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自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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【製作国 : ベルギー 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  ブラックブック さーて正式レビュー行きまっかー! この映画、ホントに不思議な造りだよねえ。 (冒頭と最後に置かれた戦後シーンを除くと)いきなり途中から始まって、中間をすっとばし、「その後」をカットして進んでいる。主人公が平和に過ごしていた時期は、観客が違和感を持とうがどうだろうが「5ヵ月後」などのテロップひとつでジャンプしやがる。「平和」が全て削除されているじゃんよ(ついでに言えばバーホーベン映画だってのにベッドシーンもない!)。人物・伏線的には緻密な物語構成だけど、この「間隙」は相当クセモノだと思う。 本作はラヘル・シュタインという一人のユダヤ人の回想形式を取る。回想形式なのに「幸せ」がカットされているのはどういう事か。そこで何となく、一人称映画独特の「主観が物語までもねじ曲げる」という大トリックが仕掛けられている…てなコトに気付くのだ。 確かにラヘル・シュタインは、ナチス統治下で地獄のような目に遭った。だが多少とも幸福な時期はあったし、安全な時期もあった。彼女はそれを思い出せないのに相違ない。転じて、それが現代のイスラエルの駆動原理であり、もっと言えば旧約聖書で展開される出エジプト記の原理にもなっている(そこで聖書のエピソードがまた大量の間隙で構成されている事に留意すべきかもな)。 劇場で2回観たんだけど、この、怪しい奴だらけの人情迷路で、端役のクセに超重要である人間が2人ほどいた。全体構成を理解して、各キャラの腹の中を想像しつつ観ないと、その人物は浮かび上がって来ないので、最低2回は観る必要がある(断言)。 その人物たちが本作では端役になっちゃってるのは、主人公の心がそれを認めたくないから、だろう。彼女は戦争の被害者であって、あの戦争で、彼女と同じ虐げられた側にいながら彼女より幸福に生きた奴らがいるなんて、認めたくないわけだ。 物語の始まりが削除されているように、本作では物語の終りも削除されている(処理し残した伏線から考え、オイラはそう見ている)。 この嫌らしいトリックを、バーホーベン監督はわざとやっているはずだ。 なぜなら、現実のイスラエルの物語はまだ終っていないんだから。[映画館(字幕)] 9点(2007-04-07 14:04:30)(良:4票) 《改行有》

2.  岸辺のふたり 《ネタバレ》 意味不明記念レビュー。 「三つ子の魂百まで」という作品。でも、やはり悲しいかなヒトは三つ子の魂を忘れて行く。強烈な想い出があっても、そこへ足を向けるのが間遠になっていく。それが人生。次第に周囲のコントラストは弱くなり、目の前に広がる風景はイリュージョンをなくしていく。 だが、その全てが寓意だったとしたらどうだろう? コントラストが弱くなった代わりに世界のいろいろなモノが見えるようになり、印象的な、不思議な光景が見られなくなっても、やっぱりそこは三つ子の魂で構成されているんじゃないのか。 自分の一生のうち、この主人公のように自らの原風景に立ち帰れる瞬間はいったい何度あるだろう。すぐそこにあるはずなんだが。見ようと思えば見えるはずなんだが。 幼少期の光景が、漆黒のボタ山や、煤けた裏路地や、身を切るような雪や、どこに行っても坂道の街路や、遥か遠方の深い色の海や、そんな色々な光景が画面とは関係なく心に浮かんでは消えて行った作品。 残念ながら鉄の街・室蘭で過ごした光景の中には、晴れた空の記憶がひとつもない。原風景というのは人格にも影響を与えているのかもしれないが、やはり運に支配されているんじゃないかな。叶うならばこんな、クルクル表情を変える空と、キラキラ光る河が見える街に生まれて、というか連れて行ってもらって、それを一生持ち歩いて行けるよう心の中に刻みたかったものです。[インターネット(字幕)] 9点(2007-04-03 00:29:14)《改行有》

3.  エコール いつの間にやらR&Aさんのレビューが入ってたので、ちょっと反論的に補足をば。 まあ本作については以前ここにも書いてはありますが、今回は原作との差異に軸足を置きます。 監督の前作『ミミ』の方は観てな (詳細はブログにて)[映画館(字幕)] 8点(2006-12-10 20:38:35)《改行有》

4.  夜の蝶(1998) 魔法の夜。生命なき物体に命が吹き込まれ、動き始める…短編アニメではよくある題材です。でもこの作品は有名なシュールレアリズム画家、ポール・デルヴォーの油彩をアニメで動かしちゃう所に、尽きない魅力があるんです。夜会服を着た二人の貴婦人。でもその服はちょっと特別で、胸の部分が何もないので乳丸出し(これ、元絵は検索しても名前がわかりませんでした)。彼女達があるきっかけで命を吹き込まれ、油彩の部屋の中でクルクル踊り始める。この効果が無機的かつ、めっちゃ美しいんだけど、デルヴォー的に言えば《魔女の夜宴》という事なんだろうね。屋敷の外は有名な『森の駅』の風景になっていて。列車も走ってやってきます。きっと他にもいろいろ使われてるだろうなあ。以下、マメ知識になりますがデルヴォーは若い頃ジュール・ヴェルヌの大ファンで、中でも『地底旅行』に出てくる丸眼鏡の博物学者・リーデンブロック教授にほれ込んでたそうです…これをラストに結びつけるのは、ちょっと深読みし過ぎかなあ…?[DVD(字幕)] 7点(2005-01-06 01:19:44)

5.  ハーピア 乾いたユーモアの漂う、モンティパイソン風の短編アートアニメ。でも怖いんですコレが。童話みたいな感じで先が読めるドッキリ系なんです。しかもホラーお約束のヒュードロドロなBGM(古すぎ)やドキドキ演出が一切ないから、間合いが測れず「ここで来る!」という身構えが効かない。いきなり出てこられて笑っちゃう系。セルヴェ監督も「観客を怖がらせたかった」と言ってるので、本当にソレだけに徹したアートアニメだと思います。ちなみにハーピアを演じた女優さんは、自分でも怖くて作品を観れないそうです。欧州ならではの漆黒のブラックジョーク。逸品。[DVD(字幕)] 7点(2005-01-05 23:45:20)

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