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タイトル名 |
ギフト(2000) |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2016-01-28 13:20:56 |
変更日時 |
2016-01-28 13:22:07 |
レビュー内容 |
ホラーとミステリーが融合した、『シックス・センス』や『アザーズ』に近いテイストのサスペンスドラマ。 精神不安定な修理工、DV夫婦、弁護士、曲者揃いのキャストのなかで、最も無害で協力的な人物が実は犯人ってのは、この頃ではお約束になりつつあるのでばればれ。ただ、犯人の予想はついても、確信は持てないわけで、最後まで引き込まれるストーリー展開になっていて目が離せません。 殺人鬼ミステリーものとしても十分面白いこの作品。そこに、オカルト要素を加える徹底ぶり。 しかしオカルトをゴリ押しするわけではありません。 あくまでストーリーの中で、必要最低限に、ここぞというところで効果的に挿入されています。この辺りのバランス感覚はさすがサム・ライミ監督というところでしょうか。 犯人が捕まったあと、更にもう一段オチを用意しているところなんか、さすがとしか言いようがありません。 そしてこの切なくも、何故か心温かくなるオチが、この作品の締めくくりとしてはベストな気がします。 『幽霊はあくまで幽霊で、実体化しちゃだめでしょ。』なんて、ちょっと残念なつっこみポイントもなくはないのですが、そんな粗をつつく気にもなれないほどの迫力がある作品。主人公のもっている『ギフト』が、自由自在に使えるようなそんな便利な代物ではないってところも、重要なポイントですね。 プロットだけを見れば、決して後味が良い作品とは言えないかもしれませんが、個人的には文句のつけようのない面白さでした。 |
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