に恥じぬ作品ですね。DVDはおろかVTR出てるんでしょうか・・・。私は10年以上前にBSから録画したテープで見ましたけど・・・。
8点(2003-08-02 22:34:25)
84.  マレーナ 《ネタバレ》 
賛否両論,いろいろ出そうな作品でしたね。確かに多くの方が書かれたように,思春期の多感にして不安定な少年の視線で追った内容だけに,男としてあの年代を思い出し,ノスタルジーに浸ったりするのも納得だし,エピソードの数々も多少の生々しさはあるものの,結構笑える内容でした(特にあの父ちゃん。娼窟に連れて行ってくれるなんて何て理解ある親父!!そんでもってマレーナに似た相手を筆おろしに選ぶ少年の姿も切ない)確かにそうした意味では男性向きの作品であるのかも知れません。生活のため苦界に身を落としたマレーナの行動を皆さんはどう思われましたか・・?ナチスを支持していた大衆が,連合軍のシシリー侵攻を喝采で迎えるシーンをどう感じましたか・・・(私は,進駐軍に手を振る終戦間もない我が国のことを想起しました)。史実ではその翌年の1944年,連合軍によるパリ解放の際,ナチスに身を委ねた女性たちは,マレーナ同様のことをパリ市民によってされました。以前,その鮮明な記録写真を見た記憶がありますが,そうした女性の行動をどう判断すれば良いのでしょう・・・。北アフリカ戦線で戦死したと報告されていたマレーナの夫が生還した,という終盤のくだりは,何で屋上に屋根を重ねるようなことを・・・,と思いましたが,彼が街の人々に対して暴言・暴行を加えられた際の「こんな奴等のために死ぬ思いで戦ったのか」という独白に,思わず納得でした。少年の性への目覚めと思春期ならではの危ない行動,そして少年の日々への訣別をモチーフに,所謂銃後の世界を描いた見応えのある戦争映画として,私は評価したいと思います。最後に,モリコーネの音楽は瑞々しくて,切ないですね。特にエンドクレジットは・・・。トルナトーレ+モリコーネの作品としては,世評に高い「海の上のピアニスト」より遙かに良い出来ではないでしょうか・・・。
8点(2003-08-02 22:26:40)
85.  ウォーターボーイズ 《ネタバレ》 
地上波でやっていたんで,ついつい録画してしばらくたってから見たんですが,いや,これ予想以上だわ・・・。笑えるし,スピーディだし,何よりも熱いのが心地よいじゃあないですか。妻夫木くん,冴えない役どころ,と思ったら,やはりあの中じゃ一番まともな顔してましたね。山崎勝之に杉浦太陽なんてウルトラマン関係の人たちが,その他大勢で出ていたのは何だったのでしょう。真鍋かをりさんて下腹ぽっこりで太っているんだ,と思った途端の悪阻は大笑いでしたし,この頃の平山綾さんて,今と違って妙に可愛かったりもする。竹中直人は相変わらずですが,ああいったアクの強すぎる演技は,はまれば凄いのでしょうが,逆にはまりすぎると鼻につきすぎる感じで,賛否両論というか両刃の剣という気がしました。と,いうことで(何が?)いろいろと突っ込みましたが,これだけ後味の良い作品もそうそう無いと思いましたので,合格点かな。尤も今の高校生ってあんなに純粋かな,なんて思っちゃいましたが・・・。
8点(2003-08-02 19:12:52)(良:1票)
86.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
「ゴジラ」(84)、「ゴジラ対ビオランテ」(89)と,どうも大森一樹監督の作品に関しては,ついつい「平成ガメラシリーズ」とついつい比較してしまい,辛い評価をせざるを得なかった私ですが,何と本作は「ガメラ」シリーズの金子監督を起用。そのせいかどうかわかりませんが,設定に無理がなく,見事なCG処理と特撮効果もあって,見栄えのする一作となりました。個人的には趣味でないけれど(笑)熱演だった新山千春さんが,負傷しながら小田原~みなとみらい間を自転車で走破したり,父親役の宇崎竜童がゴジラに嚥下されたにもかかわらず無事だったり,ゴジラが邪悪極まりない存在だったり,キングギドラもモスラもバラゴンもとにかく情けないくらい弱っちかったり,と突っ込みどころはありましたが,「ガメラ」で感じた昔の戦争映画を見るような興奮が感じられたので,私としては合格点です。それにしても,箱根のゴジラを攻撃してあっさりやられた戦闘機,日の丸つけたSu37に見えたような気がしたのですが,実態は何だったのでしょう・・。
8点(2003-06-15 19:58:28)
87.  陰陽師
まわりはみんな口を揃えて「つまんねー」だったので,どれ程「つまんねー」か見てやろーじゃねーか,とばかり95円でレンタルした次第。勿論全く期待度皆無で・・・。ところが,意外にいけるんだな,これが・・・。衣冠束帯や十二単,寝殿造りに代表される絢爛たる様式美は表向き。実は,桓武帝による創設期からして早良親王の祟りに始まり,魑魅魍魎の類が跳梁跋扈する平安京の禍々しい雰囲気を伝えて止まないし,野村萬斎の安倍晴明もニヒルな感じで良し。何よりも真田広之の堂に入った悪役ぶりも見事。むしろ主役を喰うくらい存在が大きく,それがかえって減点対象かも・・。伊藤英明の源博雅は,その二人に比べると皆さんご指摘の通り格段に落ちるし,逢坂山の蝉丸のもとへ秘曲「竜泉啄木」を伝授されるために通ったという風流の徒,というイメージにも程遠い(昨年の大河ドラマでの前田利長役は良かったのに・・)。SPEEDのおねいさんは悪いけど論外,小泉今日子はまずまず。ということでいろいろと注文はつきますが,予想外に楽しめたし,個人的には,先月行ったロケ地の歴史公園「えさし藤原の里」の見覚えのある風景が満載で,ついつい気に入ってしまいました。やっぱり邦画は,こうした我が国独自の風物で勝負してくれなきゃ・・。
8点(2003-06-01 22:19:58)
88.  機動警察パトレイバー2 the Movie
我が国のアニメーション制作技術が如何に秀逸であるか,まざまざと見せつけられた作品。前作とは打って変わって,「パトレイバー」に対してさしたる思い入れも愛着も持たない私が見ても,その独自の世界観と細部に至るまで入念に書き込まれたディテールへの偏執的なまでの異様な拘りに圧倒されました。これらがアニメという範疇をからすっかり逸脱して,特殊な映像美として評価せざるを得まい,といった強引なまでの説得力を持って私に迫ってきました。特車二科は勿論,自衛隊を初めとするメカデザインばかりではなく,さもないコンビニのシーンでは,レジ隣に置いてあった「井村屋の肉まん」の保温機一つをとっても,一画一点をも決して蔑ろにはすまい,という制作者の心意気がひしひしと伝わってきました。その拘りを是とするか,非と見るか,或いは気付かず見過ごすか,そうした意味でも,視聴者を選ぶ作品と言えるかも知れません。今回の主役は南雲と後藤ですので,特にディープな南雲ファンには熱烈に歓迎されたことは想像に難くありませんが,一般的な「パトレイバー」のファンにとってウケたかどうか・・・。私としては,前述の通り決して熱心な「パトレイバー」のファンではないので,さして抵抗なく見ることができましたが,確かに↓この内容を敢えて「パトレイバー」の名を冠して提示する必然性はないのかもしれませんね。やはり,視聴者を選ぶというか大人向きというか,万人に薦められる作品とは言い難いと思います。
8点(2003-05-18 21:25:59)(良:1票)
89.  女王陛下の007
先日久方ぶり(と言うか20数年ぶり。前回は当然TV?)に見ました。因みに,一応当シリーズは番外編とも言うべき「カジノ・ロワイヤル」と「ネバーセイ・ネバーアゲイン」も含めて全作見ているのですが,今回がDVDによる初めての鑑賞となりました。34年前とは思われないほど鮮明な画像に思わず驚き,室内や暗がりのシーンでもさして落ちない解像度に感服しました。尤も,いくらディジタル処理したところで,もとが悪けりゃ意味ない訳でしょうが・・。さて,当シリーズの評価となると,自分自身の思い入れとノスタルジーが働いてしまうので,その点を差し引いて考えなくては,といつも思います。とは言え,ここのReviewで酷評されてきた「私を愛したスパイ」や「ムーン・レイカー」をお気に入りと言って憚らない程図々しい私のReviewですので,毎度のことながら当てにならない,と思われるかも知れませんが悪しからず(いつもいつも無責任で済みません)。自殺未遂のおねいさん助けたり闘牛見たりの前半はちょっとだるいかも知れませんが,後半の連続アクションへの伏線と考えると良いのかも知れません。匙を投げずに我慢しましょう(何のこっちゃ)。後半の手に汗握る(私だけか・・)スキー・チェイスも今のハリウッド製ジェット・コースター・ムービーを見慣れた若い人にすればちゃちいかもしれませんが,私としてはあの時代ならではの優雅な身のこなしを感じてしまいました。この延長線上に「私を愛したスパイ」の冒頭があったことを当たり前ですが再認識。その後のボブスレー・チェイスもまた良かれ。テリー・サバラス(今となっては「刑事コジャック」が懐かしい)の悪役ぶりも板に付いているし,女を取り合うというおバカさも脳天気な当シリーズらしいと思います。ラスト・シーンは賛否両論でしょうが,是非は各々が決めれば良いこと,と思います。全編を通して妙なギミックもなく正統派のアクションとして良いでき,と言っても良いかと・・??そして,肝心のジョージ・レーゼンビー唯一のボンドは如何に・・・。個人的には,おっさんくさいけどいいかな・・って感じです。コネリーのタフさと助平ったらしさ,ムーアの颯爽とした印象とはまた違った英国紳士然とした物腰は,悪くないと思いました。尤も,レーゼンビーはオーストラリア出身で,もともと俳優ではなくモデルだったそうですね。クイーンズ・イングリッシュがなかなか抜けずに苦労したそうです。という訳で,若い人にはかったるいかもしれませんが,私としてはシリーズ中でも合格点かな,と・・・。おっと,差し引いてないか。
8点(2003-04-27 23:11:11)(良:1票)
90.  運動靴と赤い金魚
シンプルな佳作ですね。モチーフが日常的であるからこそ,如何に視聴者の神経を引きつけられるか,という難しさがあると思うのですが,そうした意味でも合格点です。↓多くの方々が仰ったように,私としてもイランの生活習慣や風俗等が興味深く映りました。また,洋の東西を問わず人間が生活を営んでいく上での感情の機微みたいなものは万国共通でしょうし,喜怒哀楽も然り。その上,物なんて豊かじゃなくてもそれを補ってあまりあるものがこの世には存在する,ということを改めて認識させられました。我が国だって,戦後の焼け野原から,両親や祖父母の代の頑張りと辛抱によって復興した訳ですから,この作品のような生活環境は決して他人事じゃありません。西欧文明によってすっかり俗化してしまい,生きることの根本を忘れかけた私にとって,懐かしくそして大切なものを思い出させてくれた印象的な一本となりました。97年作品にしては傷の多いフィルムの状態やSN比の悪そうな映像もむしろ微笑ましいくらいで,ぜひこの監督の他の作品も見てみたいものです。
8点(2003-04-13 21:06:07)
91.  ミスター・ルーキー
関係ないですが,私はガキの頃から巨人ファンです。本来ならば,DVDのパッケージデザインを見ただけで,このようなものには手を出すべきではないと巨人ファンに言われそうですし,阪神ファンには「巨人ファンにゃ見て欲しくねえよ」とか言われそうですが,いつもファンであり続けることの大切さと難しさを教えてくれる阪神ファンに敬意を表して見せていただきました。勿論全く期待せず・・・。ところがところが,これいいじゃないですか!!!どうせキワモノ,と思っていたら,大まじめな作りだし,不覚にもじわじわきてしまったりして・・・。確かに,最近すっかり芸能人と化している長嶋一茂と鶴田真由夫妻の大根ぶりは相変わらずだし,竹中直人が変なのもいつものこと。ただ,宅間伸の嫌みな上司ぶりは実に板に付いていたし,橋爪功の助平ったらしい監督も見事。吉田,中西,田淵,と来るあたり(福間は分からなかった・・)往年の阪神ファンに自信を持って勧められる,と思いました。それにしても,ライバル役の左バッター,「駒田にフォーム似てんな・・」と思いきや,ご本人とは恐れ入りました。尤も,高校時代に都の予選で対戦,という設定は少々無理かな・・。駒田は奈良出身だから流暢な関西弁話すの当然だから・・。いずれにしても,意外に少ない邦画の野球ものでは当たりではないでしょうか。少なくても5年程前に見た大森一樹監督の「ドリームスタジアム」とは段違いな出来でした。よって目出度く合格点。甘いかな・・・。
8点(2003-04-06 21:10:41)
92.  突入せよ!「あさま山荘」事件
私は,小学生の頃リアルタイムでこの事件を見た世代なんですけどね。当時,札幌冬季五輪の興奮醒めやらぬ時期でしたから,衝撃的でしたよ。やはり60年安保とか,安田講堂事件,よど号事件,テルアビブ空港乱射事件等の相関を知っていた方が,すんなりと作品に入れるな,と思いました。ちょっと見でも,緊迫感は痛いほど伝わってはきますが,赤軍派がどのようなプロセスで連合赤軍となり,やがて,当事件と同時期に「そうかつ」の名の下に粛正劇が行われたこと等,頭の片隅にでも入っていると,より理解は深まるのでは,と感じました。佐々さんの手記が原作だったのですね。一度読んでみたいものですね。現場での混乱やそれを理解し得ない上層部等,警察の組織構造や事件への対応が赤裸々につづられていた点,評価したい硬派の社会派ドラマだと思います。ただ,やはり長野県警の方々どう思われるんでしょうね・・・。あと,出演者は皆うまいですね。特に↓私も後藤田正晴役の藤田さん,絶妙だと思いました。さらに,評価したいのは30年前の風俗考証。車両や服装等見事でした。革製の冬靴にお湯をかけるシーン等妙なリアリティがあります。如何に現代が贅沢で,物なんて豊かじゃなくても立派に生活できていたことを思うと,ついつい30年たっても,深刻な社会問題が増えただけじゃねえか,と思ってしまいました。あと,関係ないけど,本名でない方,居ましたね。私も敢えてこれ以上は言いませんが・・。
8点(2003-03-16 15:42:04)
93.  シザーハンズ
ジョニー・デップがえらく若いと思ったら,何と90年の作品だったのですね・・・。個人的にはよろしいんじゃないかと思います。最初は中世風のお伽話みたいな雰囲気で,えらくシュールな街とお城のミニチュアがあったのも演出なんでしょうね。そんでもって,本編自体がすっかり現代のアメリカになっていたので,その辺のギャップに突っ込みを入れたいところですが,まぁたいした問題ではないと思いました。何よりも,デップの役作りのうまさと,彼の演じるエドワードの純粋さに心を打たれました。そして,何よりも大衆の愚かさ。人気が出ると持ち上げるだけ持ち上げておいて,一度何かあるとすぐ批判する側に廻って後は忘れてしまう,という現代日本のマスコミと,それに踊らされて正しい価値判断の見極めすらできなくなっている一般大衆の姿がついついオーバーラップしてしまいました。そういう意味でも私を唸らせてくれましたので,目出度く合格点!!
8点(2003-03-02 18:52:14)
94.  グリーン・デスティニー
チャン・ツィイー見たさに借りた一本。でも,ミシェル・ヨーお姉さんの方がきっと10年前はもっと美人だったんだろ~な~なんて思ってしまいました。チョウ・ユンファを見たのは「アンナと王様」以来ですが,濃くて存在感抜群ですね。日本で言えば渡辺謙かな・・。中国のショーン・コネリーになって欲しいものです。ありきたりの活劇,と言われればそうかもしれませんが,そこそこ楽しめました。それにしても,始皇帝から400年後云々,と言っていたけれども(だとすると漢?),時代設定はいつなんでしょう・・。故宮(ちょっと形が違っていたけど)が見えたから明・清以降かな・・。にしちゃ古っぽいけど,北京があるってことは・・。
8点(2003-01-19 12:48:58)
95.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
【第六回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞】受賞,私からもおめでとうを言わせてください。かつて「子どもに見せたくない番組」ワースト3に入っていた,というのも今となっては勲章みたいなもんです。TV放送も10年を越え,喜ばしい限りです。昨日の放送から主題歌も替わったし,まだまだしんちゃんと野原一家の天下は続きます。連休映画の次作も楽しみにしよーっと。因みに天正3年の春日部付近は北条氏康(氏政になっていたか?)領でしょうから,直接の領主は太田氏でしょうか・・・??
8点(2003-01-19 12:13:01)
96.  フル・モンティ
はっきり言って,私は大いに気に入りました。これはイケます。鉱山と鉄鋼の町シェフィールドの雰囲気もGu,登場人物のキャラクターも一人一人が個性的で,魅力溢れるものになっておりました。同じ英国映画で,鉱山が出てきて,バンドも出て,制作年もほぼ同じ,ということで,「ブラス!」とかぶりましたが,圧倒的にこちらの勝ちです。ということで,素直に「見て良かった」と思われた作品でした。それにしても(私も口癖です・・笑),ごくつぶしの父ちゃんについてくるあの男の子,実に印象的でした。父性欠如が言われ,父親の存在が問われる昨今,子どもにとって魅力的な父親になりたいとつくづく思いました・・・(^_^;)。
8点(2002-12-04 19:29:16)
97.  この森で、天使はバスを降りた
如何にム署帰りとは言え,美人だから成功するしもてるんじゃねえか,なんて不届きなことを思いつつ約2時間。いいですね,この作品。私もアリソン・エリオット気に入りました。あまりに報われない話だけど,多くの見所があります。特に,合衆国北部メーン州の手つかずの大自然が,人々の生活の喜怒哀楽を大きく包み込んでいる感じで,アメリカの風物にさして興味のなかった私を唸らせました。救われない話でしたが,ラストはあれでよいのかもしれません。その風景と一体になって溶け込んでいるようなホーナーの音楽も○です。明け方の空に響く鳥の声のような旋律は,某交響曲へのオマージュのようです。
8点(2002-10-06 19:34:54)
98.  サボテン・ブラザース
いいですね,これ。馬鹿馬鹿しいことこの上ないけれども,笑いの勘所を押さえた演出で,いい感じでした。86年作品だそうですが,こうしたものをさらりと提供できるあたり,ハリウッドの志の高さが窺える,と言ったら褒めすぎですかね。曲が,大ヴェテランエルマー・バーステインってのも◎。元気のいい場面じゃ,往年の西部劇のスタンピードシーンを思わせるし,悪党たちが砦を後にする場面では,思わず「十戒」のエジプト軍のモーゼ追撃シーンを思い出してしまいました。
8点(2002-09-29 21:06:44)
99.  コレリ大尉のマンドリン
たった今,投稿しようとしてここを開いてみると(見る前にはReviewは読まないことにしているものですから・・),何と平均5.2点。いやいや,皆さんかなり手厳しいですね。私は,実話ということと,独伊両軍の軍装とヘッツアー駆逐戦車が出ているという理由で見ました(あまりうまくない特撮だったけれども,Ju87も見ることができた)。つまり,不真面目な動機で見たので,あまり期待もせず,良く言えば冷静に,逆に言えばいい加減に作品に対してしまいました。で,結果は・・?(石が飛んでくるのを覚悟で)これ,いいじゃありませんか・・・。ケファロニア島の澄んだ海と青い空,陽気なイタリア兵たちの「アンヴィル・コーラス」やナポリ民謡。それらをすべて台無しにする戦争の不条理。訴えるものが十分で,私を唸らせました。確かに,ペネロペ・クルズがあんなに最初嫌っていたニコラス・ケイジとあっさりできてしまったり(しかも,すぐ一緒に寝てしまう),1940年に進駐してきた,と思ったらすぐ3年後のイタリア降伏になってしまったり,急降下爆撃機や駆逐戦車を出すほどの要衝だったのか(済みません,地中海方面作戦-おっと,厳密にはアドリア海かエーゲ海か-の戦史をもっと勉強しなくては・・),ラスト引っ張りすぎ,などと突っ込みたくもなりましたが,合格点です。地震は余計か,とも思ったのですが,戦争の惨禍からようやく立ち直ったとき・・ということで,人々にとって戦争と地震はともに深い傷を残すものとなった,と考えると◎,となりました。
8点(2002-09-16 20:34:17)
100.  レナードの朝
ロビン・ウィリアムスの抑えの効いた演技に感服し,ロバート・デ・ニーロの凄演に大いに感服し・・・。覚醒の後の現実の酷さに顔を上げられなくなりました。。私も若い頃読んだ「アルジャーノンに花束を」を思い出してしまいました。実話ということでしたが,それだけにやるせなさもひとしお,といった感じです。見て損のない作品,そして後半からラストへのくだりを直視せずにはいられない重さを持った作品でしょう。
8点(2002-08-28 20:46:10)
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291.70%
3387.17%
4356.60%
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96412.08%
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