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コメント数 365
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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1.  修羅雪姫(1973) 《ネタバレ》 原作漫画は未読です。雪と血しぶき、怨歌とスポ根、その他もろもろを綯い交ぜにしたバイオレンスエンターテインメントです。話はいたってシンプルで、親の恨みを子が晴らすというもの。暗く重いテーマを一本真ん中に据え置きつつの、何でもやりたい放題。映像に対する細やかなこだわりと、大雑把で安っぽいケレン味溢れる演出とが同居しています。このメリハリを楽しめるかどうかが分かれ目でしょうか。終盤のめまぐるしい展開。そして最期の呻きと表情。なかなかいいですね。[DVD(字幕)] 6点(2024-05-08 19:28:22)

2.  処刑の部屋 《ネタバレ》 石原慎太郎の原作は未読です。あらすじ。あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!不良大学生(川口浩)が、生真面目な女子大学生(若尾文子)に、睡眠薬を飲ませて犯っちまったら、何故か惚れられていた。な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、もっとチャチなもんの片鱗がなんたらかんたら・・・このあらすじから、過激なものを想像しがちですが、エロ描写は皆無で、色気も皆無です。そちら方面では、まったく期待を裏切られます。そんなムチャでもファッション感覚で犯り遂げてしまう俺って、新しくてカッコイイ!新しい時代は、こんなカッコイイ俺たちが作って行くんだぜ!的なことが、どうも主題のようなんです。50年以上前とはいえ、それを割り引いても、ダサすぎる。というか、時代を超えたカッコワルサを見たような気がします。江戸時代に持って行こうが、平安時代に持って行こうが、はたまた未来永劫・・・時代を超えたスタンダードを確立したという面では評価できます。50年以上の時の隔たりがありながらも、見てるこちらが、こっぱすかしくなってしまうくらいなので、当時の一般人の心労、精神的苦痛を考えるとあまりに気の毒で言葉もありません。主役の川口浩ですが、後年の隊長としての凛々しいイメージしかなかったのですが、若いころはまったくイメージが違っていて、風貌としては、伊藤淳史(電車男)に原西隆幸を少し加えたような感じで、それだけならなんらおかしくはないのですが、これに石原裕次郎風味をふりかけてしまったため、滑稽さに拍車がかかっています。宮口精二が、しがない銀行員の父親役を好演しているのと対照的です。[DVD(字幕)] 1点(2024-04-22 18:44:34)

3.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 18世紀初頭イギリスに実在したアン女王とその側近をモデルにして、2人の側近女性による側近頭の地位を巡る争いを描いた作品。同監督による「籠の中の乙女」、「ロブスター」は、すでに鑑賞済みで、それらでは、監督のいい意味での変態的感性とユーモアの感覚が、うまくエンターテインメントに直結しているのが感じられ、その鬼才っぷりに驚いたものですが・・・本作は、お金をかけて、豪奢な宮殿の詳細を丁寧に再現し、役者もそれにこたえてよくやってるのはわかるものの、いかんせん、おふざけ要素がほとんど盛り込まれていないので、エンターテインメントとしては楽しむことができませんでした。だからと言って、英国の宮廷の狭い世界の話なので、いいこと学んだわぁとか、歴史の味方が変わるわぁとかの、時代物としての魅力もあまり感じられないのですよね。[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-08 18:16:35)

4.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 ベトナム戦争を扱った映画としては初期のものなので、戦場の地獄絵図のリアルな再現という意味では、後発の作品に譲るところもあるかと思いますが、それより何より、本作の戦場シーンは、幻想的で美しいです。本作は戦場での狂気をテーマにしていて、景色に狂気のフィルターをかませてあるのかも知れませんね。つくり過ぎだろうというくらい、絵づくりに余念がありません。テンガロンハットをかぶった現場指揮官の強烈なキャラが気に入りました。それに対して、主人公は、目を見開いてちょっと驚いているような、あっけにとられながらも何か言いたそうな口元などが、何とも言えない味わいのある可笑しさを醸し出しています。と、途中までは、すごくいいのですが、後半、フィクションが展開するにつれて、オカルト食が強まり、一気に嘘くさくなり、こちらのテンションも下がってしまいます。前半がよかっただけに、後半の失速が惜しいですね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-02-26 19:13:50)

5.  新幹線大爆破 《ネタバレ》 新幹線に速度が80km以下となると爆発する爆弾を仕掛けて、乗客を人質に身代金を要求する犯人グループ。それと対峙する警察および国鉄とが織りなすパニックサスペンスアクション。これだけのスケールの大きな娯楽大作は、日本映画では他に例がないんじゃないかと思う程です。そして、キャストも豪華。竜雷太や北大路欣也が若いのに驚きましたが、それ以上に渡辺文雄がインテリ二枚目でびっくりしました。食いしん坊ばんざい以降のイメージしかなかったので。当時の日本の特撮技術は、まだ相対的に優れていたこともあるのでしょうか。最前線のエンターテインメントを創っているという創り手達の自信と気概がひしと伝わってくる作品です。国鉄の司令室セットも出来が良く、適度にアナログでいい感じです。壁に張り巡らされた監視盤を双眼鏡で眺めてチェックするなど、なかなか風流です。内容的には、ハリウッド映画「スピード」と非常に類似しています。映像トリックもあることから、元ネタと言っても過言ではなさそうですね。「スピード」は、より一般受けしやすく、アクションも見栄えがして、それはそれで非常に上手くやっていると思いますよ。本作は日本人好みに、犯人側の心情描写であるとか、人質に対する倫理観であったりとか、結構複雑な後味が残る感じです。本作は、国内での興行は芳しくなかったのですが、国外、特にフランスで大ヒットしたらしいです。フランス語版では、犯人側の心情描写はすべてカットされ、ただの悪人になっていたというのが興味深いところですね。[DVD(字幕)] 8点(2024-02-09 17:41:08)

6.  シチズン・ドッグ 《ネタバレ》 大都市バンコクに上京した主人公青年が味わう都市生活の悲喜こもごもを、独特の極彩色とコメディタッチで描いています。雰囲気が中島哲也作品に通じるところがあるかも。万人向け娯楽として、ベッタベタなギャグを折り込みながらも、あり得ない非日常を日常に融和させていく、マジックリアリズム?的手法は面白く感じました。複数のストーリーをつないでいくセンスはなかなかのもの。テーマとしては、ごくありがちなもので、普段見過ごしがちなことに光を当てたり、静かに深く考えさせたりということはまったくなく、ただひたすらわかりやすい象徴的で表層的なものの寄せ集めになっていて、特別心に残るものがないような気がします。タイ映画を見るのは初めてで、そういう意味で十分興味深くはあったのですが。[DVD(字幕)] 4点(2023-12-12 19:10:44)(良:1票)

7.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 私が映画に求める大きな一要素として、「リアルなアナザーワールドの体感」があります。この映画はそれを満足させてくれるものです。主人公は、スラム街出身でカメラマンになることを夢みる黒人の青年。主人公も巻き込まれるスラム街でのギャング同士の抗争のさなかから、一旦時が巻き戻され、主人公の幼なじみとも言えるスラム街のストリートチルドレン達が、狭い世界の中で、いかにのたれ死に、いかにのし上がっていくかが描かれていきます。ある人物をフィーチャーしたエピソードから始まり、その人物の物語が終わりを迎えると、また別の人物に主役を入替えて、ということを繰り返して、人物毎の物語を紡ぎながら、スラム街の全体像を見せていきます。テンポが良く飽きることがなく、群像劇として良くできています。映像技術的には、フォーカスの範囲を厳しく狭めて、かつ、激しく動かして、フォーカスがぴったり合った瞬間の映像の精細さを際立たせています。効果はあると思うのですが、ちょっと、やり過ぎの感がなくもありません。役者が皆、自然な演技をしていますが、その多くがスラム街出身の素人だそうです。役者の演技が素晴らしいからこそ、なんの他意もなく、鶏の演技を賞賛することができます。[DVD(字幕)] 9点(2023-10-31 18:41:10)

8.  七人の侍 《ネタバレ》 3時間半以上の大作ですが、面白くて一気に見てしまいました。長さを感じさせません。30軒やそこらの山奥の農村集落の狭い世界の話なのですが、とてもスケールが大きく感じられるところが魅力です。三船敏郎のオーバーな演技や、農民たちがどっと笑うところなど、必ずしもリアルとは言えないところもあるのですが、映像に妥協がなく密度が濃いので、安っぽくならないのですよね。[DVD(字幕)] 8点(2023-08-22 19:08:03)

9.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 フランスの時代劇。17世紀に実在した人物を主役に据えた戯曲があり、それを映画化したもの。剣の腕があり、弁が立ち、文才もある主人公の唯一の悩みは、鼻が大きく醜いことで、生涯、恋愛はできぬものとあきらめている。そんな主人公が、思いを寄せている女性に、ある日呼び出されて、ドキドキして行ってみたところ、私は美男子の○○君が好きなので応援してネ♡的な告白をされてしまう。その後、べしゃりと手紙は全く苦手な美男子君のゴーストライターになって、二人の恋愛劇をサポートしていくというお話です。序盤から主人公があまりにスーパーマン過ぎて、ゴーストライターに収まるようなタマではないはずなのですが、結局、収まっていくので、結構な尻すぼみ感があります。戦闘シーンなど時代劇としてのしつらえはよくできているのですけどね。[DVD(字幕)] 6点(2023-06-27 20:38:27)

10.  女王蜂(1978) 《ネタバレ》 高峰三枝子、岸恵子、司葉子と過去3作の主役級を並べるなど、役者は豪華なのですが、人の配置、話の流れがスムーズでなく、がちゃがちゃしている気がします。真相も“取って付けた感“が強く、犯人の悲壮感も今ひとつです。それに、何より殺しが美しくないです。3女優がそれぞれ前作と違うキャラをそれなりに演じていたのは、流石だなと思いました。おかっぱの岸惠子を真正面から見たときの怖さに身震いしました。司葉子は腰の低いのは同様ですが、前作よりは艶やかな感じ。高峰三枝子は顔の輪郭がポワポワとぼやけた感じで面白いです。冒頭の極太明朝のキャスト紹介での「中井貴惠(新人)」の(新人)のフォントサイズが小さめなところにクスッときました。[DVD(字幕)] 5点(2023-06-27 20:22:45)

11.  自転車泥棒 《ネタバレ》 戦後の貧しいイタリアで、失業中の男が、職安から自転車保有が条件の職を紹介され、質に入れていた自転車をなんとか取り戻すも、すぐに盗まれてしまい、職を失わないために命がけで盗まれた自転車を探すという話です。テーマは卑近で、貧しい庶民目線ですが、映像は小綺麗で、汚い貧困は一切映っておらず、今の感覚からするとリアルとはほど遠く、逼迫感も薄いのですが、その代わり洗練された映像に感心しました。質に入れたシーツを受け取った質屋の係員が、4~5階相当の高さのある収納棚によじ登るシーンは結構な見物です。贅沢な空間だなおい。と思ってしまいました。自転車もシステマティックに保管されてるし。この質屋すごい。なかなかできよる。[DVD(字幕)] 5点(2023-06-05 21:00:27)

12.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 やはりどうしても、同じ「シン」を冠した、庵野&樋口の前作「シン・ゴジラ」と比較してしまいますね。オリジナルからして「ウルトラマン」は「ゴジラ」などに比べて、わかりやすい子供向けスーパーヒーロー作品であり、あのマンガチックなウルトラマンの造形を生かしたまま、作品に人間社会のリアルを落とし込むようなアプローチをしたところで、「シン・ゴジラ」を超えることは難しいと思われます。そんな中、長澤まさみの魅力を最大限引き出すことに注力したのは、大正解だったと思います。前作「シン・ゴジラ」の石原さとみの熱演は評価していますが、素のタレントとして見たとき、個人的に圧倒的に長澤まさみの方に魅力を感じるということもあり、ポイント高いです。巨人化GJ! 巨まさみGJです!きょまさみ(※)しかないと感じました(※筆者注:わかりみ的な何かか?詳細不明)。あと特筆すべきは山本耕史ですね。知的かつ胡散臭い宇宙人役をここまでなりきって演じられるとは。前作「シン・ゴジラ」が、人物を大量に登場させ、役者に演技をさせず、キャラ造形は、肩書や立場などによるところを大きくし、人間的描写による味付けを極力削ぎ落しているのに対して(これにより、唯一マンガチックなキャラ付けがなされた石原さとみが悪目立ちしてしまったのは否めない)、本作は、全体的にマンガチックで、比較的キャラクターのバランスがとれていると思います。まあ、普通の娯楽作品に近くなったとも言えますが。その分、緊迫感や切迫感は薄くなりますね。[インターネット(字幕)] 9点(2023-05-19 17:50:42)

13.  少女は自転車にのって 《ネタバレ》 サウジアラビアの活発でお転婆な娘が主人公。親父は汚れたつなぎを着てたりするので整備工か工場労働者でしょうか?家は結構立派で、テレビゲームと大型テレビまであって、親父が遊ばない間にピコピコ遊んだりするくらい。家の中で、宗教的厳格さはまったく見られません。自転車は案外高級品のようで、家にはなく、主人公の少女は、自転車に乗りたいので、自転車を買うために、ミサンガを密造し、学校で密売したりします。かなりフリーダムです。情報化が進み、欧米の文化が入り込んできて、女性が自身で情報を得て、考え、行動する機会を得るように変化している。一方で、宗教的な縛りは旧態依然として残っている。そのアンバランスな現状を見せることで、受け手に何かを考えさせるという作品。とは言えメッセージ性が前面に出ることはなく、役者の演技も自然で、いい感じです。サウジアラビアでは映画館(集会所)が禁止されていて、かつ女性監督による作品と言うことで希少性が高く、サウジの普通の家庭の内側が見られて、知識としてはたいへん貴重なのですが、だがしかし、面白いかと言われるとどうかなというのがあります。イスラム教における女性の地位が、考えさせられる問題だとしても、部外者が解決できる(解決させてもらえる)問題じゃないので、今ひとつ、突きつけられないのですよね。[DVD(字幕)] 4点(2023-04-12 18:05:11)

14.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 第一次世界大戦に志願出兵して、爆撃により、手足、目、鼻、耳、口を失いながらも救出され、植物状態と診断されるも、研究のため生かされた青年米兵の話。実際には脳に障害はなく、明瞭な意識があり、思考もできるが、外界とのインターフェースが塞がれているために、それを外側に知らせることができない。自我が肉塊の中に閉じ込められた状態での苦悩、懊悩。新たに入る情報がきわめて限定的(寒暖と振動を感じることはできる)である以上、過去の記憶を遡ることが多くなる。何気ないが幸せだった日々の記憶。恋人、家族、友人。中でも親父の存在感が大きい。その親父との関係性を釣り竿に集約させた脚本の妙。余韻を残すエンディング。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-30 17:53:55)(良:1票)

15.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 日本でも制作費をそれなりにかけて、本気で創れば、海外映画に負けないパニック映画が十分成立するんだな~と、改めて感じ入りました。62年前に公開された初代ゴジラが到達していた境地なのですが、長かったなと。ようやくそれを超えれたなと。ま、ゴジラシリーズはこれまでに初代ゴジラ以外見たことがないんですがね。映像のリアルさ、グロテスクさ、迫力は、怪獣映画の頂点と言って過言ではないでしょう。ただリアルだけを求めると、ハリウッド的になってしまうのですが、リアルさを捨ててケレンを付加しているところもあり、そのさじ加減がたまらんです。話としては国家の災害対策にフォーカスしているのですが、真面目かつ滑稽で、緊張感と笑いのバランスが絶妙です。エヴァンゲリオンを観たことがあれば、さらに楽しめ、終始ニヤニヤすることができます。思いっきりネタバレになりますが、キモカワイかったシャムシエルから、かわいさを引いて、腐ってやがる早すぎたんだ的な生物的なグロテスクさを、とことん突き詰めた造形です(後日修正:かわいさを引いて→かわいさはそのままに)。キャストに石原さとみが入っていることに一抹の不安を感じていたのですが、杞憂でした(これまでCM等で見かける裏が透けて見えるわざとらしい演技が嫌いでした)。今回ちょっと見直してしまいました。カヨコ・アン・パタースンと名乗り、英語混じりの日本語をしゃべる米国大統領特使という、作品内でも随一にマンガチックでわざとらしいキャラがあてがわれていて、ムチャぶりもいいところなのですが(おそらく、香貫花・クランシーのような日系辣腕才女のテンプレートを意識)、熱演が結構ハマっているんですよね。新たな発見でした。制作陣の本気度、熱が役者にも伝わるものなんだなぁと思いました。[映画館(字幕)] 10点(2023-03-14 18:23:07)

16.  15歳、アルマの恋愛妄想 《ネタバレ》 いきなり白人の若い女が、ベッドの上でパンツの中に手を突っ込んで、オナニーしてるシーンから始まり、大爆笑です。それを見てる飼い犬の顔が神妙で笑いを誘います。この若い女(15歳、見えないが)が、エロ妄想をするという話です。この娘がPUFFYのかわいい方じゃない方くらいにはかわいくて、いい塩梅です。あまりかわい過ぎてもリアリティはなくなりますし、あまりブサ・・・平均より劣っていては、ふざけるなという話になりますし。で、クラスメートの男と二人っきりになったときに、なぜか生チンチンを押し当てられ、後日クラスメートの女子に話したところ、嘘つけと言うことになり、男も否定したため、妄想虚言癖と言うことになり、「チンチンアルマ」という不名誉なあだ名を付けられ、仲間はずれにされてしまいます。続きは作品をご覧ください。他のクラスメートの女が皆ブs・・・それほど美しくはなく、相対的に主人公が一番カワイイので、応援したくなります。ノルウェーの山奥の寒村を舞台にしたのも、内容との妙なギャップが生まれていて面白いですし、なんせノルウェーらしくて良いです。コメディー作品で、役者が過剰にコメディーを演じてしまうと、一気に安っぽくなって笑えなくなるのですが(日本のテレビドラマに多い気がします)、そこは抑制されていて自然な感じでとてもイイと思います。テレホンセックスで高額料金が請求されるシステム、今や忘れ去られたダイヤルQ2(死語)を、ノルウェー映画で思い出させられるとは・・・感慨深いものがあります。[DVD(字幕)] 8点(2023-03-09 19:47:41)

17.  心霊写真 《ネタバレ》 珍しいタイのホラー映画です。タイならではの恐怖のイメージが見いだせないかと期待したのですが、残念ながらそういったものは感じられませんでした。90年代後半のJホラーブームの後なので、その影響を色濃く受けていると思われます。アメリカでつくるJホラーのリメイクよりは、ずっとJホラー的な恐怖を理解しているようで、その色合いを残しつつも、万人向け、万国向けに、映画として基本に忠実につくっている感じがあります。アメリカでリメイクするなら、これくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか(上から)。主人公は、名倉みたいな、まんまタイ人顔ではなく、白人の血が混じってそうな顔つきのイケメン。その恋人役も神楽坂恵似の美人。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:44:52)

18.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 スラッシャーホラーの原点を勉強しようと思ったのですが、間違えて、リブート版を借りちまいました。ということで、「ジェイソンがメチャクチャ殺る」くらいしか前知識がないまま見始めたのですが、画がやたら綺麗で、結構お金をかけてる感じだったので、すぐさまオリジナルではないことに気付きました。オリジナルではどうだか定かではありませんが、本作はバカ女とバカ男が出てきて、バカップルが殺られまくるという、確信犯的にお約束通りにつくりましたという内容です。バカ女の乳がやたら出まくりで、スラッシャーホラーとおっぱいのコラボみたいな作品です。バカバカ言ってますが、別に貶しているわけではなく、どちらかというと褒めてますよ。白人バカ女とやりまくる白人バカ男達と、風采が上がらず、女に相手にされない黒人と東洋人の男が、なぜかグループ旅行をしているという、ステレオタイプに嵌めたいがための非現実的な設定は、なかなか不快レベルが高いですね。ま、笑えるところも多いですが。トップレスで水上スキーをやってた文字通りのバカ女が、桟橋の下で殺られるシーンは何度か巻き戻し再生してしまいました。見た後には見事に何も残らないです。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-25 17:15:21)

19.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 「Q」から導入されたネルフvsヴィレの構図ですが、世代の分断をあまりにわかりやすく対決の構造にしてしまったのは、どうも作品の複雑な深みが削がれているところがあって、得策ではなかったような気がします(いろいろなせめぎ合いトレードオフがある中での選択なのは理解します)。ゲンドウと冬月の2人だけで、人手なしにこれだけのことができてしまうとなると、旧ネルフの存在意義っていったい何だったんだろうかと思ってしまいました。あと、冬月がゲンドウに付き合うモチベーションというか、冬月の正義は何だったのかなという疑問が残りました。ありがちな一人のマッドサイエンティスト(ゲンドウ)の物語ではない最後の砦が、冬月と碇ユイの存在だと思うのですが、そこの関係があまりはっきりしないまま終わってしまった感があります。碇ユイがマッドサイエンティストとしてぶっ飛びすぎてて、残されたゲンドウやシンジが割を食った感じすらあるのだよなあ。先見の明により人類(リリン)を救った張本人が碇ユイなのだろうけど。[映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2023-02-24 17:53:31)

20.  13日の金曜日(1980) 《ネタバレ》 現場はクリスタルレイクというキャンプ場なのですが、どこにでもありそうな(日本にもありそうな)キャンプ場が、ディテール含めて、いかにも雰囲気ありげに良く描けていて、映画として真面目に地道につくられているなと感心しました。終盤まで、殺人鬼をまったく画面に映さないのも、恐怖の演出として、とても効果的でした。そして一番の驚きが、「〇〇がメチャクチャ殺る」という私の前知識が、見事に覆されたことです。大どんでん返しでしたね。後のシリーズで方向転換を図り、さらにはシリーズとして人気を獲得し、強烈な印象を残すことにより、年季の入ったミスリードを仕込むとは、なかなかやるな!と思いました。というか見事に引っ掛かりました。「サイコ」感のある犯人像も面白いです。役者達が普通のそこら辺にいそうな若者で良かったです。女の子達も、変にすれた感じがなくて、良かったです。[DVD(字幕)] 6点(2023-02-21 18:17:02)

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