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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. おはよう!スパンク 《ネタバレ》 なんだか、真面目にラブストーリーなので、ちょっとビックリ、って感じでした。こういう、原作のあるアニメ映画って、あまり原作やテレビの本筋の展開に影響のない、当たり障りのないところでお茶を濁して終わり、というパターンが多いのですが、サイドストーリー的ポジションにしちゃ、かなり真剣。お母さんの言葉で、なんとなく教訓的な結末になると思いきや、「今の気持ちこそが大事!」とゆー若さ爆発な展開になるあたりに、ちょっとこの映画に賭けたスタッフの粋を感じたりしたのでした。それにしても、私、当時はナンでも見てたんだな・・・。[映画館(邦画)] 7点(2009-07-11 13:43:19) 22. ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 私はこの世界、結構好きです。主人公と赤ん坊以外の人間が殆ど出てこなくて、ファンタジーとして世界が狭いところで閉じちゃってるので広がりが感じられないのは惜しいんですけれど、フクロウが飾るメインタイトル部分からずっと全編ダークな雰囲気が溢れていていい感じ。これで魔王の孤独までドラマティックに描かれていたら、かなりポイント高かったところですが(少女のたった1つの言葉で自我が崩れ去ってしまうガラスのような魔王)、まあ、子供向けの映画にそんな要素は必要最小限で十分なんでしょうね・・・。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-11 13:30:16) 23. 48時間 《ネタバレ》 ウォルター・ヒルがノッてた頃の映画ですね。当時のスタイリッシュなタッチが映画に命を与えてました。一方でエディとニックのコンビが楽しくて、笑わせて貰えて。48時間という時間設定が、きっちりと映画に有効なサスペンスの題材になってなかったのは、ちょっと肩すかし喰らった感じですけれど、48時間だけのコンビ、という解釈が正しいんでしょうね。なので続編の存在はどうなんだろうなぁ?とは思うのですが。限定ネタを繰り返してもねぇ。今となってはこの映画、エディの「このやろ~!ホントに撃ちやがって~!」というのが下條アトムの声のイメージになっちゃってますが。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-11 13:20:02) 24. メジャーリーグ 《ネタバレ》 クライマックスのトム・ベレンジャー、もう盛り上がりに盛り上がった状態でのあのネタには大笑い。ノーコンの原因は目が悪かったせい、とゆーチャーリー・シーンのネタもバカバカしいけれど笑えて、やっぱりダメな連中が頑張って勝利を収める、という物語は単純に楽しいです。野球映画って、観客席のエキストラ不足で悲しい状態になってるものが多いんですけれど(かつて『がんばれ!ベアーズ大旋風』の川崎球場ロケを見に行ったのですが、全然埋まってなかったですしね)、これはメジャーリーグの試合の臨場感を味わわせてくれましたし。実際に、ああいう環境で試合を見てみたい、って思いました(日本の野球って、球場行っても、なんかファンがシリアスで・・・)。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-11 13:15:58) 25. ポリスアカデミー 初期の『ポリスアカデミー』は毒があって良かったですね。キャラクターの面白さも、一作目ならではの新鮮さがあって楽しかったですし。以降のシリーズは、ここから進歩しないで延々同じ個性の笑いで押しているためにマンネリ感は否めないワケで、そういった意味では一作目の偉大さをあらためて感じます。イヤミな優等生組を襲う災難なんか、輝いておりましたねぇ。「ブルーオイスター」、最高っすね!(いや、そのシュミはないですが)[映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 23:33:30) 26. ベビーシッター・アドベンチャー それまでクリス・コロンバスが脚本を担当した映画はあまり感心しなかったので、「クリス・コロンバスが監督ねぇ・・・」って感じだったのですが、これは「なかなかやるでないの」という映画でした。ほんの数時間の間に巻き起こるドタバタ騒動を、スッと上手くまとめてます。エリザベス・シューが「ベビーシッターブルース」(でしたっけ?)を歌うシーンは、最初ちょっと恥ずかしかったけど。スケールもなく、これと言ったセールスポイントもない、かなりジミな印象だけれど、意外な拾い物って感じの映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 23:24:33) 27. ベスト・キッド(1984) いやー、素直に興奮して感動しちゃいました。なんつっても、ダニエルさんの成長物語には最近のジャッキー映画が忘れちゃった、訓練積んで強くなる、ってところがしっかり描かれていて。マッチオ、実際の歳を知っちゃうと、ちょっと恐いよ、って感じでしたけれどね。映画館にはアメリカンスクールの団体さんが溢れていて、彼等の賑やかなノリがよくマッチした映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 23:19:32) 28. プライベート・ベンジャミン 《ネタバレ》 お金持ちのお嬢様育ちなゴールディが、訓練でへろへろ~ん、と走る姿が印象的なコメディ。連帯責任で雨の中、荷物を背負わされ、ぐるぐると輪を描きながら歩かされるシーンが好きです。ひとり言い訳と嘆きとボヤキを喋り続け「うるさい」「黙れボケ」と非難を浴びて。そんな彼女がのし上がってエリートになってゆく姿は気持ちよくって、だけど後半、ラブストーリーになっちゃうと映画の温度がぐーっと下がっちゃうのは、ちょっと困りモノ。それだけに、最後の鉄拳&ウェディングドレスでずんずんと歩く後ろ姿はスカッとしました。[映画館(字幕)] 7点(2009-07-06 22:54:52) 29. 2010年 『2001年宇宙の旅』を起点とする娯楽映画で、全くの別物ではありますが、見せ場の連続で楽しめる映画でした。実のところ大したコトは起こらない物語を、飽きる事のない映画にまとめ上げたのは見事。ロイ・シャイダー、ジョン・リスゴウという私のツボな俳優が人間臭い魅力を見せてくれるので好印象。まあ、もちろんこの映画の解釈で『2001年』を納得しろ、と言われたら「ヤダ」って答えますけど。個性的な登場人物、セリフたっぷり、オプチカル合成丸出しのお安いSFX、判り易い物語。何から何まで『2001年』の逆をやってみせてるような映画ですしね。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 14:00:28) 30. トッツィー 映画館で見たのですが、どうもテレビの小松政夫の吹き替えの印象が強い映画ではあります。ダスティン・ホフマンの女装って、どーなのよ?とは思うんですけど、アメリカにはあんなオバサン、ホントにいそうですしね。ジェシカ・ラングとの友情物語は、結構笑えた記憶がありますが、パパは可哀想。それにしても、当時のアメリカのスタジオ撮りドラマの現場、っていうのはあんなにいい加減だったんでしょうかねぇ? VTRにコーヒーこぼしてダメにして突然生放送とか。んなワケないか。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 13:41:22) 31. スペース・パイレーツ ずんずくずくずん、って感じのテーマ曲が印象に残る(いや、リズム部分だけですが、って音楽担当ブルース・ブロートンじゃん)B級SF映画。当時の映画雑誌で読んだのですが、本来大作として製作されるハズが予算が大幅カットされB級転落、という事で、ちょっと不幸な映画。でも「もこりん」としたロボット達がぼこぼことアクションをするさまは、なかなかに味わいがあります。怒涛のクライマックスはSF映画史上、最も長時間(?)なバトル。今となってはレア&超カルトとなってしまっておりますが、公開時に劇場で見られたのは幸運だったのかもしれませんし、別にちっとも、んなこたぁないのかもしれません。B級だけあって、ちっこい劇場での上映でしたしね。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:49:59) 32. スプラッシュ 素敵な人魚物語。若さ溢れるトム・ハンクスと、キュートだけど水の中での演技で根性見せるダリル・ハンナ。宇宙人や不思議な生物がスクリーンを占拠していた80年代前半ならではの、夢いっぱいなファンタジーでした。物語は当時のこのテの映画のまんまのフォーマットで意外性ゼロでしたけど。今の二重アゴなトムと、『キル・ビル』のコワい殺し屋なダリルとで続編を作ってくれたりすると、ブチ壊しで面白いかもねー。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:47:50) 33. トワイライトゾーン/超次元の体験 最初に見た時には一本一本が短く、物足らなくて仕方なかったのですが、ハマってしまって結局公開中に6回見に行きました。スピルバーグ風お子様ランチの世界、という感じですね(悪い意味ではなくって)。根がシンプルな私としては、人種差別を描いたスパイシーなセグメント1や、ジョー・ダンテ趣味のゴテゴテした原色に溢れた独特の臭みのあるセグメント3よりも、スピルバーグ王道のファンタジーな甘みのセグメント2、ガンガンとモンスターパニックを叩き付けてくる、こってりボリューム満点のセグメント4が好み。つまり、玉子焼きとハンバーグみたいな。残りのエピソードもエビフライとかスパゲティとかだったら最高だったんですけど。なんの話だか判んなくなってきちゃった。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:39:24) 34. 戦場のメリークリスマス 兵隊と捕虜。立場が異なりながら抑圧されたもの同士が、己の弱さを隠しながらぶつかり、惹かれ、そして離れてゆく。価値観が覆された人間の弱さ響いてくる悲しい映画でした。ただ、物語がスムーズに流れていなくて、散らかった印象が強かったのが残念です。それに、演技は各人バラバラでしたしねぇ。そのバラバラさ加減もコントラストの一つ、と解釈できなくもないですが、日本兵はリキんでる人が多くて浮いてました。たけしは自分の監督作よりも人が監督した作品での姿の方が魅力的だと思います。[映画館(邦画)] 7点(2009-06-27 01:35:20) 35. デューン/砂の惑星(1984) 映画としては、破綻寸前・・・つーか破綻してるかな? とにかく、物語もマトモに繋がってないような映画なんですけど、その映像には圧倒されました。特殊効果ごってり(ただしかなり雑)の映画なのに、リンチワールドもごってり。70ミリの大画面にどわーん!とリンチの映像が展開する世界に、強引にねじ伏せられたような、負の美っていうのに魅了されちゃった、って感じですね。カイル・マクラクランの端整な顔立ちが映画のトーンと不調和状態であるがゆえに、余計にインパクトがある映画ではありました。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:28:54) 36. スタンド・バイ・ミー 《ネタバレ》 キング作品の場合、私は始めに原作ありき状態だったりするので、映画化されたものが、原作を超える感動を与えてくれる事があんまりなかったり、どうしても見方が厳しくなってしまったりします。でも、この映画は原作と比較しても十分に良くできた作品でした。忠実な映画化で、なおかつ文章では描けない情感がたっぷりあって。4人はそれぞれに原作以上の存在感を持っていて、中でもリバー・フェニックスの素晴らしい事! でも、ラストは、原作が描いた厳しさを全部描ききってしまって欲しかったな、と思いました。リバー・フェニックスに重きを置いたゆえの展開、よりドラマティックな描き方なのでしょうけれど。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:27:51) 37. セロ弾きのゴーシュ(1982) ぽこぽこぽこっ、って。ああ、ちびタヌキが愛らしい・・・。ネコは前衛芸術みたいなコトになっちゃってましたが。高畑監督の映画では、これがいちばん好きです(もっとも他は全部あんまり好きじゃないんですけど)。田舎の風景の中にふわふわたゆたってゆく映画。最初の方で登場するタヌちゃんの印象があまりに強くて、それ以降の他の連中がワリを喰っちゃった印象はありますが、サラリとした、心穏やかになる映画でした。ちなみにこれは劇場公開作品ではなくてホールでの自主上映だったのですが、鑑賞環境は映画館(邦画)で正しいのかなぁ?[映画館(邦画)] 7点(2009-06-27 01:24:45) 38. スカーフェイス 《ネタバレ》 暴走しまくった末に「あー、やっぱりね」という最後を迎える映画、なのですが、バカなトニーで済ませてしまえるほど安直な物語って訳ではなくて。移民から成り上がる、大きな存在になるという野望、それを実現していって、物に囲まれた豪華な暮らし、だけど孤独。どこまで行ってもカラッカラに乾き続けてるトニー。彼の乾きを癒すのは、冷たい死くらいしかなかったんでしょうね。狂犬が燃え尽きる物語って感じでした。余談ですけど、電ノコシーンの時、テレビに映ってた映画は『大地震』でしたね、ってホントにどうでもいいハナシでした。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 01:13:52) 39. 駅 STATION 健さんの寡黙さは定番なんですけど、そんな中でボソリとお笑い言って笑わせてくれると効きますなぁ。普段寡黙な人のひと言が重いように、寡黙な人のお笑いもまたインパクトがあるというワケで。海、雪、汽車、酒、演歌、男と女。大変にベタなキーワードから作られているような映画ではありますが、これぞニッポンの映画。いしだあゆみが、いい表情見せてくれます。[映画館(邦画)] 7点(2009-06-26 00:45:41) 40. 勝利への脱出 脱走計画よりも試合経過が気になって仕方なくなっちゃう、というところは、映画の中の人々と観客の意識が一致した幸せな瞬間でした。カメラは華麗なプレイをきっちり捉えて、試合に魅了され、だからこそ、あのラストシーンの展開に自然に繋がるんですよね。ただ、あの後、みんながどうなったのかがとっても気になります。あのまま清々しく終わるハズもないのが当時の現実だったワケで。まあ、フィクションなんですけど。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-26 00:43:58)
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