みんなのシネマレビュー

デビル(2010)

Devil
2010年【米】 上映時間:80分
ホラーサスペンスミステリー
[デビル]
新規登録(2012-01-25)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2017-05-23)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-07-16)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督ジョン・エリック・ドゥードル
キャストクリス・メッシーナ(男優)ボーデン刑事
ローガン・マーシャル=グリーン(男優)トニー・ジェンコウスキー
ボキーム・ウッドバイン(男優)ベン・ラーソン
ジェイコブ・バルガス(男優)ラミレス
マット・クレイヴン(男優)ラスティグ
カロリン・ダヴァーナス(女優)
ヴィンセント・ラレスカ(男優)
檀臣幸ボーデン刑事(日本語吹き替え版)
沢田敏子ジェーン・コウスキー(日本語吹き替え版)
江川央生ベン・ラーソン(日本語吹き替え版)
小森創介(日本語吹き替え版)
原作M・ナイト・シャマラン(原案)
音楽フェルナンド・ベラスケス
編曲ロバート・エルハイ
撮影タク・フジモト
製作M・ナイト・シャマラン
サム・マーサー
ジョン・ラスク(共同製作)
配給東宝東和
特殊メイクロバート・ホール[メイク]
オルモスト・ヒューマン社
録音ゲイリー・A・ヘッカー
その他フェルナンド・ベラスケス(指揮)
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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9.なんの期待もせずにB級ホラーとして見たからか、結構、楽しめました。エレベーターが止まり、その中に閉じ込められた5人の男女が次々殺されていく映画だけど、この映画のおもしろいところは、主役がエレベーターの外にいる刑事であり、警備室のモニターを通じて内部で起こっている事をなすすべもなく観察しながら、なんとか外の世界の捜査で解決しようとしている状況である。しかも、外では警察や消防士たちがエレベーター内で起こっている事に連動して派手に活動し、それが一種パニック映画のような緊張感をもたらしているので、見ていて非常に映画に引き込まれました。エレベーター内で起こっている異常な事のあらましは、ほどんど冒頭のナレーションで説明されているのだが、それゆえに、その事件が超常現象であると早いうちから観てる僕らは感じれる。そしてそれが、外部の現実感のある者たちが対処する展開と並行して見せられ、ある意味、チープなB級ホラーと普通の刑事もの映画が融合したような感じになっていて、それが面白く興味深く思えた。そして主役が外にいるために、先がどーなるのかわからない面白さもあった。ただ、僕は結末もそれなりにまとまっていて良かったんだけど、見るものによっては、映画の過程の面白さに比べてオチがイマイチと感じる人も少なくはないとも思えるので、オチを期待するとあまり面白くないかもしれない。 なにわ君さん [DVD(吹替)] 7点(2015-12-07 12:25:49)(良:2票)

8.《ネタバレ》 それは、何処にでもあるような日常のとある一コマだった――。大都会の一等地に聳え立つ超高層ビル。上層階へと向かうエレベーターの一室に、偶然乗り合わせた五人の男女。年代も人種も職業も違い、まったく共通点のない彼らはただ偶然そこに居合わせただけだった。だが、その狭い筐体は動き出した直後、原因不明の不具合を起こし、すぐに動かなくなってしまう。どのボタンを押してもうんともすんとも言わず、唯一のドアはどれだけ力を加えても一向に開かない。警備員室へと繋がるマイクにいくら訴えても、向こうはただ落ち着いてくださいと繰り返すばかり。室内には不穏な空気が流れ始め、徐々に混乱してゆく彼ら。一瞬の停電のあと、とうとう第一の犠牲者が出てしまうのだった。果たして犯人は誰なのか?やがて彼らは気づくことになる。この事態の裏側には、超自然的な力が動いていることを……。とあるエレベーターの一室に閉じ込められた、何の関連性もなさそうな人々の駆け引きを描いたシチュエーション・スリラー。明らかに低予算で作られたであろう、いかにもB級なそんな本作、制作を務めるがとにかくアイデア一発勝負で映画を撮り続けるM・ナイト・シャマランということで、さして期待せずに今回鑑賞してみました。ところがどうして、これがなかなか見応えのあるスリリングな密室劇に仕上がっていて、僕の先入観はいい意味で裏切られましたね。とにかく緊迫感の煽り方が抜群に巧い!!こーゆー映画にありがちな、舞台はこの密室の中だけ、ストーリーを登場人物のやり取りのみで強引に押し進めたりせず、ちゃんと外部の視点も取り入れているのが大変グッド。おかげで物語にメリハリがつき、最後まで飽きさせません。がっつりオカルト要素を取り入れているのも最初はどうかなと思ったんですが、それも自然であまり違和感を感じませんでした。物語の焦点となる、密室内に閉じ込められたこの五人のうちの誰が悪魔なのかというミステリーの見せ方も巧い。ビル内に徐々に混乱が拡がってゆくとこなんて、なんだかパニック映画のような趣さえありました。この五人のキャラもそれぞれ個性的でちゃんとキャラ立ちしているところも良かったですね。あのおばちゃんが急に立ち上がってきたときは、「どひゃあ~」と思わずのけぞっちゃったし。最後のオチは若干強引で力技で押し切られた感はありましたが、総じて満足度は高い。うん、なかなか面白かった。7点! かたゆきさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-05 01:04:29)(良:1票)

7.《ネタバレ》 人間の中には善と悪があります。
シャマラン監督は、弱い人間の小さな善が悪に打ち勝つストーリーを、いつも描いてくれる。
ちょっとファンタジーが入ったような描き方で、観る側の好き嫌いが別れるのですが、この描き方がクセになってシャマラン映画のファンになるワタシのような人間も多いでしょう。

今回は、警備の太っちょさんが、シャマラン節をうならせてくれました。
現実だったら、誰も彼の言葉には耳を貸さないでしょう。映画でも彼は「イタイ奴」扱いされてしまうのですが、悪魔のばらまいた様々な符牒が少しずつ合いだし、悲劇が突き進むうちに、妻子をひき逃げされアルコール依存症で死にかけたスーパーリアリストの刑事さんも、彼の言葉に耳を傾けるようになります。

この「信じがたい言葉にも耳を傾ける」姿勢、「悲劇を回避するためにありったけの努力をする」姿勢、それが人間の善に通じる力なのでしょう。
たとえ大切な家族を失ってひどく傷つけられ苦しんだたとしても、最後には、人間を信じ、罪を許す、という不可能に近いほど困難な事を成し遂げる。それが人間のもつ最大の善なのでしょう。

シャマラン監督の映画は、人間を信じさせてくれる。
ホラーでもミステリーでもSFでも、根底に流れるテーマは同じ。
今回は原作がシャマランであって監督は別の方ですが、この監督の、決して目をそらさせずに緊張感を持続し、最後までストーリーをひっぱるやり方も、なかなかです。
エレベーターって普通に人が何も考えずに利用するものだし、誰もが「閉じ込められたらどうしよう」と一度くらいは考えたことあるだろうし、題材としてすごくいい。観客は、みんな自分が閉じ込められている側の気持ちになって観ていたんじゃないかな。

奇抜さはないけれど、心理的にジワジワくるのでホラーとしても良作。
観賞後の後味もとてもよかった。オススメです。 りりらっちさん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-13 22:49:59)(良:1票)

6.《ネタバレ》 何気ない都市の風景から始まる冒頭が良い。
結局飛び降り自殺の原因は謎のままだけど、問題のエレベーターがあるビルまで辿り着く展開もテンポが良い。
悪魔が奪おうとしたのは、あのエレベーターに乗り合わせた(そう仕向けた?)罪人の魂みたいなんだが、魂を奪われなければならないほどの悪党でもなさそうなんだよね。
初老の女性もただのスリ?置き引き?だし…って思ったら、この女性が悪魔だった。
一人ひとりメンバーが減っていく中でいったい誰が犯人なんだっていう緊迫感はなかなか面白かった。「遊星からの物体Ⅹ」もこんな感じだったな。
ラストの見事な伏線回収もなかなかの手際よさで、満足の一本。
でもね、あんな閉ざされたエレベーターの中で、衆人環視の中で女性が服をめくって背中を見せたりしないぜ。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-10-18 17:30:19)

5.《ネタバレ》 ある日私はマイナーなホラー映画を何本か観ようと思い立ったのです。
で、何かいい映画ないかな?といくつかの紹介サイトなどを探して読んでたわけですが、なんとそこでこの映画について結構なネタバレしてくれてたのです。
おおう…
いやまぁわからなくもありません。
映画の説明をしようとするとある程度あらすじを書くこともあるでしょう。
特にアフリ系のサイトだと当然そうなりますよね、目的は広告収入稼ぎですもん。
でもあらすじって結局ネタバレなわけで、それってどうなの?っていうね。

まぁそういうサイトの在り方はさておき、そんなわけで残念ながら私はある程度ネタバレした状態でこの映画を観たわけですが…、なんとネタバレしてても面白いじゃないですか!
見せ方がうまいんでしょうね。
「悪い事した奴を集めて悪魔が殺してる」っていうネタは知ってるのに、それでも面白いんです。
なまじネタを知ってる分、途中で刑事が間違った推理を見せて観客をミスリードさせようとしたりする演出とか「なかなか工夫してるな!」と感心したりしちゃうわけです。
多分この中に刑事さんの家族をひき逃げした人も混じってるんだろうな、とか予想がつくわけですが、それでも観てて面白いっていう。
これはなかなかの演出力だと思います。

っていうか、この悪魔、かなりいい奴ですよね?

だってやってる事はほとんど必殺仕事人かハングマンじゃないですか。
悪い奴は殺しちゃうけど、引き逃げした彼が「マジで反省」したらそれは許しちゃうんですからね。
ほんとに悪い奴は殺しちゃうけど、真摯に反省してる人は許しちゃう。

え、それってほんとに悪魔なんですか?っていう。
むしろ神とかじゃないの?と思うわけですが、そもそも悪魔って堕天使だったりしますからね。
神と悪魔なんて表裏一体で実は似たもの同士って事なんでしょうか。

ところでよくわかってないんですが、事件のせいでついでに死んでしまってた整備の人とか警備の人とかは悪い人だったんでしょうか?
悪い人に罰を与えるために関係ない人殺してたらそれってダメだと思うんですけど…そこはどうなんですか、悪魔さん? あばれて万歳さん [インターネット(字幕)] 7点(2018-01-02 18:44:43)

4.《ネタバレ》 面白い!
悪霊オチは個人的に好きじゃないけど
これは最初5人集まるまってからは緊張感が常に保たれるので
最後までグイグイと引き込まれる。 Donatelloさん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-23 10:42:45)

3.結構釘付けになりました。
見始めたら、惹きつけられて、ドキドキしながら最後まで一気に見てしまいました。シックスセンス程のオチのキレは無いものの、サインやヴィレッジのように退屈で途中リタイヤしてしまいそうになることが無かったです。作り方が上手なのでしょうか? 団スバーンさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-16 05:23:00)

2.《ネタバレ》 本作は、シャマランが書き溜めてきたアイデアを若手クリエイターが映像化する「ザ・ナイト・クロニクルズ」の第一弾。これまでシャマランは自分のオリジナル脚本を他人に委ねることがなかっただけに、本作の出来がどうなるのかは気になっていたのですが、幸いなことにこの試みは成功しています。。。
内容は「お天道様は見ていますよ」といういつものシャマラン映画なのですが、若手クリエイターの力によって、これまでとは一味も二味も違う作品に仕上がっています。従来シャマランが不得意としてきた悪人の描写が充実し、サスペンスホラーとしての奥行きがしっかり出来ているのです。シャマランは悪人よりも善人の描写に力を入れる監督なのですが、一方、本作の監督を担当したジョン・エリック・ドゥードルは善人にほとんど関心を示していません(ラストでは善人に救いがもたらされるのですが、その救いをほとんど描かずにさっさと映画を切り上げてしまうという有様)。それに代わって「正常に見えていた人間が、実は悪人だった」という点の描写に力を入れたため、サスペンス映画としてちゃんと面白くなっています。。。
本作の構成は独特で、オカルトと犯罪ミステリーという相反するはずの二つの要素が食い合うことなくうまく共存しています。犯人は悪魔であることがはっきりしているのに(そもそも、タイトルが『デビル』だし)、その前提でもなお犯人探しのミステリーを成立させてしまった脚本力・演出力には脱帽なのです。抜群の発想力・構成力を持っているものの、監督としての引き出しの少ないシャマランと、勢いのある演出はできるものの、ともすれば緻密さに欠ける若手クリエイターが、お互いの短所を補完しあうことで作品を完璧なものとしたようです。本作は興行的にも成功した様子なので、「ザ・ナイト・クロニクルズ」の第2弾にも期待です。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2012-09-02 02:31:25)

1.観る側の知的好奇心を擽る術に長けた絶妙なバランス。
登場人物の描写や演出面にも手抜きがなく、中堅どころの作品にしては、
クオリティーは高い。
刑事が真相を解明するあたりから俄然面白く、物語にぐいぐい引っ張り込まれました。
ただ、タイトルは安直過ぎだと思います。 シネマブルクさん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-12 03:21:05)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 5.97点
000.00% line
100.00% line
212.94% line
325.88% line
425.88% line
5617.65% line
61029.41% line
7926.47% line
838.82% line
900.00% line
1012.94% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.33点 Review3人
2 ストーリー評価 6.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review4人
4 音楽評価 6.33点 Review3人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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