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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 冒頭、サトシ (山崎光) が走り出すと目の前に牧歌的な風景が広がりを見せ、その後に一転してまるで坂と階段の迷路に迷い込むように、彼は温泉街へと駆け抜けていく、、。 あっという間に、引き込まれてしまった。この導入部の時点で既に、これは大好きな映画だ、と確信した。 そしてうれしいことに、「笑い」のセンスが私の感性に近い。照れ隠しするように、あたふたと先を急ぐサトシと、そのすぐ後ろをヒタヒタとつけ回す無表情なコズエ (新音) の姿。のどかな田園風景の中に、これが実にシュールな光景で、可笑しくて仕方がなかった。 この映画の面白いのは、彼女は「宇宙人」という大胆な設定でありながら、少年と少女による、根は実にシンプルな青春映画であろうとするところ。だから本作の「SF」とは "青春ファンタジー" と考えた方がいいかもしれない。そして、坂と階段の街、転校生、花火、、その設定の多くは、かつての大林宣彦監督を思い出さずにいられない映画でした。 もう一つ、学校の描写について言うなら、生徒たちの顔立ちはみな平均的で、秀才もいなければ劣等生もなく、いじめっ子もいじめられっ子もいない、という、いわゆる「ヒエラルキー」を生まない、学校という名の理想郷のようなところがあり、そういう描き方もまさに大林監督が好んでいたものでした。(あ、コズエは美人だけど例外ね、だって宇宙人だから笑) その、コズエとの別れは、やはりサトシにとっての一つの青春の終わりであり、大人になるための通過儀礼であったと思う。 君は、大人なんかキライだ、「大人は判ってくれない」だったと思うけど、君もいつしか、「子どもは判ってくれない」になる日が必ず来る。 その時こそ、本当に君という「青春」にサヨウナラだ。 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 9点(2022-02-07 22:20:03)(良:1票)
★1.《ネタバレ》 小学生時の不思議な女子との出会いと不思議な体験、そして淡い恋。 ずっと最後までサトシ目線で見れる。それはたぶん、本作で初めてお目にかかる監督さんでしたが、きっと撮り方が上手いからなのだと思います。そんな感じで素直に童心に帰らせてもらえたなかなかの青春ミステリーでしたが、その中で特に私にとって童心に戻れた部分とは、例えば、ヒロシとコズエが大木の元で枯葉を素手で掻き集めて空に向けてパラパラッとやるシーンです。では、それはなぜかと申したら、それは怖さを恐れていない若さです。うちら年寄りになるとどうしても、あんな枯葉の中に素手で手を突っ込んで、そこにもしもムカデなど居て噛まれたらどうするだ? そりゃ痛いぞ 病院行かないかん 場合によっては仕事休まないけんし、ひょっとしたらば、休んでる間にポジション奪われるかもしれへんぞ等とどうしても先々考えてしまうので、まさかあの枯葉の中に素手で手を突っ込むなんて自分の中ではとても有り得ない事であり実際に出来ないんです そんなこと。だけども彼らは違う、やはり恐れを知らぬ若さです。 そんなただの一箇所であり、些細なワンシーンなんですが、私はそこに童心に帰る思いを感じた。その後の纏め方どうのこうは既にどうでも良い事となっていました。 間違いない、これは立派な青春映画です。草彅君ほどのビッグネームがこんなところでこんな役でご出演なされているのも良い兆候。 【3737】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-03 20:52:28)(良:1票)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
8.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 1 | 50.00% |
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9 | 1 | 50.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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