みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 どっかのレヴューであった、パチデンゼル?と思っちゃったオープニング。デンゼルとしては、意外なオープニング。(というか、あんまりデンゼルしらないけど。) しかしやはり、航空フリークの私としては(またかよ)、オープニングの航空パニックシーンはワクワクのもでした。 んで、内容は、かの、”酒とバラの日々”を思い出させるなあ、なんておもって観ていたら、コレ観た晩にテレビでは”クレイジーハート”なんてやってるし、俺までアル中になるしまつ。最後、証言台での”真実の告白”には泣けた!機内でこどもを助け、自らの生命も犠牲にした彼女。その顔が思い浮かぶ。誰が嘘なんてつけるものか!てめえら人間じゃねえ!(号泣!)しかし、職業パイロットが、酒はともかく、”クスリ”とは。アメリカなら、いかにも実際ありそうな雰囲気プンプンで恐ろしいのでした。もっとも、人間辞める前に、パイロット辞めなさいと言いたい。いくら機体の事故だって、奇跡の宙返り飛行だって、帳消し! 一事が万事とはよくいったものだ。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-02 22:32:45) 7.《ネタバレ》 アクションでもサスペンスでもなく予想に反しての重厚な人間ドラマ。さて、相変わらず安定感のあるゼメキス演出だが、パイロットが英雄視されるシーンがほとんどなく、その後の犯罪者への転落感が物足りなかったり、亡くなった女性との関係が充分に描かれていないため、どうみても最低のくず人間がいきなり証言を覆すのが唐突で違和感があったりと気になる点もちらほら。期待が大きかったので点数は辛目で・・・。死者を貶めることなく自ら犯罪者の道を選び、息子と和解する展開は爽やかな感動を覚えた。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-02 20:50:09)(良:1票) 6.《ネタバレ》 見終わって感じたのが、これは賛否の分かれる映画だなあ。 予告編で見られるようなアクション映画を期待していたら、とんでもない人間ドラマ、社会ドラマへと展開。 D・ワシントンの演技は見事で、アル中ぶりに見入り、そしてイライラしてしまいます。 そして、終盤の公聴会から息子との会話にいたるまでの顔の変化の演出は、名演出家と名俳優のなせる技ですね。 しかしながら、私の脳裏に焼き付いてしまったのは、序盤の機内のパニックシーンで、気を失ったCAの足首が棚のフタに挟まるシーンでした。 【ミスプロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-02 17:43:59)(笑:1票) 5.《ネタバレ》 いきなり映し出される或る女性の乳房。そして、その女性と一夜を共にしたらしい主人公は、元妻からの電話に叩き起こされ、苛立ち億劫に応答しながら、真っ裸でうろつく女性の下半身を凝視する。 おおよそ“ロバート・ゼメキスの映画らしくない”そのアダルティーで、どこか退廃的なムードが漂う描写に「おや?」と思う。どうやらこちらの想定外の映画が展開されるらしいということは、この冒頭数分の映像で明らかだった。 機体トラブルによる旅客機墜落を奇跡的に回避した機長。「英雄」となるはずだった彼の血液からアルコールが検出されたことから生まれる疑惑。主人公は「英雄」なのか「犯罪者」なのか。 ストーリーの大筋はこのイントロダクションの通りである。しかし、この映画は、そこに隠された真実を追っていく類いのありふれたサスペンス映画ではない。 冒頭のシーンで明らかな通り、デンゼル・ワシントン演じる主人公が決して“清廉潔白”な人間ではないという事実からこの物語は始まる。 詰まるところ観客は、映画の序盤において、「英雄か?犯罪者か?」という問いに対して、「そのどちらも当てはまる」という答えを知ることになるのだ。 すなわち、この映画が伝えようとしているものが、主人公の社会的顛末などではなく、彼の人間としての「決断」の物語であることに気付く。 人間は、歳を重ねるにつれ、自分の非を認めるということが困難になる。 それが内省的なものであればあるほど、曝け出し、悔いること自体に多大な勇気が必要になってしまう。 この映画が描くことはまさにそういうことだ。 大事故に遭遇し自らの功績により生き残った主人公が、強制的に自分自身を省みなければならない日々を経て、最終的にどのような道を選び取るのか。 そういうことが、非常に巧みな映画づくりの中で表現されている。 一見すると、無駄に思えたり、やけにまどろっこしく思えるシーンの一つ一つが、この映画が伝えるテーマに繋がっていき、上質なドラマに昇華される。 ロバート・ゼメキス監督の映画を久しぶりに観たが、安定した演出力もさることながら、齢60歳にして非常に精力的に新境地を開拓してみせたと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-03-02 17:04:48)(良:2票) 4.《ネタバレ》 「酒、クスリ、タバコはだめ。特に酒」って5秒で話せる事を延々クドクド2時間18分かけて神様まで持ち出して教え説く道徳映画。ラリパッパっぷりがハンパないアメリカ人には必要な映画かもしれませんね。 冒頭から「コイツってこういう人間」っていうのが描かれてしまうため、予告編にあるような真実がどうのこうのな映画ではないって事がすぐに判ってしまいます。映画の核となるのが飛行機事故ではなくて、ソコなんだなぁっていうのが。 そして、その人間性が少なくとも日本人にはあーんまり一般的でないっていう。みんなクスリとかフツーやらないでしょ? 明らかな犯罪を気軽に犯したりしないでしょ? 最後には救済されたりしますが、個人的にはね、あそこでウソついて一生自責の念に囚われ続けるような後味の悪さがあった方が教訓になって良かったんじゃない?ってな気もします。いい話にしちゃった時点であのセラピーまんま聴いてるようなモンじゃない?みたいな。 私的にはパニックスペクタクルな冒頭20分だけでいいかなぁ。 見終わって、でもやっぱりお酒は美味しかったわ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-03-02 15:24:02)(良:2票) 3.《ネタバレ》 アメリカの良心か、デンゼルワシントン、冒頭からしていいですね、ナイスボディのスチャーデスと、飲んで、やったあと、です~か。ベテランパイロットとして、やれることは完璧にした、、、、でも、、、人格が、、、。普通の人間を演じるデンゼルはすごいと思う。前のデンジャラスラン、、、とか、、、悪徳刑事より、、、だらしない普通の人間を演じるデンゼルが、ここのいた。 映画の最後の方で、冷蔵庫の酒に、、、、蓋を開けて、、、匂いを嗅ぎ、、、。置いた。偉いー~ーと思ったが、やってはいけないことをしたくなる、、さが、、、。ダメダメ、、、。と思いながら、見ちゃいました、ドラマの最後、、、公聴会で、、、。わからない、、、となぜ言えなかったのか、、。たとえ、センセイシテモ個人的見解を聞かれていたのだから、見ていない、、、と。答えれば、、、良いものを。でも、彼が、最後に正直な告白をしたこと、、、清々しい気持ちに慣れました。ベンアフレックが主演じゃなくて、ベンガ が目を左に寄せてしらをつく姿は世界最強なので、それがなくて安心しました。フェリシティーの青春に出ていたフェリシティーを恋する彼、ベンじゃない方、ノエルの彼も、嘘つき最強伝説、自分の中では、ベンアフレックじゃなくて、、、、。デンゼル、最高でした、映画とても楽しめました。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-03-02 09:52:09) 2.《ネタバレ》 これ、惜しいです!一躍ヒーローに祭り上げられながらも、自らが招いた行動の後ろめたさに怖気づき、アルコール&ドラッグ中毒の泥沼から抜け出せないデンゼル機長の、乱気流の中をアップダウンしながら進む航空機のごとき感情の揺れ動きが、非常に丁寧に巧みに描かれていると思います。それだけに、オーラス一歩手前の聴聞会での、嘘の供述から一転して罪を認めるに至る瞬間の行動への伏線だけがイマイチ弱く、彼の心理の変化が読みずらくなってしまった。亡くなった恋人(?)だったスチュワーデスとの交流が、単に肉体的なものしか画面上では描かれてなかったせいかと思います。結局は自業自得とはいえ、あの場面で観客を納得させてくれるような、何か奥の一手が欲しかった。ヒロインと初めて会う病院の階段踊り場での、ガン患者さんを交えた煙草のシーンが短いけれど、なぜか強く印象に残りました。久しぶりに実写のゼメキス監督作品を鑑賞しましたが、まだまだキレのある演出力は衰えてないようで嬉しかったです。デンゼル・ワシントンもホントいい感じで役者として熟してきましたね。それにしてもアメリカの航空会社って、国内線とはいえ搭乗前のパイロットの健康状態やらアルコール摂取とか、なーんのチェックもなしで、フリーパスで操縦させてるんですかねえ・・・?冒頭のデンゼル機長のアクロバット的背面操縦力技には実は「おおっ!すげー!」って、びっくり仰天したけど(←単純なヤツ)ノーチェックで操縦させてるって、やっぱ乗る側としては怖いよなあ・・・。クワバラクワバラ。 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 7点(2013-03-02 09:30:36)(良:1票) 1.《ネタバレ》 よくあるパターンだけど、トレーラーの印象でこの映画に期待をするととんでもないしっぺ返しを喰らう。例として「ドライブ」も、その部類だと思う。飛行機が謎の墜落をして(実際するんだが)その謎を解明していくととんでもない事態に(実際、とんでもない事態になるんだが)なっていくプロセスを手に汗握る…っていう「アクション・ミステリー」ではないし「法廷モノ」でもない。 そーいうのとは残念ながらこの映画は違う。 もっともっと「内省的」なのだ。 アメリカの映画界が数年おきに出してくる(今回はゼメキスが)「内省モード映画」のひとつだし、21世紀の幕開けからの個人も国家も躁状態、アメリカ経済も政治も「大嘘つき状態」であった約10年間を内省的に考える気持ちがセットになっているんだとおもう。 作品自体が、そもそもアカデミー賞狙いっていえば表層的にそうだけど、でも、もーちょっと根っこの深い部分で、「なぁ?俺たちの人生ってこんな調子で良いのかよ?」って誰しもが思っている、そーいう気持ちがラストシーンに繋がるのでは? 家族、嘘、虚栄、酒、ドラッグ、そしてアメリカの理想主義と現実主義、イケてる自分とグダグダな自分。 いろーんな「21世紀最初のディケードが終わった今のアメリカ」をぶち込んであるので、たぶん普通の日本人にはあまり面白くない映画…だと思う。でも、誰が観てもその根底にあるメッセージ性を理解出来る極めて良質な映画だとも思う。 【crushersyu】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2013-03-01 05:20:05)(良:2票)
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