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プロフィール
コメント数 3876
性別 男性
年齢 53歳

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21.  ランペイジ 巨獣大乱闘 ゴリラとオオカミが巨大化して、ワニがさらに巨大化して、街中で大暴れする。というシンプルな怪獣映画。ドウェイン・ジョンソンは巨大化しませんが、一緒に大暴れ。 とことん暴れ回ってくれるので、怪獣映画としては上出来でしょう。ひたすら破壊が繰り広げられるハチャメチャの中で、瓦礫が上から降ってくる描写などの芸の細かいところもあったりして、こういうのが結構楽しかったりします。 同じく街が破壊されるドウェイン・ジョンソン映画でも、かつて『カリフォルニア・ダウン』などというツマラナイ映画があったけど、コチラの方が数段面白いわい、と思ったら、実は同じ監督だったのね。残念。って別に残念がることでもないけれど。 いずれにせよ、レジェンダリーが、次はゴジラとキングコングを映画の中で戦わせるんだとか何とか言ってるけれど、本作ほどは盛り上がらないと思うよ、きっと(という予想が裏切られるに越したことはないけれど)。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-01-08 21:23:59)《改行有》

22.  ラビリンス/魔王の迷宮 初めてゴールデン洋画劇場で放送されたときに吹替えを喜多嶋舞がやってて、周りでは「あれはヒドかった」と悪評の嵐だったんですが、私はそんなに違和感なかったので、え、そんなヒドかったっけ、と。そんな私でも金曜ロードショーの北尾光司吹替え『サンダー/怒りの復讐』とか徳光さん吹替え『激突!』とかには完全にのけ反りましたけど。 それよりも、デヴィッド・ボウイの魔王コスチュームが、何だか『魔界転生』のジュリーみたいだなー、なんてことを思ってしまうと、ついつい笑いがこみ上げてきちゃいます。しかも下半身はモモヒキだしなあ。違うってか。 内容はというと、ジェニファー・コネリー演じる主人公の少女(映画で見ると、グラビアで見るより太い眉毛が気にならず美少女っぽくなっている、まさに映像マジック)が、魔王に誘拐された弟を取り戻しに、ファンタジー世界を冒険するオハナシ。主人公が次々に不思議なものに出喰わしていく双六形式で、一貫したストーリーらしいものがない反面、空想力が縦横無尽に広がっていく楽しさがあります。まあ、時に安っぽく見えてしまうシーンもあったりするのですが。 白いフクロウが共通して登場するのはたまたまかも知れないけれど、結構、ハリー・ポッターなんかにも影響してたりするんじゃないのーと思わせるものもあります。 ところでホグルの顔って、ロボット操作なんですよね。表情がよく出てて、お見事です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-27 11:09:49)《改行有》

23.  ランブルフィッシュ コッポラという人は、たぶん映画に対してもの凄い情熱を持っていて、ワンシーンワンシーン思い入れたっぷりに撮って、でも映画全体を見るとイマイチ何が描きたかったのかよくわかんなくって、ある意味、その壊れっぷりが魅力だったりするのかな、と思うのですが。本作でも凝りまくる。モノクロ映像にパートカラー、表情のアップ、ローアングル。画面にはタバコをはじめとして闇雲に煙が漂い、必要があれば(無いけど)雲まで動かして見せる。背景にはさまざまな音楽が流れるばかりではなく、水滴の音などの効果音までもがまるでBGMのように取り込まれている。はたまた、バイクと人間が衝突して吹っ飛ぶシーンとか、マット・ディロンが額から流血して見せるシーンとか、コケオドシ的なトリックも画面を賑わせる。 とか言う凝りようが、本作の場合、雰囲気をよく出しており、しかも多少神経質ながらもコッポラ流の誇大妄想に染まることなくテンポよく進められて、「壊れる前に90分ほどで切り上げて踏みとどまった映画」とでも言いますか。 それにしても、80年代で(いったん)燃え尽きた男、ミッキー・ローク。いいんですけどね~。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-09 20:45:23)(良:1票) 《改行有》

24.  LIFE!(2013) 主人公の妄想の世界から、実際の冒険へ。という、いささか主観的に過ぎる内容ではあるのですが、にしても、一本の映画でこれだけ色々な光景を見せてくれると、とりあえずうれしくなっちゃう。これであと、ジャングルか砂漠を見せてくれたら、もうお腹いっぱいになります。ちょっと気の利いたセリフとか、散りばめられたエピソードの組み合わせとか、まあ小細工っちゃあ小細工なんですけれども、そういう盛り込まれたアイデアも、サービス精神を感じさせます。 「家族八景」じゃないけれど、ちったあエロい妄想は無いのかよ、とか期待するのは、そりゃ過剰サービスってもんです。でもホントはベン・スティラーも、普段はエロいことばっかし考えてるんじゃないの? 前半、ベン・スティラーがクリステン・ウィグと並ぶと、背が同じか、少し低いくらい(若干見上げる感じ)なのに、ラストではベン・スティラーの方が明らかに背が高くなってます。彼女の履物が薄いってのもありますが、シークレットブーツ履いてるんでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-19 08:27:48)《改行有》

25.  ライオン・キング(1994) 「ジャングル大帝」との関係はともかくとして、やっぱり「白い」ライオンを王とすることは、人種問題に繋がりかねないということでアメリカでは出来なかったのかな、とも思ったり。 本作、主人公の冒険譚なり成長物語として観るには、尺も短くエピソードもあまり豊富だとは感じられなくって、少し物足りない気もするのですが、何といってもこのアニメーションの見事さ。手描きアニメの究極とも言えそうです。登場人物ならぬ登場人物たちの、動物らしさと擬人化された要素をうまく組み合わせた動き、またその描写には立体感も十分に感じさせますし、様々に現れる表情も魅力的。ヌーの大群の描写も圧巻でした。 ただ、まあ、どうなんでしょう、この半分ライオンみたいで半分人間みたいな顔は。クライマックスの対決は、ライオン同士というよりは、狼男のケンカみたいでしたが。[DVD(吹替)] 7点(2016-11-06 16:21:00)《改行有》

26.  ラン・オールナイト これも「子供のケンカに親が出る」系アクション映画でしょうかね。ちょっと違うか。 ジャウマ・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演とくれば、どうにも期待が高まってしまい、期待が高かった分「ありゃ?」と思ってしまうところもある本作。それでも十分に面白い。ラン・オールナイトと言うだけあって、夜の雰囲気がいい。でもリーアム・ニーソンはあんまし「走れる」ヒトじゃないなあ、と思ったのが『96時間』。この映画も、一晩中アクセク逃げ回る物語には、ならないですね。ダメ親父が、息子との距離をはかりつつ、敵から息子一家を守ろうとする。最初の方のゴチャゴチャした流れがあるポイントに収束して物語が動き出す、その時の快感というのが、一つの魅力なんですけれども、その後も、ゴチャゴチャ感が抜けきらないのは、ちょっと内容を欲張り過ぎたか。ラスト近くになり冒頭シーンに繋がってなお、もうひとつスッキリしないところがあります。・・・とかケチをつけるのも、欲張り過ぎですかね。 この監督&主演コンビで、これだけ毎回、趣向を変えてきて、いずれの映画でも楽しませてくれる。これは、さすがです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-01-04 07:37:35)(良:1票) 《改行有》

27.  ラストミッション 《ネタバレ》 「病で余命幾ばくもない殺し屋」だなんていう、実に“いかにも”な設定ですが、そこから連想するテイスト(要するに「孤独」というヤツですが)とはひと味もふた味も違った作品です。別居していた妻との関係もさることながら、娘との関係というのが物語の中心に描かれていて、ユーモアいっぱい。アクションは確かに見せ場ですが、それ以上に、演出の図々しさ(省略であったり、強引さであったり、反復であったり)が実に楽しいのです。主人公と娘との関係というテーマ、これ自体は正直、時間をとって描く割にはさほど繊細に描かれているようには思えないのですが、その代わり、「父と娘」の組み合わせが複数の家族にわたって登場する面白さ、さらにはそれが、主人公と謎の女性ヴィヴィとの不明瞭だった関係にも投影されていくようなラストのうまさ。なかなか意表をつまれる作品でした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-04-18 09:11:43)

28.  ラ・ワン 『ロボット』があまりにも大傑作だったので、コチラの作品も同じくらいスバラシかったら、どうしようと思ったのですが(別にどうもしませんけれど)、予想通り、そこまでの作品ではなかったですね、作品の密度、テンションは、『ロボット』には敵わない、だけどそれは比べる相手が悪すぎるのであって、この『ラ・ワン』も豪快に我々を楽しませてくれる、元気な作品です。ま、『ロボット』のパクリやろ、みたいなシーンはあるし、それ以前に、全体的に『ターミネーター2』のパクリやろ、みたいな作品ですが、いいじゃないの、アイデア満載、足りないアイデアは他から借用して無理にでも満載しろ、ってな勢い。ターミネーター2のロボット対決とは違って、こちらはテレビゲームから飛び出たゲームキャラ同士の戦いなんですが、片や母子を守る正義のヒーロー、片や誰にでも顔形を変える悪の超人。ははは、明らかにパクリですね。ところでターミネーター2には「1作目に引き続き何故またシュワ型ロボットを登場させてしまったのか」という難点があって、シュワ人気にあやかった安直でミーハーなキャスティングとしか言いようがありません。わざわざ言い訳がましく、予告編でシュワ型ロボットが量産される場面を見せて、でも何であんな目立つ「人間型だけどどっちかっていうとゴリラ型」なのを量産するのか? サラ・コナーがシュワを見て取り乱すシーンも、シュワをキャスティングしちゃったせいで取り入れざるを得なかったシーン、という以上の意味を見いだせないし(最後は互いに打ち解けあって、なんだゴリラみたいでも実はいい人、じゃなかった実はいいロボットじゃないの、人間同様ロボットも見た目では判断できぬものよ、ってか? んなアホな。映画というものは基本的に「見た目がすべて」です)。とか、まあ、何かにつけターミネーター2をクサすのは本意ではないのですが、この点、このラ・ワンでは、母子を守るヒーローの容貌を「亡き父」と設定したのが実に上手く、「ほら、これが正解でしょ、キャメロンさん」と言いたくなるのです。しかもそれが超男前のシャー・ルク・カーン様ですから。文句なしですね。さらにはあの大物ゲストまで登場するに至って、私と一緒に観てたウチの子供たちも大喜びなのでした(あ、そういやターミネーター2も喜んで観てたっけ、ははは)。[DVD(字幕)] 7点(2013-05-27 23:16:20)

29.  LOVERS 《ネタバレ》 CGの多用が、さすがにここでは裏目に出ているような・・・。いささかエキセントリックな演出のせいで、現実感が乏しく、(『HERO』みたいないわば神話的世界観の映画ならよいのだけど)本作では何か馴染めないものを感じます。要するに、主人公の超人的活躍のせいで、彼らがどんな危機に陥っても、「どーせなんとかなるんやろー」、とか思えちゃって、2人の逃避行の絶望感、みたいなものが感じられない。→ とか言いつつ、後半のいささか無茶なドンデン返しのためには、前半から多少は無茶やっとかないと釣り合いがとれんから、まあこれはこれでいいんでしょうなあ、とも思います。→ しかし、このドンデン返しには、ちょっとついていけませんでした、一体、キミたちは何がしたかったのよ? 込み入った謀略の割に、ダマサレてるのは金城ひとり、という感じがするのですが、これでよいのでしょうか?? でもこの映画、おもしろかったです。はっはっは。ラストの雪景色、まさか、「格闘シーンの撮影が長引いて冬になってしまい、雪景色になっちゃったけど、春の雪解けまで待てないからそのまま撮影しちゃった」なーんてことはないでしょうね。それからあと、最後は、チャン・ツィイーが剣を抜い投げたら手が滑って金城に刺さってしまい、「あ、ごめーん」と2人息絶える、という展開を期待したのですが。はすれました。[DVD(字幕)] 7点(2005-05-04 00:07:45)

30.  ラスト・アクション・ヒーロー これはなかなか身につまされる映画ですよ~。映画を観ながら、しょーもない薀蓄をそばにいるヒトについつい垂れてしまう悪いクセ、この映画を観てる時にもつい出てしまう。しかしそんな、薀蓄とも言えないしょぼいネタを偉そうに披露している私に、この映画は天に代わってお仕置きしてくれる訳ですな。片っ端から「そんなの常識だよ」とばかり、全部ばらしちゃう。ちょっと恥かきましたよ。というわけで、良い映画だと思います。まあはっきり言って一発企画モノ、ストーリーはグダグダですが、アクションはなかなかカッチョ良いです。しかし、せっかくマクティアナンとシュワが組んだのにナゼ、『プレデター』ネタを出さないのだろう? やはり2人とも恥ずかしいのだろうか??7点(2004-11-14 01:07:20)

31.  ラ・マンチャの男 歌詞がほとんどタワゴトばかりという恐るべきミュージカルですが(笑)。正直申しますとコレと言ってお気に入りのナンバーが見つからず、やや曲調に変化が乏しいような気もして、なんとなく「歌」がボリューム不足の感じ。ミュージカルシーンよりソフィア・ローレンのセクハラシーンの方が多かったのではないか、と思えるほど(ではないケド)。し、か、し。劇中劇のラスト、地味になったS・ローレンの姿に、なんとなく『ひまわり』を思い出しつつも、そのセリフには、ハッとさせられる。「ドン・キホーテ」から「キハナ」に戻った(正気に戻った)P・オトゥールに話しかけてるんだけど、まるで僕らに話し掛けてるようじゃないですか。「昔はもっとバカでもっとハジけてたのに、すっかり守りに入って、ゴリッパなオトナになっちゃってさ!」と言われているかのよう。うむ。ドン・キホーテみたいな生き方への憧れが、何となくよみがえってくるようだ。そう、「勝ち負けは関係ない、戦い続けること」。少し勇気が沸いて来た。7点(2004-08-27 23:57:58)(良:1票)

32.  ラティノ オスカー2度受賞のカメラマン、ハスケル・ウェクスラーが監督・脚本をつとめております。ウェクスラーは、ドキュメンタリー映画作家でもある社会派、それだけに描き方はなかなか辛辣です。舞台は、共産革命政府と、C.I.A.の支援を受けたゲリラ勢力との紛争が打ち続く、83年のニカラグア。ゲリラ勢力支援のため、ホンジュラスとの国境附近に派遣されてくるアメリカ軍部隊の一人、エディ・ゲレロが本作の主人公なのですが・・・この人、別に取り立てて良心的でも熱血漢でもない、普通の人(某プラ◯ーンの主人公とは大違い)。ゲリラ勢力は民兵を組織しようとして一般市民を強制的に拉致してきてしまうが、エディはおよそ見て見ぬふり、むしろ現地で知合った未亡人とイチャイチャする毎日。しかしある日、「アメリカの関与を秘密にするため」軍票をつけずに特殊任務につく事を命じられる。それまで「アメリカ」の権威の下に、一段上から周りを見下ろしていた彼も、ここでは一人の非白人として「消耗品」扱いになってしまったのである。で、最後に彼がささやかな抵抗を見せる事で、一応映画としてのケリをつけてる訳ですが。まあ確かに正直すぎて少々煮え切らない映画ではあります。プ◯トーンみたいな映画を作っちゃうと、「そんな自分の傷舐めるような映画作る前に、反省する映画作れ!」とか言われちゃうんですけど、お陰でヒットして日本でもちゃんと公開される訳で。あんまり苦過ぎるアプローチをすると、本作みたいに日の当たらぬ存在となってしまう。皮肉なものであります。7点(2003-12-30 21:36:45)

33.  ラスト・シューティスト 死に向かっていくジョン・ウェイン、もはや物語としての必然性を超えて、ただただ、生き様というか、死に様を見せつけてくれます。ところで、ロン・ハワードが出てますねえ。7点(2003-05-24 01:02:06)(良:1票)

34.  らせん 原作者の鈴木光司さん、百貨店の屋上遊園地のシーンにチラリと登場してましたね。「主夫」を公言するだけのことはある、いいパパぶり。 ってのはどうでもよくて、このヒトの書いた話題作「リング」と「らせん」、一応は一種のホラー小説とは言え、前者はミステリ色が濃く、それに引き換え後者はと言うと、殆ど「アンドロメダ病原体」風味のSF作品。という風にせっかく趣向を大幅に変えてきたにも関わらず、結局、同じホラーのくくりに縛られてセットで映画化されてしまうところに、不幸がありましたね。これも貞子の呪いですかね。 「リング」がズバリ、ツボにハマった(ハマり過ぎた)分、こちらの「らせん」がワリを喰ってしまった形ですが、いや、こちらの中途半端さも、マズかったんでしょうなあ。もうちょっと「リング」との対比を明確に打ち出す手もあっただろうに、このインパクトの弱さでは、まるで「リング」の単なるオマケか便乗作みたいで。 だけどまあ、真田広之いるところには佐藤浩市あり(かどうかは知らんけど)、今作では不幸を抱えた佐藤浩市が女性たちに手玉に取られて、男の弱さ、みたいなものが垣間見えて。よくよく見ると(そしてただの偶然かも知れないけれど)、実はこの2本の作品はちゃんと対照(対称?)となっているような気も。 だからどうしたと言われれば、どうもしないのですが、ホラーの暗さに加え、それとは別の意味の暗さも漂っているのが、ちょっと特徴的かな、と。[インターネット(邦画)] 6点(2021-09-30 23:10:36)《改行有》

35.  ラストサマー 主人公たちをつけ狙う怪人物、その正体は誰なのか、やはり彼らが一年前に起こしたある事件と関係があるのか・・・という、殺人鬼モノ。 殺人鬼たるもの、お気に入りの凶器って必要だよね、という訳で、コレ正式名称は何と言うのか、氷の塊を扱ったりするあの鉤爪みたいなヤツが、トレードマークになってます。「私は殺人鬼です」という、一種の目印ですね。雰囲気、気配、そういったものを作り出すのに貢献してます。 一年前の事件、すなわち見知らぬ男を車でハネてしまう場面は、主人公たちの間でダメダメな会話が交わされて一気にゲンナリしてしまったのですが、そこから結構、盛り返します。パレードのすぐ横で襲われてるのに誰も気付かない、なんていう焦燥感も良いし、終盤の攻防戦もシチュエーションを活かした工夫の楽しさがあります。 シリーズ化するほどのものかどうかは、さておき。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-10 09:59:26)(良:1票) 《改行有》

36.  ラ・ブーム こういう何の変哲もない映画が、なぜか国内外で大ヒットしてしまう。世の中何が起こるかわからないもの。主演にソフィー・マルソーが起用されてなかったら、知られざる無数の映画の一本となっていたのでしょうが。 私などはソフィー・マルソーと石野真子の区別もつかないので(ウソ)、あの当時のラ・ブーム・ブームというのは(そういう言い方あるのかどうか)ピンとこなかったんですが、そういえば、親父役のヒトと芦屋小雁の区別もつかないんです(ウソ?)。 物語も何だか有るような無いような、印象としてはソフィー・マルソーの恋愛モドキが映画の2~3割、両親の浮気騒動が4~5割といった感じ。足しても10割になってませんね、ははは。 ところどころ場面が省略される面白さがあって、例えば、ソフィー・マルソーが親父と車に乗った筈の場面、次のシーンで彼女の横で車を運転しているのがバアサンだったりする。 だけど全体的にはテンポがいい訳でもなく、むしろやや長いかなあ、と。このダラダラ感が、「青春」というものなのかも知れませんが。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-26 09:23:52)《改行有》

37.  ラスト・カーチェイス 舞台は未来のアメリカ、石油不足のため自動車の使用が禁止された管理社会。が、西海岸の方には、個人の自由を謳う独立地域が存在するらしい。ってなわけで、主人公の元レーサーは、禁止されているクルマを持ち出し、伝説の自由地域を目指す旅へと出発する。うーん。やっぱしアメリカ人にとっては銃同様、クルマも自由の象徴なのかねえ。私にとっては、石油が無いなら車の使用を諦めるというのはむしろ自然な発想なのですが。さて、この反逆に怒った政府は、彼の旅を阻止すべく、戦闘機でこれを追跡(そこまでする必然性は?)。と言っても戦闘機を操縦できる人ももはやあんまりいないので、一人の老軍人に白羽の矢が。コレがB・メレディス、ロッキーのトレーナーだよサテお立会い。かくしてミョウチキリンな追跡劇が開始されるのですが、まあ、予想通り、この2人の間には次第に、何となく通じあうものが芽生え始める。うひょーちょっと恥ずかしいかも! しかし、撮影にホンモノの戦闘機使ってるのだろうか?なかなか追撃戦の描写は悪くないと思います。で、最後、主人公の進路に立ちふさがる、(ちょっと安っぽい)レーザー兵器! 後ろには戦闘機。自由を目指す旅もついにここまでなのか!? 結末のネタバレは書かないことにしますが・・・「そんな事言ったって、ここまで来りゃもう後はアレしかないだろうが!」 仰るとおりでございます。というわけで、感動のラストでございます。6点(2003-12-29 00:08:11)

38.  ランペル 蘇る狂気 《ネタバレ》 これもねえ。何だかちょっと怖そうなイイ感じの邦題なんですけど、中身はと言うと、中世のヘンテコな妖怪ランペルシュティルツキンとかいう下品なヤツが現代に蘇り、とある女性を「アカンボよこせ」と追い回すだけ、の映画なんですねえ。いやはや。見どころはと言うと、このランペル~というヤツ、ヒジョーに適応力が高く、蘇ったばかりのくせに文明の利器を使いこなして攻めてきます。で、なかなかの切れモンじゃないの、意外に強いゾ、と思ってたら、何と、「藁」が苦手という何とも情けない弱点が。ワラですよワラ。まあクライマックスはそこそこ派手に盛り上がるものの、さらにさらに情けない究極の弱点があることがバレてしまい、あっけない幕切れ。で一件落着。しかし、無事封印されて捨てられたはずのランペル人形がまた拾われるという、お約束のオチが。とほほ。でもまあまあ面白かったから、いいや。6点(2003-11-15 00:56:11)

39.  ラスト・オブ・モヒカン 戦闘シーンなどの描写がイマイチ冴えなくて気分が乗らず、本作でダメ監督としてマイケル・マンの名前を認識したのですが、後に『ヒート』でめっきり見直しました。なもんで、もう一度観直してみたいとは思いますけどね。マジメな題材は不得意なのかも。6点(2003-09-14 11:27:03)

40.  ライフ・イズ・ビューティフル うまく作られてはいるので、途中シラけずに観ることができれば、最後感動できたのかも知れませんが、シラけてしまった私には無理でした。さすがにそこまでやっちゃウソ、という一線を超えてしまってて、ちょっとイライラ。幾ら何でも私はあそこまで前向きには生きられない。もはや前向きというよりは薄っぺらな感じ。それに、最後になって突然彼等に厳しい現実を突き付ける描き方も、アニメ『風が吹くとき』の後味の悪さを思い出しました。例えばね、サザエさん一家が何の脈絡もなく戦争で虐殺される映画作りゃあ、間違いなくショッキングな反戦映画になりますよ、でもそれは著しくバランスを欠いた姑息な手段で、不快感しか残らない。本作は、テーマ上の必然性があるから、そこまでヒドくはないですが・・・。6点(2003-09-14 11:04:53)(良:2票)

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