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プロフィール
コメント数 2278
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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561.  彼岸島 《ネタバレ》  アクションは地味。ホラーなのに怖くない。そして中だるみしがち。  ですが、私は原作が結構好き。なので結構楽しめました。  おそらく原作を知らない人にはただつまらない映画。  原作ファンだったら原作を全然反映していないことに怒り出すでしょう。  私のように『10年くらい前に一度読んだことある』ってくらいの人にちょうど良い映画。  原作がそもそもありえない展開の連続なので、この作品がありえない展開になっていても原作のせい。  ただ、そんな中にも、オープニングやポンの吸血鬼化など、ひきこまれるエピソードが確かに存在します。  オニもちゃんと出て来るし、頑張っていると思います。  こーゆー映画、嫌いじゃないです。[DVD(邦画)] 6点(2021-03-23 04:15:35)(良:1票) 《改行有》

562.  バッテリー 《ネタバレ》  さらりと見られる青春ストーリー。スポーツ。友情。恩師。ライバル。淡い恋愛。家族愛。青春映画に必要な要素はあますところなくほぼ網羅。そしてセオリー通りの展開。だからこその良さがあり、だからこその物足りなさも感じる作品です。  原田巧役、弟の青波役の子役はあまり演技がうまいとは思えなかったです。でも二人のビジュアルは最高だし、巧のクールなキャラは好き。巧の『孤独な野球』の背景にぴったり。で、周囲の友人達、これが良かった。豪ちゃん、寺の息子、すし屋の息子。脇役ながら結構な出番数で、個性もばっちし。それでいて自然体な演技なので感心します。更には岸谷五朗や萩原聖人などのベテラン俳優陣を父親、監督役に据えたことで、映画のクオリティが一段上がっているように感じます。  キャスティングは◎。ストーリーは△といったところでしょうか。  ストーリーに関しては、原作が小説や漫画の場合の製作の難しさを露呈する結果になったように思えます。  『どこを取捨選択するのか』は、原作者が映画製作に加わるとより難しくなるのかもしれません。個人的にはチームやバッテリーの練習シーン、ライバル校以外の他チームとの遠征試合などを盛り込んでほしかった気がします。少年漫画の影響で、『無名の天才ピッチャーの投球で会場がどよめく』というお決まりのシーンがどうしても見たくなっちゃうのです。本作には残念ながらありませんでしたね。  同級生の繭なんかは後半全然出てきません。巧ともからまなくなります。だったら淡い恋愛要素なんてまとめて削除してその分を野球にまわせば良いと思うのですが、そばに原作者がいるとなかなかそうもいかないのかもしれません。  こーゆー映画によくあるスローモーションがほとんどなかったのは大変良い。子役達の野球シーンも、素人目に見ても全く違和感なく感心です。[DVD(邦画)] 7点(2019-07-11 15:05:05)(良:1票) 《改行有》

563.  ボルト 《ネタバレ》  これは『犬版トゥルーマンショー』ですね。  好みでいくと、正直そんな好きなタイプではないです。勘違い系って、見ている間ずっともやもやしちゃうんですよね。  個人的にはこの作品のピークはプロローグ。予備知識なしで見たので、ボルトが本当にスーパードッグって思ってました。『実は違います』って言われたときの落胆。もしかするとボルトの気持ちに一番共感できたのは私かもしれない。  むしろ、スーパードッグっていう設定で、SFアクションまっしぐらのほうが面白かったんじゃないかと思えるほど、プロローグが素晴らしすぎましたね。現実世界に投げ出されたボルトがヒートビジョンやスーパーボイスを使おうとするたびに、なんか痛々しくて見ていられませんでした。  トイ・ストーリーのバズも勘違い系ではありましたが、あちらは楽しく見られたんですよね。この違いはいったい何でしょう。  ネコのミトンズは良いキャラクター。一番好きかも。最初のジャイアンみたいな登場の仕方がいただけません。あれのせいで、『弱者を虐げ、強いものに媚びる』というヤなイメージが途中まで抜けなかったのです。  ミトンズが自分の過去を告白。ボルトと自分の寝床を作り、暗に一緒に暮らそうと示唆するシーン。このけなげさと切なさは何気にぐっと来ます。この辺りから感情移入しまくっちゃって・・・そこからラストまでは素直に面白かったです。  ペニーのために火の中に飛び込むボルト。最後の力を振り絞ったボルトの遠吠え。あれはまぎれもなくスーパーボイスでした。ボルトを最後にホントのスーパードッグ、スーパーヒーローにするディズニー。こーゆー王道の演出をさせたらディズニーの右に出るものはいませんね。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-03-16 00:55:16)(良:1票) 《改行有》

564.  ファンダンゴ 《ネタバレ》  最初は「ん?」と思ったのですが、見ていくうちに味が出てくる、そんな映画でした。笑いや感動があからさまではなく、小ぶりな感じにしているのも、この映画の雰囲気によく合っていると思いました。  好きなシーンは車を列車にひっぱらせようとするシーン、DOMと対面するシーン、そして何といっても最後の結婚式を、見ず知らずの人たちがみんなで用意してくれるシーン。どれも最高の味付けでした。  忘れられない傑作、というわけではありませんが、悪く言いたくない良い映画です。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-20 23:32:11)(良:1票) 《改行有》

565.  激流(1994) 《ネタバレ》  目的地に行くにはこの川を下るしかないのです。しかし、「ガントレット」と呼ばれる危険度MAXの難所が行く手に待ち構えるんです。  母は言います。「あなたたちがガントレットで死のうが、それは自業自得よ。でも私には家族がいるの。ここにはいない娘も待っているの。幼い娘を一人残して死ねないのよ。」涙ながらに訴える母。冷たくつっぱねる強盗犯。  もう決死を覚悟でガントレットを越えるしかない・・・!それしか目的地にたどりつく方法はないのだから・・・。  これはもう「激流」というシチュエーションでつくられる大自然の密室サスペンス!すばらしい!なんて面白いんでしょう!  な、の、に・・・・・・あー!だからだめだって、お父さん!陸路で先回りしちゃ!『川下りでガントレットを越えるしか方法が無い』というのが、この映画の醍醐味なんだから!  でも観ているときはそんなお父さんの反則技を忘れちゃうくらい面白かったので7点で。脚本の段階で誰も気付かなかったんですかねー。みんな川下りに夢中で細かいことは忘れちゃったか。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-12 22:08:13)(良:1票) 《改行有》

566.  ロンリー・ハート(1986) 《ネタバレ》  焦点をしぼりづらい映画は苦手です。  序盤は、状況設定がよくわからず、若干置いてけぼりをくらいました。  レニーは突然ヒステリーを起こすタイプで、見ていて痛々しい。  でも「がんばれ!」って思うほどには魅力を感じないキャラなのが辛い。  メグはおそらく長女なのでしょうが、二人に対する気遣いが表面的にしか見えず、どちらかというとデリカシーのない部分ばかりが目立ってしまい、好きになれません。  ベイブに関するエピソードは見ごたえありました。  群像劇でもなさそうですが、一体何を見たら良い映画なのかよくわかりません。  何も解決しないまま突然終わってしまったのも、ちょっとすっきりしないです。  ・・・娯楽映画ではないのは確かですね。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-03 12:26:06)(良:1票) 《改行有》

567.  スーサイド・スクワッド 《ネタバレ》  なーんか『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』みたいな映画ですねぇ。  個人的にはこーゆー寄せ集め集団が活躍するストーリーは大好きなので楽しめました。  1人1人は小粒でも、それぞれの個性を活かして活躍するっていうのが楽しいじゃないですか。  それに、悪人たちでチームを結成するというノリも好き。  毒を以って毒を制すというのが良いです。  ただ今作、その悪人ヒーローたちの敵っていうのが、スーサイド・スクワッドに入れようとしていたメンバーなんですよねー。エンチャントレスとかいう魔女?  「こいつだけめっちゃチートじゃん。他のメンバーとの実力差えげつなくない?」  って思っていたら、案の定あっさり裏切りラスボスに。  ・・・・え?じゃあこれって、最悪のマッチポンプ案件じゃん。  そーなってくると、気分的にちょっと盛り上がらないと言いますか・・・・。  それに相手が強力すぎて、最終決戦では炎を出す人以外、まるで戦力になっていないのが残念。  スーサイド・スクワッドのデビュー戦にしては、エンチャントレス姉弟はちょっと強すぎ。  もっと大規模なテロ集団とか、世界的な武器密輸グループとか、凶悪な犯罪者集団相手に無双させたほうが良かったのでは。  それに、この映画見る前は、もっと『ヒャッハー』な人たちを想像していたのですが、実際はそーでもなく、意外とまともな義理人情に動かされちゃう人たちばかり。もっとぶっとんだ悪人ヒーローを見たかったなぁ。  ただ、終始ワクワクして見られたし、中盤のザコ相手の戦いはとても楽しかったので、良しとしましょう。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-12-24 22:16:26)(良:1票) 《改行有》

568.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》  『妹を食いやがったな。妹との約束だ。おまえらも食ってやるぜ』なるほど。理にかなっています。  ある出来事がトラウマになっている場合、そのトラウマの元凶に自分がなることで、トラウマを克服するというケースがあります。  原作は知りませんが、映画を見た限りでは、レクター博士はそれに近いのではないでしょうか。  ある凶悪犯のルーツを辿るサスペンスドラマとしては十分に面白い。  ですが、ハンニバルシリーズとして見ると、期待値の高さに相応しい傑作、とは言い難いものがありますね。  グレアム、クラリスの両名は、レクター博士の異常性を、相対的に強調するような存在だった気がします。  この作品の『妹』、そして『レディ・ムラサキ』。この両名は、『人間ハンニバル』の輪郭を、私達に見せてくれているような気がします。だとすると、レクター博士の熱心なファンに受けが悪いのもうなずけますね。  更には、『妹の復讐』という動機の部分を明確にしてしまったことで、ますます彼の神秘性は失われてしまいます。  そして、鎧、刀、原爆といった日本的マストアイテムの登場。これは良くなかったかもしれません。生粋の日本人である私達にとって、『チープな作り物』というイメージを意識させてしまいます。  そんななか、レクター博士を演じたギャスパー・ウリエル。彼は良いですね。この作品の掘り出し物的人材じゃないでしょうか。レクター博士の狂気を、予想以上に表現してくれていたと思います。  悪党達を、凶悪な暴力でねじ伏せる、悪の華。その美しさは、この作品でも十分に堪能することができました。  中盤以降のサスペンスアクションな展開には、十分満足しています。  ただ、ちょっと長いですね。  このシリーズはどれも尺が長めなのですが、基本的には必然性のある長さで、鑑賞中にその長さを感じません。  ですが、この作品は、その長さを感じてしまいます。間延びしている部分があるのでしょう。そしてその長さに必然性も感じません。  駆け足気味だとドラマに深みや重みがなくなります。  今作が、その性質からストーリーの深みを大切にするのはわかります。  ですが、あまりにもったいぶって冗長になると、間延びして緊張感がそがれます。  なかなかバランスが難しいですね。[DVD(字幕)] 7点(2016-07-01 13:35:33)(良:1票) 《改行有》

569.  二ツ星の料理人 《ネタバレ》  人間関係。主人公が置かれている状況。そういったものが全く分からない状況でスタート。  まあ見ているうちにわかってくるでしょ。と見ていましたが、いつまでたってもなんとなくしか教えてくれません。  主人公のアダムはかつてパリのレストランで働いていた二ツ星の料理人。でもなんかトラブルを起こして店を潰してしまったらしい。そのときの料理人仲間からは恨まれている。アル中で薬中だったらしい。わかるのはこれくらいでしょうか。説明してくれる人が誰もいないので、会話の中から何となく察していくしかないやや不親切路線。  腕は一流らしい主人公。理想が7人の侍というのが面白いです。次々と仲間をゲットしていく前半は盛り上がります。まあそこも元々の人間関係がつかめているとより盛り上がるとは思うのですが。  さあ、遂に店がオープン。全然思ったようにうまくいかない。イライラするアダムは料理人たちに罵声を浴びせ、イライラをぶつけ、料理と皿を投げ捨てる。いやね、仕事ですから厳しくするのは良いと思いますが、主人公のそれは違うでしょ。それに限度があります。女性シェフに対する対応なんか本当にひどい。裏から手をまわして強制的に勤め先をやめさせて自分の店で働くように仕向けた上に、うまくいかないからと『お前は害毒だから出ていけ』という始末。パワハラ、モラハラ、セクハラを一度に行うトンデモ野郎。料理に対してストイックであれば何をしても許されるのでしょうか。とても共感できない主人公です。  もちろん終盤になるにつれ、アダムは少しずつ人として成長していくわけですが、『いや、あんたいい歳したおっさんですから。』とつっこまずにはいられません。そもそも過去に大失敗をしているわけですから、そこで人として成長して戻ってきてほしいです。  ミシェルの裏切りがそのまま放置っていうのも後味が悪いです。[DVD(字幕)] 5点(2021-09-28 01:52:30)(良:1票) 《改行有》

570.  ユニバーサル・ソルジャー 《ネタバレ》  劉備に曹操がいるように。  アムロにシャアがいるように。  この映画のヴァンダムにはドルフ・ラングレンがいる。  そう、ドルフ・ラングレン演じるスコット軍曹はこの映画のもう一人の主人公。  その無敵っぷり、狂いっぷり、もはや芸術の粋。スーパーで駆けつけた警官4人を射殺した後の「ほらな。」っていう台詞と表情。もはや芸術の粋。  それに対するヴァンダム演じるリュックさんも負けてはいません。個人的に一番の見所は、食堂で一般人相手に容赦なく腕力ふりまわすシーン。そして散々暴れた挙句のこの一言。「暴力はよくない。」うおぉ、お前が言うなぁ。  正直、「ああ、どちらを応援すれば良いんだ。」と本気で迷ってしまうくらい、両者とも良い。どこかの近未来SFみたいに、完全にニュータイプとオールドタイプに分けなかったのも良い。  それでもいくつか注文をつけるとしたら、「氷で冷やす。」「血清を打つ。」制限が多すぎることが、少し映画のスピード感や爽快感を損なう欠点になっているかも。  また、ラストの両親との再会は、あの程度で終わらせるくらいなら別になくても良かったのでは。『故郷に戻ったけれど、両親は二人とも他界していて、歳月の流れを感じさせる演出』とかだったらまだ良かった気もしますが。  あとは、他のユニバーサル・ソルジャー達も活躍させて良かったんじゃないかな、というのは贅沢でしょうか。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-06 04:47:41)(良:1票) 《改行有》

571.  デンジャラス・マインド/卒業の日まで 《ネタバレ》  実話好き、学園ものが好きな人であれば絶対に見ておいて損はないであろう映画です。  生徒がこれだけたくさんいて、すべての生徒の問題を解決するなんてのはフィクションの世界では可能かもしれませんが、現実世界ではそうはいきません。実際には、先生個人の力なんてたかがしれていて、どうにもならないことのほうが多いに決まっているんです。この映画も実話ものらしく、どうにもならない、救えない生徒が何人か出てきます。ただこの映画の素晴らしいところは、それでも教師のルアンが最後まで生徒のために希望を捨てずに、あがく姿を見せつづけるところにあります。そしてやはり、救えない生徒は救えないままなのですが、ルアンのアクション、そして言葉にとても力強いメッセージを感じるのです。  ルアンは言ってしまえば正統派の熱血教師。自分の信念を、本音で生徒と学校にぶつけるだけで、じつはこれといったとりえのない、金八先生と同じタイプの教師です。しかしルアンは生徒に知識と教養を授け、考える方法を教え、成長させていくのです。教育者として最も大切な何かを持っているのです。だからこそ見ている私達に、教育者として大人として、あるべき姿を教えてくれているんです。  良い映画です。良い映画すぎて、若干の物足りなさを感じてしまったことは正直に認めますが、オススメの1本です。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-12 00:41:50)(良:1票) 《改行有》

572.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》  期待してみただけに、評価が辛めになっちゃいます。  オープニングから中盤くらいまでは、雰囲気があって非常に良いです。  『ギャオス』にしろ『ガメラ』にしろ、「いったいこれは何だ?」と姿を現すまでの緊張感は素晴らしい。  ギャオスの糞の中から出てくる関係者の持ち物。この画が、生物としての生々しさを感じさせて期待が膨らみます。  これは『ゴ○ラ』とは一味違うぞという気にさせてくれます。  そして後半。ガメラとギャオスのガチンコ対決。一番の見せ場、が、なんか一番かったるいのは気のせいでしょうか。  やはりここは普通の怪獣映画なんですね。また、どうしても怪獣が出てきてからは模型を使ったシーンも多くなるため、テンションが下がってしまいます。飛行シーンの合成具合なんかは作り物感が半端ないです。  中盤以降の、出来ない描写を無理矢理力技で作っちゃうような画よりも、、前半のようにできる範囲で限りなくリアルに近づけている画のほうが好き。  また、伊原剛志の少々わざとらしい演技や、藤谷文子の棒読みも、鑑賞のジャマになっちゃうレベルです。  ただ、ストーリーは良かったです。  地元福岡の映像がたくさん出てくるのも嬉しい。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-05-15 02:23:23)(良:1票) 《改行有》

573.  VERSUS/ヴァーサス 《ネタバレ》  撃たれたヤクザ?がよみがえる。  最初のつかみはいいけれど、それだけを2時間近くもやられると、そりゃ飽きます。  ただの巻き込まれ型理不尽ホラーアクションにしてしまえば良かったのに、なまじ因縁みたいなストーリー性を持たせるから余計につまらなくなっています。  ラストのオチも意味不明。『あなたのほうがマシだったわ。』って。2時間近くも付き合わせておいてそりゃないっす。  刑事二人も要らないでしょう。  とにかく、内容に対して上映時間が長すぎます。前半だけ見れば十分な作品。  こーゆー作品は、観ている側が慣れてしまう前に映画を終わらせてしまえば、きっと高い評価を受けるに違いない。[DVD(邦画)] 5点(2015-11-12 04:13:40)(良:1票) 《改行有》

574.  スカイ・ハイ(2005) 《ネタバレ》  こーゆー学園ヒーローもの、大好きなんですよ。よって採点はかなり甘め。  わかりやすいながらも、道徳性を含んだストーリー。この辺りはさすがディズニー。  汎用性の高い能力を持った『ヒーロー組』。マニアックな能力の『サイドキック組』。個人の性格や人格、努力が入り込む余地は無く、『才能』のみで『勝ち組』と『負け組』に二分される社会。スーパーヒーローである主人公の父親でさえ、その社会通念に支配されています。それに対し、主人公や幼馴染の女の子は、『力』がありながらも、その決まりきった慣習に疑問を投げかけるわけです。『本当にそれは正しいことなのか。』『そもそもヒーローとは。』ってね。  最終的にこの作品では、『力を持つもの=ヒーロー』という図式を崩していきます。ヒーローとしての資質は、その心のあり方が大事なのだと。そして終盤の戦いでは、サイド・キック組が一見役に立ちそうにない能力で活躍します。つまり、どんな才能を持っているかより、持っている才能をどう活かすかが大事だと教えてくれているんですね。そーゆー結論を押し付けがましくない程度に、エンタメにポップに表現しちゃうディズニーはやっぱイイ。  まあいろいろ言いましたが、こーゆー作品はもう難しいこと抜き。『楽しい』か『楽しくない』か。それが大事。そーいった意味では、『スカイ・ハイ』は間違いなく楽しい。見ていてずっとわくわくします。色彩豊かでバラエティに富んだ極上のエンターテイメント作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-07-22 04:08:06)(良:1票) 《改行有》

575.  みんな元気(2009) 《ネタバレ》  うーん、これは良い映画ですねー。オリジナルだとばかり思っていたのですが、リメイクみたいですね。  子供たちに帰郷をドタキャンされた、老年の父親が、、子供たちを一人一人訪ね歩く。ただそれだけ。ロードムービーが苦手だし、いつもだったら手に取らないジャンルの映画です。正直ロバート・デ・ニーロ、ケイト・ベッキンセール、ドリュー・バリモアの共演でなければ観ていなかったでしょう。  ですが、淡々として退屈そうなのは、まさに雰囲気だけ。こんなに心の琴線に触れまくるドラマティックなドラマはなかなかないです。  予備知識なしで見たので、子供たちがみんな、父親に本当のことを言っていないという事実にびっくり。その真相はフランクの夢の中で明らかに。エイミーとジェフが別居中なんて、全然気付きませんでした。さらには、ジルが預けにきたのはロージーの子供という事実だけでもびっくりなのに、ロージーはレズビアンだとまさかのカミングアウト。そしてデイヴィッド。まさかまさかの結末。  『安易に人の死で涙を誘おうなんて・・・』と、いつものクレームが頭をよぎったそのとき、画廊でフランクが出会った、デイヴィッドの絵。そこには父の仕事の結晶が・・。やられた。もう涙で何も見えやしない。  振り返ってみれば、この映画って、冒頭のシークエンスからしてかなり良かったんですよね。子供たちの帰りを楽しみにまつフランク、子供たちを喜ばせたい一心で準備するのはバーベキュー。そこへ相次ぐ子供たちからのキャンセルの電話。そして、ひとりバーベキュー。いやー、切ないですね。このシークエンスがあるから、ラストのシークエンスがより一層引き立つ。凄く悲しい事実と直面した後なのに、幸せを感じるラスト。もう脚本が素晴らしいですね。  更には、幼い頃の子供たちの姿とたびたび重ねあわせるなど、演出も抜群。  これこそ、まさに隠れた名作。[DVD(字幕)] 9点(2018-05-16 04:05:23)(良:1票) 《改行有》

576.  下妻物語 《ネタバレ》  ときどき『思い込み』が暴走するクセがある自分。『幼妻』『美人妻』などは聞いた事があるが、『下妻』とはいったい・・・?エロティックコメディ?いや、でも主演は深田恭子だし。まさかね・・・。って、まさかの『地名』かよ!  とゆー勘違いで始まった下妻物語。『内容が全然ないよう』の前半が個人的に結構きついです。桃子、桃子の父、母、イチゴ、出てくる人が変な人ばっか。マンガ原作・・・。知らんかった。だからこんなコテコテのキャラになっちゃうわけですね。現実感がないわけです。  中盤以降はストーリーが意味を帯び始めるので、ちょっと面白くなりますね。桃子が刺繍の才能を認められる話。イチゴがチームを抜ける話。そして桃子とイチゴ、社会から阻害された二人が友情を育むメインストーリー。どれも悪くないと思います。特にヤンキー漫画全盛期を生きてきた世代にとっては、こーゆーノリって理屈抜きに面白いんじゃないでしょうか。  生きてきた環境、趣味嗜好、価値観、そのすべてが全然違う二人。共通点は『二人には友達がいない』ということだけ。そんな二人が少しずつ友情を育んでいく様子は、確かに心地よいものがあります。  桃子とイチゴ。自分の生き方、ポリシーを貫くブレない姿勢が、次第にかっこよく見えます。確かに、こーゆー人達は、大衆に迎合しない。だから、友人もできづらい。でも、友人がいないことと孤立していることは、厳密に言うと違うと思います。桃子やイチゴみたいなタイプは、本人達が気付いていないだけで、実は周りの人達からは一目置かれていたりするから面白い。それをわかりやすくドラマ化してくれたような作品ですね。  個人的には、凄く良い面と、全く好みに合わない面を併せ持つ本作。映画として凄く面白いかと問われれば微妙。人に勧めるには、ちょっとクセが強すぎる作品です。    [DVD(邦画)] 6点(2017-09-22 06:54:02)(良:1票) 《改行有》

577.  ゾンビーノ 《ネタバレ》  ブラックユーモアここに極まれりといった傑作。牧歌的な雰囲気。だけどいつも『死の匂い』を感じさせる日々。その生活に順応し、感覚がマヒしてしまっている人々。なにもかもが、日常的で、非日常的。こーゆーシュールな世界、大好きです。  『ゾーン』と呼ばれる地域と、フェンスで完全に区切られている安全な町。『進撃の巨人』のようなプロット。このゆるーい閉塞感がまた良いです。  ストーリーはティミー&ヘレン(人間)と、ファイド(ゾンビ)の心の交流がメイン。  だけどこの作品、『主観』と『音楽』を変えれば、かなり悲惨なホラー映画へと早変わり。  なぜならティミーは、自分の目的のために周りの人間を犠牲にしちゃう、とんでも野郎だから。  一番ひどいのは、『ゾンビ返却口』でのひとコマ。『連れて行かれたファイドに会いたい』という涙がでちゃうような目的のために、他人のゾンビを暴走させるという鬼畜ぶり。『ゾンビに人を襲わせて、お目当ての人に会いに行こう』、頭のネジのぶっとんだ作品。  こーゆーモラルの崩壊した作品は、好き嫌いが分かれるところでしょうが、僕は大好きです。  [DVD(字幕)] 8点(2017-07-09 16:58:15)(良:1票) 《改行有》

578.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》  ジョージとレニーにはささやかな夢があり、まさにここぞという大事な場面では、必ずレニーがジョージに夢の話をねだります。  きっと、ジョージの夢の話を真剣に、目を輝かせて聞くのはレニーだけだったのでしょう。ジョージは、その夢が本当にかなうとは思っていなかったような気がします。ですが、唯一レニーの前でだけは、ジョージも本気で夢を見ることができたのかもしれません。そう、きっとジョージにとって、レニーは重荷であると同時に、希望でもあったと思うのです。だとすれば、レニーと離れられなかったジョージの心情もわかる気がします。  ところが、ただの夢物語にすぎなかった希望が、実現するチャンスが訪れます。それは財産を蓄えていた老人の存在。急に出てきた彼の存在によって、夢はもはやただの夢ではなくなってきます。はっきりとした形を帯び始めるのです。  人って不思議なもので、ゴールが遠ければ、転んでも立ち上がることができるのですが、ゴールが目の前にあるときに派手に転んでしまうと、体より先に心が折れてしまうものです。  ジョージにとってきっとレニーは夢の一部でした。そして皮肉にも、そのレニーによってその夢はまた夢のまま終わってしまいました。もし、老犬と、老人のエピソードがなければ、ジョージはレニーと再び旅を続けていたかもしれません。  ラストシーンで、ジョージはレニーに夢の話をします。いつもどおりに、途中からレニーが夢の話をいつの間にか代わりに話しています。そして、夢の話を話し終える前に、ジョージは引き金を引いてしまいます。  それは、レニーとの永遠の別れを意味すると同時に、自分の夢との決別をもはっきりと示したのではないでしょうか。  冒頭とラストで、一人真っ暗な列車に乗っているジョージの眼差しがしばらく忘れられそうにありません。  正直苦手だし、嫌いなタイプの映画ですが、これ以上低い点数はつけられないです。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-21 06:32:34)(良:1票) 《改行有》

579.  火山高 《ネタバレ》  こーゆー〝おばかアクション〟って大好きです。  『教師の乱』だの『しびぼうろく』だの、知らん単語が次から次に。  突然始まるバトル。  突然始まるラブストーリー。  脈絡のないストーリー展開がB級に拍車をかけます。  学校NO.1の実力者ソン・ハンニムは早々に戦線離脱。  戻ってくるかと思いきや、最後まで少年院に入れられたまま。  このように、やりっぱなし、投げっぱなしのエピソードがいくつもあります。  やはりおばか映画はこうでなくてはいけません。  ただただ、一つだけ注文をつけるなら、『気』を使える人と、使えない人の戦闘力に差がありすぎじゃないですか?  戦闘力の格差がありすぎると、一部の人たちばかりが活躍しちゃうので、いまいち盛り上がらないような気がします。  重量挙げ部、剣道部、アイスホッケー部、ラグビー部、柔道部。せっかく面白そうなキャラが盛り沢山だったのに、キャラが生かしきれていないのが残念。  それに、ストーリーがもっと単純明快のほうがスカッとしたんじゃないかな。  いくらおばか映画でも、戦いの動機は明確にしてほしいものです。  そもそもこの人たちはなんで戦っているんでしたっけ?[DVD(吹替)] 5点(2016-10-12 04:54:06)(良:1票) 《改行有》

580.  サンクタム 《ネタバレ》  実話を元にした映画だとはつゆ知らず。最初にテロップでそれが出たとき、『じゃあモンスターは出ないな・・・』となんかがっかり。なんかそっち系の映画と勘違していたので、前半がちょっとかったるくて退屈に感じちゃいました。  でも最初に犠牲になった女性調査員との酸素ボンベの奪い合い。ふいに訪れる緊張感。なるほど、それでサスペンスでありパニックなのかと妙に納得。映画の方向性を再確認。これは遭難系ですね。  一人、また一人と命を落としていく。少しずつ悪くなっていく状況。そんななか出口を探し求める緊張感は悪くなかったと思います。  「実話を元に・・・」というテロップが出たものの、実際の事故では閉じ込められた15人全員が生還したそうでして。つまり人が亡くなっていく描写はすべてフィクション。まあ何も起こらないと映画になりませんし致し方ないところでしょう。  洞窟なので仕方がないのですが、まず全体的に画が暗い。そして現在の位置情報や周りの状況がわかりにくい。これはこの映画というより洞窟ものの欠点ですね。  もう一つマイナスなのが、亡くなった調査員が着ていたスーツを着るのを頑なに拒むヴィクトリア。スタンドプレーが目立つカール。命がかかっている危機的状況で、そんなわがままばかり言いますかね?ちょっと不自然だと思いました。  最後、海に出てきたときの安堵感。手堅い作りで悪くないと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-12-01 00:15:25)(良:1票) 《改行有》


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