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プロフィール
コメント数 159
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。
映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。
吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。

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【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  天空の城ラピュタ 日本映画最高の冒険活劇 まっすぐな少年と可憐で献身的な少女の大冒険を ハラハラ、ドキドキのアクション満載で描く。 地下から遥か天空まで、ファンタスティックでスケールの大きな舞台 善も悪も、個性的で人間味あふれる登場人物たち 夢と希望、勇気、そしてハッピーエンド・・・ まさに、まんが映画の最高峰!文句なし!![映画館(邦画)] 10点(2017-04-11 14:31:26)《改行有》

2.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 ほんの2、3世代前…こんな時代こんな日常があったという真実。 試写の評判をTwitterで知り、初日の午後 映画館へ。 テアトル梅田のロビーには人がいっぱい。上映中は立ち見の人までいて驚き。 舞台は戦時中。明るくふんわりと生きる主人公すずと一緒に、 私は、その時代の暮らしを体験した。 広島から軍港の呉へと嫁ぎ、新しい土地で新しい家族との生活が始まる。 物が無く食べる物にも苦労するが、失敗したり笑ったり。 それは今の私たちとさして違わない普通の暮らし。 私たちは、すずと一緒にくすくす笑い、家族とのふれ合いにホッコリし、時に涙する。 2時間の映画が、すずの生きる数年間にも感じられ…そして。 映画が終わった時、色々な感情があふれ、しばし言葉を失った。 片渕須直監督が現地で綿密に調査し再現した風景や暮らしは、全て当時の本当の姿だという。 祖父母から断片的に話を聴いたり、日本史の一部として知っていたその時代。 しかしこれは、どんな歴史書やドキュメンタリーよりもリアルな、VRのような時代体験だった。 すずさんの思いは、当時を生きた多くの普通の人たちの思いに相違ない。 ある意味、隠し、忘れてしまいたい過去。その良いところ悪いところ両方を 原作者の こうの史代さんも、片渕監督も知って欲しかったんだろうと思う。 これは、よく取材して丁寧に作られた、厳しくも優しい〝幸せのあり方〟を描いた最高の映画です。[映画館(邦画)] 10点(2016-11-16 01:57:53)(良:1票) 《改行有》

3.  天気の子 『天気の子』私は好きです。 猫が妙に漫画チックに描写されてて “これは青春の夢物語だよ” という寓話宣言だと思った。 だから、この映画には現実との不整合や歪曲 非常識やご都合主義、ゆらぎ、曖昧さ、雑味がある。 寓話的な映画で思い出すのは 『ストリート・オブ・ファイヤー』 『ブルース・ブラザーズ』 『ブレードランナー』 『ベイビー・ドライバー』 どれも、ロックンロールやR&B、アンドロイドの夢物語で ボーイ・ミーツ・ガール と逃亡の映画。 強力な絵力 (えぢから) と音楽で、グイグイ持って行く。 主人公は、気恥ずかしいまでに子供っぽく一途で無鉄砲。 『天気の子』も思春期少年のデタラメな夢物語。 方程式に則った前作より、自由で人間らしく素敵だった。 ネット上のレビューは共感できる出来ないが極端に分かれている。 常識や構造にこだわる大人には聴こえない (響かない) 《モスキート音》みたいな映画だなぁと(笑) 今もどこか夢見て生きている人にだけ伝わる映画だと感じた。 宮崎駿監督も初期の頃は 「アニメーションは子供のものだ」と言っていた。 新海監督には、思春期の若者たちに向けて作り続けて欲しい。 あの光り輝く世界は、大人にはもったいないから... 明日も“雨ときどき晴れ”でよろしく。[映画館(邦画)] 9点(2019-07-31 19:24:48)《改行有》

4.  マイマイ新子と千年の魔法 《ネタバレ》 『この世界の片隅に』の片渕須直作品と知ってDVDでの鑑賞。 同じ片渕須直監督が戦中~終戦までの日本を描いた『この世界の片隅に』と同様に、終戦から10年ほど経った地方の町(村)の空気感を非常にリアルに描いている映画です。 牛車が進む奈良時代的な過去と新子たちの現実が交錯する世界観は 一見すると時間ファンタジーだが、そうではないと感じた。 現代と違って、与えられる娯楽が無い子供たちが、自分の空想力で遊んでいた時代だから、想像と現実をレイヤーのように重ね、幻景と実景を綯い交ぜ(ないまぜ)にした世界で遊ぶ姿を描いている【ごっこ遊び】想像力豊かな少女の物語で、『君の名は。』的な過去とのシンクロファンタジーではない。 子供の想像だから、矛盾だらけで断片的だし、ジブリ作品のような派手で爽快なクライマックスが展開するわけがない。 つまり、これはフィクションとは正反対の現実的な〝妄想で現実をより楽しむ少女たち〟の・・・〝自由で豊かで純粋な心〟を描いた映画なのだ。 終盤、戦後のリアルな大人世界〝現実〟を新子は垣間(かいま)見る。〝子供の想像世界〟を〝現実〟が否応(いやおう)無く侵食してくるのだ。 しかし、どんな時代であっても、空想の翼を広げて夢を追って駆け回る子供たちの輝きが衰えることはない。そうこの映画は言っている。そして、優しく映画の幕は下りる。 できれば、この作品の前に『この世界の片隅に』を見ておくことを薦めしたい。その方が、片渕監督の描く世界を感じとり易いと思うし、【すずさんの生きた世界の、その後の世界】を垣間見ることが出来るからです。[DVD(邦画)] 9点(2016-12-09 04:09:35)《改行有》

5.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 【初見の感想】「爽快」 1954年の第一作を原型に庵野秀明監督得意の様々なカッコイイオマージュカットの連続。(エヴァ的と批評されるのは、氏に厳選された過去の特撮作品のカッコイイ場面の再構築こそが映像面での庵野スタイルであって氏の各作品の表現がルックス的に酷似するのは当然なのです。特に今回は本家東宝作品だけに、より堂々といつもの10倍増しの大サービスとなっています!) 私にとって衝撃だったのは・・・シン・ゴジラが見ためはゴジラだけれど、ヘドラ的だということ。第一形態は巨大オタマジャクシ(という設定があったらしい)。怨念を持った破壊神を〝進化する化学物質〟のように設定している点もそう。 映画自体の後味が爽快なのは〝如何にも日本人らしい日本人たち〟が不器用だろうが何だろうが最善の方法を考え、寝食さえ忘れて黙々と実行し、闘いに泥臭く勝利する映画だったから。 そして・・・、ギレルモ・デルトロの「PACIFIC RIM」やギャレス・エドワーズの「GODZILLA」が世界的に大ヒットし、あぁ怪獣もゴジラも海外の大資本映画の独壇場になってしまった・・・と伝統の終わりを感じていたのを、庵野監督と特撮の職人達が最後に生み出した、魂の咆哮『シン・ゴジラ』の熱線が見事に焼き払ってくれたからです。 【最終的感想】「映画監督」 ※以下の感想は【それを言ったらオシマイ】的な話です。ネタバレとは違いますが『シン・ゴジラ』について「内容の考察」で盛り上がりたい人に水をさす可能性があります。ご注意ください。 私は、庵野監督のことを「特撮好きのアニメ職人ビジュアリスト」だと解釈しています。 しかも常人と違って、視覚・聴覚的に経験した「傑出した事象」を完璧に記憶し、純度を高めて新たな表現として構成する「再現力」が突出していて、同時にその脳内映像を1/30秒単位で描きだす(=絵にできる)技能を有した、超・映像職人だと。 おそらくですが、氏が創作の喜びを感じるのは「映像を表現すること」それ自体であって、大衆へ向けて「社会的メッセージや思想を伝えることでは無い」と考えます。 只ただ「自分の好きな映像を徹底的に創りたい人」だと思うのです。 さて、シン・ゴジラの膨大な台詞や表現、意匠、ゴジラの造形に「何かの意図やメッセージ性を感じる」のは何故でしょうか? 観客に何かを伝えたいのであれば、劇中で明確に主張するべきではないでしょうか? 普通の映画ならそうします。過去のゴジラ映画もそうでした。その点、シン・ゴジラには何かの意図を感じさせる演出=「不完全に書き込まれた情報」が多すぎます。 これは、明らかに意図した「不完全な情報の提供」です。 私たちは、SNSなどに流れている大量の情報に対して、怒り悲しみ、考え、共有し、自己主張することが日常化しています。国民総批評家のような時代に生きています。 シン・ゴジラの膨大な台詞や意匠、ゴジラの造形の中に、社会的な課題、学術的&オタク的知識、重層的意味を持つ台詞や音楽、過剰な文字情報などなどを「大量の断片情報」として監督は散布しています。 だから映画の鑑賞後・・・まるで試験問題を前にした学生のように、その意図を模索せずにいられなくなるのです。 庵野監督は「持てる限りの手法を駆使した映像」で、観客が映画館で楽しめる作品を創りました。同時に、「埋設した断片情報によるパズルゲーム=思考による考察と議論」で、観客が映画館から現実に帰った後も永く楽しめる作品にしたのです。 しかし、知識量の多い現在の観客が相手ですから、現実的かつ、容易に解決できない問題を準備する必要があり、その為に大変な努力を費やしたに違いありません。そんな過剰サービスを普通の監督はしません。監督業を越えた信念か、オタク魂の成せる技です。(ハリウッドの大資本が作る映像と競うには『知恵と努力と根性で奇跡を起こすしか手が無い』のです) 創ることに全力投球。ですから「正解」まで用意したとは思えません。 そもそも、哲学者でも科学者でも評論家でもない、一(いち)映画監督が大衆に向けて専門外のメッセージなど発信できません。「監督はただ、考えるに足る物語を見せるだけ」なのです。 それは、宮崎駿然り。スタンリー・キューブリック然り。議論される自作について監督たちが多くを語らないのはその為です。「問題を考える材料は映画として語った。後は皆さんが各自で自分なりの結論を模索して欲しい。」それがメッセージです。 これは・・・映画の冒頭で、牧悟郎が残したメッセージ「 私は好きにした。君らも好きにしろ。」と同じことです。[映画館(邦画)] 9点(2016-08-07 11:26:12)(良:3票) 《改行有》

6.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 公開初日に鑑賞。 わたしは「帰ってきた」で小学生になった世代。でも駄菓子屋で初代とゼブンのブロマイドを買い、再放送をテレビにかじりついて(死語)見ていた子供。 庵野×樋口のドリームプロジェクト『シン・ウルトラマン』に関しては、ほぼ満点と評価します。 それはあくまで《テレビ番組としての初代ウルトラマン》を彼らなりの理想形として100%描いていると思うから。 不可思議なミステリーを追うチームがドラマを推進し、その先に怪獣が現れ、人の手に負えない状況を巨大な星人が格闘と光線技で始末する・・・そのシンプルな30分で見る者を満足させる。 SFミステリードラマと短い怪獣プロレスだけ。その黄金パターンのカタルシスを再現して積み重ねる113分。   リニューアルの要素は、ウルトラマン・怪獣・外星人の造形。オリジナルを尊重しつつ設定に準じた質感を与えた。 侵略テーマはセブン要素による補強。人類以外の原住地球人のことにも触れていた。 あまりに子供だましな設定は、ある程度是正して《オトナだまし》程度にアップデート。 とは言えテレビ準拠なので、ドラマ部分は深く掘り下げず、禍特対は狂言回しに徹した(設定されていても観客の想像に任せる)とこともウルトラマンのまま。2時間をワンテーマで描く『シン・ゴジラ』と同じフォーマットは使わなかった。出来たとしても、それでは原点回帰にならない。 『シン・ゴジラ』を基準に観てしまう人は、中途半端と感じるかも知れません。   それと長澤まさみのお尻パンパンは、和装の女性が気合を入れる仕草ですよね。 古いCMで、大原麗子がやってたと思います。あれをエロじゃない?と思うのはアンテナがエロに敏感過ぎる人じゃないかと。ただ、どアップで撮るより、引きの方が良いと思う。可愛く見せなきゃね。 風呂に入ってなくて臭い・・・の一連は、庵野さんがジブリの仕事で風呂にも入らず没頭して臭かったというエピソードの置き換え。庵野さんにしてみれば《仕事の出来る職人》の特徴。長澤演じる浅見をそういう生真面目なキャラとして表現しているのでしょう。 ハラスメントは許されませんが、何でもハラスメントだと安易に解釈して批判・封殺しようとする風潮に抵抗してるかも知れない。特撮芸術を衰退させかねない極端なホワイト化への異議申し立てかも。 ルーカスも禁欲的なジェダイが「人のあるべき道」とは、全然いってないですしねぇ。   『シン・ウルトラマン』に違うものを求めていた人、残念でしたね。 庵野、樋口コンビの特撮記憶細胞がベストだとして作ったこの作品。 私の特撮記憶細胞も両氏に酷似していたのでしょう、至福の113分を過ごさせて頂きました。[映画館(邦画)] 8点(2022-05-15 01:57:25)(笑:1票) (良:4票) 《改行有》

7.  夢みるように眠りたい 祝・デジタルリマスター版Blu-ray発売!   昭和初期の東京。 私立探偵:魚塚甚(佐野史郎)は「誘拐された娘“桔梗”(佳村萠)を探し出して欲しい」と依頼される。 依頼者は月島桜という女性。調査を始めた魚塚は“Mパテー商会”なる怪しげな一団に行き当たる。 さらに、事件と深く繋がる無声時代劇『永遠の謎』とは一体何か? 魚塚は謎の向こうに何を見るのか? そして桔梗は何処に・・・・・・  - 初めて観たのは、三越劇場だったかな?ミニシアターでの上映でした。 不鮮明な白黒画面、無声映画に活弁という古風なスタイルを〝あえて〟とった、邦画には珍しいカルト作品と言えます。 その狙って作ったスタイルが見事に〝映画への愛〟を美しくピュアに描き切っていて素晴らしい。 原案・脚本・監督は、これがデビュー作の林海象。後の『帝都物語』の脚本や『探偵 濱マイク』シリーズなども素晴らしい仕事。 1986年製作なので30年以上前のインディーズ作品ですが、変則的な劇中劇は今で言う【メタ構造】で林監督の才能が感じられます。 あがた森魚の音楽も映像にぴたりと符合し、独特の世界観を構築しています。   今回、国内版Blu-rayと米国ARROW VIDEO版Blu-rayの両方を購入しましたので、好き過ぎで書けなかったレビューをやっと書きました。   ARROW VIDEO版で確認したデジタルリマスター映像の鮮明さは、DVDとは雲泥の差です。 ただ、劇中映画『永遠の謎』は元々あったグレイン(画面の粒子感)までパキッと鮮明になり、古い活動写真の表現として逆効果に感じました。まあ「見ようによっては」ですが。 総合的には素晴らしいリマスター。いや、劇場鑑賞の印象さえ遥かに越えて鮮烈で作品に惚れ直しました。  - 映像特典(ARROW VIDEO版) ・本編オーディオコメンタリー1:林海象監督と主演佐野史郎さん(※DVDのコメンタリーと同じ音源を使用) ・本編オーディオコメンタリー2:日本映画専門家トム・メスとジャスパー・シャープ(※字幕なし) ・佐野史郎さんインタビュー「卵はいくつ?」(28分49秒) ・活弁士 澤登翠さんインタビュー(18分13秒) ・澤登翠さんによる劇中映画「永遠の謎」の活弁パフォーマンス(6分47秒) ・「夢見るように眠りたい」修復メイキング(4分01秒) ・サイレント時代劇のシーン(2分40秒)※京都おもちゃ博物館アーカイブより ・オリジナル劇場予告編(2分38秒) ・英語版予告編(2分38秒) ・静止画ギャラリー 映像特典(国内:ドリームキッド版) ・本編オーディオコメンタリー:林海象監督と主演佐野史郎さん ・予告編(2分39秒) ・英語版予告編(2分39秒) ・修復メイキング(4分17秒) ・林海象監督メッセージ(43秒) ・対談映像:林海象監督と主演佐野史郎さん(4分23秒)   舞台活動から映画へと脱皮する林監督の、気恥ずかしい程の“その時”がフィルムに焼き着いて、同じく“その時”の私に共鳴したのだと思います。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2022-04-08 19:15:24)《改行有》

8.  ゴジラvsコング まず驚いたのは、基本ストーリーが1962年の「キングコング対ゴジラ」だけじゃなく「キングコングの逆襲」とのミックスだったこと。 円谷英二の東宝特撮作品をリスペクトする私は、もうそれだけで興奮が止まらなかった。    ゴジラ・シリーズへのオマージュは他にも随所に見られ、(たぶん)エヴァをイメージしたシーンまで。 ある意味で単純=シンプルな、子供でも理解できるスートーリーも“昭和ゴジラ的” 着ぐるみ特撮では不可能なド派手なバトル=怪獣プロレス(←死語復活!)スケールの大きい世界観、大人も子供も楽しめる娯楽映画の決定版!(←これも死語復活) レジェンダリーの《モンスターバース》第1フェーズ最終作!堪能させていただきました。 具体的に語りたいのは山々ですが、公開前なのでここまで。   昭和ゴジラのファンなら、このシーンは○○のオマージュ、この設定は○○と、ニヤニヤしながら楽しめるはず。 是非リングサイドで・・・いや大スクリーンで!3Dや4DXで観るもよし!親子で観ればより楽しい!エンターテイメントです。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2021-04-14 15:28:03)《改行有》

9.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 『シン・エヴァンゲリオン劇場版 :ll』 公開2日目/TOHOなんば/13時10分の回   豪快にポップコーンを食う兄ちゃんの隣で鑑賞(←まあ、気にしないけど) アスカ。やたらとパンツ見せる(←ネタバレかな?) でも、豪快にパンツ脱をいで見せてるのは庵野秀明監督でしたね(←比喩です) 過去のエヴァで問題だった部分を捨てるのは簡単だけど、それはしなかった。 伝わらなかったもの、不完全だったものを「あるべき姿に」して今回見せてくれた。 それは全てのエヴァから「逃げなかった」から出来た、全てのエヴァの補完編でした。   観客の期待を超える「サービス過剰アニメシリーズ」の完全なる終劇でした。  個人的レビューと感想と贈る言葉を兼ねてひと言・・・「責任とったね!」(CV:平野 文) ネタバレだな、どこが? わかる人にはわかるはず。   P.S 皆さんのレビューを読むとエヴァに求めているものが現れていて面白い。[映画館(邦画)] 8点(2021-03-10 17:04:30)《改行有》

10.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 これは、見事に構成された現場あるある・・・である(笑 デジタルで動画を撮る行為が身近になった今だからこそ 皆にいいねされ、広がって、大ヒット作品になったのだと思う。 ある意味、YouTube的な “スゲー動画” の延長線上にあって シンプルなアイディアを、体力と頭脳とチームワークで見せた切った傑作。 賛美を込めてキャッチを捧げるばらば・・・ 『Bムービー現場あるある❗️❗️謎の廃墟にゾンビと映画魂を見たッ❗️❗️』 上田慎一郎監督がメジャー映画に行くかは定かでない。 同じバックステージを描く「蒲田行進曲」や「ラジオの時間」とは異質。 むしろ「鷹の爪団」や 岡崎体育「MUSIC VIDEO」ような臭いもする。 シンプルなアイディアを徹底して面白く見せる、その構成力とバランス感覚は “映像芸人” 的でもある。 もちろん、これは『ゾンビ映画』ではない。 エンドクレジットのメイキング映像までが計算され尽した 最高に面白い、モキュメンタリーを装ったドキュメンタリー映画なのである。 監督第2作が今後公開されるとすれば、上田監督の本質がそこに見える筈なので 一発屋でない証明を世間に見せて欲しい! 期待してます。[映画館(邦画)] 8点(2018-08-14 18:41:45)《改行有》

11.  ニンジャバットマン DCコミック×ジャパニーズアニメ!これはDCコミックの枠を超えて暴れ回るヒーローVSヴィランの異次元戦国絵巻。 80分のコンパクトな作品ながら映像は濃密。一部のパートで絵柄がガラッと変わるなどアニメ表現的にも厚みがある。 内容的にも日本の製作陣がかなり自由に創作できたらしく、異端と言えるほどユニークで楽しいこと極まりない! 極端すぎてDC至上主義のファンに拒絶されないかと心配になる程だが・・・それも含め日本の製作陣だから出来た、ジャパンアニメらしい遊び心でとことんやりきった感のある爽快なヒーローエンターテイメントだった。是非、劇場の大画面&大音響で多くの人に観て欲しい。 そして、低空飛行を続けるDCヒーロー映画がV字回復する一つの起爆剤になって欲しいと切に願う。[映画館(吹替)] 8点(2018-06-20 16:24:20)(良:1票) 《改行有》

12.  LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 《ネタバレ》 ディテールの積み上げで男の美学を描いた、ハードなルパン三世。 2012年の「峰不二子という女」に続く ルパン三世のアダルトなリブートシリーズ「LUPIN the Third」の第2弾は 早撃ちのガンマン 次元大介が主役。舞台はヨーロッパの東ドロア。 そこで次元は、ヤエル奥崎という謎のガンマンに早撃ちで敗れ、さらに・・・ 「峰不二子という女」で、キャラクターデザイン・作画監督だった小池健が本作で監督に抜擢され、演出・キャラクターデザイン・作画監督も兼任。 前作にあった幻覚のような非現実的要素は一切排され、純度の高い男と男の〝技能とプライドと頭脳の闘い〟を濃厚にハードに描く作品となっている。 また本作は、テレビ放映と同じ30分の前編・後編に分かれ、それぞれにOPとEDが流れる。 合計で60分以下なので劇場アニメとしては短い尺だが、まったく物足りなくは無い。 依頼人を目の前で殺された次元の、闘いと苦悩、まだ仲間でないルパンとの関係・・・非常に贅沢な映像とハードボイルドな描写。 小池監督のモダンで渇いたキャラクターと、渋いセリフ、メカ描写もカッコ良く、SEXYなモンキーパンチ風味も効いている。 TVシリーズ初期の殺るか殺られるか!騙すか騙されるか!の緊張感にあふれた、オトナの鑑賞に耐えうるルパン三世に仕上がっている。 皮肉や自虐的ジョークを除いて、お笑い要素は皆無に等しく、赤い血が流れる決闘はバイオレンス度も高い。 ジェームズ・ボンドがハード路線でリフレッシュしたように、本気の次元とルパンを目指したスタッフに拍手を送りたい! 既に、五ェ門を主役にした『血煙の石川五ェ門』の公開が2017年2月に決まってる。それも期待大だ。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2017-02-06 04:36:44)《改行有》

13.  LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 《ネタバレ》 生ハム食えんな〜 笑 2012年の「峰不二子という女」2014年の「次元大介の墓標」に続く ルパン三世のアダルトなリブートシリーズ「LUPIN the Third」の第3弾は、 剣豪 石川五ェ門が主役で、日本が舞台。 正確には「峰不二子」と「次元大介」の間で、多少スタッフが変わっている。 キャラクターデザイン・作画監督だった小池健が監督に抜擢され 演出・キャラクターデザイン・作画監督まで兼任し純度の高い小池健作品となった。 本作も「次元大介の墓標」に続いて、異常に緊迫感があるハードなルパン映画である! 

 前作通り、30分づつ前編・後編に分かれた構成で、間にタイトルが流れる。 劇場アニメとしては短くテレビシリーズ2話ぶんを意識したフォーマットらしいが そうとわかって観れば、決して物足りなくは無い。 若き五ェ門の、闘いと苦悩、そして開眼が…非常に濃厚に描かれている。 最初期のTVシリーズ(大隅ルパン)の雰囲気を基本としたシリアスなキャラ設定。 物語、演出はよりハードでバイオレント。 レイトはPG-12だが…実質R-15だと思った方がいい。 
 その意味で一般受けを捨て、前作以上のハード路線に舵を切った覚悟には敬服するし 作品レベルも突き抜けている。 
 ただ、闘いが少々生臭くなり過ぎたのも否めず、集客的には苦戦するかも知れない。 
 この五ェ門がヒットして次があるなら…主役は銭形だろうか?それも是非観てみたい! Blu-rayは売れそうだから可能性は十分ありそうな気がする。 唯一苦言を呈すなら、物語の骨格が・・・ 用心棒仕事の失敗→背景組織の闇→強烈なライバルの出現→主人公の苦悩と開眼→肉を斬らせて骨を断つ勝利→ルパンとの絆の成立。 これは『次元大介の墓標』と全く同じドラマ展開で、もう少し違いが欲しかった。 

レビュータイトルの「生ハム食えんな〜」は、 
肉を斬らせて骨を断つの部分で・・・ 映画を観たら解ります。笑[映画館(邦画)] 8点(2017-02-05 14:36:23)《改行有》

14.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 心の中の〝美しい風景〟で綴られたジュブナイルファンタジー 現実よりも鮮やかに光り輝く〝焼きついた一瞬の美しい光景〟 それだけで構成されたようなアニメーション映画だった。 某艦長の言葉を借りれば、なにもかも・・・みな美しい。 その魅力は、新海誠という感性と技術をあわせ持った監督の存在につきるのだが、 ここまでの超ヒットになった要因は、それだけでなく 彼をサポートした老練なアニメーションスタッフの功績も大きいと感じた。 あらゆる年代が受け入れ易いキャラクターをデザインした 田中将賀 アニメーション本来の動きの魅力を作品に付加した安藤雅司。 安藤と共に、青春の躍動感たっぷりにキャラを生き生きと動かした 黄瀬和哉。 物語の構成や演出で的確な助言をしたであろう 岩井俊二。 目だけでなく耳から感情の波紋を広げていった RADWIMPSの音楽。 その全てが見事にかみ合って、強力な魅力を持つアニメーションに結実したのだと思う。 これは間違いなく、宮崎駿が引退して以降で最も〝良く出来た青春ファンタジー映画〟だ。 そして、この作品のもう1つの価値は、マニアックな個人レベルの創作から脱却し 新海監督がアニメーションの表現のレベルを押し上げ、絶大な結果を出したことにある。 「君の名は。」には、2Dアニメが海外で成功するためのヒントが数多く内包されている。 今後それが共有され、洗練されて、日本のアニメーション産業の健全な発展に寄与する事を願うばかりだ。 【追記】 〝今年1番の映画〟は?と聞かれて・・・「シン・ゴジラ」で決まり!と思ったら「君の名は。」が登場。 アニメビジネスの未来を変えるほどの結果を出し続け、快進撃が止まらず、 「君の名は。」で決まった!と思ったら、今度はまったく別次元の「この世界の片隅に」が出現した。 どの作品も革新的で、才能の固まりで、素晴らしい… できれば、三作品とも1位表彰台に立って欲しい。いや本当にそう思いますよ、ありがとうだよ! 【追々記】 『君の名は。』が見ていて気持ちいいのは、映画を観始めた中学生の頃に好きだったライトな 〝ユルSFラブストーリー〟の感じだからだと思う。批判を怖れずに言えば『君の名は。』は 不思議な運命で結ばれた男女の…とてもスリリングで、素敵でハッピーなユル〜いSF映画。 似ている作品は『タイム・アフター・タイム』や、あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。 ポイントは、気楽に見れる。深いテーマはない。ご都合主義的ハッピーエンドなんだけど そこがイイんだなコレ !![映画館(邦画)] 8点(2016-12-12 17:08:28)《改行有》

15.  風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 手描きの魅力にあふれた宮崎アニメの傑作(最高傑作か) 最初に観た時から段々と評価が上がって8点になりました。(笑) 今さら《ネタばれ》もないでしょうが、腐海による地上世界の済世物語と言ってしまうには、構造がもう少し深い。 火の七日間を起こしたにも関わらず、またもや巨神兵を復活させてしまう人類の懲りない地上支配欲(というか本能)。生態系の自然治癒力としての腐海(菌類)と虫そして人。一見は対立構造。でも、飽くなき欲求で破壊をもたらす行為も地球の進化の“あるべきもの”の一つとして語られているように思う。そこのところが平板な自然に還れメッセージとは違う。 その辺は、原作漫画により明確に感じることができるので、ナウシカについて考える機会があれば、漫画の方も読んでみることをお薦めします。[映画館(邦画)] 8点(2014-04-19 16:15:21)《改行有》

16.  ブレット・トレイン 《ネタバレ》 観ました『ブラッピ・トレイン』 『NOPE ノープ』のオマケ程度に思って観たんですが、こっちを先にレビューしたくなった。   まず、【日本語吹替】で見ましょう! いますよね、オシャベリな殺し屋。 『パルプ・フィクション』とか『デッドプール』とか この映画も殺し屋だらけ。その半数がメチャしゃべる。 字幕じゃ、たぶん会話のニュアンスが伝わらない。   つぎ、日本の描写。 以下【ネタバレ】です。 東海道線の駅の順番は異世界化し 鉄ヲタなら発狂しそうな、何ひとつ正解のない新幹線。 そして武装ヤクザの天国。そう、ここはアナザー・ディメンションNIPPONなのです。 まあ、映画ですから印象コラージュ的なアレです。 それを笑って済ませられるかで、好き嫌い真っ二つに割れると思う。   あとは、ブラピも主役として良い味だしてるし、殺し屋たちも全員がマンガチックなほど個性的。 真田広之もお飾りではなく、きっちり剣劇アクションしてくれます。 そして、すべてがデタラメでトンデモ。 映画全体が冗談みたいだからこそ、日本を舞台にここまで、派手なバイオレンスアクションを展開しても笑って見れるんだと思った。   観てて『デッドプール2』みたいなだなぁ~と思ったら、同じデヴィッド・リーチ監督でした。 『デッドプール』『キル・ビル』『ウルヴァリン: SAMURAI』がOKな人には、超オススメです。   ※訂正、正しいタイトルは『ブレット・トレイン』です。意味は弾丸列車(笑)[映画館(吹替)] 7点(2022-09-06 01:44:31)《改行有》

17.  LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘 男性の目線で描かれた峰不二子のハードでアダルトなアニメだった。 (前後篇 各30分x2/計60分)LUPIN THE IIIRDシリーズとしては3作目。 基本的にはそれぞれ独立したストーリーだが、今回、各作品の連続性を匂わす部分があり 既存の2作『次元大介の墓標』と『血煙の石川五ェ門』を先に観ておくと、より楽しめると思う。 「前篇」は、なかなか物語の行き先が見えない上、不二子の行動原理も掴み難く、何だかモヤモヤしたが 「後篇」になるとギアがトップに入り、敵キャラとの対決で峰不二子という女の「強さと怖さ」がムキ出しになる。 そして、ルパンにだけ見せる不二子らしいキュートな顔、その理由も物語を通して何となくわかる。 ルパンと繋がっていても完全には馴れ合わない。そんな不二子の《自立した生き方》を納得させられる作品だった。 小池監督のハードでアダルトな《LUPIN THE IIIRDシリーズ》は、 ルパンをオマージュした『カウボーイビバップ』への、本家ルパンからの逆オマージュにも思える。 次元、五ェ門、不二子と来て、おそらく銭形篇、ルパン篇と続くのだろう。 そうそう、このシリーズは作画面でも大人の鑑賞に応えられるハイクオリティ。 趣向を凝らしたアクションシーンも見応えがあり、リアルに描かれた高級車でのカーアクションなど ガジェット好きの心を毎度くすぐられている。 個人的には、アニメで唯一の「完結を観るまでは死ねない」シリーズだ。[映画館(邦画)] 7点(2019-06-01 19:35:33)《改行有》

18.  キングダム(2019) 原作漫画やアニメは未見ですが、相当シェイプされてる感じでしょうね。 長尺にして、サブキャラの背景まで描き込めば物語にも厚みが出て、もっと良くなる・・と思いましたが 映像の作りが丁寧なだけに、長くすると制作キャパを超えて、逆にクオリティが落ちそうな気もします。 ならば、現状がベストなのかも知れません。 スケールも予算もアップした続編を期待します![映画館(邦画)] 7点(2019-05-01 22:04:20)(良:1票) 《改行有》

19.  来る 原作は未読。T○H○シネマズデイで『ヘレディタリー 継承』とホラー2本立て(死語)鑑賞。 端的な感想を言えば、並のJホラーとは一線を画す 恐怖の地域伝承ミステリー。 まず、主役級スターを並べたキャストと、カメオ出演の多さから製作サイドの気合の入り方がわかる。数多い傑作CMを手掛けた中島監督らしい凝ったビジュアル。今の日本人を皮肉った人物描写。随所に散りばめられたユーモア。先の読めないミステリー的な展開。 どれをとっても、シンプル・イズ・ベストなJホラーの枠を超えた【ワンランク上のエンターテイメント作品】である。 しかし、飽きさせることなくラストへ盛り上げた(100点)展開の最後はドカンと派手なバトルでスッキリさせて欲しかった。例えは悪いが、エヴァンゲリオンTVシリーズのラストのような、良くわからない【良かったね!】なラスト。思わず、書店へ直行し原作を買ってしまった。(笑) 『エヴァ』や『2001年宇宙の旅』は誰も見たことの無い映像をこれでもか!と体験させた上でオチを回避し《無限思考》へと観客を誘う傑作。もし、それを狙ったのであれば、ラストまでの展開を200点以上にするべきだったし、それが出来ないならラストを120点にするべきだった。 そうであれば、予告で怖いホラーを想像して来た観客が違うかたちで満足する(口コミで広がる)映画になっていたかも知れない・・・実にもったいない。 個人的には『ヘレディタリー』の直後で 楽しめたから、7点![映画館(邦画)] 7点(2018-12-15 10:18:10)(良:1票) 《改行有》

20.  万引き家族 《ネタバレ》 この家族を見ていると、 実の家族を失った者たちがバラックの家に寄り集まって暮らし 盗みや違法行為で命を繋いでいた時代・・ 昭和20年代、終戦後の貧困状況下の日本を連想してしまう。 (自分が体験した訳でも、日本人全員がそうだった訳でもないが 記録映像などで私たちはそれを知っている。) この映画の家族にリアリティとノスタルジーを感じるのは “あの頃の日本人”の姿がそこにあるからかも知れない。 さらに言えば、この映画が世界中で共感された理由・・ 国が経済的に発展するという《光》と、それが生んだ《陰》 その陰に(自ら望んだ訳ではないのに)陥ってしまった “普通の人々” その姿を描いているからに違いない。 そして、普通=光であり《善》であるはずの官職たちの言葉が 《偽善=闇》に反転して見えるラスト。 そこには「豊かさを得るために人が失いつつある何か」がある。 私がこの物語に、悲しさと同時に “恐ろしさ” を感じる理由だ。[映画館(邦画)] 7点(2018-11-03 13:46:39)《改行有》

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