みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 さて、『天』『漸』と散々酷評してきた私ですが、不覚にも感動・・・いや、号泣してしまったのである。嘘です、ちょっとだけホロリときました。最後なので点数も甘めです。 たしかに、今作にも粗はある。スケールが大きくなりすぎてやたら台詞が説明的だったり、舞台もほとんど屋上だけで繰り広げられるので変化に乏しかったり、ラスボスがアレすぎたりetc でも、エンドクレジットに『special thanks specファンの皆様(はあと)』とあるように、ちゃんとファンサービスも忘れていない点は素晴らしい。 これまでの主要specホルダー勢揃いに加え一発屋だったナンシーやゲッツまで出てくるし、餃子ロボが大活躍するし、果ては『TRICK』のパロディや『ケイゾク』との繋がりまで出てきてもはや何でもあり。そんなはちゃめちゃさを楽しむ作品です。あと、きっぺいが出てればな~ 悲しすぎるけど希望に満ち溢れた奇跡とも言えるラストシーンは必見。 ああ、瀬文のspec能力ってこれだったのか。 私の妄想かもしれませんが、きっと2人は別の平行世界でまた楽しくやってるでしょう。 最後まで頑張った当麻と瀬文に一言。「お疲れやま!」 【ヴレア】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-17 20:32:02)(良:2票) 1.《ネタバレ》 『天』の感想にて、“回収する気のない伏線”や“どうせ畳めやしない大風呂敷”等と書いてしまった事を、まずは謝罪させてください。いやいや監督、御見それしました。ちゃんと特大の風呂敷を綺麗に畳みましたね。何なら完全放置だった『ケイゾク』まで一緒に畳んでしまうとは(まあ、コチラはドサクサ感半端ないですが苦笑)。この結末はTVドラマの時点から決まっていたと考えて差し支えないでしょう。当麻のスペックはこのラストに繋がる伏線でしたか。お見事です。もっとも元ネタが元ネタなので、壮大かつぶっ飛んだ結末も腑に落ちるというもの(まるで『石作りの海』の結末の如し)。またデヴィッド・クローネンバーグ監督の某傑作SFを彷彿とさせる“報われぬ正しい行い”も個人的には大好物であります。瀬文が着せられた汚名は、世界が救われた証に他なりません。私情は厳禁。大義に生きる。これぞシリーズを通じて主張してきた『刑事魂』そのものです。そして何より当麻と瀬文の絆の深さに涙しました。救いなどあるはずもない無限地獄の中の一筋の光。魂で繋がる2人が尊いこと。この余韻は絶品です。『ケイゾク』の柴田・真山、『トリック』の山田・上田、そして『スペック』の当麻・瀬文。堤監督のキャラクター造形は一流。それだけは疑いようもない事実です。お話の方は悪ふざけが過ぎたり、インチキオカルトで煙に巻こうとしたりする悪癖がありますけれども。TVドラマ監督としての信頼感は絶大でも、映画監督としては信用ならぬという(私の中の)基準をそろそろ見直そうかなと。『12人の死にたい子どもたち』も良かったですし。お詫びも込みで8点進呈です。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-04-20 09:24:02)(良:1票)
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