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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 110
性別 女性
ホームページ http://yhlee.org/movies/
年齢 61歳
自己紹介 韓国映画多めです。

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81.  二重スパイ 《ネタバレ》 主人公は、北から亡命してきた元軍人というか、諜報部員で、韓国の安企部に勤めることになる。だが、亡命は偽装で、韓国に革命を起こすため潜入してきたのだ。彼は、韓国で数年を過ごし、監視付きながらもそれなりに楽しみもある生活を送っている。だが、党への忠誠心はゆるがない。 彼自身はエリートだから、北にいるときだって飢えるようなことはなかっただろうけど、祖国の置かれている経済的な苦境がわからなかったわけがない。実際に目にする南の物量と情報の量を見て、彼の気持ちはほんとうにゆるがなかったのだろうか。1984年ころだと、韓国でも今に比べれば豊かさはそれほどでもなかったろうし、まだ夜間外出禁止令があったころで、民主主義とかいっても、政治的な自由なんて画餅にすぎなかった。だが、北と比べると経済的には大きな差がついていたのも間違いない。映画にはそこがまったく描かれていないので、どうもいまひとつ感情移入できないのだ。 人は、実際に目に入っているものが見えているとは限らない。見たくないものはいろんな理由をつけて、意識的にしろ無意識にしろ、見えないようにしてしまうことだってできる。韓国に生まれ育った主人公の恋人でさえ、革命を信じてスパイとして活動していたのだ。 彼女は主人公を失いたくないという気持ちから党を裏切ったけれども、主人公はなにを信じて、なにを信じられなくなったのか。彼はなにを見ていて、なにを見たくなかったのか。そのへんは、映画で描くのはむずかしいとは思うけど。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:24:35)《改行有》

82.  ホワイト・バレンタイン 映画の内容は、チョン・ジヒョンかわいいね、で終わっちゃう程度のものだった。韓国の地方都市のなつかしいような風景の中で、淡々と話が進み、淡々と終わる。つまんないわけではないけど、盛り上がりもない。 パク・シニャンの酔っ払いシーンの演技があまりにもおおげさで笑えた。それじゃコントだって。オーバーアクションっていうのは、このへんのことなのかな。回想シーンでスーツ姿も披露しているのだが、ほんとに有能なサラリーマンに見えるよ。後のキジュだね。 チョン・ジヒョンが住んでいる建物は、1階が書店で2階が住居になっているのだが、ちょっと不思議な形で、とてもすてきだった。 チョン・ジヒョンに思いを寄せる近所の青年の役でヤン・ドングンが出ていて、最初はっきり顔が映らないうちから「あれ? ヤン・ドングン?」と気づいたのだから、この人もちょっと尋常じゃないオーラが出ている感じがする。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:21:41)《改行有》

83.  ハッピーエンド 韓国版のため字幕無し。 本編が始まって3分もたたないうちに、いきなり激しいセックスシーンで驚く。チョン・ドヨンがなんでここまでやるかなぁ。 情けない夫のチェ・ミンシクに対して、顔よし、体よしのチュ・ジンモのはずなんだが、どうもチュ・ジンモがかっこよく見えない。チェ・ミンシクのほうがずっとセクシーじゃん。という、わたしの好みは偏ってるんだろうね。 ロータリーを囲んで円形に建っているマンションのデザインがおもしろかった。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:19:51)《改行有》

84.  ドリームキャッチャー ホラー映画は劇場で見てこそで、自分ちだと恐さは半減どころか10分の1くらいになっちゃって、恐いシーンだと逆につい笑ってしまう。 原作を読んでいたので、筋立てはわかっているのだが、エイリアンをああいう形で視覚化してこっけいにならないのは、技術の勝利ってやつですか。モーガン・フリーマンがどうも浮いて見える。 本を読んだときも、ジョーンジーとヘンリーというインテリふたりがごちゃごちゃになって困ったんだけど、顔が見える分それはないが、やっぱりふたりの個性の違いがあまり見えない。 金返せってほどではないが、フツーのできでしょう。キングの作品を原作に沿った形で作ると、ローレンス・カスダンといえど、どうしたってこうなっちゃうわね。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:17:26)《改行有》

85.  トレジャー・プラネット 思っていたより、人物像が単純じゃなくて、どんぱちやらないあたりは、息子はたいくつしていたようだが、大人のほうはけっこう楽しめた。ディズニーアニメ特有の、あのわざとらしい表情にはちょっと辟易したけど。加藤晴彦は悪くないんだけど、やっぱり若山弦蔵にくわれていたかな。[映画館(吹替)] 5点(2007-07-27 18:07:06)

86.  友へ チング とにかく、登場人物がだれもかれも、ずーっとタバコをふかしている映画。なんだかクローズアップが多くて、映画というより、テレビドラマを見てるようだった。小学生、高校生、大人と、3通りの役者を使うのは、見てるほうが混乱するからやっぱり無理かもしれないけど、大人の役者が演じる高校時代は見てて苦しかった。『ガープの世界』のロビン・ウィリアムスとか『ペギー・スーの結婚』のキャスリン・ターナーを思い出した。韓国でもヤクザはやっぱりパンチパーマなのね、とか、つまんないところばかり見てるし。 女性の出番が少ない映画はあんまり好きじゃないんだよね。決してつまらなくはないんだけど。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:05:20)《改行有》

87.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 ディカプリオ演じる主人公が、あまりにもアホっぽいので、だいぶひいた。まあ、主人公が利口だとこの話はなりたたないんだけども。2時間程度だから、そんなに長い映画ではないはずなんだけど、とくに導入部がだらだらとしているように感じられた。 彼が見出した楽園には、子供も老人もいない。ほとんどが白人で、有色人種はPC的にまずいからいれとこか、みたいな扱い。苦しみにうめき続けるけが人は、「ほかのメンバーが彼の苦しみを見るのに耐えられない」という理由で、コミュニティから離れた森の中に放置される。南国の美しい風景の中だけに、かえって寒々しいように感じがする。 「文明社会」に定期的に買出しに行かねばならず、そこでメンバーが注文するのは「乾電池」「タンポン」「レトルトのカレー」などなど、工業製品の助け無しには、快適な生活はありえない、ということを、いまさらながらに思い知らされる。不思議なのは、大麻はこの映画の重要なパーツになっているが、アルコールはほとんど出てこない点。酒飲みのわたしから見れば、禁酒が必要なのは楽園とはとてもいえない。 それ以前に、労働の義務が課されているとか、カップル文化をそのままひきずっているところ、などを見ると、これはこれで、別種の日常があるだけ、という気もする。 どんなに中途半端でも、楽園にいることを特権ととらえれば、当然他者は排除されなければならない。悲劇はそこから始まるのだ。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 18:03:37)《改行有》

88.  甘い人生 《ネタバレ》 イ・ビョンホンは、ハンサムなだけでなく、動作の美しい俳優なのだが、この映画では、アクションもなかなかのものである。ストイックさの中にセンチメンタルな内心が透けて見える演技がいいし、まあ、とにかくかっこいいの一言。 シン・ミナは、ヤクザの愛人というイメージからほど遠く、陰惨な暴力の中で、そののびやかな雰囲気が異質であればあるほど、よかったのだと思う。最初に足が写り、顔が写るが髪の毛で隠れていて、初めて顔がはっきり写る瞬間のまなざしが、カチリと音がしそうな感じで印象的。 と、出だしはよかったのだが、ラストに近づくにつれ、「あんたはターミネーターか」と言いたくなるようなイ・ビョンホンの超人ぶりに驚いてしまい、理不尽にすべてをもぎとられた男の哀切さなど、ふっとんでしまった。 神話のエリックがカメオ出演のように出てくるのだが、韓国の観客はおっと思っただろうが、なんのための役なんだか、さっぱりわからなかった。ラストシーンもどうも蛇足のような気がしたし、スタイリッシュな映像ほど、脚本のほうはすっきりいかなかったようで。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-27 17:52:38)(良:1票) 《改行有》

89.  8月のクリスマス(2005) 《ネタバレ》 オリジナルは、何度も繰り返し見た大好きな作品だけに、役者としてはたいしたキャリアのないふたりを主役にすえて、だいじょうぶか? という思いはぬぐえなかった。だが、元の作品への思いをぶちこわすようなことはない、という評が多かったので、勇気を出して見てみた。 主演のふたりの芝居にはまったく違和感なく、これはこれで、よくできた小品であることは間違いない。難病ものというベタな題材を、抑制のきいた美しい恋愛映画に仕上げていると思う。 しかし、やっぱりホ・ジノ版と比べてしまうわけで、セリフ、カット割りまで同じ場面がたくさん出てくるところを見ると、こりゃ、ほとんどホ・ジノの手柄じゃないか、という気もする。 韓国と日本の地方都市の雰囲気というのはよく似ていて、舞台を移してもあまり違和感はないのだが、ただひとつ「おじさん」という言葉の扱いだけは、ちょっと日本語にそのまま移すのは無理だったかな、と思う。韓国版では、シム・ウナがハン・ソッキュを最初「アジョシ(おじさん)、アジョシ」と連呼するのだが、韓国語の「アジョシ」というのは、日本語の「おじさん」という言葉より、「中年男性」という意味が薄いのである。だが、日本では、20代の女性が、30代の男性に向かって「おじさん」とは言わないよね、ふつう。子供じゃあるまいし。 もうひとつ、似ているけど違う点は、ガラスを使ったシーン。オリジナルと同じく、ガラスごし、カメラのファインダーごし、というシーンが多用されているのだが、オリジナルで感じた意味、つまり、生のただ中で輝いている女性と、死により近いところにいる男性との間の透明な壁、という印象はずっと薄い。ラスト近く、遠くに見えるシム・ウナの姿を、彼女にはそれと知られずに、ガラス越しにハン・ソッキュが指でなぞる、という哀切なシーンがなかったからだろうか。 ホ・ジノ版との最大の違いは、音楽だと思う。韓国版のほうが、ずっとセンチメンタルな曲を使っているのだが、こちらは、少しユーモアを感じさせる、軽くやさしいギター曲が使われている。韓国映画では、悲しい話に悲しい曲をつけてもあまり違和感がないのだが、邦画でそれをやったら、安っぽくなってしまう。そのへんのはまり具合は絶妙で、山崎まさよしのセンスには感心した。演技もよかったが、音楽のほうもたいしたものである。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-27 17:48:21)《改行有》

90.  THE MYTH/神話 ひさしぶりに大画面で見るジャッキー。老けたなぁ。アクションシーンの動きが相変わらずなのはさすがだけど、キム・ヒソンとラブロマンスを演じるにはおじさんすぎる。というか、インディ・ジョーンズのときのハリソン・フォードだって、いいかげんおじさんだったんだから、問題は年齢じゃなくて、彼のキャラクターにあるのかも。要するに、セクシーさがないのよね。永遠の少年。将軍という貫禄にも欠ける。 もうひとり、老け方にがっかりしたのが、レオン・カーフェイ。もっとも、彼を見るのは『ラ・マン』以来なのだから、これは言うほうがムリか。彼のキャラクターの掘り下げが浅いのが、現代の場面を浅くしちゃった原因だと思う。これは脚本の問題だが。 ついでにいうと、ジャッキー、レオン、どちらも、まったく学者には見えない。 キム・ヒソンは、ひたすら美しい。気品のある公主を演じさせて、これほど似合う女優は、中国、韓国、日本と考えても、ほかに思い当たらないほど。 チェ・ミンスの出番がたったあれだけだったのには、驚いた。しかも、姫には一顧だにされないし。役の上での行動も大マヌケ。大事なお姫様が崖から落ちそうになってるんだから、まず姫を助けてから、ゆっくり決着つけろよ。パボアニヤ?(ばかじゃないの?)と心で叫んだが、公式サイトを見ると、なんとこの決闘シーンのアイデアはチェ・ミンス本人なのだそうだ。とほほ。 全体にセリフは北京語だったのだが、ラストの NG シーンを見ると、主演陣が北京語ネイティブじゃないため、セリフには苦労していたようだ。吹替えなしで全部使えたのかな? ものすごく、お金も手間ひまもかかっているのはわかるのだが、武侠映画に、無理やりジャッキー本来のアクションをくっつけようとして、消化不良になった、というところか。[映画館(字幕)] 5点(2007-07-27 17:30:07)《改行有》

91.  ロスト・イン・ラ・マンチャ ふつうの劇映画だと思って見始めて、結局本編丸ごとメイキングだとわかってがっかり、といううっかりさんがときどきいるようだが、最初からそういうものと思ってみれば、格別感動するほどではないが、腹を立てるほどのできでもなく、ふつうのドキュメンタリーである。 次から次とアクシデントが起こるのだが、ひとつひとつはそれほどの大事でもないのに、これで映画の制作が行き詰まっちゃうって、どの映画でも、こんな綱渡りのようなことをやってるのかしらん、と少し不思議に感じる。 撮影の裏が見られるのは楽しかったが、失われたものを思うと、手放しで楽しむわけにもいかず。『ブラザーズ グリム』が公開された後に見たので、テリー・ギリアムの将来を思って暗澹となるほどでもなし。すべてにおいてびみょーであった。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 15:33:40)《改行有》

92.  ナインスゲート 主人公があまりに受身で、いいところなし。女二人、いや、三人か、に押されるばかりなのである。しかし、ジョニー・デップは、いかがわしい役もよく似合うなぁ。 中世の砦が、夕闇迫る空をバックにまがまがしくそびえたっている絵などは、実に美しかった。 エンディングの曲はチョ・スミが歌っている。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 15:19:44)《改行有》

93.  ノイズ(1999) 《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンのブロンドのショートカットは、やっぱりミア・ファーローを意識してるんだろうか、と思ったら、Amazon のエディターレビューに同じことが書いてあった。ということからも明らかなように、『ローズマリーの赤ちゃん』の宇宙人版、というだけの映画である。 しかし、宇宙人の侵略方法というのがあまりに気が長く、この地球上でたった一組の双子を使ってなにをしようというのかはっきり描かれないため、あまり怖くない。いや、愛する夫がいつの間にか他者と入れ替わり、喜ばしいはずの妊娠も怪物を生む恐怖に取って代わるのは、十分怖いじゃないか、という見方もあろうが、別に宇宙人を持ち出さなくても、結婚とか出産にはその手の恐怖はつきものなので、それを増幅して見せる仕掛けが弱いということなのである。 シャーリーズ・セロンが苦悩の表情まで実に美しく、珍しくクルーカットで neat なファッションのジョニー・デップも魅力的である。彼らふたりの美貌のおかげで、しょうもないストーリーだが、飽きずに最後まで見られた。しかし、つい感情移入してしまうのは、美しいヒロインの不細工な妹だったりする。クレア・デュバルが、姉への複雑な感情を嫌味なく見せていて、うまい。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-25 15:17:43)《改行有》

94.  きみに読む物語 《ネタバレ》 を見た、同じ500円企画の2本目。この映画は、まったく事前知識なしで見たのだが、こないだ見た『わたしの頭の中の消しゴム』はアルツハイマーで、今度は老人性痴呆かぁ。ラブロマンスとしては、ありきたりな展開ながら、ひきこまれるものがあるし、美しい画面は見ていてあきないが、ここでも「記憶の欠損」が「永遠の愛」のダシにつかわれていて、ちょっとうんざり。 配偶者の顔もわからなくなった人が、あんなに身だしなみよく装っているなんてあり得るのかね。記憶はたいてい最近のものから失われるから、長年連れ添った配偶者を忘れちゃうのは最後の最後、そこまで行くと、人格自体もかなり荒廃した状態になっているように思うが。 それにしても、この映画の舞台になっている老人ホームは住みやすそうである。個室が、ほんとに個人の部屋という感じ。 後ろの席に、年配のご婦人のグループがいて、ぺちゃくちゃうるさく、かなり興をそがれた。激しく求め合うラブシーンで笑ってるし。まあ、はあはあしてる男女というのは、確かにこっけいなものではあるが。[映画館(字幕)] 5点(2007-07-24 17:18:58)《改行有》

95.  スパイダーフォレスト 懺悔 この邦題、なんでわざわざカタカナにしたのかなぁ。そのまんま『蜘蛛の森』のほうが、おどろおどろしいような気がするが。それに「懺悔」なんてつけちゃったら、ネタバレじゃん! 韓国サイト の VODで見たので字幕ナシ。それほど長セリフも早口のセリフもなかったので、韓国語にはついていけたのだが、時系列がごちゃごちゃに出てくる話なので、見ているとかなり混乱する。カム・ウソンは熱演だが、彼の心の痛みより、怪我してるのが痛そう、気の毒、というほうが先にたつ。[インターネット(字幕)] 5点(2007-07-24 16:49:12)《改行有》

96.  ダンサーの純情 ムン・グニョンによるムン・グニョンのための映画で、ストーリーなどあってないようなもの。じゃあ、つまらないかというと、そんなことはなく、ダンスがぐんぐんうまくなっていく様子、そして最初はいなかくさかったのだ、どんどんきれいになる様子などに目を細めて喜べる人なら、十分楽しめるでしょう。 彼女は中国の朝鮮族出身、という設定なのだが、最初のころのひどい訛りや、韓国の入管の取締りの様子などが興味深かった。出稼ぎ目的の朝鮮族の不法滞在が問題になってひさしいもんな。 「アズバーイ」っていうのは「アジョシ」ってことなのね。 蛇足。鑑賞環境が「パソコンテレビ」となっているが、実際は、韓国のサイトの VOD サービスを利用したので、字幕無しである。当方の韓国語力は中級程度なので、セリフすべてが理解できたわけではない。[インターネット(字幕)] 5点(2007-07-24 16:17:20)《改行有》

97.  リメンバー・ミー(2000) 《ネタバレ》 類似のアイデアの作品がいくつかあるが、そんなにおもしろいアイデアなのかなぁ? 中学生の女の子の妄想みたいだと思うけど。 ともあれ、淡々としたタッチで話は進み、格別大きな破綻はない。韓国でもかなりヒットしたようだけども、果たして1979年を知っている世代の人はたくさん見たのだろうか。というのは、79年の情景が、ぜんぜんそうは見えなかったから。学生デモの光景なども出てくるが、エキストラも少なくて、ごっこ遊びみたいだった。当時の実際のニュース映像なんかと合成しちゃうわけにはいかなかったんだろうか。 それから、キム・ハヌルは確かに純情そうには見えるが、あかぬけすぎてる。ハ・ジウォン演じる、現代の女子大生の行動様式が、「好きなんだけど、ついつっかかってしまう」という、あまりに古典的なものなので、よけい20年の時をへだてたふたりの女の子の差がはっきり出なかったのかも。 もっとも、うんと昔ならともかく、少し昔の感じを出すのはかなりむずかしいから、これは無理な注文なのかもしれないが。日本ならば、ハマトラだのニュートラだの、サーファーだのって、当時の特徴的なファッションなどもあったけど、韓国ではどうだったんだろう。主人公があこがれる大学の先輩が、いつも白いワイシャツを着てるのが、そういう雰囲気なんだろうか。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-24 16:12:07)《改行有》

98.  春が来れば お約束通りの展開だが、田舎の中学校の生徒達がかわいかったので、個人的には楽しめた。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-22 17:18:46)

99.  セックス イズ ゼロ ありきたりな青春ものだが、なにせ、汚い描写が多くてうんざり。 原題は「色即是空」で、これもわかるようなわからないようなタイトルだが、おかしな英語タイトルをそのまま邦題にしちゃったものだから、なおさらわけがわからない。ちなみに、韓国語では、数字の「0」をよく「空(コン)」と読む。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-22 16:50:37)《改行有》

100.  マリー・アントワネット(2006) 美術と衣装が楽しみだったのだが、その点では満足できた。しかし、見るところは、美術と衣装しかなかったので、途中で退屈してしまい、最後まで見るのに努力が必要だった。どうしたらこう薄っぺらく作れるのか、不思議なくらい。 気の合う友達と徹夜で遊んで、美しい景色の中、いっしょに日の出を眺める、という青春映画につきものの場面などは、いい雰囲気だったのだが、ふつうの少年少女が18世紀フランスのコスプレをしてるみたいだったのも確か。 凡庸な人間が、時代の転換期に、その表舞台に居合わせてしまった悲劇、というところか。[DVD(字幕)] 4点(2007-12-30 16:44:08)《改行有》

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