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ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23593/
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自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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281.  けだもの組合 《ネタバレ》 マルクス初体験でやんす(かんたーたさん、映画のセレクトがかぶりますねえ)。さてオイラも叫ばせて欲しいですね。なんだよあの結末はッ! 生まれてこの方あんなの見たことねーよ! しかも時代性を考えてみて、最後のアレって何となく毒ガスを暗示してるんじゃないかと言う気がするんですが…ブラックすぎ。シーンのつなぎ方やセットの数を考えると、元々マルクス兄弟がNYで上演してた舞台版をそのまま映画にしたんだと思いますが、やっぱあのエンディングだったのかなあ…だったんだろうなあ(笑)。特筆しなきゃなんない事として、噂に聞いていた長男チコのピアノ演奏。コレは涙が出るほど素晴らしかったです。あの指運びの柔らかさ、的確さ、右手の滅茶苦茶な遊びっぷり。至福の3分間、とんでもないピアノ芸を見せて頂きやした。その他は…まあドリフの原点、て感じでしょうかねえ。笑いようがない(意味がわからない)時事ネタが多いみたいなんでこの点数で行きますが、彼らの代表作は一通りチェックせねば、と思わせるだけの力はありました。[DVD(字幕)] 6点(2006-01-03 03:06:20)

282.  深く静かに潜航せよ 《ネタバレ》 潜水艦映画としては不朽の名作ですが、点数ちょい低めです。日本軍なんか頭良すぎ! いくらブンゴスイドーを死守するためとはいえ、海軍があんな作戦立案しないと思うんですよ。「そんな姑息な策で戦うのはけしからん!」とか幕僚本部怒りまくりそう(そんで巨大戦艦主義に奔走して負けちゃうわけだ)。これが謀略戦・情報戦のためなら何でもやったチャーチルや蒋介石の軍なら、すっごい説得力があるんだけどねえ。むしろクラーク・ゲーブル艦の方が、日本的な戦法をやってるような気がします。日本の歴史を知るが故に、この過大評価はちょっと背中がむずがゆい。そういや今、巨艦巨砲バンザイな映画が大ヒット中ですなあ。コッチと見比べてみると戦略の違いが見えてくるかもしれないっすねー。[DVD(字幕)] 6点(2005-12-30 13:06:36)

283.  ジャッカル 《ネタバレ》 ぎゃっははははあぁん~っ!o(>▽<)o" いま goo 映画情報で、この映画の解説(http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD30864/story.html)を読んでたんですが、お、お、おかしすぎるぅ~! 腹がよじれる~! 『はたしてジャッカルの究極兵器が演壇を襲うが、夫人は間一髪で無事』とか、なんじゃその究極兵器って! あの目立ちまくりマシンガンがキューキョクだったんかよ! 凡作のあらすじを何とかして読めるものにしようというライターさんの苦闘の跡が笑いにまで昇華されてしまって、もはや手のつけようのない駄作であるコトの逆証明みたいになっちゃってます。でも、製作者の意図はわかんなくもないんですよね。『ジャッカルの日』がリアルな展開、抑えた演技・演出の傑作だとすれば、これをハリウッド流儀でバリンバリンに改造してゴージャスな展開、派手な演技と演出にしてやれば「もっと素晴らしくなる(…と製作の誰かが言ったに違いない!)ではないかーッ!」。んなわきゃないのは皆さんご存知の通り。ハリボテの展開と男臭い(=頭悪い)演技・演出で、滅多に見られない勘違い企画に…その象徴があの『究極兵器』なんだとすれば、確かにあれって本作の全てをあらわしたバカアイテムなのかもしれないですねえ(確かに試射のシーンだけはオリジナルとのギャップに笑ったけどさ)。やるなら、ブラッカイマー製作の映画くらいもっと男臭く(=頭悪く)、もっと豪快に(=大風呂敷に)、徹底してやったらんかい! 世界一の暗殺者が日本車に乗っても全然ゴージャスじゃないぞ! その昔から、暗殺者はアルファロメオに乗って潜入すると相場が決まっとるんぢゃあ。…なお goo 映画情報によれば、本作は『ジャッカルの日』との関係を一切明示していない(クレジットしていない)とのコト。まあアレじゃ、「リスペクトです」とタランティーノみたく胸を張る事すらできんわなああぁぁ(苦笑)。[映画館(字幕)] 2点(2005-12-29 06:43:36)(笑:1票) (良:1票)

284.  パニック・ルーム オイラは好きなんだけどね、こういうの。攻守共に手札を改めつつ、毎ステージごとに戦略を練り直していく頭脳戦ムービー。これ、どっちかっていうと潜水艦映画なんかにお約束の制約がバリバリに組み込まれていて、犯罪モノというより一軒屋を舞台にした戦争映画って感じの作りです。発想の異色性とド真ん中ストレートな展開、些細なアイテムも複線として絡んでくる芸の細かさ。惜しいのはドはまり役だったフォレスト・ウィテッカーの演技がいつも通りで見飽きちゃった事かなぁ。そこは減点です。あと、ハッとするオープニングの題字の入れ方は『ゼイリブ』を髣髴とさせて心憎かった。[DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 17:43:32)

285.  パワーパフ ガールズ ムービー TV版、知りません。今日安売りDVDを探していて、この強烈なキャラクターデザインに出会い、即購入しました(一緒に買ったのがジーン・ワイルダーの『夢のチョコレート工場』にマルクス兄弟の『けだもの組合』。求めていたモノがよくわかる…最近毒不足でねえ…)。いやあ、動いてるよ、動いちゃってるよ! 眞鍋博画伯の絵そのまんまのアニメだよ(特に博士!)。大胆+精緻。すごいよコレ。話なんかどうでもよくって、キャラデザとプロダクションデザインに酔える一作。昔、星新一とかレンズマンとかのSF小説を夢中になって読んだ輩にはたまらない作品でございます。スーパー・ハリウッド・プライス1500円の価値は十分ありました。[DVD(吹替)] 7点(2005-12-24 15:34:46)

286.  夢のチョコレート工場 《ネタバレ》 このページ見るまでオイラの中では4点だったんですが…うっわー! 短編小説界のミスター毒、ロアルド・ダールの原作だったんかい~! こりゃ点数上げねば毒の神様のバチが当たりますわッ…というワケで7点! ウンパルンパの歌はひたすらリピートして聴きましたよ、ええ、だから神様許してね。ワンカ氏に漂うブラックさには、時代柄モンティ・パイソンを連想してたんですが、ある意味こちらの方がオリジナルでさぁねー。でも、満点に届かないのは西洋独特の宗教的構造の物語だからで、こればっかは原作を読まねば評価できまへん。ワンカ=神、ウンパルンパ=天使、チョコレート工場=天国、金のチケット=天国への入場権…この対比が猛烈にハマる上に、ラストで空を飛ばなければならない理由まで明快になってしまいますぞ。神様、毒の量に対してテーマがわかりやすすぎです(笑)。しっかし、『南から来た男』や『味』そのまんまのブラックさを保持したお子様映画があっただなんて…レアすぎる怪作でした。●追記:ウンパルンパの最後の歌の過激さにやっと気付きました。"You get no, You get no, You get no, Commercial!!" …100% 放映不可能ですな(NHK を除く)。こりゃTV放送されないで幻の作品にもなるわなあ…。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-24 15:15:03)

287.  キング・コング(2005) まず最初に警告! この映画、絶対家族連れで観に行ってはいけません! 3時間もある超大作ですよ、子供の膀胱が持ちませんて(実際、そういう光景が多々ありました)。かくいうオイラも、舞台がNYに戻る後半戦では漏れそうな膀胱との戦いでした。大抵はドルビーマークが出るあたりまでエンドクレジットに付き合うオイラが、お約束の台詞「いや、美女が野獣を殺したんだ」が出たとたんに席を立ってましたわ(笑)。…余談はさておき。以前からジャック・ブラックの演じるデナムに不安があったんですが、見事的中しちゃってるー。元版のデナムの、あの強烈なマシンガントークが出ないと『キング・コング』って感じがしないんですよね。勢いに巻かれて、船に乗った全員が怪しい島に連れて行かれるという、あの人的迫力に圧倒されるシチュエーションが欲しかったんだよオイラは~(そうすっと30分以上は縮められたと思うし)。でも、他の人物はすごかったです。総じて人物描写が練り込まれ過ぎていて、オリジナルを知ってる観客には掘り下げ方がたまらないです。人物以外にも、元版ではインチキ感丸出しだった原住民の踊りがNYで再現されてるあたり、クーパー監督とオリジナル版の揶揄にもなってますね(ちなみに最初の代役探しのシーン、「フェイ・レイはRKOの映画に出演中です」「クーパー監督の?」の台詞で爆笑したの館内でオイラだけ…寂しかった…)。「オリジナル版っても所詮は見世物映画よ」なんて思ってるオイラとしては、ここまで掘り下げて描写してくれるのが嬉しいし、感動でもあります…オープニングに流れる曲の歌詞で、いやおうなく監督のコング映画への愛がわかってしまいますな。一瞬ではあるけれど、コングは世界のてっぺんに立つんですよね…。コングとアンの二者の愛情が、様々なシチュエーションを重ねるうち、徐々に深まっていくのも見事。「野獣と餌」から「王と道化」へ、そして対等の関係へ、それ以上の悲しい絆へ。アンを被弾させまいとして自分を盾にし、エンパイアステートビルの展望台をグルグルと回り続けるシーンでは涙が止まりませんでした。あれは、それまでの丁寧な描写が焦点を結んでオリジナルを超えた、素晴らしい瞬間だったかもしれない。映画そのものより、オリジナルへの溢れる愛/コングへの深い理解が素晴らしかった。そこにヤラレてしまったのかな。多少の不満は目を瞑り、9点で行きます。[映画館(字幕)] 9点(2005-12-20 17:26:15)(良:5票)

288.  エル・ドラド(1987) スペインの探検家アギーレを描いた映画といえば、クラウス・キンスキー主演の独映画『アギーレ/神の怒り』を思い浮かべるでしょうが、実は本国スペインの製作したモノもあるのです。本作『エル・ドラド』は正統的な史劇の造りで、(悪く言えば)金がなくて一発芸的な危うさに賭けたヘルツォーク作品よりもアギーレの実像に近いと思います。実際、兵の信頼が厚い、かなり実務派の副隊長として描かれており、観ていて好感が持てるほど(笑)。探検隊の正気を蝕んでいくアマゾンの描写についても、こちらの方が怪しくエロティックで、非常に正統的な撮影方法。一度こちらのバージョンを見てからヘルツォーク版へ戻ると、かなりの発見があるでしょう。そういうオイラも、実は本作の方に出会ったのが先でした。最初に史実に近いアギーレ像を目にしていたために、キンスキーの怪演を観てもどこからが脚色なのか理解できたという…。西洋史を通じて独自の個性を放っているアギーレと言う人間に当てられた、2つ目のスポットライト(正面)ですね。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-13 13:31:07)

289.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 本当は9点でも10点でも構わない完成度なんだけど、あえて7点です。原作を読んだ事がある人なら、本作が一番オリジナルに近い事を知ってるはず(急ぎすぎのきらいはあるけどね)。でも、映画で採用されたエピソードのチョイス基準が完全にオイラの好みを外してしまってるんです。オイラとしては雪山での対話を頂点にした、アクション満載のアドベンチャー巨編にして欲しかったんだよねー。原作で描かれてるモンスターの身体能力はスパイダーマン並みですから、そこを強調して欲しかったかな(ホント、奴が「ウガー!」なんて唸ってヨタヨタ歩いてるのは最初だけなんよ)。正直、今のCG全盛時代に作って欲しかったなー。あと、映画の《フランケンシュタイン》と言えばまずイメージされるのがあの絶壁頭なんですが、本作ではデ・ニーロの単なる丸刈り頭。あの頭だけはやってほしかったかな…別人の頭蓋骨を無理やり継ぎ合わせた感じがしなくってねー。せっかく「ノーメイクでもフランケン頭」のジョン・クリーズを死体の一部に使ったんだからさー。惜しい。惜しすぎっす! でもロケやセットはコッポラ映画だけあって、本物感バッチリで見応え十分でした。ホエール版の名場面も(マリーとの川遊びのシーンを覗き)全て外さずに再現してあるし、マニアへのサービスは満点。これでクライマックスが《花嫁》のエピソードでさえなきゃなあ…ただの三角関係に終わらせてどーすんだよ、ったく…。まあ、原作ファンとして一番見たかった、「雪山を越えてジュネーブ入りするモンスター」をちゃんと空撮で撮ってくれてるので、帳消しにしといてやるよ(笑)。あと隊長、あんたキャラ立ち過ぎだってば。隊長役はジョン・クリーズの一人二役でキャスティングしてもらえれば、物語にもっと深みが出たように思うです。はい。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-10 18:46:33)

290.  ドラムライン 《ネタバレ》 監督監督~! 会場がポップスでノリノリに流れてるタイミングでどこのダレが『熊蜂の飛行』ぶつけますかぁ? しかも、ペットのソロならまだしもバンドで…どう考えても主人公が正しいよ。色々な場面で音楽の本質(ある時は快楽、命の暗喩、そしてショー)がわかりやすく出ていたと思う。主人公が音に命を吹き込むと、途端にトラブル発生。なぜならドラムはブラスバンドのハートビートを司るパーツでしかないからだ。楽典憶えて曲を作る方が、彼の「音楽」にとって幸せだったのは言うまでもない。「トイレの文字が読めない奴でもちゃんと使ってる」と言う敵の監督、彼の方が音楽の根幹をしっかり捕まえてると思うし、ブラスでヒップホップという豪快な技が生み出せたんじゃないかな(正直、あの曲が一番の感動でした)。というわけで、主人公だけじゃなしに監督の音楽的成長のドラマでもあるのですな。日本の大太鼓(in 夏祭り)でも似たような話が作れそうだけど、誰かやんねーかなー『ドラムライン』東北ケンカねぶた版…きっと燃えるですよ…。●追記:黒人モノとしては震えが走るほどよかったっす。あと、演出がちょっとリドリー・スコットを意識しすぎかナ?[DVD(字幕)] 8点(2005-12-08 06:27:36)

291.  危険な動物たち 『ワンダと…』のB面ムービーですな。天藤真の作品でほとんど同じテイスト・内容のミステリ(『陽気な容疑者たち』)がありまして、洋の東西を問わず、こういうほのぼのブラックはいい味が出るのを実感。ワンダより好評価です。[DVD(吹替)] 8点(2005-11-30 02:31:03)

292.  宇宙戦争(2005) 原作の、「あの」超有名な冒頭のくだりをそのまま使ったのはエライ。というか、あの時点で映画のスタンスが明快にわかったので悩む事なく楽しめました。トライポッド登場時に、隕石孔に集まった人たちが身分や性別や職業に関係なく殺されまくる「あの」名シーンも、原作を最初に読んだ時のゾクゾク感が蘇ってきた。全体的に、H.G.ウェルズの原作に何かを付け加えようという意図は感じられず、非常に素直な現代版アレンジだったと思います。唯一の相違点は主人公の娘の存在なんだけど、微妙かなあ…もっと息子との確執を描いた方が、視点が複眼的になってよかったと思うんだけどね。ただ、原作の『宇宙戦争』の意図というのは、「大英帝国がインドや中国に対してやってきた事を、超文明世界からやられてしまう」という逆転の構図にあるわけで、その点では本作は十分役割を果たしていますね。監督の人選で4年間もすったもんだしながらも、この重要な軸足がブレなかったのはエライ。そしてこれは一重に、アフガン戦争真っ只中の2002年春の時点で版権を買い取り、企画を立て、ドリームワークスに持ち込んだトム・クルーズの一途さにあると思います。これだけ商業価値のない大作を、よくまあ仕上げたモンです。トム君、ポスト・ビーティと呼ばれる日は近いぜ!(呼ばれたくないだろうけどね)●追記:父子愛がどうこうという意見が多いけど、スピルバーグ作品で少女がスクリーミング・クィーンをつとめるのはお約束じゃん(笑)。主人公の横でキャーキャー叫ぶ足の引っ張り役が、本作に必須だったというだけの事じゃないかと思います。しっかし…ダコタ・ファニングって、将来はいいSQに成長しそうだ…。(^^; ●さらに追記:トライポッドに喧嘩売っちゃうシーン、原作をわかってらっしゃるレビュアーさん内では非常にデリケートな評価ポイントみたいですねえ。オイラは日本が発明(!)し、20世紀末から大流行してしまった「自爆テロ」を原作の流れに組み込もうというスピルバーグの努力の跡と見ています(ハリウッドのレーティングからして、アガキとも取れるけどね)。ま、あの程度が妥当でしょう。製作の経緯からして、トムちゃんは本気で自爆して娘だけ助かるエンディングにしたかったんじゃないか、って疑ってますけどね…ほらほら本音言っちゃえよトム![DVD(字幕)] 9点(2005-11-15 00:35:13)(良:2票)

293.  最後の航海 いまだに『タイタニック』を見てない理由のひとつに、この映画の圧倒的な存在感があります。どんな豪華客船を沈めたところで、CGでやってる限りはこの映画に勝てるわけがない(本物パワーとしてはもう一作『フィツカラルド』ってのもありますナ)。淀川さんの受け売りですが、ヒロインの救出シーンは本当に沈む船の中で撮影したそうで、撮影現場には異常な緊張感が漂っていたそうです。オイラにとってはかけがえのない沈没テーマ大作。[地上波(吹替)] 8点(2005-11-06 14:31:35)

294.  ゴーストバスターズ(1984) サタデー・ナイト・ライブの内輪ウケ映画だと知ってたら、見に行かなかったんだけどなあ…この映画の最大の収穫は、今となってはリック・モラニスを発掘した事だけかな(笑)。[映画館(字幕)] 3点(2005-09-11 01:10:46)

295.  クリープショー ゴキブリに抵抗のないオイラは、3話目のビックリ箱でしたなあ(大学の頃、サークルメンバーで見たので、当然ゴキブリの方が阿鼻叫喚の地獄絵図になりましたが (^_^;)。ちょっと「悪魔のいけにえ」のレザーフェイス登場シーンに似た感じがあって、ドッキリでした。あと、2話目はキングが出てくる以外に何か価値があるんだろうか。[ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-11 00:57:50)

296.  CASSHERN 最高である。よって10点。これほど真摯なバカ映画がこれまであったろうか。これほどアングラな大作映画がほかにあるだろうか。これほどファン層をコケにした確信犯がいるだろうか。「もー世の中やってらんねーよ俺たち今こんぐらいぶっ壊れてんのよ」的、2004年時点の日本人の心の病巣を心地よく抉った勇気に、その止まる事を知らないパッションに、傍若無人な態度に乾杯だ。キャシャーンの実写化の演出に、誰が新劇×太宰治で行こうなんて考える? しかもシャレんならんほどガッポリ予算かけて? セットは『未来世紀ブラジル』のリスペクトで? 「ブライキング・ボスは唐沢寿明で行こう」なんて言ったのはどこのどいつだ? このスタッフは世紀のバカヤロウどもだよ。ここまで徹底してバカなら最高だよ。本作は、日本映画界に久々に咲いた大輪のあだ花だと思いますですだ。こんなのがあるから、低評価作品のチェックは手が抜けないのだ。[DVD(字幕)] 10点(2005-09-08 09:37:22)(笑:2票) (良:2票)

297.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 選択肢がなくて「DVD鑑賞」となっていますが、本作は版権切れのため、ネット上のアーカイブからビデオファイルをダウンロードして見ました(とか書いてたら、いつの間にか「パソコンテレビ」なるアイテムが追加されておりました。管理人さん thx!)。うーん、「世紀の傑作!」みたいなイメージがあったんだけど、実際はそうでもないなー。絵としては素晴らしいかもしれませんが、物語構成はザツだと思います。これでは原作者の遺族が怒るのは仕方ないかな、と。まず全体構成のバランスは(舞台版の映画化で、後発であるが)ベラ・ルゴシ版『魔人ドラキュラ』の方が巧い。そして、盛り上げ方や恐怖感では(同時代の)カール・ドライヤー版『ヴァンパイア』の方が上(マックス・シュレックの演技を除く)。ついでに言うと、本作は比較しなきゃなんない相手がやたら多い映画で、上記2名作の他に、ヘルツォークによるリメイク版『ノスフェラトゥ』、そして本作の製作自身をネタにした『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』。関連作がこれほど多いのも、世界中でいつの時代にも愛されてきた証拠だろう。その理由の5割は、原作者ブラム・ストーカーの力によるものだとしても…。[インターネット(字幕)] 5点(2005-09-04 03:26:31)

298.  チーム★アメリカ ワールドポリス ハリウッド史上最も壮大なゲロ映画。別にチェックするパペット・マニアはいないでしょうが、いちおう情報として…人形の操演技術は本場中欧に比べるとイマイチでした。DVDでも宜しいかと思います。まっと・でいもん。[映画館(字幕)] 5点(2005-07-30 21:11:52)

299.  Mr.インクレディブル 序盤、スーパージャイアンツ以来と言ってもいいほどの正義っぷりに感動し、現代にシーンが移ってからはトルンカの魂が甦ったかのような一部キャラのデザイン&動きに涙しました。最も好きなシーンは、デザイナーのエドナと電話ごしに話すヘレンが、めっちゃ言いたくなさそうに「ほら…イラスティガールよ…」と言うシーンの表情。正義の味方やめちゃうと、やっぱ恥ずかしいんですかね(笑)。二番目に好きなのは、これも超母ちゃんがバイオレットとダッシュにマスクを渡して「スーパーパワーを使ってもいい」と言い渡すシーン。仮面の下でしか本当の自分になれないんですよね、この家族って。置かれた境遇の悲しさと、アイデンティティに目覚める悦びが同時に描かれるこの場面、オイラ的には全編で最大最高の泣き所でした。 …とはいえ、あらゆる点においてオリジナリティがゼロなんだよなあ…ある意味すごいんだけど…イラスティガールの描き方が素晴らしすぎたせいでファンタスティック・フォーもCGシーンが作り直しになってるらしいし…一部の場面では明らかに各々の本家を越えてますな。ここは微妙ですが、プラスに評価します。[DVD(字幕)] 8点(2005-07-18 23:17:57)(良:3票) 《改行有》

300.  逆境ナイン 映画の街と言われた蒲田に住んでいるにもかかわらず、映画を観るにはシネコンのある川崎まで出向かなきゃなんない。この理不尽にも黙って従いつつ電車に乗った。梅屋敷駅から京急川崎駅横のDICEまで、各停で四駅。その間、心が揺らがなかったと言えば嘘になる。4年間待たされ続けた宇宙戦争もあれば、物事の当然の帰結である某巨大シリーズ最終話だってある。それを差し置いてなぜ今、逆境ナイン…? いや、先生は知らない人じゃないしというかデビュー前から札幌某所の集会で彼のバカ話を聞いてたし、某連載で落ち込んでた時にはちょっとだけ愚痴の聞き役になった時もあった。これはこれで、俺にとっては長い歴史の通過点なのだ。…てな事を思いつつシネコンに入ると、案の定ロビーにはトム・クルーズとダコタ・ファニングの辛気臭い顔がデーンと飾ってある。中に入ればスターウォーズのグッズ販売コーナーがドドーンとロビーを占領している。世の中コレしかないかのような大騒ぎだ。…しかし、だ。宇宙戦争のモノであろう重厚で悲壮なBGMと、エピソード3の壮大で耳慣れたBGMの混じり合う喧騒の中で「これが逆境だぁ~!」と叫んでいるスピーカーがあった。その時、不覚にも「宇宙人からの侵略を受けて逃げ惑う人々の中で両手を握り締めて吼える玉山鉄二」を思い浮かべてしまい、ついでに「黒ヘルメット姿で『それはそれ、これはこれ』とのたまう田中直樹」まで想像し、悩むまでもなく、最初から勝負がついていた事を悟ったのだ。俺が住んでる世界はずっと前からあの、青春フェロモンを無駄に撒き散らす熱血バカヤロウどもが溢れた、島本ワールドだったんだ。チケットカウンターに向かうと、迷わず「逆境ナイン一枚」と口にして、カウンターのお姉ェさんが不敵にニヤッと笑うのを見届けた。それでいい。ちょっとハリウッドあたりで寄り道が長かったようだが、オレもようやく本道に戻る事ができたようだ。逆境はいい。バカは多いが、とても心地良い。[映画館(字幕)] 9点(2005-07-11 01:23:21)(笑:2票)

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