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プロフィール
コメント数 2278
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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601.  シャーク・ナイト 《ネタバレ》  あれ~?思ったより平均点が低い・・・。そんなに悪くないですけどねー。  はしゃぐ若者たちがサメの餌食に。ありきたりのプロットだからこそ好き。サメの造形だって頑張っています。メ〇シャークみたいな訳のわからんシリーズよりかは100倍よくできています。  若者たちが個性的なのも良い。ただあんまり嫌なやつがいなくて、基本みんな良い人なので、若干胸糞悪くなります。  定番のサメが襲ってくるシーンの緊張感もなかなか。主人公が捕まっているシーンで、床を開けるとイタチザメが泳いでいるシーンが何気に怖いです。  ちょっとしたサプライズもあるため、ストーリーだって悪くない。保安官は味方だと思っていましたからびっくりです。  こーゆー映画にしては、若者たちがバカな行動をしているようには見えず、最善を尽くしている感じがするので見ごたえがあります。  残念ながらその多くは犠牲になっちゃいましたが、主人公とヒロインは助かってよかったです。  保安官とデニスに、クズに相応しい最期を用意してくれたのも良かった。  もう一人いたゲス野郎がデニスのナイフであっさり退場しちゃったのがなんか不満。生きたままダルマザメに喰わせてほしかった…[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-11-05 04:14:15)(良:1票) 《改行有》

602.  ネイバーズ(2014) 《ネタバレ》  赤ちゃんは問答無用でかわいい。でも出てくる人たちは変な人たちばかりなので誰を応援していいものやら。  騒ぎたい若者達。静かにしてほしい子育て夫婦。この両者のご近所バトル。シンプルな構図でわかりやすいプロット。でも多彩な演出で飽きさせない。お互いの嫌がらせや妨害工作があの手この手で行われ、飽きることはありません。  ドタバタコメディの基本を忠実におさえた手堅い良作。続編が作られるのもわかる気がします。  ただねえ、エアバッグのイタズラを赤ちゃんがいる家に仕掛けるのはドン引きです。それはやっちゃだめでしょう。命に関わります。あくまで『若者』VS『夫婦』の構図に限定しないと。そこは守らないと笑えなくなっちゃいますよ。  馬鹿な若者たちが、一生懸命働く社会人、子育て世帯に迷惑をかけるのは許せません。でもね、この夫婦がいまいち応援したくなるような人物に描かれていないのが問題。もっとくそ真面目な夫婦のほうが、過激な妨害工作とのギャップも生まれてより面白かったと思うんですけどね。例えばマックが凄く仕事も頑張るし子育ても手伝うような立派な社会人であれば、もっと感情移入できた気がします。  前半は若者たちが一枚上手でフラストレーションがたまります。それに対し夫婦も反撃を試みますが、その成果がちょっと弱い。若者達のクラブをあと1ストライクで退学という保護観察状態まで追い込みますが、それも結果論ですからね。ですからたまったフラストレーションを払拭するほどのカタルシスが得られないわけです。  まあでも一番はやはりエアバッグ。ちょっと人として許せなかったので、最後まで飽きはしませんでしたがはまることもありませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2020-06-28 15:30:17)(良:1票) 《改行有》

603.  忘れられない人 《ネタバレ》  これは忘れられんですねー。  昔、「ストーカー」と「純愛」の違いは何か、と友人達と話したことがあります。何日も話し合った結果、「イケメンであれば純愛。ぶさいくだったらストーカー」という最終的な結論に、私達は非常に満足していたのですが、この作品を見る限りでは全然違いますね。  本作でのアダム(クリスチャン・スレーター)は、一度でもキャロライン(マリサ・トメイ)から拒否されれば、おそらくはすべてのストーカー行為をやめたんではないですかね。そういう人物であるという説得力は十分に彼の人柄から伝わってくるわけです。  アダムとキャロラインの愛情表現って、なんか良いですよね。相手への思いやりにあふれているというか。  ついアダムに主眼を置きがちになりますが、個人的にはキャロラインのキャラクターもかなり魅力的なんです。どこにでもいる惚れっぽい子供じみた女性かと思いきや、すごく母性あふれる優しさを秘めているんですよね。アダムの怪我の手当てにせよ、泣くアダムを優しく抱きかかえる仕草にせよ、アダムをさりげなく気遣う言葉の選び方にせよ、女性の善良性というものが本当によく感じられます。  なんにせよ、まったく飾りもなければサプライズもない、こんなストレートな恋愛映画がこんなにも胸に響くのは正直嬉しいです。  本当は10点満点なんですけど、超個人的な好みで、これだけは絶対許せない演出があったものでして。自分にリボンをつけて、「もうひとつのプレゼントはあたし」っていうの、あれだけはもう本当に本当にだめなんです。100年の恋も音を立てて砕け散ります。[DVD(字幕)] 9点(2013-07-04 08:31:51)(良:1票) 《改行有》

604.  グリーン・デスティニー 《ネタバレ》  一人一人の行動規範がわかりにくい。はっきりしない。曖昧。特に、チャン・ツィイー演じるイェンはもう何がしたいのかわかりません。リー・ムーバイや、ユー・シューリンのように武侠として名を馳せたい、自由に生きたいという気持ちはわかります。問題なのは、そのためにリー・ムーバイを目の敵にしたり、リー・ムーバイの剣に固執したりする理由がないことです。むしろ、リー・ムーバイが好意的に接しているのだから、友好的な関係になるのが自然な流れです。ストーリーが全然前進もしなければ好転もしないので、イライラします。  それに、本作のもう一人の主人公であるはずのリー・ムーバイが死ぬというあらすじがそもそも最悪ですし、その死に方も最悪です。無駄死にもいいとこです。そのうえで、イェンも身投げするし。  とにかくストーリーが壊滅的に面白くないです。  いつ本題に入るのだろうと、長い長いプロローグを観ていたら、そのままエンディングを迎えてしまうような印象なんです。  そしてこーゆー作品には、主人公たちと同じくらい、魅力ある悪役、敵役が必要不可欠なのだということも再認識。  『毒狐』?あまりにもしょぼい。登場もしょぼければ、アクションもしょぼい。キャラクターもしょぼい。大義もなければ、美学も野望もない、脇役のようなしょぼさ。しかも死に際では、『8歳から育ててきた娘に裏切られる辛さがわかるかい』って同情誘おうとするし。最悪です。もっと唸るような悪役に徹してほしいです。  娯楽作品にするのであれば、もっと観ていて楽しく、興奮するような画にしてほしいです。  メッセージ性を持たせたいのであれば、もっとストーリーや脚本を真面目に練ってほしいです。  何を見せたいのか全くわからない作品です。  ただ、カンフーシーンだけは、全編通して良かったと思います。  シューリンVSイェンのシーンの2回ありますが、2回とも良い。とくに2回目が良いです。シューリンがいろんな武器を使うのが楽しい。イェンが大勢の剣客相手に酒場で大立ち回りをするのも面白い。  ただ竹やぶは最悪。もう催眠術にかけられているようでした。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-07-14 05:21:31)(良:1票) 《改行有》

605.  死の標的 《ネタバレ》  ★「わ、私の娘が撃たれた!兄さん!あなたのせいよ!」  ★「黒魔術の力を信じよ~」  こ、これはいつもとは違うテイストなのでは?  しかしパーフェクト超人が本気を出せば、どんなテイストでも、どんな路線でも、いつものパーフェクト超人によるパーフェクト超人のための映画になるのでした。  ばっきばきのぼっきぼきで、めでたしめでたし。  おかげさまで今回もすっきりさせていただきました☆ [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-08 12:40:07)(笑:1票) 《改行有》

606.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》  宝石強盗。狂言誘拐。自分とウリ二つな女。予知夢。  現実感と虚構感が絶妙なバランスで交じり合う世界。これにまたミスマッチなのんびりとした音楽が流れます。  この独特な雰囲気。これがフランス映画特有の味わいなのでしょうか。アメリカ映画ではなかなか感じることができない空気感ですね。  レベッカ・ローミンは、善人の顔と悪人の顔、人間の二面性を見事に演じきっていたと思います。更にリリーは全く別人に見えるので凄い演技力です。  そしてもう一人の主人公、アントニオ・バンデラス演じるニコラス・バルド。やはりこの人、かっこいい。ずば抜けた美形ではないのに、表情の作り方や立ち居振る舞いでこうもかっこよくなるものかと、感心します。  サスペンスとしても面白いのですが、人間ドラマとしても非常に興味深い作品。何となくニキータを思い出すプロット。  最後の15分間は一瞬何が起こったのかわからなくなる展開。ほぼ反則技の大技ですが、個人的にはこれはアリです。  正直、ちょっと内容に対して、スローすぎるテンポに集中力が切れそうになることも。テンポはもう少し速いほうが好きかもしんないです。  『ファム・ファタール』って『男を破滅させる魔性の女』という意味と、『男にとっての運命的な恋愛の相手』の二つの意味があるのですね。なるほど。そう考えると、『こんな形で出会わなければ~』を体現したかのようなクライマックス。サクセスストーリー並みの幸福感が得られるだけでなく、まさにタイトルどおりの結末となったわけです。良い。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-28 16:32:24)(良:1票) 《改行有》

607.  BLOOD THE LAST VAMPIRE 《ネタバレ》  シリーズもののアニメの1エピソードを『読みきり番外編』で見た感じです。  アニメーション?とにかく映像のクオリティが大変高く、映像美だけでも楽しめます。退廃的な世界感も好きです。  保健室での『ここはやつらの食堂か。』の台詞が、偶然にも寄生獣と同じで、その既視感につい笑ってしまいます。  惜しむらくは、中盤以降は正体を現した吸血鬼とのバトルがメインとなってしまったことでしょうか。もちろんそこがこの作品の最大の見所なのでしょうが、そこから先がパワーゲームに終始してしまったのはちょっと残念。もう少し、序盤のホラーテイストな雰囲気を味わいたかったですね。ですが読みきり番外編の48分じゃ、これが限界かな(笑)  それから吸血鬼の始祖である小夜、という設定が思いの外活かされておらず、『刀を振り回すだけの少女』どまりだったのも、後半が盛り上がりきれなかった原因かもしれません。もーちょっとだけ、吸血鬼と小夜にはっちゃけてほしかったな。  『あの保健室のおばさんが実は吸血鬼たちのボス』とかいうオチだったら満点つけたんですけどね(笑)[DVD(邦画)] 7点(2015-05-25 04:41:45)(良:1票) 《改行有》

608.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》  まず冒頭でマリー(フランカ・ポテンテ)が射殺されちゃうのにびっくり。  自分を狙っているのは誰なのか。ボーンに罪をなすりつけようとしているのは誰なのか。  前作より明らかにミステリー色とドラマ性が強い。そして展開が早い。アクションも速い。カーチェイスは凄い。  少年漫画のようなノリはナリを潜め、完全なる『映画』になっていますね。  カメラワークの臨場感も前作を凌いでいる気がします。  手ぶれ撮影が平気、むしろ結構好みな私にとっては、迫力が感じられてとても良かったです。  特にカーチェイスのリアル感は凄い。  今までのカーチェイスであれば、『ありえないでしょ』の神業連発で、なんだかんだ言って切り抜けちゃうのがセオリーっちゃあセオリー。  ところがこの作品は違います。ぶつかる。ぶつかる。  いや、そりゃ急に道路に飛び出したり、車線変更すれば、そりゃそーなるのが普通なんですが、映画ではそーならないのが普通なのに、あえてそれをやっちゃうっていうね。あれ?何を言っているのかよくわからなくなってきました。  個人的にはカーチェイスであんま熱くならないのです。車やレースに興味が無いっていうのもあるんですが。私にとってカーチェイスって、どちらかというと退屈なシーン。であることが多い。  ところがところが。この作品ではもう目が離せません。  すべてのアクションが最高級のレベルで仕上がっていて、それでいて前作の雰囲気を少しも損なっていません。サスペンスアクションの最高級と言ってもいいくらいです。  恋愛要素が完全に排除されたのも、個人的な好みと合致しました。  トレッド・ストーン最後の生き残りとニッキーの使い方が、おいしいけど、ちょっと出番少なくてもったいない気がします。  そしてブライアン・コックス演じるアボット。唯一サプライズ演出をできたかもしれないのに、ステレオタイプの黒幕で悪いやつってのがばればれ。これじゃあダニーが殺されちゃうシーンだって全然驚けません。まさにダニーは無駄死にですね。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-12-31 03:13:58)(良:1票) 《改行有》

609.  ギフト(2000) 《ネタバレ》  ホラーとミステリーが融合した、『シックス・センス』や『アザーズ』に近いテイストのサスペンスドラマ。  精神不安定な修理工、DV夫婦、弁護士、曲者揃いのキャストのなかで、最も無害で協力的な人物が実は犯人ってのは、この頃ではお約束になりつつあるのでばればれ。ただ、犯人の予想はついても、確信は持てないわけで、最後まで引き込まれるストーリー展開になっていて目が離せません。  殺人鬼ミステリーものとしても十分面白いこの作品。そこに、オカルト要素を加える徹底ぶり。  しかしオカルトをゴリ押しするわけではありません。  あくまでストーリーの中で、必要最低限に、ここぞというところで効果的に挿入されています。この辺りのバランス感覚はさすがサム・ライミ監督というところでしょうか。  犯人が捕まったあと、更にもう一段オチを用意しているところなんか、さすがとしか言いようがありません。  そしてこの切なくも、何故か心温かくなるオチが、この作品の締めくくりとしてはベストな気がします。  『幽霊はあくまで幽霊で、実体化しちゃだめでしょ。』なんて、ちょっと残念なつっこみポイントもなくはないのですが、そんな粗をつつく気にもなれないほどの迫力がある作品。主人公のもっている『ギフト』が、自由自在に使えるようなそんな便利な代物ではないってところも、重要なポイントですね。  プロットだけを見れば、決して後味が良い作品とは言えないかもしれませんが、個人的には文句のつけようのない面白さでした。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-28 13:20:56)(良:1票) 《改行有》

610.  白と黒のナイフ 《ネタバレ》  ミステリー、法廷ものは本当に面白いです。ほとんどと言っていいほどはずれがありません。この映画も見応え十分でした。  確かに、過去の冤罪を悔いているのなら、もう少し自分の担当する仕事に慎重になるべきで、依頼人と恋仲になるなんて言語道断。そこは気になるところではありますが、それを差し引いても面白い。  最後のどんでん返しは似たような映画がたくさんあるせいですぐに読めてしまったものの、それに気付かせる小道具がタイプライターの壊れた[t]というのは最高に良い。  法廷シーンは次から次に証人が喚問され、検事も弁護士もやり手なのでかなり面白い。オチが読めても鑑賞に堪えうる、秀逸な法廷サスペンスだと思います。見て損はないでしょう。[DVD(字幕)] 9点(2011-12-17 04:29:20)(良:1票) 《改行有》

611.  パージ 《ネタバレ》  こーゆー狂気じみたプロット好き。  籠城してれば済む話で、実際そーする主人公ファミリー。  でも子供の行動までは読めません。子供は感情で行動しますからね~。特に男の子なんて正義感で先走っちゃうお年頃。それに娘も息子も親に反抗したくなるお年頃ですから~。年齢設定は絶妙に良かったと思いますよ。   『バリケードをこじ開ける道具が到着するまでが期限だ。』  てっきりそれはただの脅し文句かと思っていたのですが。本当に到着しちゃうなんて。そこは心理戦とか駆け引きとかで、『開けゴマ』をやってほしかったものです。力技は芸がないですよー。  襲ってくる集団が仮面をつけているのは不気味で良し。素性を知られないという点においても、意外と合理的かも。  集団の頭、そしておんぶカップルのイカれ具合が最高です。  第3勢力として、隣人たちの乱入など、最後まで楽しませてくれるのもgood。  ただ他の方も言及していますが、これで犯罪がなくなるとは到底思えませんね~。  隣人や娘の彼氏のように、やっぱ邪魔な人間や私怨のある相手がまず的にされると思うんですよね。  例えば、隣人の本性がわかったあとで、『じゃあパージも終わったことだし、明日からまた仲良くしよーねー。』とはできないと思うんです。  つまり、そういうことです。  [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-02-23 03:15:00)(良:1票) 《改行有》

612.  弁護人(2013) 《ネタバレ》  実話に基づいたドラマみたいですね。ソン・ウソクのモデルになっているのはノ・ムヒョン元大統領。自殺されてお亡くなりになっています。壮絶な人生だったみたいです。  さて、映画。前半はソン・ウソクの半生を綴ったもの。サクセスストーリー的面白さがあり、清々しい。事務所がぎゅうぎゅうになり、マンションへ引越し。そのマンションは自分が貧しかったときのアルバイト現場でもある。頑張ってきた人間とその家族が幸せになっていく様子は、見ているほうも幸せな気持ちになれます。  でもメインのストーリーはここからなんですよね。ここから先が、重い。実話とはいえ、辛い。  『アカ狩り』って、公安の名の下世界中で行われていたことを改めて実感。  お金儲けのために弁護士になったソン・ウソクが、お世話になったおばちゃんとその息子のために立ち上がる。こーゆー流れは嫌いではありません。ソン・ウソクが辣腕をふるい、迫力ある弁論を展開する法廷劇は見応えがあります。  しつこく、何度も見せられるジヌへの拷問シーン。このシーンが凄惨であるからこそ、裁判の劇的な勝利を予感させます。軍医ユン中尉の登場により勝利を確信。ところが、一筋縄ではいかないのが韓国映画。ここからまさかのどんでん返し。  事実を捻じ曲げられ続ける展開に辟易しながらも、我慢して見続けてきたところにつきつけられる、まさかの敗訴。冤罪で拷問を受けた無実の若き苦学生たちが投獄され、拷問を行った人間達にはなんの罰もくだらない。  ラストに少しだけ救いを見せますが、こんなんじゃ何の足しにもならない。  映画としては完成度が高いし、見応えもありますが、不快です。[DVD(吹替)] 7点(2020-05-05 00:29:34)(良:1票) 《改行有》

613.  リベリオン 《ネタバレ》  アクションは素晴らしいのですが、ストーリーと世界観は苦手なタイプ。  こーゆーSFって、よほど上手く作ってくれないと、世界が小さく見えてしまって、いまいちノリきれません。  上手いSFは、劇中で表現しきれない部分を、観る人が自然と想像力で補って、頭の中で世界を広げていく面白さがあります。  この作品では、残念ながら想像力が働きません。だから世界も広がらないのです。  そしてアイデア。『感情の抑制』という非常に曖昧な物差しをもってきましたね。  ストーリーの核となる、『妻』『同僚』『ヒロイン?』の処刑。その理由が『感情規制違反』という凄く曖昧なルールによるもので、ピンときません。本当は悲劇なのでしょうが、悲劇と感じさせるための演出ができているとは言いがたいです。  そして、薬をやめ、感情が戻る主人公。その主人公が取る行動。これが凄い。  『子犬』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  『反乱軍?』を助けるために仲間を皆殺しにする主人公。  感情が戻ったのに、仲間を皆殺しにすることにまるで躊躇がありません。  『そもそも論』になっちゃいますが、『感情が戻ったから、現体制は敵』っていう極論は、この作品が投げかけているテーマに対して、あまりに浅はかな『答え』だと思います。  それに、プレストンがやっていることは、ファーザーがやっていることとなんら変わりません。『権力』が『暴力』にすり替わっただけのやはり『独裁』なのです。  『人類総ロボトミー手術』という破滅的なアイデアは良かったのですが、まさにアイデア先行の出たとこ勝負ストーリー。  ただこの作品、アクションだけは飛びぬけて素晴らしい。  あまりにアクションが爽快すぎるので、それだけでも面白かったです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-04-03 02:21:42)(良:1票) 《改行有》

614.  バイオハザードIV アフターライフ 《ネタバレ》  『3』よりかは全然好きですね。  メインはアクションですが、ちょっと『謎』アリ、『ホラー』アリ。限定された施設内からの脱出劇。ちゃんと『バイオハザード』していますね。  今作はスローモーションが多め。『3D』で見るぶんにはメリットもあるのでしょうが、『2D』で見るにはスピード感を損なう原因になっているかもしれません。それに、『突然大きな音を出す』『急に背後に現れる』ってのは、ホラーでは最も古典的な手段。ですので、否定はしません。良いと思います。ですが、ずっとそれに頼るっていうのはどうかと思います。これだけの映像技術があるのです。もっと雰囲気や演出、脚本での恐怖演出にチャレンジしてくれても良いのでは、とも思います。  地下の武器庫へ危険を冒して武器を取りに行くシチュエーション、ゲームっぽくて良いですね。大好きですね。やっとたどり着いた先に武器がわんさかあるのはたまらないですね。ただ、せっかく武器を手に入れたのに、その恩恵があったかどうか、いまいちわからないのはもったいなくないですか。あれだけの銃火器を見せたのであれば、次は皆で手に入れた武器を装備するシーンがあっても良いのでは。そんでその武器を使って、ゾンビたちを蹴散らすシーンがあればテンションも上がるというものです。プロデューサーが仲間を撃ち殺した時点で、『ああ、そういう展開にはならないみたいだな』とがっくしです。そこは王道で良いのに。  また、中ボスのような斧男とのアクションは凄く良かったのですが、ラスボス『ウェスカー』との対決はかなり微妙。だってこれじゃマトリックス。しかもクレアとクリスは圧倒したのに、アリスからは瞬殺されるって、難易度設定どうなっているんですか。一番大事なクライマックスが一番手抜きな感じがして残念です。  プロローグの中島美嘉は凄く良かったです。  まとめ。  冒頭の『アリスアタック in Japan』⇒アクションエンターテイメントとして楽しい。  中盤の『プリズンブレイク』⇒バイオハザードっぽくて凄く楽しい。  ラストの『アルカディア』⇒いらん。  エピローグの『ジル・バレンタイン featuring アンブレラ社員』⇒これ見せちゃったら映画じゃなくて連続テレビドラマでしょ。  とゆーことで、文句はあるけど、楽しい映画です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-06-29 23:46:07)(良:1票) 《改行有》

615.  アバター(2009) 《ネタバレ》  前半9点。後半7点。間を取って8点。  映像が本当に凄い。前半はその映像と世界観に圧倒されっぱなし。身体の不自由な主人公が初めてアバターを扱う瞬間。見ているこっちの世界まで開ける感覚。ゾクゾクします。ジェイクの両足が不自由であるという設定が良かったと思います。それがなければただのいけ好かない奴で終わっていた可能性もあります。  ネイティリが凄く好き。見ているうちに、だんだん魅力的に見えてきます。ネイティリに惹かれていくジェイクの気持ちに共感できます。個人的にはラブストーリーとしても十分に楽しめる内容。  ドラクエ世代でありFF世代である自分にとって、想像しか出来なかった世界をここまで見事に映像化してくれたことに大満足。ジェイクがグレイス達の護衛として初めてパンドラの自然に足を踏み入れるシーンは本当にワクワクします。  初めて見る花や植物に興味津々のジェイク。ユニークな植物と触れ合っていたら、次々と現地の生物に襲われちゃって、この辺りが最高に好きです。  あえて単純化された善と悪の二極化ストーリーもこの作品には合っていたように思えます。単純明快なプロットにしたからこそ、終始映像世界を堪能できたとも言えます。また、これだけの映画が作られてくると、ストーリーが似通ってくるのはもはや自明の理なのかもしれません。面白いストーリーやプロットは、何度焼き直しされても全然構わないと思います。  最後にストーリーについて。  征服する側に征服される側の気持ちはわかりません。あえて征服される側の視点に立つ。そのうえで、大衆向けの娯楽作品でアメリカのメタファーであろう地球人類を徹底的に悪者に描くっていうのは凄い。エンターテイメントという体を成しながら、こういう客観的な視点を持たせてくれる作品は貴重だと思います。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-11-04 11:50:22)(良:1票) 《改行有》

616.  ぼくのプレミアライフ 《ネタバレ》  てっきりですね、もう少し軽いタッチのコメディを予想していたんですよね。  ところが本作、さすがイギリス映画だけあって、コメディなんですけど、ちょっと真面目なんですよ。主人公のポールのダメ人間っぷりが、ちょっとリアルな感じで、これじゃあ笑うに笑えません。  もちろん、面白いシーンや演出はそれなりに用意されているのですが、それ以上に不快感やじれったさが物語りの大半を占めていて、観ていてストレスが溜まります。  『こんな映画には2点、いや1点か、ってゆーかもう観るのやめたい。』と思っていた矢先、85分くらい我慢して見続けた頃だったでしょーか、ラストのほんのわずかなシークエンスで評価が大きく変わりました。  いやー、こんなことってあるんですね。なんか今までいろいろ気に入らなかった部分を、ノリと勢いだけで帳消しにされちゃった感覚。  これはもう7点くらいか、と思ったんですけど、ラストのラストで結局結婚することにしたのか、それともそのままなのか、肝心なところをはっきりさせてくれないんですね。最後の最後で、またちょっとイラっとしちゃいました。  でも個人的には二人はそのままやっぱ結婚することにしたと思いたいです。  ・・・でもそうなったらそうなったで、・・結婚生活大変でしょーね。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-04 06:23:13)(良:1票) 《改行有》

617.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》  前作のはまだストーリーがしっかりしていて面白かったのですが、これは子供だましすぎます。  いや、当時の子供であっても、だまされないような薄っぺらすぎるストーリーです。  セリフだって常套句のオンパレード。  もちろんゴジラ映画ですから、そんな高尚なお話でなくて良いのです。  かといって、特撮さえしっかりしているのであれば、何でも良いというわけでもないのです。  『機龍を使うとモスラが人類の敵になる。』  『モスラの幼虫が双子』  何かの伏線か?と思ったのですが、この設定が活きるような展開は見事にありませんでしたね。  アイデア出しっぱなし。もう少し練ってください。  ゴジラシリーズのストーリーってたいしたことなくても、いつも楽しく見れていたのに、今回はちょっと退屈で欠伸が出ます。  子供が一人であれだけの椅子と机を校庭に並べる。そんな展開を平気でやっちゃう脚本。真剣に作った作品とは思えないです。[DVD(邦画)] 3点(2017-04-09 02:48:46)(良:1票) 《改行有》

618.  バッド・ルーテナント 《ネタバレ》  はっきり好き嫌いが別れそうな作品。私は嫌い。でもこの作品がもつエネルギーまでは否定できないのも事実。でも嫌い。  なにしろニコラス・ケイジ演じるテレンス刑事がまじでクソ。クズ。クズが警察権力をかさに違法の限りを尽くすわけです。もちろん共感なんてできるはずもなく。クズ人間のクズ人生を2時間たっぷり見せつけられるわけです。  テレンス刑事は冒頭の人助けで腰痛持ちになったの?痛み止めだけで足りないからコカインに頼っていたの?だったら同情の余地もあるんですが、そーゆー肝心なところはっきりしないのよ、この映画。  もしかするとこの映画って何か深い意味があったりするのかなー。例えば、こんなクズをぽんぽん出世させちゃう無能な警察組織への痛烈な批判とか?だとしても浅はかな私にはそのような真意が読み取れるはずもなく。  『こいつまじでクソだなー。いらいらすんなー。早く死んでくんないかなー』と思い続けていたら、まさかまさかの展開。  これだけ好き勝手やって、破滅するならまだしも、何だかんだで全部うまくいくってどーゆーこと?  教育上良くないと思います。[ビデオ(字幕)] 5点(2020-06-23 03:47:48)(良:1票) 《改行有》

619.  シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》  前作とは違い、最初からみんなで協力。反省会や作戦会議だってしちゃう。仲が良くてなにより。  みんなそろって変身するシーンは否が応にもテンション上がります。  橋の崩落から人々を救うシャザムチーム。テンポもサクサクいいかんじ。オープニングは最高。  今回の相手は神。  まあ、これだけチートなパワーをもつのが6人もいるんじゃ、神くらい出てこないと勝負にならないから、それはいいんだけどサ。  早々に不意打ちでパワー奪っちゃうのは、盛り下がるわー。  みんなスーパーパワー持っているのに、ドラゴンみたいなのが出てきただけで逃げ腰になっちゃってう~ん。  それなのに、スーパーパワー失って、生身の人間に戻った後は、ユニコーン手なずけて、モンスターたちと戦っちゃう。  ・・・・生身の人間のときのほうが勇敢になっとるがな。そんなことあります?  カリプソが黄金のリンゴを植えて、怪物がいっぱい出てきたときはミョーにテンション上がっちゃいました。こーゆーノリがもっとほしかったかな。  で、戦いがいがありそうなクリーチャーがたくさん出てきたのに、主人公以外みんなパワー奪われちゃってるのもったいない!  こーゆーところでこそ、チームバトルで大暴れさせて、もうひとカタルシスほしかったところです。  正直ラストは、カリプソと主人公のワンパターンなタイマンをダラダラ見せられて、飽きちゃいました。  盛り上げようとして、ちょっと長めのタメを入れてみたり、お涙ねらいの会話シーン入れてみたり。  いやいや、今バトル中ですよ~。  終盤になるにつれ、どんどんテンポが悪くなる。  DC映画の悪いとこ出てるわ~。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-03 00:51:46)(良:1票)
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620.  ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》  前作の『EUROMISSION』より良かったが、『MEGAMAX』には敵わないという印象。それでも『MEGAMAX』に匹敵する面白さということで8点。  今作では、より少年漫画のようなノリが強くなりました。  主人公メンバーにそれぞれ因縁の相手みたいなのができます。  『ドムVデッカード』。『ブライアン』VS『キエット』。レティやテジにも少しではありますが、見せ場があって嬉しい。  お気に入りのローマン・ピアースだけが、完全にお笑い担当に成り下がっちゃってますね。それはそれで良いのですが、彼にもお笑い以外での見せ場が欲しいところです。  今作は車だけでなく、格闘シーンも今までで一番スピード感を感じます。  カーレースも相変わらずの迫力。初期の頃が懐かしくなるくらい何でもありの世界へ。そろそろネタも尽きるのではないかと思っていたのですが、無人戦闘機と公道でバトルさせるとは恐れ入ります。  ストーリーはゴリ押しも良いところで、ここまでくると笑っちゃいますね。  デッカード・ショウを探すために危険を冒して『神の目』と『ラムジー』を奪還するドミニクチーム。  そしてその奪還ミッションの最中に襲い掛かるデッカード。  ん?何かおかしくないですか?デッカードいるやん。・・・とか考えたらダメなんでしょうね。これは考えたら負けですね。  まあ結果、奪還ミッションのせいでいたずらに敵を増やしただけっていうのが笑ってしまいますが。  このシリーズでストーリーにつっこみを入れるのはもはやご法度であり野暮ってもんでしょう。  細かいところも細かくないところも、海のように広い心でさらっと受け流し、数々のアクションを何も考えずに楽しんでいれば、こんなに面白いシリーズはないんですから。  それにしてもデッカード、まるでターミネーターみたいです。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-17 15:04:49)(良:1票) 《改行有》


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