みんなのシネマレビュー

魚影の群れ

1983年【日】 上映時間:140分
ドラマ小説の映画化
[ギョエイノムレ]
新規登録(2003-11-15)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2024-04-08)【イニシャルK】さん


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監督相米慎二
助監督榎戸耕史
キャスト緒形拳(男優)房次郎
夏目雅子(女優)トキ子
佐藤浩市(男優)俊一
十朱幸代(女優)アヤ
矢崎滋(男優)新一
石倉三郎(男優)水産業者・岸本
工藤栄一(男優)屋台の親父
寺田農(男優)刑事(クレジットのみ)
木之元亮(男優)
かわいのどか(女優)
下川辰平(男優)浅見
レオナルド熊(男優)熊谷課長
原作吉村昭「魚影の群れ」
脚本田中陽造
音楽三枝成章
作曲三木たかし「遺らずの雨」
主題歌原田芳雄「Bright Lights In The Sea」
撮影長沼六男
製作織田明
宮島秀司
松竹
配給松竹富士
美術横尾嘉良
編集山地早智子
南とめ(ネガ編)
照明熊谷秀夫
その他IMAGICA(現像)
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6.《ネタバレ》 青森のマグロの物語かと思いきや、これもやっぱり生死をめぐる北海道の物語じゃないかと思ってしまう。「雪の断章」や「風花」もそうでしたが、相米慎二の描く北海道には不気味な風の音がして、死の匂いが漂い、その死のすぐそばには自暴自棄なセックスがあります。緒形拳は、ちょうど「雪の断章」の世良公則と同じにように、罪を背負って北海道へ死に場所を探しに来たよう見えるし、岸壁から船に飛び移る十朱幸代は、テトラポットへ飛び移る斉藤由貴にそっくりなのです。
はたして佐藤浩市は、青森沖で死んだのか北海道沖で死んだのか分からないけれど、彼が死ぬ前に口ずさんでいた都はるみの歌は、青森から北海道へ向かう連絡船の曲だったし、それは自暴自棄なセックスをする前に夏目雅子が口ずさんでいた曲でもある。
かりに「雪の断章」では罪を背負った人間が死に、「あ、春」では年老いた人間が死んだと考えるのなら、本作で死ぬべきなのは緒形拳であるはずなのだけど、なぜか通常の物語のセオリーとは順序が逆で、ここでは未熟さゆえに佐藤浩市が死ぬ結末になってます。これは残酷なリアリズムともいえるし、たとえば「あ、春」でヒヨコが孵化したり、「風花」でカエルが冬眠から目覚めたように、佐藤浩市の死と引き換えに夏目雅子が出産するともいえるけど、これを「死と再生の物語」と解釈するにはあまりにも無惨すぎる。
ちなみに「風花」の大友良英の音楽も、ちょっとうるさいと思うところがありましたが、この映画の三枝成章の安いサスペンスドラマみたいな音楽も全般的に邪魔でした。それこそ都はるみの音源を使ったほうがマシじゃないのかなと感じます。
なお、瀕死の佐藤浩市を放置してマグロを釣り上げる行為は救護義務を怠った法令違反じゃないかと思うのだけど、刑事役の寺田農が緒形拳を取り調べる場面がカットされたというのは、その後に入る予定のシーンだったのでしょうか。 まいかさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-07 03:23:22)

5.《ネタバレ》 死んだら元も子もないで・・・。 ケンジさん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-02-16 20:46:20)

4.こちらの心が不純なせいか、長回しのシーンはつい撮影風景を想像してしまっていけない。クレーン移動は心地よいけど。拳と十朱の再会シーンと追っかけとか。父と婿の、というより先輩と後輩の和解シーンはちょっとホロッとした。たとえ本人が死んでも本人がやっと釣ったマグロを捨てるわけにはいかん、このことで初めて漁師仲間に入れてもらえた、ということで、忠臣蔵の勘平みたいなものか。この仲間に入れてもらえぬ焦りが重要なモチーフであった。この閉鎖性は否定されるべきものだが、漁師の側からすれば「あんまりいい仕事じゃないよ、娘に苦労はさせたくない」という気持ちもあり、しかしマグロ獲りの誇りも強く、娘の亭主は漁師でなければならぬ、と思うわけ。そういうあれこれがあるので、ラストの「マグロ一匹百万円か、いい仕事だべなあ」のセリフが生きてくる。最初のマグロ釣りのシーンが一番の迫力だった。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-09 09:57:31)

3.脚本は「セーラー服と機関銃」に引き続き田中陽造だけれども、相米監督もこのあたりで、ただの「ガキ映画」の監督ではないことをみせたかったんじゃないか、などと思う。力のこもった文芸大作、といえるのかもしれないけれども、相米監督のほかの作品にある、わけのわからない異様な高揚感は感じられない。背景音の入ってきかたが、この作品では作為的に感じられるシーンが多い。徹底したワンシーン・ワンカットだけれども、それが効果的なシーンもあり、そうでもなく感じられるシーンもある。主人公の緒形拳が北海道へ行くシークエンスが、いかにも田中陽造の脚本らしくていいけれど、それでもリアリズムが基調のこの作品の中では異質な感じ。 keijiさん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-29 11:35:12)

2.相米監督のワンシーンワンカットの長回しが映画にもたらすもの、それは物語の中の一コマにみなぎる生々しさであり緊張であり美しさである。足跡の無い砂浜に足跡を残してゆく長回しの美しさ。佐藤浩市が緒形拳に会いに行き殴られる長回しのそれぞれの思いが交錯する生々しさ。マグロを釣る長回しの緊張と恐怖。宿の二階から外の女を追い走り出る引いた位置からの長回しの、ドラマティックを拒否するような冷めた目線の奇妙さ。それでも物語の分岐点で雨を降らせる相米印。他の相米作品と作風は違えど、どこもかしこも相米慎二の映画でした。 R&Aさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-16 17:26:58)

1.『板一枚の下は地獄』『一攫千金』を実感させられる作品。命がけの博打うちの様な一匹狼の漁師を演じる緒形拳は圧巻。 The Grey Heronさん 7点(2004-05-09 19:25:07)

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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 7.00点
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6212.50% line
7637.50% line
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