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ソロモンの偽証 後篇・裁判

Solomon's Perjury Part 2
2015年【日】 上映時間:146分
ドラマサスペンス法廷ものシリーズものミステリー青春もの学園もの小説の映画化
[ソロモンノギショウコウヘンサイバン]
新規登録(2015-01-27)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2015-04-11)


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監督成島出
キャスト藤野涼子(女優)藤野涼子
板垣瑞生(男優)神原和彦
石井杏奈(女優)三宅樹理
清水尋也(男優)大出俊次
富田望生(女優)浅井松子
前田航基(男優)野田健一
平祐奈(女優)水川冴子
佐々木蔵之介(男優)藤野剛
夏川結衣(女優)藤野邦子
永作博美(女優)三宅未来
黒木華(女優)森内恵美子
田畑智子(女優)佐々木礼子
塚地武雅(男優)浅井洋平
市川実和子(女優)垣内美奈絵
森口瑤子(女優)神原歩美
江口のりこ(女優)大出佐知子
安藤玉恵(女優)高木学年主任
木下ほうか(男優)楠山教諭
宮川一朗太(男優)柏木則之
浜田学(男優)垣内典史
大河内浩(男優)
嶋田久作(男優)河野良介
津川雅彦(男優)小林修造
余貴美子(女優)上野素子
松重豊(男優)北尾教諭
小日向文世(男優)津崎正男
尾野真千子(女優)中原涼子
森田想(女優)蒲田教子
井上肇(男優)岡野教頭
原作宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫)
脚本真辺克彦
音楽安川午朗
津島玄一(音楽プロデューサー)
主題歌U2"With or Without You"(Universal Music)
撮影藤澤順一
製作松竹(「ソロモンの偽証」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「ソロモンの偽証」製作委員会)
朝日新聞社(「ソロモンの偽証」製作委員会)
木下グループ(「ソロモンの偽証」製作委員会)
配給松竹
特撮浅野秀二(VFXスーパーバイザー)
照明金沢正夫
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【クチコミ・感想(3点検索)】

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9.《ネタバレ》  大体、学校内裁判って何でしょうね。裁判をやれば真実が明らかになるって何の根拠もない信仰でしょ。普通なら真実はあんな裁判をやっても明らかにならないままだと思います。それを真相が明らかになるという奇跡。それが語られて時代を変えていき、今に至るというこの話の流れ。私にはその余りの予定調和ぶりに空いた口が塞がらない感じです。

 なんか、よくわからない。タイトルからいって、この話自体がつくり話の可能性もあって、上下編を見終わって虚無感しか残らない。 たこのすさん [インターネット(邦画)] 3点(2022-03-06 13:07:24)

8.《ネタバレ》 「前編・事件」は、少年少女たちの成長譚的側面が、ミステリー要素以上に色濃く展開され、歪な仕上がりではあったけれどエモーショナルな映画として見応えがあった。
この「後編・裁判」には、そういった少年少女たちの成長の行く末と、それの根幹に関わる事件の真相が詳らかになる展開に期待したのだが、大いに肩透かしを食らってしまった。
結論としては、前編の佳作ぶりを一蹴してしまう程の「駄作」だったと思う。

何と言っても最大の問題点は、真相の核心として存在する“柏木少年”の浅はかさだ。
当然ながら、前後編通じてこの物語の最たるキーパーソンである彼の存在性自体が、あれ程までに脆く軽薄であることは、ストーリーテリング上致命的な欠陥であり、文字通り“救えない”。

柏木少年を演じた望月歩くん自体は、今作が俳優デビューであるにもかかわらず、ある種の悪魔的存在感を醸し出そうと一生懸命役づくりをしていたと思うけれど、キャラクターとして最終的にあのような描かれ方をされてしまっては、ただの愚か過ぎる馬鹿者にしか見えず、正直同情の余地が全く生まれなかった。
逆に、こんな者のために、子どもも大人も含めたすべての登場人物たちが振り回され、何の罪もない少女が巻き添え死に至ってしまったことに対して、憤りしか感じない。

そして、この「裁判」で、一方的に真実を突きつけられ、最も己の罪に苛まれながら「生き地獄」に突き落とされたのは、藤野涼子でも、神原和彦でも、大出俊次でもなく、柏木少年の両親に他ならない。
少なくともこの映画の中においては、この両親の問題性を表す描写は無かった筈なので、ただただ気の毒でならず、不快感極まりなかった。

舞台が「中学校」である以上、どんなに複雑な人間関係を用意したとしても、導き出される「事実」は限定的にならずを得ない。
それに、原作者自身も、現代社会に蔓延する後を絶たない「問題」こそを描きたかったのであろうから、この「事実」ありきだったとは思う。
ならばもっと、その「事実」に至らざるを得なかったもっと根本的な「理由」こそを「真相」として描かなければならなかったと思う。
それが、柏木少年の深層心理なのか、過去のトラウマなのか、はたまた全く別の学校環境なのかは分からないけれど、それを描き出そうとする姿勢が無ければ、この物語自体が、現実社会の「問題」を類型的に、記号的に捉えているように思え、また不快感が募る。

その他の人物の描写においても、この「裁判」を経て、すべてが“良きこと”に繋がったように見せる顛末が、どうにも気持ち悪かった。
それはやはり、結局のところ、本当の真相に誰もたどり着いていないからだと思う。 鉄腕麗人さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2016-09-13 18:06:40)

7.《ネタバレ》 原作既読。中学生が裁判をやるっていう時点でファンタジーなわけで、あのガリ勉君の判事とか、神原君とか、みんなのキャラ設定はジュブナイル小説のノリで話は進んでいくのだけれど、扱ってる事件は中学生の自殺事件という、ある意味、連続殺人の犯人捜しなんかよりもリアルでヘビー。この辺のバランスの悪さは原作そのままというか、中学生日記的な子どもたちの演技もあって、増幅しちゃったような気がする。あと、よくわかんないところで流れる一筋の涙とか、やたら倒れたり気絶したりとか、演出面でもくどいし疑問符もいっぱい。保健室での三宅さんと母の涙の抱擁シーンとか必要? 永作さんに見せ場を用意するためにしか見えないし。ほかにも、校長先生にみんなで礼とかもくどいし、テンポも悪い。そして、最悪だと思ったのは音楽。メロドラマ調の音楽が終始流れてるんだけど、中学生主体のシーンには合ってないし、くどさを倍増させる。とどめはU2。あの曲の名イントロをもってしても、違和感しか残らない。全体として、成島監督の名作『八日目の蟬』で成功した手法を踏襲した感じなんだけど、この話には合ってない。数少ないよかった点は、前編で主人公の名前が「中原涼子」になってたことで一番危惧していた原作最大の蛇足が省略されていたことくらい。最後にその話が出てきてU2だったら0点にしてやろうと思った。 ころりさんさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-09-09 14:56:48)

6.《ネタバレ》 前篇で大風呂敷を広げた割にはしょぼい結末でがっかり。
最終的に満面の笑顔で友達になりました♪とか言われても違和感がある。
クラスメートが2人も死んでるのによく笑ってられるなぁ。
そもそも浅井松子まで殺されなきゃいけない理由がさっぱりわからない。
もう1人くらい死んだ方が盛り上がるんじゃね?とかいう理由だったなら、この脚本家は人間のクズだわ。
百歩譲って柏木卓也の自殺は本人の意思なんだから仕方ないと割り切れなくもないけど、巻き添えで殺された浅井松子が不憫でならない。
助けなかった藤野涼子、共犯にした三宅樹理、黙ってた神原和彦の誰が悪いのかよくわからないけど、無駄に死人を増やしたことで、すっきりせずもやもやした感情が残ってしまった。
少なくとも関わりのあった人間が武勇伝のように自慢げに語っていいような話ではない。
結局、この作品は子供の自殺という社会問題に対して正面から向き合って一石を投じようという真摯な作品ではなくて、子供の自殺をネタにしたエンターテインメントなんだろう。
柏木くんが何故自殺しなくちゃいけないほどに追い込まれたのかもよくわからないし、家庭環境に問題があったのか、学校の対応に問題があったのかもよくわからない。
生徒側には何人か問題提起された登場人物も居たけど、どうすれば自殺を食い止められたのかよくわからない。
最期に一緒に居た神原和彦ですら、それほど大きな間違いを犯したとは思えない。
このケースに関しては、柏木卓也本人の問題としか言えないような気がする。
でも、それが自殺した子供たちへのメッセージだとしたら悲し過ぎる。 もとやさん [地上波(邦画)] 3点(2016-09-02 13:05:12)

5.《ネタバレ》 やはり全体的にグダグダになってしまった感が残る。
中学生という時期の葛藤や精神みたいなものを描きたかったのかもしれないが、
シナリオ自体も酷い。
掘り下げるところが苛められてる女の子に向いたほうが良かったんじゃないかな。
死んだ子がちょっとサイコなのがなぁ・・・。 バニーボーイさん [地上波(邦画)] 3点(2016-07-10 07:22:36)

4.《ネタバレ》 前編はよかった。しかし、後編はひどい。結局、神原くんに振り回されただけ。柏木君、壊れてる。どんでん返しも何もない。もやもや感半端ない。 木村一号さん [地上波(邦画)] 3点(2016-05-28 22:55:49)

3.《ネタバレ》 これは相当期待を裏切られた。一体何のための裁判だったのか。結局自殺ですか。どうせ現実的な話ではないのだから、エンターテイメントに徹して楽しませて欲しかった。こんな話で感動はしない。サスペンスを期待したのに。結局、原作がつまらないということか。残念。 ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-02-11 09:50:51)

2.《ネタバレ》 前篇からの緊迫感はあるが、被告の判決や関係者の誰かが秘密を持っているのは予想通り。
少年が死亡前に電話を4回も受けていたのを警察が調べないのは不自然。
また、そんなに知っていることがあるなら君はなんで警察にすぐ行かないのだ、と突っ込みたくなる。
知り合いが死亡した少年しかいないような他の中学校の行事(?)に主役級で参加するのは異常なことだと思う。
交通事故については説明がほとんどない。
自己満足の「かまってちゃん」が、受験前の友人と大人を巻き込んで振り回すだけの映画を前篇後編と4時間以上も見たことに脱力感が残った。
主演女優のオデコと無表情に1点づつで緊迫感1点。それ以外は評価できない。 たこげるげさん [ビデオ(邦画)] 3点(2015-10-08 07:33:01)

1.《ネタバレ》 前編だけを見た時点では結構面白いと思っていたのだが・・・
なので前編には6点をつけたが、後編まで見ると時間の無駄だったと思い知らされる。
無駄に長いです。前編後編に分ける必要なかったと思うし、すべてが予想の外へ行かない。
告発状も、2人の死んだ理由なんかもそのまま、思った通りでなんのひねりも無いとは・・・
隣人の変態女とか要る?手紙を盗ったって所まではその存在理由がわかるんだけど
ワインで殴りに来るのとか完全に蛇足。不要。意味が無い。
死んだ少年はただただ、ものすごいイヤなやつって感じに描かれていて死んでも別に、っていうかこりゃ死んで当然と感じてしまうのは
どこか説明が足りないというか大事な部分、原作からどこか抜け落ちてるんではないか?ってぐらい不自然。
「少年はなぜ死ななければならなかったのか?」この部分は非常に大切な部分のはずなのだがこの作品にはその理由が無い。
勝手に死んだ、時々ニュースでやってる単なる中学生の自殺、だとしか思われない。
こちらが考えていたような謎やミステリーも無い。だから最後まで見ても納得がいかず面白くない。
前編が良かったのに、後編まで見るとあまりの駄作っぷりに後悔。
レンタル代金と時間が本当にもったいなかった。 虎王さん [DVD(邦画)] 3点(2015-08-20 11:31:10)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 36人
平均点数 4.81点
000.00% line
100.00% line
225.56% line
3925.00% line
4822.22% line
5411.11% line
6719.44% line
725.56% line
838.33% line
900.00% line
1012.78% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

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