みんなのシネマレビュー

題名のない子守唄

The Unknown/The Unknown Woman
(La Sconosciuta)
2006年【伊】 上映時間:118分
ドラマサスペンスミステリー
[ダイメイノナイコモリウタ]
新規登録(2007-09-18)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2012-11-30)【ESPERANZA】さん
公開開始日(2007-09-15)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督ジュゼッペ・トルナトーレ
キャストクセニア・ラパポルト(女優)イレーナ
ミケーレ・プラチド(男優)ムッファ“黒カビ”
クラウディア・ジェリーニ(女優)ヴァレリア・アダケル
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(男優)ドナート・アダケル
アンヘラ・モリーナ(女優)ルクレッツァ
脚本ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽エンニオ・モリコーネ
配給ハピネット・ピクチャーズ
字幕翻訳吉岡芳子
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【クチコミ・感想(7点検索)】

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10.《ネタバレ》 「ニューシネマ」のトルナトーレ観たさに観ると、かなり落ち込む映画。
トルナトーレの毒が、かなり前面に出てる。

子供を羽交い絞めにして、立て!と怒鳴るシーン。
あれね~、酷いセックスのトラウマかと思ってたら、もっと深い愛だった。
子守唄という題の、深い意味に気づいたとき、かなり凹む。要注意。

うわ~、人身売買って途上国のものかと思ってたら、
ヨーロッパでも、養子で金もうけをたくらむ悪党がいるんですね~
トルナトーレから、ロマンチックな部分を取り除くと、結構厳しいっすね(汗) トントさん [DVD(字幕)] 7点(2024-03-09 21:30:12)

9.一見、タイトルからして優しいヒューマンドラマかと思うが見てみると良い意味で期待を裏切られた。最初から終盤までサスペンス風に進んでゆく作品。
見終わった後に話として並べてみると、特段目をひく部分があるわけではないが、何分見せ方が良くできている。
謎に包まれたまま始まり、所々で挿入される回想で余計に謎が深まる。推理する内にミスリードに引っ掛かる人も居るかもしれない。
物語の全容が気になって最後まで惹き付けられてしまうので、退屈だと感じる暇はないと言える。

見せ方以外で良いと思ったのは音楽である。弦楽器の演奏が、観客の不安感を煽るのに一役買っている。
重いテーマを扱っているが、そこで息苦しい映画にせずにサスペンスというエンターテイメント性を取り入れたのは考えあってのことであろう。

終盤全ての謎が明らかになった後はヒューマンドラマとして感動できるが、それまではサスペンステイストで進んでゆくので、常に頭を回転させながら観ていなくてはいけない作品。何も考えずにぼーっと見たいという時には適さないが、是非この世界観に浸って欲しいと思う。 Sugarbetterさん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-27 15:54:03)

8.《ネタバレ》 まさに女の人生最悪バージョンを体現している主人公。目が離せないままだんだんと心拍数が上がるように物語に引き込まれ、ラストでようやく「あ、そう言えばトルナトーレ作品だった」と思い出された。最後には観て良かったと思える深い作品なのだが、痛すぎる描写が多くてもう一度観ようと思えない。特に、狂信的な母性愛故の行動とはいえ、いたいけな幼児を後ろ手に縛り上げ執拗に小突き回す愛の鞭シーンは辛かった。あんたは星一徹か?! lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-17 20:45:58)(良:1票)

7.《ネタバレ》  何というか過酷で重苦しいテーマを、謎めいた雰囲気で緊張感たっぷりに描いていて最初から最後まで気が抜けませんでしたね。まあ、面白かったんですけど、ちょっと腑に落ちない部分もありましたね。主人公の思い込みに巻き込まれた人たちが可哀そうで・・・・・。
TMさん [DVD(吹替)] 7点(2009-07-11 23:02:47)

6.同監督の「マレーナ」がよかったという理由だけで予備知識なしで鑑賞しました。
トップシーン、仮面を被った全裸女が三人並ぶという、異様な世界に驚きましたが、現在と過去(回想)が同時進行する展開。
散りばめられた伏線は一度鑑賞しただけで理解するのは難しいかと思います。
「マレーナ」もそうでしたが、本当は3,4時間くらいの長尺に編集したかったのではないでしょうか?話しが飛び過ぎています。
「マレーナ」や「アレックス」以上に男尊女卑を訴えられそうな、えげつないシーンがテンコ盛りですが、しっかりと母性愛のテーマが伝わってきます。
あまり話題にならなかったようですが、是非「完全版」の再発を希望します。

クロエさん [DVD(吹替)] 7点(2009-06-14 03:29:05)

5.《ネタバレ》 「明日を夢みて」「マレーナ」など、トルナトーレの作品の中には、女性がどん底まで不幸になっていく傾向の話があるけれど、不幸ランキングとしてはこれはダントツ。どうしようもない不幸の中で、でも生きている。ほんとにほんとに最後に見えた一条の光。あー映画って人生だ、としみじみしていまいました。涙。
映画と関係ない自分のことですけれど、最近、家族もすごく大事だけれど血のつながらない人でも無償の深い愛情はあるかも(男女の愛情関係とはべつに)・・・それって素敵な奇跡だよね・・・なんて思うことがあったりして、ラストが胸にしみました。
トルナトーレのちょっと鼻につくノスタルジーな感じが苦手な人にもおすすめしたいです。
ETNAさん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-30 19:19:53)

4.《ネタバレ》 主人公イレーナにはまったく共感も同情もできない。根底にはウクライナの社会情勢とか「貧しさ」があるのだと思うけれど。

これが母性ですか?娘を想う気持ちではなく彼女の執着でしょう。何もかも無くした彼女が自分で産んだはずであろう娘を探し出し、近づくことを最後の生きる糧としたように感じた。これを母性とは私は認められません、イレーナのとった行動、手段はとにかく強引で乱暴であり、そのとばっちりを受けた罪のない人々のことはどうするのよ。
運命とは自分で招くことでもあるということもいえる。
そして合法でも非合法でも、いわゆる代理出産というものはその後がなにかと危惧されるものかもしれないとも思いました。
共感も感慨に浸ることもなかったけど、映画としては完成度は高いとは思います。
でもこの重いテーマ、しかしそのわりにはラストが甘いな~。

しかしトルナトーレ監督はいったいどうしたのでしょうか、こんな映画を手掛ける「何か」が身近であったんでしょうか、そっちのほうが気になってしまいました。 envyさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-19 16:09:50)

3.おそらく、ほとんどの人がトルナトーレに求める内容の映画ではないだろう。しかし、良い意味でほとんどの人が裏切られることになるだろう。個人的には、どこか突き放したような主人公の設定が、意図的に感情移入させまいとする演出に思える。そのせいかラストが今ひとつしっくり来ない。ただ、深入りさせない分ミステリーとしては成功しているのではないか。この女優の使い分けた演技は見事。 monteprinceさん [映画館(字幕)] 7点(2007-12-12 00:10:07)

2.《ネタバレ》 まずトルナトーレ監督の変わりようにびっくり。
何が彼をこんな映画を撮る人間に変えたのか。

映画自体のできはかなりのもの。
難しすぎず、しかし考えることをやめさせない適度な伏線づかいは、
やはり上手いな、と思わざるを得ない。

しかしながら途中で主人公がしでかしてしまう行為は、
いくらわが子を思う気持ちからでも酷すぎる。
あそこで、主人公への感情移入ができなくなった観客もいるのではないだろうか。
それすらも伏線に使っていることに恐ろしさも感じる。

とにもかくにも、これは子供がいる親が見るべき映画だと思う。

個人的には最後に残る謎は映画ではっきりと明かされてたのかが非常に気になります。
ご乱心 jet cityさん [映画館(字幕)] 7点(2007-11-02 01:34:33)

1.バラバラなシーン同士の辻褄が徐々に繋がっていく手法ですが,編集がよくできているせいか観賞する上で難しさはさほど感じません。随所にいいシーン,ハラハラするシーン,胸にグサッとくるシーンが散りばめられているので,飽きずに見ることができました。運命を翻弄され続けた女性の哀しさが全面に溢れていますが,その哀しさに負けんとする姿がまた切なかったです。子を思う母は強し,といったところでしょうか。相変わらず音楽は素敵です。 Thankyouさん [映画館(字幕)] 7点(2007-09-24 23:43:56)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.86点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
313.45% line
400.00% line
5413.79% line
6517.24% line
71034.48% line
8620.69% line
926.90% line
1013.45% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.16点 Review6人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.80点 Review5人
5 感泣評価 7.25点 Review4人

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