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映画小僧さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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141.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
何だか観終わった後、心がざわざわとする映画でした。前半の車で逃げるシーンのカットや構図が、得意とするところの「不安」をつのらせ、中盤から後半のモーテル内のシーンで爆発させる運びなどは、さすが職人芸。カメラワークもよく考えられていて、有名なシャワーシーンはもちろん、刑事が階段踊り場で殺される場面、車が沼から出てくる場面等は、ゾクッとせずにはおられません。モノクロがこれだけ、冷たい印象を与える色だとは、この作品で知らされた気がします。
8点(2004-03-03 12:44:00)
142.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
特撮の出来不出来でなく、作品としての力が勝っている映画ですね。TVで初めて観た時は、その無気味な画面づくりに不安感を覚えまくりでした。(ボートで湖の対岸にそっといくところなど、しかも1人で、曇り空、決して明るくない湖の色や、学校のジャングルジムにあつまる鳥達)ヒチコック監督の描く恐怖は、視覚はもちろん、画面にない、映っていない部分からも怖さが伝わってきます。鳥が何故、人間を襲うのか、その理由が明らかにされないまま、エンディングを迎えるわけですが、これは理由のない殺意ほど怖いものはないというメッセージなのでしょうか。原因の解明もできずに、ただ受け身になる人間。脆さや弱さを描いて、やはり第一級の作品です。
8点(2004-03-03 12:37:19)
143.  エイリアン
造形的に、目を見張るものが多い作品です。エイリアンはもちろん、ノストロモ号やその船内、エイリアンの朽ちた宇宙船など、従来のSF映画にはなかったような美術が光っています。物語的にも、宇宙という(空気がなく、人もいない)空間を背景に、さらにその空間を漂う宇宙船内での進行で、とてつもない閉塞感があります。初めて観た時、劇場に人があまりおらず(朝早かったせいもあり)自分が宇宙に放り出された様な感じを受けました。 
8点(2004-03-02 11:05:00)
144.  ジョーイ(1977) 《ネタバレ》 
劇場で初めてハンカチを使用した映画でした。白血病という題材で描かれるよくあるお涙頂戴物とは、全く別物で、アメリカのある家庭の日常をさりげなく、淡々と描いています。ハイズマントロフィーを目指してと、兄を応援する弟、ジョーイ。病気の弟を想い必死にフィールドを駆け回る兄。無理な要求にでも応えていこうとする姿は、弟の病気が少しでも軽くなればの願いから。「お前はいいな。いつも車椅子にのってて」「じゃあ、お兄ちゃん。今日はお兄ちゃんが乗ってよ。僕が押してあげるから」「よし、それじゃ、いっちょ頼むぜ」とジョーイが兄を乗せた車椅子を押すシーンがとても印象的でした。病気を病気としてではなく、運命を運命としてではなく、普通の子供と同じように接すること。生きている今を、普通に感じとれるようにすること。何気ないシーンですが、グッときます。そして、ラスト。念願のハイズマントロフィーを受賞して、そのパーティ会場でのスピーチ。いくつもの来賓の挨拶で、多少だれきった雰囲気の中、兄のスピーチが始まります。監督、コーチ、友人への感謝。家族への感謝。ありきたりな話が続き、会場内では雑談も起こり、スプーンとフォークの音もガチャガチャと聞こえて来ます。しかし、スピーチの最後で「弟のジョーイは白血病です」の一言で会場内は一瞬にしてシーンと。ここでのカメラがいいです。間もいいです。涙声で「弟は毎日、病気と闘っています。私のフットボールより遥かに厳しく、遥かにつらいのに、根をあげません。このトロフィーは弟のものです」この場面いつも泣いてしまうので、ロクに観れてはいないのですが、感動します。映画館では、上映後もしばらくは灯りがつきませんでした。(粋なはからいです)ロードショーで観ることができて良かったです。DVDの発売を切に希望します。
8点(2004-02-19 19:55:06)(良:1票)
145.  キス★キス★バン★バン
殺し屋と知的障害の男2人の物語。こういう題材は、映画だからこそ。現実には、ないもの。裏を知り過ぎている男と、外の世界を知らない男。この対比、このコントラストがこの映画の全て。知り尽くしている男には、現実などないに等しく、知らない男には全てが新鮮、新しく、不思議だ。でも、本当の「愛」を知ることになる2人。そこには大きな犠牲があるのだが。しみじみとした交流を描く良品。禁煙パッチのシーンには腹をかかえて笑いました。
8点(2004-02-18 16:46:57)(良:2票)
146.  オールド・ルーキー 《ネタバレ》 
アメリカ映画で描かれる「野球」というスポーツには、日本では考えられない程「特別な想い」があるのだろうか。「ナチュラル」しかり、「フィールド・オブ・ドリームス」しかり。その根底には必ず父と息子の絆が存在しています。この作品でもそう。転校、転校でおそらく父とのキャッチボールなどしていない主人公が、独り黙々と金網にボールを投げるシーンでは、どうしようもない寂しさがつきまといます。「野球よりも大切なものがある」その父親の言葉に反感を覚えながらも、またもや独りで ボールを投げては、「野球」への想いを温めていた場面はやはり切ないものがあります。でも、大人になり、教職に付きながら、テストに合格し、メジャーのマウンドで投げた後、父親にそっとボールをわたす瞬間、ああやっとキャッチボールができたんだな。長い長い時間を経て、ようやくボールが届いたんだな、と思わず涙。父と子の、最初の通過儀礼としてのキャッチボール。アメリカは、それがないと何も始まらない国なんだなと、改めて思いました。
8点(2004-02-18 15:03:58)(良:4票)
147.  シービスケット
随分前に原作を読んで、自分の中で映画の際の人物イメージが出来上がっていたのですが、本作品を観る限り、どれもぴったりという感じです。厳密に言うと、主人公のトビー・マグワイヤよりも自動車王のジェフ・ブリッジスの方が、イメージと同じでした。内容は、原作が実話であり、形式がドキュメンタリーであるため、何をどう脚色して見せるのかと、気にはなりましたが、やはり馬の躍動感、つまりはレースシーンにダイナミックなアクセントをつけたことが、映画として成功した一因だと思います。 あきらめない、希望を捨てない。馬と人間が何度も立ち上がり、 困難に立ち向かう姿は、やはり熱いものがあります。単純でありながらも、こうした話には拍手を送らざるをえません。でも、これが実話ということが一番の感動かも。
8点(2004-02-18 14:40:52)(良:1票)
148.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
何かと話題になって、たまたま時間もあったのでレイトショーにて観賞。ハンディカメラによる全編ブレブレの映像は予備知識もあったので、座席も後ろ目の方で観たが、いやあ面白かった。何か得体の知れない化物がニューヨークの街を破壊する、そして、たまたまパーティーに参加していた何人かが訳も分らず逃げまどう、というほんとそれだけのお話なんだが、従来の怪獣パニックとは違う怖さがあった。まず、正体がはっきりしない。原因も。何も知らされていない状況下での、人間の行動ってこんな感じなんだろうな。冷静ではいられない。いろんな憶測をめぐらして、でも相手が何者なのか、何を目的としているのか、全くもって解明されない。観ているこちらも巻き込まれるという、アトラクション的要素が素人のカメラ映像によってさらに臨場感を増す。映画というくくりでは得られない、異様な興奮もあった。ストーリーなんてあってないようなもの。それを良しとするかどうかは意見の別れる所だろうが、映画にいつのまにか参加していた、自分も逃げまどっていたという体験ができるのはやはり面白い。気持ちいいくらいの圧倒的な絶望感も味わえます。
[映画館(字幕)] 7点(2008-04-07 11:09:26)(良:1票)
149.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 
人類にとっては、絶望的な状況ともいえる場面からお話ははじまります。前作や前々作における人間達の必死の頑張りは、もう無に等しく、アンブレラでさえ手のつけようがない状態。こうなると、お話の展開そのものよりも、主役のミラの美しさ、アクションに偏った見せ方、また見方になってしまいますが、その点では充分に楽しめました。太陽燦々の砂漠のシチュエーションでは、ゾンビ達の行動も、恐怖よりも、数で襲い来る凶暴さがクローズアップされ、銃でガンガンやっつけるのは少し胸のすく思いです。謎ときや秘密を探るというゲーム的な面白さではなく、ガンシューティングの爽快感でしょうか。僅かばかりの生存者達もあれよあれよと殺されますし。よけいにゾンビに対する憎しみが沸いてくるのも確か。だからこそ、ミラのスーパーな活躍は気持ちいいです。応援したくなります。ああいう状況下では、誰かが救世主にならなければ救われないんだろうな、と思います。たとえアラスカが安全でなくても、信じたい言葉を発するのはミラでなければならないんだろうな。ラスト、ミラのクローン達とアンブレラに反撃を試みる決意のショットで終りますが、アンブレラの首謀者をぶっ倒しても何ら地球の状況は変わらない。でも救世主たるもの、そう思わないと、そう思ってくれないと、観てる我々が納得しない。思う存分やってくれ。そんな願いを抱いている自分がそこにいました。
[映画館(字幕)] 7点(2007-11-07 17:50:26)(良:1票)
150.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
怖い怖いと言いながらもしっかりとゲームはクリア。そのゴシックホラー的な内容と演出には、物凄く興奮したことは覚えています。まさか、そのゲームが映画になるとは。多少設定は変更されているが、ゲームの持つ空気感ですか、そんなものはしっかりと再現されています。だから原作を知らないで観賞された方とは、評価の視点がちと違ってきます。ご勘弁ください。怖い映画なのに、思わず嬉しくなったのは、あの霧。サイレントヒルの街を覆う、あの霧。実際は灰が舞っているからそう見えるだけなのかも知れないが。ほんでもって誰もいない街。陥落した道路。学校。机。サイレン。あっちの世界の赤錆まみれの通路。金網。視覚にまとわりつくのは、全くゲームとおなじ場面。これだけで、お腹がいっぱいになりました。ゲームをやっていた時期の、違う思い出までよみがえってきます。映画とゲームが自分の中でシンクロしてしまいました。映画としては、母は強いという切り口で一応の終わりを迎えます。現実世界には戻っていないんだけれど。少し悲しくもあり、苦くもあり。この部分はゲームを終えた時と同じ気分です。バイオといい、これといい、日本のゲームクリエイター達が、いかに海外の映像作品やその他のものを研究し、日本向けに昇華させたか、そしてそれが海外のクリエイターにいかに影響を与えてきたかが、よくわかる作品となっています。
[DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 17:52:06)(良:1票)
151.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
観てたと思っていたら、ありゃりゃ観ていなくて、DVDをレンタルして観賞。話題にもなったし、宣伝もバンバンやってたし、何で観なかったんだろう?年をとるといけませんね。すっかり観てた気分になってて。ほんでもって、ちゃんと観てみると、面白いじゃないの。もっとドンパチを想像してたんだけど、そんな場面はなく、ただただ逃げ回る一般市民をこれでもかとくどいくらいに描いています。地中から出て来た時点で、こりゃかなわんわ、なのでしょうが、圧倒的に強い様をみせつける序盤はさすがスピルバーグ。街の壊れっぷりはパニック映画のテキストみたいにしっかり見せてくれます。だらしのない親父のトム君の動揺ぶりもよくて、ハラハラドキドキ。ただ、戦争というタイトルの割には、先に想像していた異星人とのドンパチがなくて、迫力には欠けます。でも、この映画、逃げまどう人間を上から目線でとらえていて、何かしら神の啓示っぽく見せています。弱い人間。知恵はあるだろうに、逃げるというその一点のみにしか考えが及ばない人間。実際そうなのだろうけど、文明を築き上げた地球人としては遥か銀河の彼方からやって来たものからしたら、たいしたことないんだ。なんて、簡単にやられちゃう場面が、ものすごく怖かった。宇宙は広い。地球人が最高なんて思いを木っ端みじんに砕いてみせる、思い切りのいい作品でした。最後は、むむってな終りだったんだけど。
[DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 17:36:14)(良:1票)
152.  ハイテンション
DVDで観賞後、夜にうなされました。この映画と同じような夢をみて。追いかけられて、もう逃げ場がなくて、しゃがんでいたら、追いかけてきているものはもういなくて。安心したら、自分のうしろにおんなじようにしゃがんでいて。ひいいいっと声をあげて目が覚めたら、妻が驚いた顔していて。夢の話をしたら、子供かあんたは!と言われ、また横になるも、なかなか寝つけず。こんな経験は小学生依頼のこと。体調もすぐれなかった時に観たからか。非常にハイテンションな夜でした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-08-06 14:23:58)
153.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
歴史の息づく所ですか。いい表現だなあ。博物館の恐竜や動物や偉人達が真夜中になると自由に動き出すなんて、ファンタジーですなあ。CMでは、パニックコメディ風な紹介ですが、内容の方はそれもありの、親と子供の関係修復、告白できない鑞人形の恋物語、博物館のガイド女性の夢実現等、しんみりしたり、ほのぼのしたりと割とお話のある展開です。自分がああいう雰囲気が好きだからかも知れませんが、動かないものが動き出す、という単純な思考を具現化してくれているだけでワクワクしました。特にジオラマの小さい小さい人間達のワーワーやっている様といったら、うん楽しい!おもちゃのような映画だけど、おもちゃが今でも好きな人は満足できるのでは。動き出した恐竜や動物たち、ネアンデルタール人達が、ぞろぞろと博物館に戻ってくるシーンで、主人公の話を信じてなかったガイドの女性が、タクシーの中でその光景を目の当りにした時、驚きよりもうれしそうな表情をしていた場面はなんだかジーンとしました。分る人には分る感情なんかな。あと、ラスト、指パッチンでライトが消えるのも伏線が前半にあり、ちょっとうれしかったです。夢の時間のような楽しい作品でした。
[映画館(字幕)] 7点(2007-03-12 18:41:39)(良:1票)
154.  日本沈没(2006)
日本が沈没する。言葉にするとこれだけなんだけど、そこにからむ視覚的な要素が何と言ってもこの映画の見所だと思います。でも、北海道、九州、東京の地震、津波シーンは、尺が短く物足りない印象を受けました。不謹慎ですが、崩壊の美学とでもいうのでしょうか。無機質な建物が崩れる様というのは、ある種カタルシスを覚えます。一般の方が生活する家やアパート、マンション、道路、橋などには、そんな感覚はないのですが、東京の超高層ビル群が、ドドドッと崩れ落ちる所は、高揚感さえありました。人間が叡智の象徴として作った人工的なものなど、自然の前では何の意味もなさない、そんな破壊っぷりがいいのです。怪獣映画のノリですね。だから、主役2人の恋愛は付録みたいにしか見ていませんでした。パニックに陥っている日本各地で神出鬼没の草薙君には、ただ驚くばかりでしたが。スペクタクルというふれこみの割には、少し地味な印象もあります。ただ、DVDでは、迫力が半減いや、きっとそれ以下になるので、大画面で観賞できたのには正直うれしかったです。
[映画館(邦画)] 7点(2007-02-13 16:09:55)
155.  ブラック・ダリア
デ・パルマ監督の作品を映画館で観るのは久しぶりです。独特のカメラ回しやカットで、サスペンスの鮮度を、そしてスリラーの感度を上げた職人気質の監督というイメージで本作を観たのですが、最高!とはいかないまでもなかなか面白かったです。2人の男の関わりを最初に見せ、そこに女を絡ませ、やや説明的な描写が長く続き、ブラックダリア事件になかなか突入しません。「なんじゃ。どこから本編がはじまるのかな?」とじらしてじらして。やがて、カメラワークを駆使したある場面から(カメラが低上空から景色をとらえ、狭い路地を車が走ってくる、道端を男と女が歩いてくるのをワンカットで魅せる)作品はダークな色合いがより濃くなってきます。色調自体も、かなり抑えられ鮮やかな場面はほとんどなく、舞台となる年代の空気をうまく出しています。事件の本質そのものの追求というよりは、その事件をきっかけに何か狂いだした人間の性を見せる内容でした。純粋にサスペンスや謎ときを楽しむ(視覚的なトリックはありますが)ものではないのが、観る人を選ぶと想います。ただ、映画館の暗闇の中の方が、この作品にはあっているような、そんな気がします。
[映画館(字幕)] 7点(2006-10-16 10:29:14)
156.  妖怪大戦争(2005)
夏のお祭りみたいな賑やかで馬鹿馬鹿しい映画。三池監督という名前で選んだんですが、そのはじけっぷりは少し大人しいと感じました。もっとハチャメチャになるのかと 思ったら、少年のひと夏の成長を描きながら、大人になると忘れるものがあるという現実をちゃんと描いているので。あ、まともなんだ。やはり、家族で楽しむことが前提にあるからだろうけど。でも、面白かったです。特にジャンボ機につかまり東京目指す場面は笑ってしまいました。
[DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 10:13:45)
157.  電車男
話題にもなり、社会現象的にも大きく取り上げられ、TVドラマも大ヒット。今更、DVDで観賞とは、随分と遅れた自分ではありますが、なかなか良かったです。オタクの初めての恋愛物語を面白可笑しく、映画ならではの誇張を交えながらよく描けています。これも純愛なのかな。よくある日常の中での、些細なきっかけ。酔っぱらいにからまれた美女を救うという、決してないとはいいきれない場面に遭遇した主人公。彼がオタクでなかったら、こうまで感情移入できなかったです。思わず応援したくなる設定だからこそ、観てしまうのですね。苦しい、人を愛するのは、好きになるのは苦しいと彼がメッセージを送る所は、じんと来ました。心の痛み、でもその痛みはただ痛いだけじゃなくて、機械では決して味わうことの出来ないもの。相手がいて相手の事を想い、想い、想い感じるもの。切なくていいなあ。秋葉原が幻想的に描かれる抱擁のシーンは素敵です。あと、中谷美紀さんの声がいいですね。好きな女優さんです。
[DVD(邦画)] 7点(2006-07-18 10:02:58)(良:1票)
158.  マッハ!!!!!!!!
「痛い!」画面から出てくる熱気と汗と肉体のぶつかりあう音。それらは全て本物だけが持つ「痛さ」となって観ている者に容赦なく降り掛かってきます。よくもこんな映画がつくれたもんだ。天晴れという他ありません。人間ってやれば何でもできちゃうんだな、なんて変な感心をしました。ジャッキーのようにはエンターテイメントしていないけれども、荒々しいけれど、粗野だけれど、そうした作品にしかない大胆な展開と迫力は貴重です。観た後に身体がとてつもなく熱くなりました。
[DVD(字幕)] 7点(2005-05-28 10:33:48)
159.  APPLESEED アップルシード 《ネタバレ》 
映像の進化というのでしょうか。TV画面の中で繰り広げられる戦闘シーンは物凄い迫力です。目まぐるしく動く主人公や敵(?)に酔いそうにもなりながら、思わず唸ってしまいました。「絵」で見せる点では、アニメーション映画のジャンルでは充分上位に存在する作品だと思います。原作は未読ですが、設定や展開にはハードSFの匂いがします。女性が主人公なのも動きにしなやかさが加わり(恋人がロボットというのも面白い)実写映画よりもなめらかだと感じる所もありました。ただ、話自体は明るいものではなく、近未来というと必ずこういったテーマになるのですね。その問題の一時的解決のために用意されたいくつかの戦いは悲惨なものよりもカッコイイもの、という定義が成されているみたいで視覚的な見応えはあっても、あまりスッキリするものではありません。でも、こうした作品が作れる今の時代、今の技術、そして才能には素直に感動します。
[DVD(吹替)] 7点(2005-05-28 09:56:53)
160.  フォーチュン・クッキー 《ネタバレ》 
入れ代わりによる相手への思いやり、本当の感情に気づく展開は過去にもたくさん題材として利用されて来ました。むしろ手垢のついた内容でもあるのにも関わらず、この映画は大変楽しく見る事が出来ました。ラストも分かっているのに、なんで?きっと安心して笑いながら見れるからなんでしょうね。カラッと笑える点では、この女優さんの起用は良いですね。娘さんも上手です。おじいちゃんもいい味出してます。弟の作文のエピソードもいいです。ただ、母の生き方や考え方も娘がもう少し理解出来たらと思いました。娘の方は、学校での教師のいじめを解決し、バンドも成功。母親のカウンセラーの仕事の方は、それほどスムーズにはいってないし(当たり前か)、ただ、アドバイスした女性のその後の事にも映画は触れていませんし。TVは見せ場的な要素でしたし。でも、結婚式前夜のリハーサルでのスピーチは良かったです。娘の言葉一つ一つが不思議と母親の言葉にも聞こえてくるのがうれしかったです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-04-19 19:03:09)
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