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プロフィール
コメント数 4681
性別 男性
年齢 41歳

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461.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 私は昔から「廃墟」というものに非常に強い興味というか魅力を感じておりまして、廃墟の写真を見たり実際に行ってみたりすると、なんだか夢の世界を思い起こす様な、そういう不思議な気持ちになるんです。この作品に出てくる未来のL.Aというのは実にデカダンス的で、廃墟が持つ退廃の美というのに凄く似ているような気がするんです。廃墟というのは、宿命的に人の記憶と重なり合う要素がある。消えて崩れゆく思いで。そう、ロイが語ったあの最後の言葉の様に。降り続ける酸性雨の雨は、全ての建造物を溶かす要素があり、あちこちで漂うスモッグは、消えていく記憶の切なさを表現しているみたいです。そう、涙のように、雨のように、、、、、。そしてリバーブのかかりまくったヴァンゲリスの音楽は、切なくかなしい人の生き様も、過ぎ去る事である種の温かみを付加させる追憶の効果を描出しているようでもあります。レイチェルの子供の頃の写真がかすかに動きだし、最後に旅立つロイの魂は鳩によって表現される。現実と思い出と夢。この三つが、L.Aの無国籍雑多な世界の様に混ざり合い、人の人生を幻影の様に映し出す。そう、この作品は、人の内面を見事に外化し、外側の世界を見事に内面化することで、内と外が一体となった世界観を作り出している。単に美しいだけではない、単に緻密なだけではない、本当に素晴らしいビジュアルというのは、真に内的なものなんだ。ディレクターズカットから15年。全体的な色調も纏められ、ガラスに突き破って死ぬレプリカントの顔をデジタル技術で本人の顔にはめ込み、鳩が飛び立つシーンを当時思い描いていた背景に変えるなど、監督本人が本当に作りたかったものへと仕上げられました。いろいろあって紆余曲折しながらもついにファイナルとなった今作。四半世紀を経て、ようやく時代は「ブレード・ランナー」に追いついた。そしてこの作品は永遠となることでしょう。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2008-08-14 23:09:58)(良:1票)

462.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 スタッフロールにスクリーンプレイ、アイリス・ヤマシタという名前が書いてあるのを見て、私はてっきりこのお話は、その当時を知る日系のおじいちゃんが書いたものなのかなと思ったんですけど、後にメイキング映像を見て実は日系の若い女性だということを知ってとても驚きました。当時の資料を集め研究し、出来る限り史実に忠実にしたかったのだそうな。ストーリーとしての素晴らしさも去ることながら、その真摯な仕事ぶりに感心致しました。イーストウッド氏は「戦争で亡くなった全ての人たちは尊敬に値する。彼らの犠牲があって今の日本があるんだということを、忘れてはならない」と語っています。これこそがこの作品のテーマであり、メッセージなわけです。日本の領土で行われた初めての日米の戦い。そして第二次大戦において最も激しい戦闘の一つであり、日米双方に多数の死傷者を出したという。特に日本軍は2万名余りの兵士のうち、そのほとんどが戦死ししてしまったそうな。まさに玉砕覚悟の防衛だったわけです。栗林中尉の台詞に「 我々の子供らが日本で、一日でも長く安泰に暮らせるなら、我々がこの島を守る一日には 意味があるんです!」というのがありましたけど、本当にそういう思いで戦ったんだろうと思います。にもかかわらず、制作者側が言う様にあまりきちんと教科書で教えられていない。この国ではやれ戦争や自国の歴史ということになると、すぐさま右と左のイデオロギーの戦いに終始してしまう。過去に起こったことをそのまま伝える事、戦争で亡くなった方々に敬意と哀悼を表する事は、本来はイデオロギーを超えたものであるはずなのに。そりゃ確かに戦争は無意味だし、嫌なものだから記憶からなくしてしまいたいかもしれない。でも彼らの存在まで無意味にし、その思いまでなかったことにしたら、それこそ何の教訓も得てないし、自分で自分を卑下する様なものですよ。思想的に偏屈になるか、あるいはただの無関心かのどちらかに行く事無く、全ての日本の人々が彼らの存在と思いを知り、頭をたれるその日が来るまで、この作品の意義が失われる事はないでしょう。[映画館(字幕)] 9点(2008-08-13 23:47:42)(良:3票)

463.  ノーカントリー 《ネタバレ》 酸素ボンベで人を殺しまくるシガーことハビエル・バルデムという俳優さん。「海を飛び夢」で尊厳死を選ぶ男の役を演じてるあの役者さんですよ。あまりのカメレオンっぷりに驚愕ですし、なによりこういう役にハビエル・バルデム氏を選ぶ制作者側の眼力にも驚かされる。全編にわたって緊張感漂ってますが、犬に川岸まで追いかけられるシーンなど、コーエン兄弟らしいこっけいさがあって独特な世界観は相変わらず。一番の見所はやはりモスとシガーのガチンコ対決シーン。静寂の中で繰り広げられる闘いはとても迫力があります。さて、この作品のテーマ、メッセージというものは、正直言って一度見ただけでよくわかりませんでした。邦題はノーカントリーですけど、原題はNo Country for Old Menなんですね。「ノーカントリー」じゃなんのことだかよくわからない。隠喩的な内容の作品だけに、邦題の付け方の難しさを感じてしまった。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 22:40:26)

464.  いつか眠りにつく前に 《ネタバレ》 母が最後に言った言葉「人生に過ちなんてないのよ」がたぶんこの作品のメッセージなんでしょう。いろんなことあったけど、死ぬ間際になれば全部肯定的に受け入れられる、という感じなんでしょうか。ただ、僕が男だからでしょうか、どの人物にもあまり共感がしずらしいですよねぇ。文学作品の映画化というものの難しさを感じてしまいます。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 20:58:37)

465.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 僕は小さい頃から人形というものに恐怖感を抱いていたタチなので、あれだけの数の人形がずらっと整列させられてしかもそれがカタカタと動き出すシーンなんかは、やっぱり観ていてゾクゾクするものがありましたね。「ソウ」ほどではないですが、それなりによく出来たホラームービーにはなってると思います。ラストのオチも見事です。でも最初の方は生身の父親が演じているわけですから、あれを人形だと思うには無理があるよね。だからちょっとずるい。特典映像を見ると、監督のジェームズ・ワンが出てくるんですけど、いやはや、あんなにも若い、気色の悪い髪型のアジア人だとは思ってなかったですね。まさに新進気鋭の監督といったところですな。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 19:59:04)

466.  ウォーター・ホース 《ネタバレ》 少年と動物の友情を軸に、その動物を大人達が殺そうとする、、、、という、実によくありがちなパターンのお話なんですけど、今作はその動物がネス湖のネッシーというこれまでにない題材。ネッシーがファンタジー映画として使われるということは、逆に言うとそれだけネッシーという存在が、「いるのかいないのか」から「人間が作り出したUMA」になった証なのかな。でも、自分が子供の頃には、ああいう湖に古代の恐竜がもし生き残ってたら、、、なんてことを考えただけでわくわくしてましたよね。なにかこう、男の子のロマンをくすぐるものがあった。今回の映画化は子供達に向けたよき娯楽作品となることでしょう。CGの出来も視聴に耐えうる出来に仕上がってたと思います。アンガスを背中に乗せたクルーソーは水中をどんどん潜っていきますが、本当にああいうことをしたらアンガスは水圧でおかしくなっちゃいます。でもいいんです。ファンタジー映画ですもの。恐竜の背中に乗って水中を探検するというのは、それこそ「男の子のロマン」なんですから。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-11 00:00:42)

467.  ジャンパー 《ネタバレ》 なんたることか!なんたることか! 拙者はこの前、実に無節操な活動写真を見たでござる!「ジャンパー」という題名であったのだが、これがなんともはらわた煮えくり返る若僧が画面を飛び回るのでござる!我々庶民は原油高でどこに行くにもひぃひぃ言うとるこのご時世に、この若僧は念ずるだけで空間を移動するという黒魔術を使うのである!なんたることか!庶民の苦労も知らずに、こんなことが許されるものか!しかもこの若僧、人様の金を横取り、豪勢に使い回し、あげくの果てに女までゲットする始末である!なんたることか!この無礼者め!世間の苦労、世の大変さをこの若僧は身を持って知るべきである!浅黒い顔をした白髪の老人が言っておったではないか。「このような力は神だけに許される」と。その通りでござる![DVD(字幕)] 5点(2008-08-10 00:28:19)(笑:2票)

468.  地獄の変異 《ネタバレ》 この作品の予告編が藤岡探検隊のパロディだったもんで、どんだけひどいC級ムービーなんだよと思って観てみたら、これがどっこい、とても真面目に作られた結構な大作ではありませんか。見終わって割と得した気分になったのと同時に、あの予告編と邦題は宣伝の仕方が間違ってる!配給会社は何をやっとるかぁ!と思わず怒鳴って(心の中で)しまった。見た感じでは、実際の海底洞窟の映像とセットを織り交ぜて全体を構成してるんでしょう。とても美しいシーンが多いし、あのメインのエイリアンはともかく、途中出てきたうなぎの親戚みたいなやつだったら本当に前人未到のどこかの洞窟にいそうな気がしないでもない。そう思わせるくらいの映画的リアリズムがあったし、閉鎖的でありながらだだっ広い空間の怖さというものがうまく出ていて(博士やチャーリーが襲われるシーンなど)後に印象深く残る。ただ全体的に、音楽含めて過剰演出は控えめなので、その辺の好きずきで賛否別れるかも。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-08 01:24:08)(良:1票)

469.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 なんだか前半と後半で全然違う様な印象を持っちゃいました。冒頭、色鮮やかな海底のシーンから始まり、台詞無し&雄弁に語る音楽で観る者をぐっと捕らえさせ、崖の上の家&そこから出てくる宗介の絵本的な描写と見せ方、宗介に迫る妖怪の様な波の畏敬的な表現、ポニョの狂おしいまでの愛くるしさ(魚と人間の中間の時は可愛いというよりむしろ気色悪いが、それがかえって印象的)、リサの活気溢れる超絶ドライブテク&浜辺の街の美しさ、そして魚で表現される大波のダイナミズム&壮大なシンフォニー等、前半の一連の流れは僕はほぼ満点じゃないかと思うんですけど、ポニョが人間になって宗介に会って以降の後半はなんだかどれも隠喩的な匂いを漂われながらどんどん進んでいく。近年の駿監督の作品はどれもそういう展開ですけど、今回のはそれが徹底してる。そのせいか、後半はいろいろ考えちゃって前半の様に純粋無垢には楽しめなかったですねぇ。ということで前半10点後半6点で、間をとって8点ということにしておきます。後から考えればいろいろと解釈出来ますけど、そういう意味合いよりは、やっぱり宮崎アニメの漫画映画としての醍醐味を存分に味わう方が見方としては合ってるんでしょう。考えてもみてください。これほどまでに、ただ単に見ているだけで楽しい2Dを作れる人というのは、もはや世界中探しても宮崎監督ぐらいしかいないんじゃないでしょうか。そんな彼ももう歳で、作画に必要な腕力が全盛期の三分の一にまで落ちてしまったという。彼がいなくなってしまったら、もう宮崎アニメの新作を見る事が出来なくなってしまう。この世から最高の漫画映画を作る人がいなくなってしまう。そう考えただけで胸に迫る思いがします。僕の願望としては、そんなことは無理だけど、永遠に作品を作り続けてほしい。永遠に人々を楽しませてほしい。僕の中では、宮崎駿監督をクローン化して、その世代その世代の宮崎駿が無限に作品を作り出せる体制を構築してほしいと思わせる、ほとんど唯一の人物です。[映画館(邦画)] 8点(2008-08-03 11:19:57)

470.  シャンハイ・ナイト 《ネタバレ》 さすがのジャッキーも50代ですから、昔に比べるとキレやスピード感はなくなりましたけど、その分ユーモアの要素を取り込んで全体としてのエンターテイメントの総量を保とうとしている様に見えます。雨に唄えばやインディ・ジョーンズなどのパロディネタもあります。鼻の形が妙な俳優で有名なオーウェン・ウィルソンのおちゃらけキャラもなかなか愉快。本当に可も不可もない作品です。全体的にセットが少し安っぽいかな。[地上波(吹替)] 6点(2008-08-01 21:46:04)

471.  わらびのこう 蕨野行 《ネタバレ》 恩地日出夫版「楢山節考 」といったところでしょうか。方言まるだしなので、語ってる内容を理解するのが大変だったんですけど、(おばばよい、の、ばばって、姑のことなんですね。)この作品のテーマは特に今の日本においては今一度しっかりと考えていかないといけないものです。現代の老人ホームと違い、蕨野行は老人だけで全てをまかなっていかないといけない。今の感覚からするとそこには宿命的な残酷さが付きまとってますが、食べるのも大変だったこの農村ではそれは生きる為の知恵であったわけですね。生と死は相反ではなく、共に繋がり円となる代物。厳しい掟を自ら与えることにより、そこから生き甲斐を得る事が出来る。律することもなく、ただ長く生きることだけが善とされる現代において、ある種、正反対の世界を描くことで見いだされる教訓というものがあるのでしょう。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-07-29 22:05:26)

472.  28週後... 《ネタバレ》 個人的には前作の方がよかったですね。今作は明らかに人間のせいで起こった事件ですよ。まずウィルスの正体がなんなのかわかってないのにたったの28週でもう人々をイギリスに移住させてる。妻を調べた医者が「調査させてください」と頼み込むも、「その必要はない」と切り捨てる米軍。妻を隔離してある施設に易々と入り込める夫。最後まで飽きさせないし、ゾンビが襲ってくるシーンはどれも見応えありだが、バックグラウンドの設定がいい加減すぎる。ヘリのプロペラでゾンビどもをミンチにするシーンは笑った。[DVD(吹替)] 6点(2008-07-28 21:00:38)

473.  キャプティビティ 《ネタバレ》 映像も音楽も割とスタイリッシュで、繰り返される嫌な拷問シーンなど、その手の代物が好きな人にはツボを押さえていていいかもですけど、こういう監禁ものというのが、最近は実によく作られ、その中でも出来のいいシリーズなんかとどうしても比較してしまう己がいるわけです。飽きさせず最後まで見せてくれるんですが、そのラストがなぜか世界版と日本版では違うそうな(男に復讐する必要はないですよね)。どうしてそういうことをするのか、理解に苦しむ。[DVD(字幕)] 5点(2008-07-28 19:57:50)

474.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 なかなか見応えのある作品でしたね。果たして悪魔は実存するのか?それとも単に人の心が作り出すものなのか?興味深いテーマを軸に、ジェニファーさん扮するエミリーの怪演も相まって、最後まで飽きさせない展開となっています。ただ、法廷の最後の弁論でエリンが「可能性」という言葉を持ち出して神父を擁護したり、その判決が有罪だけど刑は今日でおしまいなどという結末を見ていて、おいおいと思ってしまった。果たしてどこまでが「実話」なのか判断しかねます。エミリーが本当に悪魔に取り憑かれていたのかを判断する材料として、この作品は重要な部分を説明していない様に思います。途中事故で亡くなる医者が「彼女は悪魔に取り憑かれていない時は全くの正常なんだ。それが精神疾患ではない証拠だ」みたいなこと言ってましたけど、それだったら同一性障害の部類の可能性はないのか。正常な時のエミリーは、取り憑かれてる時の記憶をどこまで保ってるのかとか、そういう点が説明不足だし、最も重要な「育った家庭環境」を知る上で、家族というものが、ほとんど無に等しい様な描かれ方しかされていないのが、この作品の一番の難点だと思われます。神父に責任があるのかどうか、もし自分が陪審員だったらどうしていただろうと思うと、早急に答えは出てきません。もしも被告人ムーアがキリスト教の神父さんじゃなくて、新興宗教のおっさんだとしたら、たぶん私は迷わず有罪にしていたでしょうが(なんでやねん!笑)。余計なお世話かもしれませんが、ジェニファー・カーペンターの体のけぞらし目をひんむき、金切り声あげて憑依を演じるその様を、澄まし顔でフフンと居座る日本の女優の方々にぜひ見ていただきたい。ああいう演技出来る人、果たして日本にいるかなぁ?[DVD(字幕)] 7点(2008-07-27 01:52:26)

475.  魍魎の匣 《ネタバレ》 戦後日本が舞台ということなんですけど、特に前半はどう見ても中国の街並みでしょう。ありゃ?東京じゃなかったっけ?いつの間に中国に?みたいに混乱しちゃいましたよ・・・。それに、もうこれは相性の問題なのかもしれませんけど、全編がジャンプ・カットみたいなショットで進んでいくでしょう。シーンの余韻みたいなものもないし、もの凄く違和感がありますよね、ああいうのって。加菜子の性格も理解不能。割と大作なのに、もったいない、、、。[DVD(邦画)] 4点(2008-07-20 22:18:27)

476.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 悪党なんだけど心優しい部分もあるフェイギンや、オリバーにシンパシーを覚え彼を救い出そうとするナンシーなど、それぞれのキャラの個性がとてもうまく活かされていて、作品をより味わい深いものにしています。貧困から抜け出せない世界、貧困スパイラルの世界を見事に描き切っていると思います。オリバーに主体性がないという批判もある様ですが、彼はまだ9歳の子供ですし、それにこの物語は善人のオリバーを虐げ、悪が利用するその悲惨さにこの作品の原作者ディケンズの「貧困者を救いたまえ」というメッセージ性が出てるんだろうと思うんです。こういった過程を得て現在のイギリスがあるのだという観点で見ると作品をより面白く見る事が出来るんじゃないでしょうか。CGに頼る事無く、当時の街並みをそのまま再現した点にもこだわりを感じられ好感を持ちます。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-20 00:20:59)

477.  ライラの冒険/黄金の羅針盤 《ネタバレ》 この作品の一番の見所はなんといっても造形美にありますね。ライラの羅針盤やコールター夫人の偵察虫などの小道具。飛行船や自動車や気球などの乗り物。教権や工場などの建物。劇中登場するこういった数々の造形がとても美しく、小物好き、メカニック好きの私にはなかなかぐっとくるものがあります。ただ、いかんせんストーリーにぐっとくる要素が無い。3部作の初めの1作ということだそうですが、まずこの世界観を観客に伝えるための説明的要素が大半を占める為か、葛藤などの部分が薄く、振り返って心に残ったのはライラとクマちゃんの友情ぐらい。一連のシリーズを構成する最初のページとしてはいいかもしれませんが、単品として見るとこのぐらいの点数です。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-19 23:10:34)

478.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 なかなか楽しい映画でしたね。それぞれのキャラの魅力を存分に発揮し、CGをうまいこと使って効果的に見せてます。ベニスでのヴァンパイア&カーアクションのスピード感と迫力はなかなかのものです。ただ、あまりにCGのショットが多過ぎて予算的に無理があったのか、ちょっと出来の悪いシーンもありましたね。特にCGで描く水の表現がちょっとショボい。コネリーさんはこのまま引退ということになると、これが遺作ってことになりますよね。果たして彼の遺作にふさわしい作品かどうか、、、。[地上波(吹替)] 7点(2008-07-17 01:14:45)

479.  88ミニッツ 《ネタバレ》 【ミスター・グレイ】さんの言う事、よくわかります、、、。確かに携帯電話というのは、サスペンス映画の醍醐味をそぎ落とすような要素がありますもんね。アル・パチーノもすっかり老けちゃったなぁ。年齢を考えると、まだ走れてるだけマシな方なのかもしれませんが、、。ストーリーの方はというと、誰が犯人でもおかしくない感じで展開し、途中から実はジャックが犯人なのでは?というような方向に行きつつも、最後にはローレンが犯人だという結末になります。しかし、ローレンがなぜフォースターの言いなりになったのかの説得力がどうにも弱いなという気がしますし、彼女が犯人であるということによる、謎解きによって生まれるはずのカタルシスが今作には全くないのが致命的。せっかくの大御所が主演しているのですから、テレビドラマレベルのシナリオをもう一段階上げる努力はしてほしい。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-13 02:48:58)

480.  Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! 《ネタバレ》 前作の方がよかったですねぇ。なんかあまりに平和過ぎるというか、毒がない様な気がします。見終わって印象に残ってるのと言えば、いつもの顔芸と牡蠣をバックの中に放り込むシーンぐらい。[DVD(字幕)] 5点(2008-07-13 02:25:10)

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