みんなのシネマレビュー

ドラゴン・タトゥーの女

The Girl with the Dragon Tattoo
2011年【米・スウェーデン・英・独】 上映時間:158分
ドラマサスペンスシリーズもの犯罪ものミステリーリメイク小説の映画化
[ドラゴンタトゥーノオンナ]
新規登録(2011-08-07)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2021-09-26)【envy】さん
公開開始日(2012-02-10)


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監督デヴィッド・フィンチャー
演出ティム・ミラー〔視覚効果〕(オープニングシーンのクリティティブ・ディレクター)
キャストダニエル・クレイグ(男優)ミカエル・ブルムクヴィスト
ルーニー・マーラ(女優)リスベット・サランデル
クリストファー・プラマー(男優)ヘンリック・ヴァンゲル
ステラン・スカルスガルド(男優)マルティン・ヴァンゲル
スティーヴン・バーコフ(男優)ディルク・フルーデ
ロビン・ライト・ペン(女優)エリカ・ベルジェ
ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン(男優)ニルス・ビュルマン
ジョエリー・リチャードソン(女優)アニタ
ジェラルディン・ジェームズ(女優)セシリア
ゴラン・ヴィシュニック(男優)ドラガン・アルマンスキー
ドナルド・サンプター(男優)グスタフ・モレル警部補
ジュリアン・サンズ(男優)ヘンリック・ヴァンゲル(若年期)
マーティン・ジャーヴィス(男優)ビルガー
アラン・デイル(男優)イザクソン刑事
エンベス・デイヴィッツ(女優)アニカ
ジョエル・キナマン(男優)クリステル・マルム
デヴィッド・デンシック(男優)モレル(若年期)
てらそままさきミカエル・ブルムクヴィスト(日本語吹き替え版)
東條加那子リスベット・サランデル(日本語吹き替え版)
稲垣隆史ヘンリック・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
土師孝也マルティン・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
佐々木優子エリカ・ベルジェ(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕アニタ(日本語吹き替え版)
小島敏彦グスタフ・モレル警部補(日本語吹き替え版)
宮寺智子セシリア・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
田中正彦ドラガン・アルマンスキー(日本語吹き替え版)
麦人イザクソン刑事(日本語吹き替え版)
塚田正昭ハラルド・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
谷育子イザベラ・ヴァンゲル(日本語吹き替え版)
山像かおりアニカ(日本語吹き替え版)
行成とあリヴ(日本語吹き替え版)
伊藤和晃グレーゲル(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・ザイリアン
音楽トレント・レズナー
アッティカス・ロス
挿入曲レッド・ツェッペリン"Immigrant Song "(移民の歌)
トレント・レズナー歌唱:"Immigrant Song "(移民の歌)
エンヤ"Orinoco Flow"
撮影ジェフ・クローネンウェス
製作スコット・ルーディン
コロムビア・ピクチャーズ
MGM
製作総指揮ライアン・カヴァナー
スティーヴン・ザイリアン
制作グロービジョン(日本語版制作)
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮デジタル・ドメイン社(視覚効果)
美術ドナルド・グレアム・バート(プロダクション・デザイン)
ティム・ミラー〔視覚効果〕(タイトル・デザイン)
編集カーク・バクスター
アンガス・ウォール
録音デヴィッド・パーカー[録音]
あらすじ
デンマークでとある、新聞記者が記事を書いたら、情報提供者に騙されて苦境におちいる、それと同時に、ある地方の富豪の一族に事件が起きる、雇われたヒロインの調査員、富豪の事件の調査に依頼されたのが前記の新聞記者、記者と調査員がコンビを組んで調べが始まります。

yasuto】さん(2012-02-11)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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59.《ネタバレ》 さっそくレンタルで観てみたのですが、モ、モザイクがかかっているじゃありませんか~(笑)!後にフィンチャー監督の音声解説を観たら、「日本ではモザイクがかかるんだ~」って。なんと日本限定のモザイクであることが判明。というわけでその点は少々残念?ではあるのですが、でもさすがはデヴィッド・フィンチャー。相変わらずシャープで美しい映像を見てくれます。そしてダニエル・クレイグとルーニー・マーラがとてもいい演技してる。ダニエルは他のアクション俳優と違い、繊細な演技も出来るんだぜってことを見せつけてくれるし、ルーニー・マーラは新人とは思えないほど堂々とした演技でリスベットになりきってます。私はオリジナルのほうをだいぶ前に観てるので、ストーリー自体はもう知ってはいたのですが、オリジナルと比べるとミステリー風味は少々薄れ、代わりにミカエルとリスベットの二人の関係性に主軸が置かれているような気がしました。確かに、このお話はその謎解きの面白さも去ることながら、年齢も性別も生い立ちも身分も全く違うこの二人が協力して、そして分かち合っていくという点に魅力があるので、そこにフィンチャー監督は魅かれたんだろうなという気が致します。だから、ミカエルとリスベットのバックグラウンドとか、行動一つ一つに至るまで、すごく細かく決めて作りこんでいるのがわかる。そういう細かい点をまた味わって鑑賞してみるのもいいかもしれません。ただ、前述したミステリー風味が少なくなっている点と、それから少し長く感じたのも事実で、個人的にはハリエットと叔父さんが出会ったあたりでクライマックスでも良かったかなと思います。なので、オリジナルのほうが私としては好きだけど、リメイク作品としてこれはこれでよく出来てる。一応6点を差し上げます。 あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-06-27 20:14:27)(良:2票)

58.《ネタバレ》 とにかくスェーデン版に比べ、登場人物の顔が綺麗でした。
特にリスベット役のルーニー・マーラがちょー美人。
スウェーデン版で何度か聞いた(1以降?)リスベットに対する
「ゲテモノ」という言葉がまるで似合わないほど、綺麗だった。
ミカエル役のダニエル・クレイブも007とは違った味を出してはいましたが
やはりボンド臭が強い印象です。
ミカエルの娘が出てきたり、ハリエットがア
ニタだったりと、スウェーデン版とは違った
展開もあって良かったが、スウェーデン版に
比べ映像は格好いいものの謎解き等
が作り込まれていないと感じたので-2点…。

スウェーデン版では 火と戯れる女が若干残念な出来なので
フィンチャー監督がどう料理して下さるか、今から楽しみでなりません!
やはり映画のできで言えばフィンチャー監督の方が遥かに上という印象です。
あと個人的に原作よりアルマンスキーがダンディーだったのがなんかよかったです。 走馬灯さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-26 12:01:29)(良:1票)

57.ハリウッド最強の脚本家と監督が組んだ作品だけあって安定感は抜群。娯楽性と芸術性の間で見事にバランスをとっています。主演2人はもちろん脇を固める俳優陣も素晴らしく、映画としての完成度は非常に高いと思います。しかし、とにかく上映時間が長い。目を見張る展開やド派手な見せ場のない本作で2時間半オーバーは厳しすぎます。。。
インディーズスタジオだったニューラインシネマズで「セブン」と「ゲーム」を成功させて以降、デヴィッド・フィンチャーはスタジオからの口出しを受けずに映画を撮れる地位を確立しましたが、それ以後に彼が撮った映画はどれも長い。確かにこの監督のヴィジュアルは完璧であり、どのシーンも美しく撮られているためにすべてを使いたくなることは理解できるのですが、同時に映画全体をどうまとめあげるのかという視点も持っていただきたいものです。同じくヴィジュアルの巨匠であり、自由に映画を撮れる立場にいるリドリー・スコット師匠などは毎回本編を短めに刈り込み、DVD化の際にディレクターズ版を発表することが恒例となっています。リドリー・スコットは”適正な上映時間”というものを常に意識しており、時には個々の場面の重要性よりも映画全体のテンポを優先させるという判断を下しているのです。フィンチャーも、早くこの域に達して欲しいものです。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 6点(2012-06-23 02:16:33)(良:3票)

56.《ネタバレ》 猫が好きなんで・・・前半ほほえましく画面を見ていたが・・・。 わんたんさん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-20 13:39:48)(良:1票)

55.《ネタバレ》 女性や子供にはとてもオススメできるものではない類の映画ですが(私もその手のはあまり好まないのですが)、引き込まれるものがありました。サスペンス要素だけだと地味な展開になりがちですが、要所要所で嫌でも目に付くような演出があるので、上映時間の割にダレませんでした。原作があるからこそ上手いこと撮れているんでしょうね。続きがあるとのことなので、また一人で観に行こうと思います(笑) mustang_newsさん [映画館(字幕)] 6点(2012-05-19 17:01:59)(良:1票)


54.《ネタバレ》 限定版試写会で観てきました。
原作未読、スウェーデン版は全シリーズ観てます。

ハリウッド版はとにかく派手で画面に華がある。
出演者は『さすがハリウッド俳優!』って感じで、画面にいるだけで華やか。
そして、スタイリッシュだ。

しかし、内容はと言うと、私個人はスウェーデン版に軍配を上げてしまった。
地味だが丁寧に人物の心理描写を描いたスウェーデン版に比べると、ハリウッド版は猟奇的な部分ばかりを強調した印象を受ける。

決定的だったのが、リスの『殺してもいい?』の問いかけに、ミカエルが頷いたシーンだった。
ミカエルは徹底的にクリーンな善人でなくてはならない。
だからこそ、リスは彼に惹かれる反面、彼と反発し、付かず離れずのスリリングな関係を築くのだ。

もしかしたら、ハリウッド版はスェーデン版とは全く違う物語を目指しているのだろうか。
だったら、全く違うタイトルでやれば良いのに。
そうすれば、この作品をオリジナルとして楽しめたのにな~。

今回の点数は、スウェーデン版のリメイクとして採点。
これがオリジナルなら、もっと高得点を付けてました。
ななのじさん [試写会(字幕)] 5点(2012-05-13 14:04:12)

53.ここでの高評価に期待して観たのですが
ちょっと期待しすぎたかもしれない。
かなり良くできた内容なのだけど
サスペンス物の定石通り過ぎて
いまいち入り込めなかった。
ただリスベットのツンデレぶりは最高でした。 Dry-manさん [映画館(吹替)] 6点(2012-05-13 01:05:00)(良:1票)

52.《ネタバレ》 少し難解だけど上質なサスペンス映画でした。まずオープニングがスタイリッシュで引き込まれます。記者のミカエルが富豪一家の謎を解いてく話ですが、途中で超優秀捜査員リズベットが相棒になるあたりで一気に面白くなってきます。リズベット役のルーニー・マーラがかなりの熱演でアカデミー主演女優賞ノミネートも納得です! nyarameroさん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 12:23:54)(良:2票)

51.《ネタバレ》 ルーニー・マーラ演じるリスベット・サランデルに感情移入できるかどうか、それが本作の評価を分ける。私は、傷つき虐げられてきた彼女がようやく「初めての友達」を見つけたラストに心を打たれた。

この映画は、リスベット・サランデルというひとりの女性の心に徐々に焦点を絞っていく。フィンチャーの前作『ソーシャル・ネットワーク』は綺麗な円環構造を成していたが、本作にそれはない。『ドラゴン・タトゥーの女』は外から内へ、大きな謎(ヴァンゲル家におけるハリエット失踪)から小さな謎(リスベットの心・・・リスベットのファーストシーンでは、彼女の心の内を観客である我々は察することができない)へドラマを収束させる。だが、『ドラゴン・タトゥーの女』と『ソーシャル・ネットワーク』は同じようにラストに登場人物の心を浮き彫りにする。どちらも恋心は成就することなく、映画は終わる。

フィンチャーは人生の意義を問う映画、あるいは新たな人生を生きようとする人物を描き続けているように思う。

『セブン』では「この世に生きる価値はあるか?」と、
『ファイト・クラブ』では「お前は本当の人生を生きているか?」と。
『ゲーム』『ゾディアック』では人生が乗っ取られていく様を、
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は言わずもがな、だ。

スウェーデン版『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』と比較するべき点は、ミステリー部分の扱いだ。

フィンチャーは、この映画はラブストーリーである、と言っている。 けんさん [映画館(字幕)] 8点(2012-04-22 16:57:19)(良:1票)

50.《ネタバレ》 スウェーデン、ハリウッド両方観ました、原作読んでません。こっちはリスベットが心動かしたことになっちゃってるんで「ナシ」この後続けようがないもん。でもディテールはこっちの勝ちですね、なにはともあれ、寒さ、冷たさがリアルに伝わってきますし、クリストファー “フォン・トラップ大佐” プラマーがまたまた名バイプレイヤーぶりなのでこの点数にしました。そうそう、みんな書いてるけど “Immigrant Song” はベストだよね。これらの要素がなきゃ2点か3点だよ、こりゃ。 shintaxさん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-20 21:23:26)(良:1票)

49.《ネタバレ》 ●二時間半があっという間だった。面白いのは先行するスウェーデン版の、美術やセッティングを意識的に踏襲しているあたりで、「ミレニアム社」の編集室や、犯人の「処刑室」など、「そこまで同じにしなくっても」と思ってしまうぐらいに、その部屋の間取り、美術、照明など、まるでおんなじ、なのである。脚本もおそらくは原作からそんなにいじっていないんだろうけれども、やはりスウェーデン版とまるでおんなじ、というところが多い。
●スウェーデン版とちがうところ。それはまさに、主人公のリスベットという女性の解釈である。まずはもちろん役者がちがうわけで、ある意味でスーパーウーマン的な、強烈な個性をにじませた、食肉系の猛禽類をも思わせるスウェーデン版のノオミ・ラパスと対比すると、ここでのルーニー・マーラという役者はあまりに弱々しく植物的な印象で、「これではたしてリスベットを演じられるのか」と心配になるわけだけれども、つまりはこの演出において、フィンチャー版はスウェーデン版とは対称的な差異をみせている。また、この差異をきわだたせるためにこそ、あえて背景をスウェーデン版とおなじにしている、とみることもできる。
●背なか一面に、大きなドラゴンのタトゥーを入れたノオミ・ラパス版のリスベットが、それこそアウトサイダーな生き方にどっぷりという空気だったのに対して、ちょっと遠慮がちに、背なかの左半分にドラゴンを彫ったルーニー・マーラのリスベットには、どこか「こうしたくてやっているわけではない」というような空気もあり、「まわりから追いやられてこうなってしまった」という哀しさのようなものも感じてしまう。彼女の設定は二十三歳とかそのくらいだったと記憶しているけれど、なんかフッ切れてしまっている感のあるノオミ・ラパス版にくらべると、このルーニー・マーラには、たしかに二十三歳らしい、そして女性らしい、愛し愛されたいという願望をもっていることもわかる。これがまさにラストでの、スウェーデン版とこのフィンチャー版との「違い」というものに如実にあらわれているのだろう。
●もちろんわたしにはノオミ・ラパスの強烈な個性を否定するなどということはできないし、あちらはあちらですばらしい作品だったと思うのだけれども、わたしもやはり男だからか、こちらのルーニー・マーラの「愛おしさ」みたいなものも、やはり大好きなのである。 keijiさん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-11 08:17:39)(良:3票)

48.話は悪くないけどテンポが良くないし長い&場所がオリジナルのまま北欧のため名前が覚えにくかった(汗)内容は変更してるらしいので復習も兼ねてオリジナルを近々見るつもり。オリジナルはもっと彼女に焦点をあててるとの事。 movie海馬さん [映画館(字幕)] 6点(2012-04-10 22:59:47)(良:1票)

47.《ネタバレ》 ダニエル・クレイグかっこいい。
ルーニー・マーラもっといい。
この監督の「セブン」「ファイトクラブ」より後味良い。
どうもこの二つが苦手だった私は映画館で観るのをためらっていたのです。
が・・長い飛行機中、他の日本語吹き替え作品が残り少なくなり・・。
大儲けの気分です。
大画面、吹き替えなしで観たかった・・なんて
言ってることが違います;
リスペット、最後が哀切。カムバッ~ク!! AKOさん [DVD(吹替)] 8点(2012-04-10 00:44:33)(良:1票)

46.《ネタバレ》 昔から変わらぬフィンチャー映画の、タイトル部分はカッコ良く(しかし撮ってるのは今回もフィンチャーとは別の存在だ)、本編はちょっとクドくて、テンポ良い編集なワリに展開は鈍重ってパターンを踏襲してはおります。もうちょっとシャープに切れないかね? 長いよ。冒頭からしばらくはシンドいシンドい。事件に関わる人の名前をだーっと羅列して、ミステリーなんだからここで人物関係を覚えましょう、って状態に辟易。しかも実は大してその人物関係が重要じゃないんだ、これが。別にここをちゃんと覚えておく必要はなかったりするんです。だけど映画が進むに従って、どんどん面白くなってゆくという。並行して描かれるミカエルとリスベットのエピソードが、一体どこでどういう形で交わっていくのか、まるで見当も付かない状態から、どんどんと相互が有機的に作用してゆくようになる状態にワクワク(一方でミステリーとしては別に何か新しいトリックがある訳でもなく、ちっとも面白くなかったりするのですが)。ゆえにラストでリスベットがそれまで殺していた人間的な側面を見せる切なさが迫ってきます。リスベットはしたたかに生き、レイプすらも予測して計画を練る訳ですが、じゃあ、あれに対してリスベットが痛みを抱いていなかった、作戦にまんまと引っかかった事への成功を喜べたのか、と言えば、決してそうじゃない事は、あの夜、リスベットが一人帰路につく後姿に悲しいくらいにこびりついている訳で。ただ、そういうリスベットの痛みにもう少しだけちゃんと寄れなかったかな、っていう感じはします。最後まで見て、事件の真相部分も含めて、やっぱり『男が作った映画』ってニオイが漂っている感じで。素材に対して大切に描いているつもりで無神経な扱いをしてしまっている感が無きにしもあらず。その部分をあまりにあからさまに扱ってしまっていて、さりとてセカンドレイプについて言及している映画って訳ではないですからねぇ。娯楽映画という名の様式が、その部分の問題を逆に浮き彫りにしてしまった感もあって、見終わって面白かったけれど、でもちょっと心にひっかかってしまう、って映画でした。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-26 21:15:34)(良:3票)

45.人生の岐路に立つ主人公が田舎の湖に浮かぶ島に招かれた。
そこで待ち受けていたのは
大金持ちの一族に隠された忘れ去る事のできない謎だった。
無慈悲な社会システムの中で生きるドラゴンタトゥーの女を助手に迎えて
調査を進めるのだが・・・

スタイリッシュな映像と音楽は非常に心地よくて、
無理なく物語の世界観に浸れますので、
158分という時間が短いと感じてしまうかもしれません。
ただし事前に一族の人物相関図だけは頭に入れておいたほうがよいかと思います。
正直わかりにくいので謎解きを楽しみたい方であればなおの事です。

金田一耕介的なダニエル・クレイグですが、
あちらと比べると謎解きや猟奇的な描写は薄味です。
主人公の人生と助手の女の人生と一族の謎がクロスオーバーしながら
物語は進んでゆきますが、ひときわ際立った存在感を示しているのが
助手のドラゴンタトゥーの女。
ドラゴンタトゥーの女の孤独感にやられちゃいました。
表面的に美しいとかではなく、人物的に魅力的です。
本国スエーデンで作られた3部作のリメーク第1作目となる本作は
続編もリメークするべきだと考えるに十分なクオリティに仕上がっています。
ただもう少しおどろおどろしい描写を加えてくれればなおの事よいかと。
デヴィッド・フィンチャー万歳。 はいぷさん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 13:16:05)(良:1票)

44.リスベットが最初登場した時、これどうなのよ?と思ったけど、終盤は、彼女が超魅力的にうつりました。彼女だけで、もう1本映画作れそうですね。過去の話とか、また違う事件を解決させてみてもいいですけど。 Yoshiさん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-14 23:14:02)(良:1票)

43.《ネタバレ》 珍しく女の人と一緒に映画館に行ったんだけど、彼女が「気持ち悪い」って言ってました。

ワシは、彼女に「ほら、1万クローネ」ってお金を渡しました。 ←ウソw りんごさん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-12 21:31:08)(笑:1票)

42.《ネタバレ》 オープニングがたまらん。「ファイトクラブ」でもそうだった様に、こういう粋な小技を見せつけられると、やっぱりフィンチャーはいいねぇ!とこのような場でも言ってみたくなる。本筋は富豪一族の秘密と闇に迫る謎解きではあるが、実はリスベットのための映画。序盤は本筋よりも断然彼女を取り巻くストーリーの方に興味津々なのであった。かといって2人がタッグを組んで謎に立ち向かい始める中盤以降でもワクワク感が損なわれる事なく、実際はなんて事のないオチですらそれなりに見えてしまう。原作やヨーロッパ版から省いてしまったもっと重要な要素もある様だが、この度久方ぶりにダークサイドへと落ちてきたフィンチャーには素直に拍手を贈りたい。是非続編もお願いします。 HIRABAYASHIさん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-11 11:12:27)(良:2票)

41.謎解きが雑!!もったいない!!! センブリーヌさん [映画館(字幕)] 6点(2012-03-07 22:19:37)(良:1票)

40.《ネタバレ》 官能的なオープニングタイトルから始まるこの映画。相変わらずカッコいい。
ストーリーはというと殺人事件は添え物にすぎないという印象。事件を通してリスベットの心へ入り込んで行くことが今回のテーマのようだ。そんなリスベットの物語ですがこれがなかなかせつないエンディングを向かえてしまうのです。まさかこの映画をみて自分が胸キュンするとは思いもしませんでした。いい意味で期待を裏切られた。やっぱりシナリオにぶれがありませんよね。どこに焦点をあてて描くかが明確だった。「ソーシャルネットワーク」も単なる物珍しいFaceBookを描いただけでなく、確かな青春ドラマとしてみせてくれたから面白い映画になったように、シナリオって大事ですね。カメラはRED ONEでしたがもうフィルムは使わないのかな~なんかさみしい気分。
あとモザイクは台無しだよ。続編も同じキャストで是非見たい。
個人的にはフィンチャーの映画としてはやっぱり「ファイトクラブ」がベストですね。 idekoさん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-07 13:47:45)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 119人
平均点数 6.82点
000.00% line
110.84% line
200.00% line
310.84% line
454.20% line
597.56% line
62722.69% line
73831.93% line
82924.37% line
975.88% line
1021.68% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.14点 Review14人
2 ストーリー評価 6.70点 Review20人
3 鑑賞後の後味 6.90点 Review21人
4 音楽評価 7.88点 Review17人
5 感泣評価 4.92点 Review13人

【アカデミー賞 情報】

2011年 84回
主演女優賞ルーニー・マーラ候補(ノミネート) 
撮影賞ジェフ・クローネンウェス候補(ノミネート) 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞デヴィッド・パーカー[録音]候補(ノミネート) 
編集賞カーク・バクスター受賞 
編集賞アンガス・ウォール受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2011年 69回
主演女優賞(ドラマ部門)ルーニー・マーラ候補(ノミネート) 
作曲賞トレント・レズナー候補(ノミネート) 
作曲賞アッティカス・ロス候補(ノミネート) 

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