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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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21.  るろうに剣心 伝説の最期編 《ネタバレ》 斉藤一が「茶番だ」と言い放つ場面があったが、まさにそれ。 前作で中途半端だった部分がここにきてツケが回ってきた。 原作にない新政府絡みの話で時間を費やし、わざわざ東京で決着を付ける展開が分からない。 これだけで大幅なタイムロスに繋がり、宗次郎を初めとする十本刀の扱いといい、 善と悪の境界線、贖罪といったテーマに消化不良感が残った。 最後の戦いもやはり一本調子で飽きる。 頑張ってはいるけどただただ空回り。 酷い実写化の前例と比べれば残念な出来ではないにしろ、 日本だけでマーケットが完結しているようでは世界と勝負する実感が湧かないから、 誰が撮っても結果は同じだっただろう。[地上波(邦画)] 4点(2023-04-16 10:48:50)(良:1票) 《改行有》

22.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 上映時間等の制約がある以上、改変は仕方ない。 ただ、佐之助の"二重の極み"を会得する展開、青紫が剣心を狙う理由付けは変更・削除しないで欲しかった。 これによって、京都行きに重みもなく散歩がてらな印象を与える。 激しいアクションも途中から単調気味。 薫の誘拐イベントに必然性を感じず、端の折り方や原作の抽出方法を制作陣があまり理解していないように感じた。[地上波(邦画)] 5点(2023-04-16 10:47:32)(良:1票) 《改行有》

23.  フォックスキャッチャー 《ネタバレ》 ジョンは母に愛されたかったのだろう。 低俗と貶されたレスリングを母に認めてもらいたかった。 一生遊んで暮らせるほどの金と権力があり、何でも出来ることへの自惚れと幼稚な態度はその裏返しか。 マークを雇ったのも、金で買えない真の友達が欲しかったのだろう。 だが、母を見返すことを優先し、途中からマークを邪険にしてしまうのも、 所有物として見てないセレブ特有のものか。 デイヴも引き込むが、ジョンで憔悴したマークを気遣うばかりでますます擦れ違いが大きくなる。 認められないまま母は死に、チームも良い成績を残せず、 自分の手に入れたかったものが零れ落ちて、残されたものは孤独のみ。 自分の欲しかったもの全てをデイヴが持っていた嫉妬もあって、彼に銃を向けたのでは。 ジョン・デュポンのようなセレブでなくても、中流家庭出身の犯罪者が続発しているのは、 埋め尽くさんばかりの物に溢れている割に心が満たされない見栄と虚無感による、 物質主義と精神主義の衝突があるのかと。 寒々しく晴れることのない風景が先進国の空虚さを捉えているかのよう。 コメディ映画はあまり見ないのでスティーヴ・カレルに偏見はなく、厭世的な狂気を漂わせていたと思うし、 実際にレスリングまでこなしたテイタムとラファロの熱演は言うまでもない。 ただ、賞レースであまり盛り上がらないのは、 ただ事実を提示するだけで、心を掻き立てられないのが大きいのかもしれない。[映画館(字幕)] 7点(2023-04-16 10:45:46)《改行有》

24.  プーと大人になった僕 《ネタバレ》 ネタ切れのディズニーらしい実写化というより、『不思議の国のアリス』みたいな後日談的立ち位置が強い。 子供時代の記憶が遠くに追いやられ、家族との時間も持てず、仕事に追われるクリストファー・ロビンの物語。 再会したプーたちとの哲学的で空気の読めない言動にイライラさせられるのは、 「現実はそう甘くないし、責任とか身動きできないことで雁字搦めになっている」自分自身であることに気付く。 誰だって楽になりたいし、何もしたくないのは分かるけど、どうにもならないときもある。 大人になったクリストファー・ロビンはどうやって折り合いをつけるのか。 …というドラマは希薄で、イマジナリーフレンドのイメージが強かったプー達は現実の存在として描かれる。 そこから力技で問題解決、妻と娘も100エーカーの森にご招待というディズニーらしい強引な大団円。 「子供心を取り戻そう」「ワーク・ライフ・バランスは大事」というメッセージは分かるが、 それ以上の何かが感じられないあたりに限界が見える。 CG技術の進歩と中盤のユアン・マクレガーの一人芝居に+1点。[地上波(字幕)] 5点(2023-04-15 00:50:04)(良:1票) 《改行有》

25.  スイス・アーミー・マン 《ネタバレ》 物語の8割は二人芝居で占め、それも死体に下ネタという奇妙な作りなのに心に残る。 何もできない死体から徐々に生を取り戻していく難役を演じたダニエル・ラドクリフと、 過去のトラウマから逃げ続けていたポール・ダノの二人の曲者俳優が作品の強度を支えている。 メニーという死体が何者なのかは最後まで分からない。 虚実を入れつつも、ハンクの抑圧された自己を投影したイマジナリーフレンドかもしれないし、 森の中の一連のオブジェが現実に向き合おうとする通過儀礼にも思えた。 現実ではただの頭のイカれた変態にしか見えないハンクには厳しい現実が待ち構えている。 それでもメニーに別れを告げた彼はこのどうしようもない世界と折り合いをつけていく意思を感じた。[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-31 23:43:39)《改行有》

26.  エクストリーム・ジョブ 《ネタバレ》 期待しすぎたかな。 前半までがピークでちょっと長く感じてしまった。 かつての香港映画でお馴染みのおバカな警察コメディを彷彿とさせながらも、 リアルで痛そうな暴力描写は韓国らしい。 チキン屋が予想以上に繁盛しちゃって、本筋から脱線しかける展開はなんとも可笑しいが、 後半はチキンに絡む要素が少なくなって寂しい限り。 まあチキン屋で不祥事が発覚して、チェーン化でさらなる問題が発生しちゃったから、 ラストで警察辞めてチキン屋やると少しは期待していた自分が悪い。 (高い失業率の韓国では敷居の低い飲食店で食い扶持を稼ぐしかない笑えない事情がある)。 序盤で犯罪者に盗られそうになった車を奪還するオバさんの件が一番笑えた。[インターネット(字幕)] 6点(2023-03-28 22:01:48)《改行有》

27.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 前作に関しては思い入れがないため期待はしていなかったが、意外と面白かった。 ヒットガールが成長したため、前作の特異性が失われて、 ごく普通のバイオレンス・ヒーローものに成り下がった感は否めないし、 スターズ・アンド・ストライプス大佐を始めとするヒーロー軍団の活躍が上手く活かされてないのも大きい。 窮地に陥っても、大きなものを失った感じがあまりないため、カタルシスがそこまで訪れない。 それでも見られるのは、楽しめるポイントを基本的に押さえているからであり (期待に違わぬマザー・ロシアの暴れっぷりをもっと見たかった)、 自分を制御してくれる親の喪失により、 大人になっていく三者三様の行き着く先を最後まで見届けようと思ったからだろう。 もっとも、前作ほど評価が伸びなかったため、完結編製作は厳しいかもしれないが。[映画館(字幕)] 6点(2023-03-24 23:55:56)(良:1票) 《改行有》

28.  ディック・ロングはなぜ死んだのか? 《ネタバレ》 小さな嘘が大きな嘘へ、大きな嘘が大きな過ちへ。 先日、オスカー監督になったダニエルズの片割れ、シャイナートによるブラックコメディ。 全編シリアスムードながら、杜撰な証拠隠滅とアリバイ作りで雪だるま式に状況が悪化していくさまが、 コーエン兄弟の『ファーゴ』を思い出す。 友人の死の真相と二人が隠し通そうとしていた秘密──それは馬との獣姦(それも受け側)。 まさにタイトル通りで2005年にあった事故がモチーフだとか。 行きついた究極の快楽と引き換えに、家族が知ったら絶縁されるレベルで主人公は全てを失ってしまう。 この"しょーもなさ"にどこか哀愁を感じてしまうし、それでも人生は続いていく。 誰だって人には言えない秘密はあるし、型に嵌って生きていかないと排除されてしまう社会に対する、 監督の人生訓は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』にも受け継がれている。 相手側が出資を躊躇うくらいの胆力がないとあんな映画は撮れない。 人間には計り知れない可能性がある。 型に嵌りすぎて潰れてしまう前に、時には羽目を外してガス抜きしないと。 もちろん限度はあるけどね(ネット炎上とか)。[インターネット(字幕)] 5点(2023-03-16 22:57:39)《改行有》

29.  若おかみは小学生! TVアニメの映画化には大きく分けて二種類ある。 一つはTVスペシャルの延長線上として、 もう一つは映画向けに再構成したものとして。 本作は明らかに後者。 タイトルに反してシビアな設定から視聴に消極的だったが、 子供も見るためか重くなりすぎずサラッと描き、 シリアスとコメディのバランスが丁度良く、テンポ良くて見やすい。 良くも悪くも王道の予想通りの展開に終始しながらも、 ギョッとする捻りを加えてくるのでズシンと心にくる。 既に指摘されている通り、90分弱で一年間を描くには駆け足気味で、 終盤のアクシデントでご都合主義が目立つ。 鳴り物入りの企画だったかもしれないが、2時間じっくり描いてくれれば、 終盤の展開が活きて納得できただろう。 描き切れなかったエピソードがあるなら、是非完全版も作って欲しい。 なお、TVアニメは見なくても十分楽しめるが、成り行きや作風が微妙に違っていて、 映画ではカットされた多数の人間関係に焦点を当てているあたり、 お互いの足りない部分を補完し合っているようで面白い。[映画館(邦画)] 8点(2023-02-18 00:19:15)(良:1票) 《改行有》

30.  ライオン・キング(2019) 原作のアニメ版は遠い昔に見たまま。 記憶がほとんど残ってないので比較できないがびっくりするほど原作そのままで、 ディズニーらしいポリコレが一切入ってないのは評価できる。 CGも実写とは見分けがつかない、映像の驚異的な進歩には目を見張っても、 人間社会と同じように高度な会話やミュージカルパートで皮肉にも浮いてしまった。 百獣の王という宿命故の食事事情とかどうするのよ。 無理に"実写化"する必要があったのか、それだけディズニーのネタ切れが凄まじい。[地上波(字幕)] 5点(2023-01-02 01:18:38)《改行有》

31.  ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん 《ネタバレ》 探求心の強いおじいちゃん子な少女が、北極点に行ったまま行方不明になった祖父とその船を探す旅路。 貼り絵のように輪郭を排した柔和な絵柄と厳しい環境で突き進むストイックさのコントラストが印象的。 クルーとの恋愛といった余計なドラマは一切なく、極限状況下の諍いがリアル。 最後までロマンチックの欠片のないハードさだからこそ、目的を果たしたサーシャの笑顔が光る。 ちなみに放映したものだと後日談を描いたいくつかの静止画とクレジット後の動画がカットされているという。 あれを載せてまでが一本の映画なのに、教育テレビは何考えているのか。[地上波(字幕)] 5点(2023-01-02 01:03:39)《改行有》

32.  ANIMA 《ネタバレ》 ポール・トーマス・アンダーソン色はなく、ほぼレディオヘッドのミュージックビデオの趣が強い。 ひたすら前衛的で、疲れ切った労働者たちの渇望を白昼夢として表現している。 長い長いトンネルの中で足掻き、生きている、人間らしい至福を求めようとする。 深読みすればいくらでも深読みできるが、何を求めているかで意見が分かれる。 確かに撮りたいものを撮れるネットフリックスでしかできない。 とは言え、PTAがメガホンを取らなくても、 有能なクリエイターなら同様の世界観作れるのでは?と考えてしまった。[インターネット(字幕)] 4点(2022-12-31 23:43:59)《改行有》

33.  人類遺産 アマゾンプライムで配信されていたので視聴。 音楽もナレーションも説明の字幕もなく、果ては人間すら登場しない。 固定カメラでかつての人の営みがあり、やがて廃れていった建造物を切り取る。 置き去りにされ、朽ちていく建造物はあまりにも寂しげであり、かつ詩的で退廃的な美しさを醸し出す。 音楽の代わりに雨の音、風の音、波の音、動物の鳴き声が音響の要として大きく際立つ。 伝えたいメッセージがあるわけでもない。 ただ、そこに何があったのか想像をかきたてる。 原発事故で時が止まったままの福島の帰還困難区域もそう。 確実に眠気に誘われる映画かもしれないが、 映画を見る体力も残ってないときでも気軽に見れる映画でもある。 そのまま彷徨い、力尽きるまでフレームの中で旅してみたい。[インターネット(字幕)] 5点(2022-12-01 23:20:22)《改行有》

34.  サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ- 《ネタバレ》 ミュージシャンにとって聴力を失うということは死んだも同じで、 追体験するような音響効果が否が応でも恐怖を与える。 環境音のみでBGMは一切なく、まるでドキュメンタリーのようである。 聾者のコミュニティはたいへん興味深かった。 当事者の誰もが自分を見失い、少しずつ受け入れて、 それでもまた迷っての繰り返しだっただろう。 再起のため楽器もキャンピングカーも売り払い、高額の手術も受けたが、 機械音が混ざった音しか拾えない絶望。 そして彼は人生の全てだった音楽を捨てた。 果たして障害を持つことは不幸なのか? 他人事とは思えず、一切の甘さもない結末だが、 健常者視線のモノサシと依存からの解放でもある。[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-26 01:11:31)(良:1票) 《改行有》

35.  ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 《ネタバレ》 タイトルからして終末もののSFコメディかと思っていた。 エドガー・ライト×サイモン・ペッグ×ニック・フロストのトリオなので、 やはり田舎町が"異端者"に支配された異色コメディだった。 『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を彷彿とさせるムチャクチャ感はなんだかんだ言っても楽しい。 しかし、ハシゴ酒とエイリアンの組み合わせが活かされていないので、 双方とも取って付けたような消化不良さが否めない。 在庫処分的に消えていく主要キャラの使い方もイマイチ。 テーマとして、グローバル社会とテクノロジーをエイリアンが牛耳っていた風刺ものであり、 グローバル社会に適応できない主人公の逆切れにエイリアンが委縮して地球崩壊というのも安直な気がする。 便利さと引き換えに物質社会と制度に支配された人類への痛烈な皮肉。 物や制度、逃避のための酒から解放され、流れ者になった主人公が生き生きとしてて毎日が楽しそうだ。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-11-26 00:46:20)《改行有》

36.  羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来 《ネタバレ》 5話構成で分割されたテレビ放送で視聴。 日本アニメの下請けで鍛えられただけあって、 道中で移り変わる中国の原風景がジブリテイストだったり、 ドラゴンボールやマーベル映画を彷彿とさせる市街戦が繰り広げられる。 キャラデザも言わなければ日本アニメと勘違いしてしまうくらいの親和性がある。 日本アニメと中華文化の良いとこ取りがプラスに働いた形だ(悪く言えば、オリジナリティは低い)。 当初、シャオヘイを家族のように受け入れたフーシーは、 その力を反逆に利用するヒールとしての側面があるが、 シャオヘイに対する愛情は本物であり、絶対的な悪ではない魅力があった。 一方、残されたシャオヘイを無理くりに連れ出し、一見ヒールに見えた執行者のムゲンも 不愛想ながらコミカルさが表れてきて、敵対関係が次第に疑似親子的な師弟関係になっていく。 シャオヘイはどちらの未来を選ぶのか。 言わば、壮大なスケールで描かれる親権争いである。 単純に映画としては面白いが、プロパガンダ的な側面が微かに感じられる。 人間と自然の共存も、執行者の設定と活躍も、 現代の中国社会ならではの、どこか後ろめたい暗喩を感じてしまう。 (そんなこと言ったら、日本のテレビ時代劇もほとんどが権力者側が主役である)。 今後、2本の劇場版が作られるがどうなっていくか注視したい。[地上波(吹替)] 7点(2022-11-05 01:14:08)《改行有》

37.  藁の楯 その年のカンヌで最も酷評されたコンペ作品だとか。 開通前の高速道路や台湾の新幹線を使って大作感を出そうがハリウッドの劣化コピーにしか見えない。 また、救いようのない凶悪犯を法で裁くべきか云々について、 ツッコミだらけの脚本の前では薄っぺらで問題提起としては土台が脆すぎて深く入ってこなかった。 藤原竜也の演劇から抜け出ていない過剰演技も然り、氷室京介の寒い主題歌も然り。 三池崇史は過激なバイオレンスだけが独り歩きして、海外で過大評価されている監督に過ぎない。[ブルーレイ(邦画)] 4点(2022-10-27 21:50:03)《改行有》

38.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 オリジナルの『プレデター』という良作がある以上、超えられないのは事実。 ならばとB級に徹して、ギリギリ楽しめる仕様にはなっていたかと。 『CUBE』みたいにいきなり異世界に放り込まれるシチュエーションで集められた戦闘のプロ。 メンバーの中で極道が良い味を出してるが、逆に中盤のフィッシュバーンはいらなかった。 あれが作品のテンポも切れ味も鈍くしている。 唯一非戦闘員の医者が実はシリアルキラーだったという設定は面白かった。 序盤で脱落したRUF戦闘員が後に二度オスカーを取る名優となるマハーシャラ・アリとは… これが一番の驚愕ですね。[地上波(吹替)] 5点(2022-10-12 22:49:09)《改行有》

39.  リアル・スティール 《ネタバレ》 落ちぶれた元ボクサーとほとんど面識のない息子の再起もの。 描かれている話は'80年代を思わせる王道のスポーツものでありつつ、 ロボット・ボクシングという近未来要素が取り入れられる。 ロボット同士の無機質な試合に興奮できるのか?という疑問が湧くが、 おんぼろな練習用ロボットを媒介にして、断絶していた父子が次第に心を通わせ、 クライマックスの試合へと盛り上がっていく展開は上手い。 そのロボットに感情があるように見えて、宿らせないのが大人のアプローチ。 三人四脚で困難を乗り越えていく。 そして決勝戦。 練習用ロボットのシャドー機能によって、ここぞとばかりに人間の肉体が活きていく。 息子は父親のかつての雄姿を見る。 試合に負けても勝負に勝った。 最高潮のエンディングのまま、後日談を一切描かない潔さが良し。[DVD(字幕)] 7点(2022-09-29 22:03:36)《改行有》

40.  ニンジャバットマン 原形なんてお構いなしの好き放題でカオスな様相ながら、ちゃんとバットマンしている。 ある程度の基礎知識があることが前提だが、ジョーカーもハ―レイ・クインも活き活きとしていて魅力的。 反面、85分で収めるために他のヴィランたちと、 バットマンをサポートするロビンたち並びに忍者軍団の存在が最低限活躍させた程度で薄く、 映像表現が大胆で凄みがある分、ストーリー的にご都合主義や物足りなさを感じてしまう。[DVD(邦画)] 5点(2022-09-24 14:45:54)《改行有》

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