みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
31.様々な事件と数多くの登場人物を二時間弱という時間で濃密に描いた良作。 抑えたテンションでめまぐるしい展開と、深みのある人々の心理描写で目が離せません。主人公なしで成功しているシリアスで考えさせられる作品です。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-31 14:30:33) 30.《ネタバレ》 「人種問題」という非常にデリケートなテーマを、ファンタジーの要素を交えながら練りに練られたほとんど無駄の無い脚本と幻想的な映像で描いた良作です。 無知や無理解からくる他民族に対する恐れや不安に対する過剰反応、社会的に抑圧された弱い人間が更に弱い(と判断した)人間を叩いてしまう構図等、結局差別を引き起こしているものは、人間の持つ弱さなんでしょうね(まあ、権力がそういった足の引っ張り合いを利用している部分もあるのでしょうが)。 この映画は、人種問題について「同じ人間同士なんだから絶対に分かり合える」といった理想論を伝えようとしているわけではなく、差別を引き起こす人間の様々な弱い部分をストレートに描写し伝えることによってこの厄介な問題についてもう一度冷静に考え直すきっかけを観ている我々に与えてくれているのではないでしょうか。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-02 22:38:58) 29.道徳や善悪の押し付けをしてくる作品ではなくて、ある意味淡々と起きた出来事に対してカメラを回して「さあ、これ観てどう思います?」と語りかけてくるような作品でした。ストーリーのアイディアや展開も申し分ありません。一度観る価値は有ります。 【ClocheRose】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-01-31 09:57:44) 28.《ネタバレ》 賞を取っていた事を知らず、先入観なしで観れたのがラッキーだったのか、純粋に面白かった。 微妙な問題を抱えて苛立つ人間たちを、劇的に交錯させるでもなく淡々と映し出す構成ながら 常に一定の緊張感があり、一気に観れる。 人種差別・偏見による葛藤を描いているが、大事件を通して描くわけではなく、 葛藤は解消されぬまま残り続け、誰もが苦い思いに耐えながら日々は続く。 積もっていく苛立ちは、アメリカ社会に限らず誰もが抱えている感覚だと思う。 鍵屋が、銃声に怯える幼い娘に妖精の服を着せる場面は泣けた。銃弾も防ぐ、妖精のマント。 抑えた音楽と、カメラも美しい。役者も良い。 ラストで延々と歌が流れるのだけは安っぽくて興醒め。 【i-loop】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-04 09:25:57) 27.皮肉という言葉が、一番の評価。 【ローリング@ストーン】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-26 19:17:31) 26.《ネタバレ》 見ごたえのある作品です。時間軸の交錯した映像が徐々につながっていくという映画なので、見ていて飽きません。テーマがとても重いです。人種差別をめぐる、登場人物の抱える様々な感情が処理できないまま、混沌としたまま映画が終わりました。人種差別という問題が、正論によって簡単に解決できないほど、社会の根深いところに突き刺さっているっていう現状が伝わってきました。やりきれない気持ちになりますが、これが現実なのですね。 【mamimami】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-16 13:09:43) 25.始めは警察批判?って思ってましたけど・・・。いいですね。アメリカにしか撮れない映画だと思います。それにしてもマット・デイロンの眉・・・。マーティン・スコセッシになっちゃうのかなぁ・・((>_<;))> 【さら】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-22 11:56:53) 24.あまり期待していなかったけど、見ているうちにどんどん引き込まれ、あっと言う間の110分でした。オムニバス調で、でも軸はあって、人物描写も巧み。うーん、参った! それにしても、人種間意識というのは、私の想像を絶するものなのだと、改めて思い知らされました。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-16 21:53:57) 23.序盤はこれでもかってくらいの差別のオンパレードで、これがアカデミー?って気分で観てました。 しかし人間界における衝突から繋がり、そして助け合って生きているという表現を巧みに表してますね。 脚本が優秀!思わぬところで裏切ってくれます。 【ライトニングボルト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-01 02:37:14) 22.透明マントの話で+1点。子供を使うとはなんて卑怯だよぉ・・・。 表裏、両面がある人間というものがよく描けているし良い話だとも思うけど・・どうしてだろう・・・何か印象が薄い映画。 ただ描いただけという感じがするのかな・・? 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-31 22:05:15) 21.野暮にならないギリギリの人物描写がすごい。 【k】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-12-25 23:44:18) 20.《ネタバレ》 このようなオムニバス形式の映画は数ありますが、その中でも上手に話を絡ませてるように思います。中でも銃におびえた女の子のエピソードには、こっちの心の方が撃たれました。人種差別というのはよくあるテーマですけど、今回の映画にあるような視点は新鮮で楽しめました。選曲も気に入ってます。自信を持ってオススメできる秀作です。 【亡者A】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-10-17 01:39:15) 19.《ネタバレ》 アカデミー作品賞ということでやはり期待してしまいましたが、大絶賛とはいかなくても十分期待値以上の出来だったと思います。少なくとも複数の視点から構成した似たタイプのアカデミー作品賞だった『アメリカン・ビューティー』よりは数段良かったのではないでしょうか。群像劇、全員が主人公でもあり全員が脇役でもあるようなこの手法、様々なタイプの人物を登場させることで観客はこの中の誰かには感情移入出来るかな!?と計算して考えられたこの手法、今は観る側も多様化しすぎてしまって1人の視点では足りない感じがしてしまうから、これからもこういうタイプの作品はたくさん作られる気がしますね。この『クラッシュ』も様々な人物の様々なエピソードで構成されていますが、この作品の核は2人の白人警官のエピソードでしょう。差別を自覚している白人警官は緊急時では本能的に黒人の命を救い、差別を自覚していない白人警官は疑念と不安から黒人の命を奪ってしまう、同じ車の中という場所で。残りのエピソードはこのエピソードに比べれば発想としては軽いものだと思いました。個人的にとても気に入ったのは淡々としたあの静かなエンディング、バックに流れる曲のセンスも良いです、とても雰囲気がありました、あのままあと10分は観ていられたかな(笑)と思います。 【眼力王】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-12 14:17:09) 18.人種差別を知らない我々にとってもこの作品は理解できるものがある。流石に作品賞を獲るだけあってスパイスが効いた仕上がりだった。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-16 03:33:41) 17.すばらしい。アカデミー賞を取るだけはあります。一貫して人種差別というテーマを描いているし、そういったテーマのアメリカ映画の中では、今までにないくらい脚本はすばらしい。しかし、なぜか後引かないんだよな。その後、この映画について思い出さない。 【にゃ~】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-15 23:14:01) 16.《ネタバレ》 今あるアメリカの問題点を何人のかの人々で簡潔にそして薄っぺらくなく見事に表現できて良かったです 【月読】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-12 15:54:19) 15.《ネタバレ》 ほとんどの登場人物が善人とも悪人ともいえない人物に設定されているのがいいと思う。悪党に見えた人間が他人を救い、逆に善人に見えた人間が罪を犯してしまう。真に邪悪な人間はいないのに、いつのまにかいがみ合い、憎み合っている。完璧な者は一人もおらず、それぞれが欠点を負っている。積極的な人種差別というよりは、誰もが抱えている不幸の数々がやり場を失って、差別という形で発露している。小さな悪意が交叉し、誤解と偏見が連鎖し、やりきれない出来事を積み重ねていく。どんな人種でも、そういう意味ではみんな平等に人間らしく、不幸だ。 ところがこの映画では、そんな暗い世界をささやかな奇跡の数々が切り開く。なぜなら人間は欠点を持つのと同じように長所も持ち合わせていて、ちょっとした偶然から善意が交叉するときだってあるし、ときには理解し合うことだってできるからだ。救いがたい悲劇に転ぶことがある一方で、良い方向に転ぶことだってある。そういう意味でもみんな平等に人間らしく、幸福になれるチャンスを持っている。 この映画が提示する希望はとても控えめではあるが、それだけに力強い存在感を持っているように思える。 【no one】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-09 15:56:18)(良:1票) 14.《ネタバレ》 登場人物1人1人の役柄が実に深い。そして、俳優陣の演技が素晴らしい。個人的にはマット・ディロンよりドン・チールが印象強かった。お父さんを守りに行く娘や、マット・ディロンがダンディ・ニュートンを助けるシーンのように、BGMのみのスローちっくな再生にすごく惹きつけられた。 【アンナ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-02 08:14:23) 13.現代アメリカ社会(特に都市部)で差別を味わった、見た、感じることはない、我々日本人には体感できないドラマだと思います。確かに、様々な人々の群像劇で印象的なシーンも多く、脚本もしっかりした良質な映画だとは思いましたが。 【★ピカリン★】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-01 12:34:16) 12.脚本が見事 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-21 04:01:13)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS