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自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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581.  フランケンシュタインの花嫁 《ネタバレ》 いまとある映画サイトを見ていて知ったんですが、冒頭に出る原作者メアリ・シェリーの役者さんって、花嫁と二役なんだそうですよ~! ちょっとビックリっていうか、自分的映画史が書き変わるくらい頭の中が急回転っていうか、いろんな意味でシャレになってないと思うんですが…何考えてんだよ…。[ビデオ(字幕)] 3点(2004-12-30 12:53:26)

582.  オズ 原作派。特にこの2作目のスリリングさが好きだった。チップはもちろん、ジャック・パンプキンヘッド、ガンプ、プロフェッサー・バグ、みんな好きだ。だからこそ映画館まで足を運んでひっくり返った。ディズニーの「原作を大事にしない」体質を思い知った記念すべき作品です。だって、あのオズだよ? ディズニーがオズ・ワールドのキャラを巧く取り込めば、ディズニーランドでウハウハのドル箱だよ? 大事にしてやれよ世界中の子供たちが知ってんだから。当時、原作者ボームの遺族たちが公開を拒み続けたと伝えられましたが、死後60年経っており著作権はとうに切れていました。ディズニー名物のゴーマン体質で、なんか遺族とトラブルを抱えたんだろうなあ。頭下げてでも育てておくべき商品だっただろうになあ。奴ら今度は『ナルニア』を買うらしいが…今度の相手は権利にうるさいイギリスだぜ…? ともかく、本作で評価すべきはローラー族とチクタクのみ。3点(2004-12-11 14:15:16)

583.  ジュラシック・パーク 《ネタバレ》 ここの文字数制限じゃ、本作の抱えてしまった深い業を書ききれるわきゃないんだが…表面的に書いてみようかと。クライトンの原作は、彼にしては珍しく「本気」で書かれている。彼の、科学技術を魔法と区別しようとしない輩への深い怒りが、これを書かせたんだと思う。このハナシは決して「現代科学はいよいよ恐竜を復活させる事ができるレベルに達したが、それはやってはイケナイ事なのだ」なんて悠長なテーマじゃなくて、「現代科学で恐竜復活? 確かにできるけど、できちゃった奴らは現代科学じゃコントロール不可能だよ」という、技術の暗黒面がテーマなわけだ。一言で言うなら初代ゴジラの真摯な部分を受け継いだ硬派怪獣SFなのだ(オキシジェンデストロイヤーが登場しない分、より怖い)。これこそ複雑系科学が言おうとしている根本部分なのだが、スピルバーグはあったり前のように「そうゆうテーマって子供にわかんないよねー、夏休み映画だしカットしちゃお」と思いっきりカットしくさった。原作者クライトンは脚本もやってるんだが、インタビューでは「映画になる以上はカットしないとね」と完全に業界人モード(魂を売りやがって…くぉの…)。そうして完成した映画は、皆さんご存知の通り、映画の歴史を変えてしまうエポックになった。ジュラ1以降、CGIのない特撮は考えられなくなった(この映画は比較的低予算だ)。この変化は決定的で、圧倒的だ。『ジュラシック・パーク』はCGIという恐竜をハリウッドに放った映画だ。…さて、それから10年。映画界はこの恐竜を手なずけたか? NOだ。結局のところ、原作の通りになってしまったのだよ。放たれた技術は、映画というメディアには荷が勝ちすぎるような気がする。大陸に渡って、欠陥のある遺伝子でも生き延びられる方法を見つけ、人類の手からすり抜けていったラプトルのように。垂れ流されるCGによってハリウッド映画がハリボテの安リメイクしかできなくなったんだとしたら、それはスピルバーグとクライトンが「だって子供向けアドベンチャーだよ!」「うんうん! そうだよねー」と話し合ってた頃から決まっていた宿命に違いない。あいつら二人が映画の遺伝子を書き換えてしまったんだよ。3点(2004-11-17 00:17:02)(良:2票)

584.  ソイレント・グリーン あああ…最近「釣られてレビュー」が多いな。原作と比較するとハッキリ言って駄作です(原作はもう絶版だけど…)。なぜにコアな近未来ハードボイルドが人間賛歌SFになっちゃったんだろう。正直な話『ブレードランナー』見た時、「これ『ソイレント・グリーン』のリメイクじゃないよな」って居心地が悪くなった記憶があります。オリジナルはそれくらいスラム化の激しいアメリカを描いていたのだよ。ガソリンが枯渇してるので弁髪の中国人が自動車を引っ張ってるとか、郵便制度が消滅して小さな黒板ぶら下げたメッセンジャーボーイが街を駆け巡ってるとか、人が増えすぎて部屋どころか廊下ですら寝る場所がないとか、そんな世界で一片の美味そうなステーキ肉がギャングのボスの元に届けられる…って、猥雑でチープなストーリー展開が魅力だったのだ。ハッキリ言ってラストでも救いはありませんが、この映画みたいに潤色したハリボテな絶望じゃないし。ただ、この映画がオイルショックの引き金のひとつになったのは間違いないところ。映画を離れて極めて歴史的な価値を持った(というより歴史を変えた)作品でもある。これぐらい扇情的にしなければ、世間というものは動かないのかもしれない。ショービズ界のやるせなさを想ってしまいます。3点(2004-09-11 15:16:14)

585.  タイムライン 《ネタバレ》 当然というかクライトン最低作の『コンゴ』よりは点を高くするけど、あまりオマケはしないぞ。まー作者自身B級ムービーの原作となるよう書いてた感じがするし、今回のメインはSF部分より入り組んだ時空のパズルなんで、そこはキッチリ描けていたからいいか。だがしかーし、役者の演技の時代考証が甘いんで、『バンデットQ青春編』というイメージが始終ついて回った。本気でクリーズかコネリーが出てくるんじゃないかと思ったよ(ていうかメインキャストは原作読んどけっ。中世貴婦人のキスの仕方とか、下手な演技指導より詳しく書いてあるぞ!)。あと、若い俳優を中心に揃えた結果、役者の面構えがあんまり殺伐としてない。これだと騎士モノとしてのインパクトがねー。ド・キュア卿なんか、ロン・パールマンあたりを期待してたんだけどねー。原作ではモロにビル・ゲイツをモチーフにしていたドニガー社長も、もう少し線の細い神経質キャラにして欲しかったかな。城攻めは迫力があったが、剣闘も白兵戦も騎馬戦も見せ場がない状態。端的に言ってこの原作が映画化されるのはみんな判りきっていたワケで、「消化ムービー」というのが一番正しい呼び方かもしれない(オイラ自身、クライトン未見作品を消化しただけという意識がかなり強い)。ま、そんなのクライトンファンは先刻ご承知なんだけどね。どうにかならんのかね、この「予告された駄作」みたいなフザケた商業展開は(こーゆーとこ、キングに似てるなあ)。 ●追記:いまわかりました。これ、「人の話を聞かない野郎たち」が織り成すご都合主義ありーのアクションコメディタッチで撮れば良かったんだ! 逆立ちしたってドナー監督にやれるとは思えないけど…原作ファンも怒り心頭だろうけど…そうでないと2時間に納めるには複雑すぎるよ。3点(2004-08-23 02:40:55)

586.  バイオ・インフェルノ 《ネタバレ》 そーそー。『未来世紀ブラジル』の併映でした。どっちもやたらと長いもんだから(しかもバイオの方を先に見てしまった)、映画館で2周目に入る気力を失ったっけ。本作は『アンドロメダ病原体』+『ゾンビ』-迫力って感じです。展開がすごく律儀で、前半はウンザリするほど詳しく科学解説があって(しかも当時のSFにしてはよく調べてあったな)、危機に陥るまでダレダレになってしまいました。で、危機が訪れたと思ったら…なんだい! ありがちなゾンビ+閉鎖空間じゃねーかよ。これはあくまで推理だけど…配給会社のプレッシャーに負けたね? 途中までは面白い作品になると感じられただけに残念。コテコテの80年代映画セオリーに埋もれてしまった可哀想な企画と言えるでしょう。3点(2004-07-11 05:36:08)

587.  グラディエーター 《ネタバレ》 ちゅーわけで(?)この時代に興味のあるオイラなんですが、意味が深~くわかったせいで、元々好きじゃなかったリドリー・スコットを「大嫌いなヤツ」と明言できる決定打になった作品です。で、少しウンチク。この時代ってのは、 1)ローマ帝国が繁栄した最末期:コモドゥス帝は実在人物で、実際に暗殺されました。ローマの版図はイギリス付近まで拡大(映画冒頭の戦闘)。 2)膿んだ政治体制:ローマのご意見番・元老院の力は既に弱くなり(今の社民党みたいなもんだ)、皇帝が帝国を仕切っていた。当然無謀な政策が多くなった。 3)爛れた市民文化:民衆を沸かせるための剣闘は映画の通り。史上初と思われる萌系恋愛小説『ダフニスとクロエ』もこの時代。 4)皇帝暗殺後にローマ帝国が崩壊:皇帝が立った途端に(各属州の軍団に)暗殺される風潮になる。政治活動が実質的に消滅。 …一言で言うと、あの映画は「90年代のアメリカ」そのままだったわけです。ローマ衰亡の転換期に起こった最悪の暗殺事件を描く事で、ITバブルに沸いていた末期的なアメリカを斬っているわけですね(実際には今のブッシュの方がクリントンよりコモドゥスっぽいけどね…イラク戦争を『剣闘』と見ると、なおさら怖いか)。 んで、リドリー・スコットのどこが嫌いなのかっちゅーと、主人公は皇帝を殺しちゃった後、各州の軍団にローマの未来を託すから。『エイリアン』でも『GIジェーン』でも『ブラックホークダウン』でもそうだけど、結局はパワーで解決なのかいっ! ていうかマキシマスあんたそれ、テロ以外の何物でもないやろー! ってとこがモーレツに嫌。 ローマが滅びたのは、そういう時期だったからだよ。満ちたる月は、いずれ欠けるものなの。あれだけ素晴らしい映像を造りながら、青臭くて暴力的な夢を語るだけの彼に、疲れと憐れみを憶えた作品なのでした。 《8年後の追記》 いまウィキペディアでコモドゥス帝の記事を読んでて、驚愕の事実を知る。こいつ、ホントに闘技場に出て戦ってたんだ…納得のバカ皇帝だぜ…。[DVD(字幕)] 3点(2004-07-06 03:36:38)(良:1票) 《改行有》

588.  デッドゾーン 《ネタバレ》 大半の人は知らないだろうが、この映画には一般に売られている90分のバージョンの他に、124分のディレクターズ・カット版がある。この映画は海外での公開後、なかなか国内でビデオ化されなかった時期があった。その頃にこのバージョンを元にして、ワープロ文字の字幕を入れた「裏ビデオ版」がレンタルビデオ屋で出回っていて、オイラと本作の出会いはこのバージョンでの事。泣けるんだこれが。まあ画質も字幕も翻訳も泣けるんだが、それを吹き飛ばすくらいに内容がよかった。ビデオ版でカットされているのは概ね屋外の寒い風景のシーンと丁寧だが淡々と描かれる家庭教師シーン。あまり本筋には関係ないわけだけど、実はこの二つがないとそれほど泣けないのを、正式版のビデオを見て即座に気付いた。何としても教え子がアイスホッケーの試合に行くのを止めようとする、ウォーケンの静かな激しさは、平凡に積み重ねられていく家庭教師シーン/そこから生まれる師弟の信頼関係なしには理解できない(でないとただのお人好し超能力者に見えてしまうはず)。「自分の人生を壊してまでもやり遂げなければならない事があるのだろうか」というラストのテーマに直結する問いの、中盤での要約だ。今のビデオ版はここの重みが抜けてしまったので、そこからラストシーンに至る主人公の行動に重圧感がない。まるで魔法を見るかのように予定調和な終わり方になってしまっている。そういう想いもあって、残念な公開のされ方をしてる作品だなあと思う次第。124分版なら9点なのだが、ケジメのため点は低くつける。3点(2004-06-12 22:55:43)(良:2票)

589.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 作りも演技も巧い。人工雪も豪快だしセットも豪華。なのに響いてこない。イマイチ。なぜならそれは、(ダンスホールのバーのシーン/エンディングの写真でわかるように)幽霊たちを一種の「社会」と解釈して、父親が狂っていく過程に理由付けをしている(社会に順応する=家庭を抑圧する)から。そういう閉じた大屋敷の世界観は『ファニーとアレクサンデル』にも通じる設定なので、映画芸術としてはOKかもしれないが、「じゃあ幽霊話くらいでこんな大作にすんなよ」って言いたい。また、近所付き合いを失ってポッカリ空いた穴が、見えないものを見せているのだとしたら、当然奥さんにも何らかの異変があるはずなんだが。全体構成はキングの原作を踏襲しているので、こういう部分で突き抜けられない(原作ではオヤジとダニーが霊感を持っているので過去の亡霊を見る事になる)。最初のスクリプトは「狂ったオヤジが妻と子供を惨殺した後に自分も自殺。翌年になり、次の管理人一家がやってきて、食卓を囲んで楽しそうに談笑しているダニー一家の亡霊を見る」てな感じだったらしい。これなら理解できるんだけどねえ。出来上がったラストじゃ、社会の一員になるためには家族と別れなならんのか~っ! てな無常さを感じるね。 撮られた時期がベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』に近く、かつ話のベクトルが全く逆(コッチは「幽霊を理解し愛する演劇一族」の話)なので、天才キューブリックの限界点を見る思いがする。(追記:これはいわゆる「雪ボケ」の話なのだが、雪の多い日本でもこの手の民話はある。冬中雪に閉じ込められた山寺の和尚さんを助けに行ったら仏像を食っちゃってたとか…人食で生き延びたドナー隊の話もそうだが、「雪ボケ」ジャンルと言うものはもっと追求されていいかもしれない)3点(2004-05-24 02:46:15)

590.  炎の少女チャーリー(1984) いいたい事はふたつ。ドリュー・バリモアよ、俺のチャーリーを返せ~っ! ジョージ・C・スコット将軍、駄作とわかってるのにあそこまで役に入らないで下さい。逆立ちしても先住民には見えない上に、必要以上に怪しい人物に仕上がってますぞ! あースッキリ。3点(2004-05-06 04:14:11)

591.  コフィー タランティーノがご執心とか、ジャック・ヒルの代表作とか、いろいろ伝説が先走りして、見事にスカを食らった~! 泣きたい。何が不満かって、とにかくパム・グリアーの大根さ。あんた役作りとか考えてねーだろ。20分おきにおっぱい見せりゃいいってもんじゃねーぞ。21日間で撮ったからって自慢にもならん! 今の日本にゃVシネマちゅう、もあべたーメディアがあるんでなあ…と、さんざん怒りまくったが、これもまあ『民族の祭典』と交互に見て表現主義的演出にどっぷり浸った故の歯がゆさかもしれない(つうか何て観方するんだ>自分)。最後の、ラスボスを撃つ理由と、散弾が股間を直撃するのに笑ったので、1点プラス。3点(2004-05-05 02:34:32)

592.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 故あって鎌倉の映画館で見ました。「武士道は今の時代には不要になった」「違う。いま最も必要なものなんだ」…途端に「ズルッ」と鼻をすする音が。しかも四方八方から…流石は開幕の地の観客です。そっから後はもう涙をこらえる観客たちの嗚咽のウルサいこと(決してバカにしてるワケじゃないんだけど、あまりにストレートな反応なもんだから)。オイラの評価は低いです。彰義隊をイメージさせる戦場の絵造りは素晴らしかったし、敢えて歴史に背いて官軍をアメリカ式に教練させる事で「戦後の日本」までシンボリックに絵の中へ封じ込めてますね。ハリウッドならではの含蓄を持つ力技でした。けど、戦場と戦法がまるで運動会(もっと言えばたけし城)なみ。予算の少なさも響いてて、日本の国力自体、現実の1/20くらいに描かれてるし(あんなヘナチョコ官軍じゃ、半世紀後にアジアを席捲するなんて無理無理)。《イラク戦争》という外部要因で、シナリオやコンテを練るヒマもないまま急造しなければならなかったんじゃないかと疑ってます。結果、強烈なメッセージだけが浮き上がってしまった感じ。あー最後に。渡辺謙を使ったのはきっと『独眼竜伊達正宗』と『炎立つ』のイメージからだと思うんですが…これで生涯「天下を取れなかった田舎反逆者」というテーマを背負って行く事になってしまうんですかぁ…? 本作のイメージに押し潰されない事を切に祈っています。 (追記:小心な宰相・大村の扱いについて批判噴出してるけど、オイラは仕方ないと思うなあ。だって大村益次郎を悪者としたのはGHQなワケだし、過去の敵国の軍神を偉人扱いするような企画には、ハリウッドがお金出してくれないですよきっと…と、オイラは我慢して見ましたです)[映画館(字幕)] 3点(2004-03-21 18:01:40)

593.  ロケッティア ディズニーって、戦時中は『バンビ』での精密なデッサン力を活かして、戦闘機の飛び回る、戦争バンザイな戦意高揚映画を作ってたんだよね。体質的に右寄りなのも創業者ウォルトの頃からだし(ただし国家事業と自作の芸術を天秤にかけると、自作の方が勝ってたらしい)。なんで、この映画は過去のディズニー自身に目を向けたセルフ・パロディに当たると思ってます。ディズニーを深く知ってれば面白そうな場面が多々あるんだけど、コッチはシロウトだからお構いなしの低得点です。3点(2004-03-15 01:28:09)

594.  フルメタル・ジャケット 『突撃』『博士の異常な愛情』を撮った彼が、今さらなぜこの作品を…今でも疑問。ただ、「戦場」「戦争」「軍隊」という似て非なるものをキッチリ区別した点は流石、かな? 主人公が「殺人」を犯してから、あと30分くらい欲しかったような気がします。狂気の外観と入口までは見えたけど、我々観客に「これ以上は見るモンじゃないよ」とピシャリと扉を閉められてしまった感じ。キューブリックもこの時には老いてしまってたんだろうか…残念でならない作品です。3点(2004-03-07 23:34:25)

595.  デアデビル 思ったより悪くなかった(良くもなかった)。コリン『大当たり』ファレルの存在感が圧倒的だったが、ラストで炸裂するマイケル『王針』ダンカンのボスっぷりがすんばらしくて息を飲む。でもそんだけ。主人公とヒロインには点をつける気にならん…。3点(2004-03-07 21:42:13)

596.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 DVDが出たのを機に再見してみました(主にここに書くのが主目的だったんすけど)。小屋でかかった時に見て以来だから、かれこれ20年ぶりの再会。結論…ダメだぁ。20年の歳月が、あの頃の感動を呼べないようにしてしまったのか…。一番痛かったのは自分の鑑賞眼が肥えてしまったせいで、主人公の夢や恋がみんなマザー・コンプレックスから発しているのが読み取れてしまった事。「役人+マザコン+優等生」というキャラから全く逸脱する事なくラストまで突き進む主人公のドラマは、もはや苦痛ですらありました。お役所の、過度に無機的で権威主義的な描写も、仕事でホンモノの役所とお付き合いするようになった今は、奇抜な笑えるビジョンじゃなくなった(というか『踊る大捜査線』のギャグの方がうまいと思ってしまった)。インターネット時代に入って現実世界がけっこうブラジル的になってる事もあり、重要度を増してる作品だとは思います。でも一度見れば十分なのかもしれない…そんな失望感が、エンドタイトルを見ながら胸の底でくすぶっておりました。でもデ・ニーロは良かった。うん。3点(2004-02-29 04:48:51)

597.  ブレージングサドル 各所のギャグはいいんだけど…下品なとこも含めて…黒人に特別な感情がないからピンと来ないのかな? 役者の演技は上質だと思います。3点(2004-02-23 03:37:40)

598.  マイノリティ・リポート 《ネタバレ》 芸術性とかヒューマニティとか言う以前のレベルで辛口レビュー。正直、スピルバーグとトム・クルーズ外してチョイ低予算で作れば面白かったような気がします(ボールドウィン兄弟の誰かにやってほしいぞ~)。あんな未来イメージも悪いとは言わないけど、映像操作シーンのクルーズはいかにも「練習してきました!」って感じで固すぎますね。あと、こぉれだけはどうしても言いたいっっっ! あの状況下でどう段取りしたら、プリゴグに「アンダートン刑事が殺人を犯す」と予測させられるんだあっ! 自分の犯罪を予知されたから後半ああいう展開になったワケで、因果逆転、完全にパラドックスですよもう。SFとして許せてもミステリとしては許す以前のミスだね。シナリオくんはあと1年くらい練り直して来なさい。その間にクルーズ君も2050年代の手袋マウス操作法を練習しておくように。ダメならボールドウィンに代わってもらうよ。3点(2004-02-11 21:51:28)(良:1票)

599.  スタンド・バイ・ミー 意外と面白くない。心のどこかで《キング作品》というのを期待してしまっているからでしょうね。オリジナルのロードムービーだったら楽しめたかもしれないんだけど。個人的には「バトルランナー」より格下…だなあ…。[映画館(字幕)] 3点(2003-05-28 02:57:28)

600.  ルネッサンス おフランスのゼメキス。これはどう考えてもカスでしょ。 「人の手」がほとんど介在しない(=コンピュータの自動処理部分の多すぎる)アニメに何の価値があるのか。冒険のない物語に、使い古されたアイデアをパワーで押し切って見せる事に何の感動があるのか。 エンキ・ビラルの爪の垢でも煎じて飲むように。[DVD(吹替)] 2点(2008-04-15 00:32:59)《改行有》

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