みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
533.とっても緊張感をもってみれる作品。密室に置き去られた人たちの精神の描き方とか巧い。細かい背景とかは客に丸投げしてそっちで推理解釈と言うのは製作者の意図か。テーマ性やアイデアは素晴しいと思います。 ワースがこんな意味のない殺人建築に自らの意図もなく参加しそれが勝手に動き出しているとこなんか現代社会を比喩そのものだし、われわれ自身だって今ももしかしたら現代社会というCUBEの中でもがいているのかも。中にはトラップにかかる人も。1つしかない出口探してさまよい、その出口の先さえ答えがあるのか。自分は現代のCUBEの中で人間性を保ち続けているのだろうか。カザンに対して思いやりを与えることができるのか。とっても感じさせられました。作者は天才だな。 (2010/2/2再見)緊張感は変わらずだけど、初見に比べると深みが感じられなかったのも事実。アイデアだけが突出して優秀だったのもあるかな。一度味わってしまうと慣れちゃったのかも。点数はやはり8点。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-09-06 10:49:19) 532.これより先に「2」を観てしまったんだけど、それよりはマシでした。何故?という部分が明らかにならない映画は自分には合わないようです。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-01 00:31:19) 531.《ネタバレ》 ここで評価が高かったので観た作品。残念ながら自分には良さが分かりませんでした。 なぜ閉じ込められたのか、建物は誰が何の為に作ったのか、ラストで謎が明かされると期待したのですが…結局全て謎のまま終わってしまって消化不良でした。 【N.Y.L.L】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-08-30 02:59:01) 530.《ネタバレ》 映画が始まった時に登場人物に抱く印象が、物語が進んでいく内に正反対のものとなっていくのが面白かったです。皆を引っ張っていく筈の警官は、恐怖の余り殺人鬼と変貌し、足手まといになる筈だった知的障害者がCUBEのカラクリの謎を解く。 実に皮肉が上手く利いた作品でした。 人物描写に重きを置いていますが、パズラー向きの展開もあり、両者の物語への混ぜ方が上手いと思います。 ヴィンチェンゾ・ナタリ監督はこれが長編映画デビュー作らしいですが……、天才ってやつですね。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-05 00:46:35) 529.そこそこ楽しめた。謎が謎のままなのは一つのやり方だとは思うけど、ここまで説明なしで終わってしまっては佳作の域を出ることはできないと思う。 【クレイバード】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-04 23:41:23) 528.《ネタバレ》 キューブの中の人たちは、セルの数字が素数なら安全だということに気付くが、後である種の素数は危険だという別の法則があることが判明する。これは例えば、勉強していい大学・いい会社に入ればいい人生が約束されると、人から教えられた道を一心不乱に進んで行っても、実は世の中は学歴だけではなく、人柄、家柄、容姿、財力などもあり、世の中は決して絶対唯一の法則に従っているわけではないということを表している。 キューブの中に一人、キューブの建築に関わった者がいた。しかし彼が関わったのはほんの一部分だけで、全体の大きさ、セルの総数、キューブの中の人口などは一切知らなかった。これは、我々は確かに社会を構成する一員で、社会を動かしているが、我々が構成しまた動かしているのは社会のほんの一部であって、社会全体を動かすことはできないし、誰が動かしているのかもわからないということだ。我々は政治家に支配されているように思えるが、政治家はマスコミを恐れ、マスコミはスポンサーに媚び、財界は消費者に気兼ねする。人は皆、自分以外の何かにつき動かされているようだ。登場人物たちは、誰が何の目的でいくつのキューブを動かしているのか、その全体像を知ることは決してない。 物語は最後に、一人の男だけが脱出する。外の世界はとてもまぶしく、20m先も見えないほどだ。平凡な人生なんてつまらない、サラリーマンなんてつまらない、俺は脱サラするぞと、人は自由な世界に憧れるが、決まった時間に出勤して一日デスクに座っていればお金が振り込まれる世界と違い、自由な世界は「こうすればうまくいく」という保障は何もない世界であって、先の見えない、前例のない未知の世界で、そんな世界が単純作業の繰り返しの世界より本当にいい世界なのかどうかは誰にもわからない。結局キューブ自体が移動しているので、危険を冒して出口を探さなくても、動かずじっとしていればそのうちキューブが勝手に出口につながるのだった。何も考えず言われた通りにするのがいちばん楽なのだ。 登場人物たちは初め、「出口はどこにあるのか」「自分はなぜここにいるのか」を問い、ゴールを目指してさまよった。しかし誰が何の目的でキューブを作り、彼らがなぜこの中にいるのか、その理由は最後まで明かされることはなかった。人は今日も「人生の目的は何か」と問い続けるだろう。答えなど決してあるはずもないのに。 【高橋幸二】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-07-29 06:41:17)(良:3票) 527.別に口コミでもなかったですがつい見てしまった作品。何か興味をそそられてしまった。んでこの作品なんですが、終始重苦しい雰囲気で進んでいくのですが目を離すことができませんでした。ホラー?ものは一度見てしまうとネタバレ的になってしまって何回も見ようという気はあまりおきないのですが、これは展開が分かっていても何故か何度も見てしまうという不思議な魅力を持った作品です。おかげで何度「CUBE」と名の付く映画に騙されたことか・・・。(トホホ・・・。)とにかく、この映画の脚本を書いた人は天才だ!! 【Endorphine】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2008-07-29 01:45:32) 526.《ネタバレ》 実は、深い深い社会学の問題が隠されています。 ヒントはマックス・ウェ-バーです。 映像作品にした監督はすごいです。 【貧弱室伏】さん [レーザーディスク(字幕)] 10点(2008-07-28 21:23:21) 525.《ネタバレ》 この映画がシチュエーションスリラーの先駆けになるんですかね。 全くの不条理な世界で物語は展開するわけですが、なんかこう息が詰まると言うかそんな感覚になります。 口では上手く伝えられません。 是非鑑賞を。そして感想を。 【以下追記】 さて13年ぶりにホラー苦手なお上様きっての希望で再鑑賞。 今見ても映像は古臭さを感じず、相変わらず面白かった。 見どころはサイコロステーキくらいなんですが、飽きずに最後まで見れたのはさすがだなって。 朧げな記憶で「こいつ刑事やったっけか・・・?犯罪者だったような・・・」って思ってたらそれは0で明かされたんですね。 お上さんも面白かったと仰ってたので良かった。 【悲喜こもごも】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-26 00:46:36) ★524.《ネタバレ》 初っ端のシーンが強烈なのもあって、すっと世界観に入れる映画。 登場人物の一人が死んだ後、刺激的なシーンはグッと減るので人によっては退屈に感じるかもしれない。 謎を解き明かす過程も、文系な私ではちんぷんかんぷん。 しかし登場人物の心理戦・それによる性格の変化はリアルでは無いにしろ面白い。 リーダーは暴君に、フェミニストはひがみ根性丸出しの女になど、閉じこめられた空間で本性が出てしまう。 日本人としては、極限の世界においてもここまで崩壊しないだろうと思う反面、もしかしたら人間ってそういうものなのかもしれないと思ってしまい、そこに恐怖する。 そういうことを想像しながら見てしまうのでよくできた映画だなと感じた。 定期的に見てしまう作品の一つ。 【たんたかたん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-07-22 23:26:21)(良:1票) 523.《ネタバレ》 素晴らしいの一言。登場人物たちはある日、何もかもが謎の空間に閉じ込められる。残されているわずかな手がかりを頼りとして、一致団結して脱出を試みる。だが、時が経ち、疲労の色が濃くなるにつれて、団結していたかに思えた人間たちの関係は悪化し、対立する。そして衝撃のラストを迎える。 誰のための、何の利益があるのかも分からない謎のシステムを作っていたのが、他ならぬ自分自身だったという皮肉。出口へと導く鍵は与えられるのに、システム自体の謎は明かされない不安が、現実の社会に対するそれらと重なって見えてしまう。 そしてラストシーンを、人間に対する絶望と見るか、希望と見るか。どちらにしても、最大の恐怖は人間自身であることに変わりがない。それが、後味の悪さと映ってしまうのだろう。 おまけに収録されている短編作品も良い。 【FJ.】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-06-09 03:04:43) 522.《ネタバレ》 淡々とした流れで刑事が発狂した後も、淡々・・・。最後の最後で、女性が殺されるのが頂けない、なぜそこで・・・。 【きままな狐】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-04-22 19:20:05) 521.《ネタバレ》 面白いアイディアを最後までうまく纏め上げたなぁという感じ。 ただ最後のオチはあまり好きではないパターンでした。 【njld】さん [地上波(字幕)] 7点(2008-04-19 23:26:36) 520.気がついたら正方形の部屋に人間が数人いた。というところから始まる意味不明で地味なサスペンスホラー作品だが、人間同士のかけ合いがなかなか良くて意外と楽しめる。余韻を残すラストも良く、インパクトの強い作品です。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-27 14:26:42) 519.ガツンとしたオチを期待してたんだが・・・。こういう系の先駆けってことで5点献上。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-23 14:49:54) 518.誰が一番必要なのか。一番使えなさそうな奴がここでは一番必要だったんですね。人選した人が凄いですね。 【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-12 23:18:04) 517.低予算ながら、とてもよくできていると思う。追い詰められた人間の心理がうまく描かれている。でも自分がアホなので、数学的なところが理解できなかったけど。。。。なぜこんな箱を?誰が?というのも気になる。 【くーちゃん】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-03-09 14:32:54) 516.当時、ものすごく話題になった観たのですが、今観てもかわらず面白いです。 オープニングから衝撃的で目が離せません。 閉ざされた空間のなかで死が迫る恐怖と、それによって人間の欲望や本能が剥き出しになるところに恐怖を感じます。最後まで目を離せません。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-06 23:35:56) 515.まず、設定。よく考えたなぁ、と。アイデア勝利。当初の予定からキャラ設定も変更した様ですが、よく練られていると思います。なぜこんな目に遭わされるのかよく分からないまま終わっていくのも、この作品のミステリアスさを損なわせない上で良いと思いました。生き残った人達がどんどん違う面を見せてくれるのも面白い。役者さん自身が、閉鎖空間での撮影で精神的に参ったそうですし、説得力のあるサスペンスだと思います。これまで3回くらい見てしまいましたが、何度見ても面白い。 【にしきの】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-02-01 06:04:10) 514.低予算でもアイデア次第で面白い作品は撮れる、ということを改めて教えてくれた傑作スリラー。この作品の発表以降「ソリッドシチュエーションスリラー」と呼ばれる作品が多数製作されましたが、この作品の唯一無二の着想のすばらしいところは、CUBEの無機性と形状ゆえにその全体像がつかめず、空間の無限の広がりとゴールが見えない恐怖を観客に想像させる点にあると思います。予算の少なさを逆手に取ったようなアイデアには脱帽せざるを得ません。ところで、無限の広がりの恐怖という点においてネタバレを含む続編二作は完全な蛇足ですね。観ないほうがCUBEの恐怖は尾を引くと思います。でもやはり観てしまうのがファンの悲しさ。ジレンマですね。 【もっこり八兵衛】さん [地上波(字幕)] 9点(2008-01-13 14:36:01)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS