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プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1261.  ギフト(2000) 《ネタバレ》  ホラーとミステリーが融合した、『シックス・センス』や『アザーズ』に近いテイストのサスペンスドラマ。  精神不安定な修理工、DV夫婦、弁護士、曲者揃いのキャストのなかで、最も無害で協力的な人物が実は犯人ってのは、この頃ではお約束になりつつあるのでばればれ。ただ、犯人の予想はついても、確信は持てないわけで、最後まで引き込まれるストーリー展開になっていて目が離せません。  殺人鬼ミステリーものとしても十分面白いこの作品。そこに、オカルト要素を加える徹底ぶり。  しかしオカルトをゴリ押しするわけではありません。  あくまでストーリーの中で、必要最低限に、ここぞというところで効果的に挿入されています。この辺りのバランス感覚はさすがサム・ライミ監督というところでしょうか。  犯人が捕まったあと、更にもう一段オチを用意しているところなんか、さすがとしか言いようがありません。  そしてこの切なくも、何故か心温かくなるオチが、この作品の締めくくりとしてはベストな気がします。  『幽霊はあくまで幽霊で、実体化しちゃだめでしょ。』なんて、ちょっと残念なつっこみポイントもなくはないのですが、そんな粗をつつく気にもなれないほどの迫力がある作品。主人公のもっている『ギフト』が、自由自在に使えるようなそんな便利な代物ではないってところも、重要なポイントですね。  プロットだけを見れば、決して後味が良い作品とは言えないかもしれませんが、個人的には文句のつけようのない面白さでした。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-28 13:20:56)(良:1票) 《改行有》

1262.  スチュアート・リトル 《ネタバレ》  あまりの不思議設定にはじめの方こそ戸惑いますが、見ているうちに違和感がなくなるものですね。いつの間にか『ペット』ではなくあくまで『養子』のスチュアートという設定を受け入れています。それでもジーナ・デイビス演じるお母さんが、スチュアートの洗濯物を見て涙するシーンはちょっと無理を感じましたが。  また、ペットではなく養子としてスチュアートを受け入れた場合、じゃあなぜスノーベルはペット扱いなのか、その辺りの線引きが気になって仕方ありませんでした。スノーベルの怒りはごもっともです。  ストーリーそのものは、はっきり言って子供向けだと思います。ところがこれが面白いのです。大人の鑑賞に堪えうる面白さ。これはもう演出が上手なのでしょう。特に、ヨットレースあたりからはかなり面白くなります。  スチュアートが模型に紛れたり、小さい体ならではのアイデア満載なプロットもさすがです。小さい頃に、『模型の世界で遊べたら』という誰もが一度は思いそうな想像を、こういう形で実現しちゃうってのは夢がありますよね。  セントラルパークでスチュアートがロードスター?を運転しているときに、カーステレオがかかっているなんて小ざかしいけど素晴らしい。車から降りるときは、カーステレオから流れる曲も途切れます。そしてこのときの演出がホラーぽくてドキドキします。  更には主演のスチュアートの性格の良さ。彼の人柄が、本作の魅力をさらに引き上げている気がします。  ニセ夫婦に、セントラルパークでの攻防など、プチサスペンスにハラハラドキドキ。スノーベルが味方になってくれてからの逆転劇は爽快感抜群。  誰もが楽しめる良作です。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-25 23:55:19)《改行有》

1263.  ノット・ア・ガール 《ネタバレ》  ブリトニー・スピアーズ主演の青春ロードムービー。  テーマがあり、かなり真面目なプロットなので、アイドル映画とは思えない見ごたえがあります。あまりにも手堅い作りなので、面白みには欠けるかもしれませんが、メインの4人が魅力的なので、そのやりとりを見ているだけでも楽しいです。  また、小学生から高校生になるにつれ、疎遠になってしまった3人が、旅を通して再び仲良くなるというストーリーは、シンプルながらも心温まります。友情っていいなーと素直に感動します。  ブリトニーは役者顔負けの素晴らしい演技だったのではないでしょうか。今までブリトニーを良いと思ったことなんてありませんでしたが、この作品のブリトニーには惹かれます。母親と再会した後、ベンから『What's happen?』と尋ねられ、泣きながら事の顛末を話すシーンには涙腺が緩みます。  ミミが簡単にボーカルをブリトニーに代わってもらったのは興醒めでしたね。そんな強引な展開じゃブリトニーのプロモと言われても仕方ありません。それに、子供を流産してしまう展開はぐっと引き込まれるものがあったのですが、その後すぐステージに立ったりと、ミミやその周囲の人たちの気持ちの切り替えの早さに違和感を感じちゃうのが残念です。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-24 21:27:27)《改行有》

1264.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐 《ネタバレ》  とうとう見終わってしまいました。スターウォーズ全6作。  この作品ではイウォーク族が個人的に大好きです。  ただ、あのチビでアナログな原住民に、元クローン兵のストームトルーパーが次々倒されてしまうと、Ⅰ~Ⅲを見た後ではかなり複雑な気分になっちゃいます。こーゆーマスコット的キャラは、マスコットとしての枠を超えないのが大事です。それに、エンドアに到着してから、このイウォーク族と戯れたり丸焼きにされそうになったりする過程が長すぎて、若干だれます。  この作品では、エンドアでの攻防もアイデア満載で面白いのですが、宇宙でのバトルがかなり良かったです。Ⅰ~Ⅲと比べても遜色のないグラフィックと空間の広がりにアツくなります。そのスピード感、臨場感は6作品中最高かもしれません。これが1983年製作とは恐れ入ります。  一番残念だったのはルーク。登場時はかなりかっこいいんです。フードをかぶって、フォースを操り、いかにもジェダイマスターって感じです。貫禄もあります。余裕があります。ジャバ・ザ・ハット戦でのルークは最高です。  ところがそれ以降はヒーロー性がどんどん削減されちゃって、ルークに関しては完全な尻すぼみな演出。もしかすると、親子のドラマを重視し過ぎたためかもしれませんね。  『父さん、助けて父さん。』じゃないよ、主人公。あなたジェダイでしょ。あなたが父親を助けなさいよ。  『ジェダイの帰還』なんていうタイトルだから、ジェダイの活躍をすごい期待していました。  ルークがばりばりに活躍する姿が見たかったです。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-24 14:23:46)《改行有》

1265.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》  Ⅳより好きです。Ⅳより好きな理由として、  ①ストーリー展開が速く、緊張感がある。  ②AT-ATという歩行型兵器といい、ヨーダの住む惑星ダゴバといい、空中都市といい、ヴィジュアルがかなりアツイ。  ③ファルコンが隠れていたのは、実はモンスターの腹の中だった。とか、ランドについていったら、そこにいたのはダースベイダーだった。とか、サプライズが多い。  ④なんかスターウォーズっぽい。  といったことが挙げられます。  ドラマ性が強く、プロットがしっかりしていて、大変見ごたえがあります。  また、前作ではチャンバラのシーンで中だるみを感じてしまったのですが、本作ではチャンバラのキレとスピードが格段に良くなっています。  ただちょっとびっくりする部分も。皆を助けに来たはずのルークを置いてけぼりにして、レイア姫たちが脱出しちゃったのはいささかひきました。  それと、これは完全に自分が悪いのですが、  『オビ・ワンから父親のことを聞いていないのか。』  『お前が殺した。』  『違う。私がお前の父親だ。』  のシーンを見たとき、Ⅰ~Ⅲを先に見てしまったことを死ぬほど後悔しました。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-23 06:30:41)(良:1票) 《改行有》

1266.  スター・ウォーズ 《ネタバレ》  約40年近く前の作品でこのクオリティはたまらないですね。後からCGで加工、追加補正された箇所もあるようですが、それにしてもこの映像技術、特撮技術は当時の年代を考えれば目を見張るものがあります。  Ⅰ~Ⅲを先に見てしまったので、撮影年数の古いⅣ~Ⅵを見るのは多少なりとも不安があったのですが、その点は全然問題ありませんでした。むしろ、ドロイドやストームトルーパー、戦闘機の汚れ具合が臨場感を出していて、Ⅰ~Ⅲよりもリアリティを感じます。  そして、Ⅰ~Ⅲを先に見ていると、Ⅳとつながる部分も多く、『おお!』と何度も感動してしまいます。  ラストでダースベイダーが自分の息子を撃ち落とそうと戦闘機を駆っているシーンを見た時は、Ⅰのポッドレースを思い出して切なくなります。あの少年がこんなことに・・・残念です。  さて、この作品が素晴らしいことはみなさんのレビューを読んでよくわかったのですが、面白いかと聞かれると、個人的には後半が微妙です。前半は傑作です。前半部分は異世界ワールドに浸れるので良いのです。問題は後半部分。  何か盛り上がらない。自分の故郷の星を爆破されたり、育ての親が殺されたり、仲間が撃ち落とされたりしても、なぜか淡泊に進んでいくストーリー。そこに悲哀や憤りを感じさせる人の心の動きが感じられないのです。  ストーリー、世界観、キャラクター、アイデア、映像、どれをとっても文句なしの作品なのに、どうも後半気分が乗り切れない理由はそこにある気がします。ただ、Ⅴ、Ⅵ、そして劇場公開の新作を見れば、また感想が変わるかもしれません。  [DVD(字幕)] 7点(2016-01-20 15:51:33)《改行有》

1267.  セイブ・ザ・ラストダンス 《ネタバレ》  ジュリア・スタイルズってキルスティン・ダンストに似ています。この手の容姿って、日本人からすると決して美人には見えないのですが、向こうのほうでは美人のカテゴリーにちゃんと入るみたいですね。  ただジュリア・スタイルズは『声』が大変魅力的なので、役柄と合うとかなりはまります。そういった意味ではこの作品の『サラ』は完全にはまり役。弱さと強さを併せ持つ繊細なキャラクターを見事に演じきっていたように思います。  ストーリーは、不幸な事故から母と夢を一度に失ってしまった少女の再生の物語。特筆すべきものはありませんが、だからこそ心に染み入るストーリーになっていて、落ち着いた味わいのある映画に仕上がっています。  また主人公を支える父親、恋人のデレク、デレクの姉シェニール、脇を固める人物が大変暖かく、好演、好印象です。  トラブルメーカーのマラカイや、いかにもな恋敵のニッキーなんかはちょっとつくりものっぽいキャラ設定ではありますが、この二人がいなければ平坦で味気ない作品になっていたかもしれません。  最終的にはマラカイを救うことはできません。『あなたたちは周囲の人間を傷つけていることに無頓着すぎる。』という姉の発言から始まる問題提起も、根本的な解決を見るわけではありません。  ただそれでもデレクは医学部に、サラはジュリアードにそれぞれ進学を決め、サクセスストーリーに大切な充足感で満たされることができます。傑作とまでは言い難いですが、爽やかな余韻を残す良作です。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-19 13:51:39)《改行有》

1268.  ファイナル・デッドコースター  このシリーズだけはいつまでたっても飽きないですねー。  数々の伏線。伏線がつながった瞬間に起きる惨劇。はしる戦慄。心無い人から『殺人ピタゴラスイッチ』なんてゆわれちゃいますが、正にその通りなので、何も言えません。  ゾンビも殺人鬼もモンスターも出ないのに、これだけハラハラできるシリーズが他にあるでしょうか。  死に方も偶発的なものに人為的なミスを絶妙な匙加減でからめ、大変自然に、でも大惨事に仕上げているこの手腕が素晴らしい。  必死に写真からヒントを探し、それを次の犠牲者になんとか伝えようとする、わかりやすくも引き込まれてしまうストーリー。  このシリーズでしか感じることのできないドキドキが、確かにあります![DVD(字幕)] 8点(2016-01-18 02:08:24)(良:1票) 《改行有》

1269.  ビューティフル・デイズ 《ネタバレ》  非常にオーソドックスな青春ドラマ。一昔前の日本の学園ドラマを見ているようです。  はじめの1時間くらいは高校生の学園生活をひたすらダラダラ見せられます。ただそれが日本とあまり変わらない雰囲気でして、しかも自分達が高校生の頃ってこんな感じだったかも、という既視感も覚えて、妙な心地よさを感じます。  そして1時間を過ぎたあたりで、ドラマが加速し始めます。  友人達に内緒のお付き合い。そこへかかってくる親友からのSOS・・・。葛藤の末、主人公は親友ではなく彼とのデートを選び、その結果・・・。日本のドラマなんかでよくありそうな展開ではありますが、私のようなベタな展開大好き人間には、こーゆーエピソードが入るだけでぐっとストーリーにひきこまれます。  それにしてもインドネシア映画とゆーものを初めて見たのですが、この国は自分達の国の言葉に誇りを持っていまして、『詩』がひとつのキーアイテムになっています。言葉大好きな自分にとっては、大変羨ましいお国柄です。  また、インドネシアの人って初めて見たのですが、さすがアジア圏、日本っぽい、けど南国っぽい雰囲気の人が多いのですね。  主演の女の子チンタは、決して飛び抜けた美人というわけではありません。ですが、喜怒哀楽、とりわけ『哀』の演技が抜群に上手く、泣きの演技が物凄く魅力的です。  で、ヒロインが好きになる相手役のランガはイケメンっぷりが尋常じゃないですね。  ドラマとしてはとりたてて絶賛するほどのものはありませんが、インドネシアの人、学校、街、家、初めてみるものばかりで、インドネシアという国を少しでも知ることができたのは凄い良かったです。  [DVD(字幕)] 6点(2016-01-17 14:56:17)(良:1票) 《改行有》

1270.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》  まず最初の感想は、『バラゴンもタイトルに入れてあげて!』ですかね。  さて、この作品はきっと『ゴジラ』を愛する人が見たいものをつつがなく見せてくれる映画ではないでしょうか。  この作品を観て、怪獣が出現したときの驚きと興奮、あのわくわく感は時代を経ても不変のものだと再認識。  更に今作の最大の長所は、怪獣をたくさん出さないといけないので、テンポが早く、次から次へと見せ場がやってくることでしょう。  このお祭り騒ぎな感じ、大好きです。  個人的には役者さんたちのわざとらしい演技もゴジラ映画っぽくて好きです。  テンポが良い。飽きない。見ていて楽しい。『次はどうなる?』とわくわくする。娯楽映画はそれだけそろっていれば十分です。  私は、まさにそれが観たかったのです。    [DVD(字幕)] 7点(2016-01-17 03:10:06)《改行有》

1271.  ル・ブレ 《ネタバレ》  『マフィアのモルテスが捕まる。看守と友達になる。友達の看守に購入を頼んでいた宝くじが当たってしまう。それを看守が盗んだと勘違い。もうすぐ刑期が終わるのに、脱獄。友人看守と共に宝くじを求めてアフリカへ。』  ⇒プロットは凄く面白いのに、何故こんな中途半端な作品になってしまうのでしょう。  もともと度を越えた悪ふざけ映画にはついていけないタチなので、個人的な好みの問題もあるのかもしれません。  モルテス以外は出てくる人物が変人ばかりで、変人ノリにもついていけません。  ブラックユーモアのつもりなのか知りませんが、簡単に人を殺してしまうのも良くありません。  気楽に見られるタイプのコメディ仕様なのに、結構エグイ演出もあったりして、バランスが良くない。  ラストのオチも好きになれません。『悪銭身につかず。』というくらいですから、モルテスが犯罪によって得たお金ならこのオチもありですが、宝くじで当たった正当なお金を、こんな形で失うなんて見てていたたまれません。笑えないです。  何にせよ、この作品はフランシス・レジオを『面白い』と感じるか、『ウザイ』と感じるかで好みが真っ二つに分かれそうな気がします。  レジオを終始『ウザイ』としか思えなかった自分にとって、レジオはまさに『ル・ブレ(厄介者)』であり、かなりイライラさせられました。  それでも序盤から中盤くらいまでは楽しかったんですけどね。  終盤も、『モルテスVSトルコVS宝くじを狙う商人VS黒人兄弟』の四つ巴戦に、レジオの妻ポーリーヌが意外な活躍を見せたりと、バトルが盛り上がる展開は好きなんですが、その後もダラダラ続けちゃったのがイタイ。  続けるとしても、レジオがキャンピングカーで迎えに来て終わりくらいにしてくれれば、『厄介者が最後に活躍』という締めで終われたのに、最後の最後まで、最悪の厄介者で終わっても不快感が残るだけです。  純粋にドタバタ劇を楽しむだけであれば、それなりに楽しめる作品だと思います。[DVD(字幕)] 5点(2016-01-13 12:12:04)《改行有》

1272.  チルファクター 《ネタバレ》  緊張感あり、笑いあり、これぞ安心して見られる定番のエンターテイメントムービー。  その中でも今作は、ストーリーが非常にわかりやすいうえに、テンポが抜群に良いので、かなり完成度は高いと言えます。  序盤の『エルヴィス(新型枯葉剤)』の実験の惨劇の迫力はすさまじく、このシークエンスがあることによって、エルヴィス争奪戦の緊迫感に拍車がかかります。  また、ブリナー大佐が道を踏み外した経緯を考えれば、重く暗くシビアになりそうなストーリーなのに、アルロ(キューバ・グッティングJr)の存在が良い意味でカンフル剤となって効いています。アルロとメイソンのかけあいが本当に面白くて、全体の雰囲気を壊さない程度に、エンタメ指数を2割増しくらいにしています。  次々襲い掛かるピンチを、二人が次々と絶妙なコンビネーションで切り抜けていくので、小さなカタルシスをずっと感じることができる心地良さがあります。これが娯楽B級映画の最大の長所ですね。  ブリナー大佐はほとんど被害者でもあるうえに、軍は結局何の犠牲も払っていないのでどうかと思いますが、そんな難しいことは考えずに気楽にアルロとメイソンを応援して楽しむ作品でしょう。  秀作です。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-11 04:26:09)《改行有》

1273.  リディック 《ネタバレ》  前作『ピッチブラック』にしろ、『リディック』にしろ、奇想天外な宇宙や惑星の構築はなかなか魅力的。  今作では『昼は700℃、夜はマイナス300℃』という惑星クリマトリアが登場。『昼』に追いつかれると一瞬で焼き尽くされるという舞台設定はかなりスリリングで迫力があります。  更にはこの状況に『看守』VS『リディック+囚人’S』VS『ネクロモンガー』を放り込んでバトルを繰り広げた展開がアツイ。  そして映像。700℃の惑星に人が焼き尽くされるシーン、ロード・マーシャルやエアリオンの移動映像、体毛の色が攻撃的になると赤色になる獣など、映像の面白さだけでかなり楽しめる作品です。  ですがどんなに凄い映像であってもいつかは目が慣れてしまいます。  やはり大事なのは外見(映像)ではなく中身(ストーリー)だと思います。  ひとつひとつのシーンに使われる映像、アイデアは目を見張るほど素晴らしい出来であるにも関わらず、そのどれもが使い捨て状態でつながりが希薄です。『こんなこと思いついたのでやってみました。』という発表会を見ているようで、ストーリーは二の次にされている印象を受けます。ストーリー重視で映画を楽しむタイプの人はまずのめりこめないでしょう。  もちろん、ストーリーを活かすのはやはり映像だとも思います。  この映像技術、世界観であれば、脚本次第で類を見ない傑作になっていたと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-11 00:14:26)(良:1票) 《改行有》

1274.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》  エピソードⅠ~Ⅲの中では一番良かったように思います。  雰囲気やストーリーが好きなのは個人的にⅠなんですが、ⅡやⅢが本来のスターウォーズの姿なのでしょう。  特に、ヘイデン・クリステンセンの演技・殺陣が前作より格段に良くなったことで、彼の葛藤、悩みが痛いほどに伝わってくるのが良いですね。  そして今作は、ジェダイの騎士が何故いなくなってしまうのか、その過程が衝撃とともに描かれる、この悲しいエピソードが最大の見所かもしれません。  旧三部作を知らないにも関わらず、ジェダイの騎士たちが次々と裏切りによって倒されていくのは胸が苦しくなります。  コマンダー・コーディーが、ケノービに落としたライト・セーバーを渡して、『これが無いと困るでしょう。』と爽やかな笑顔とともに渡すシーン。その直後、パルパティーンから連絡を受けて、即ケノービを撃ち殺す命令を下すコーディ。この絶望への切り返し。この即裏切り行動をとる切り返しが最も端的にクローン兵士の恐ろしさを感じさせて素晴らしい。これからジェダイの騎士たちに何が起こるのか、その惨劇を予感させる見事な演出と言えます。  ラストで、レイアとルークがそれぞれの育ての親に預けられたとき、一刻も早く続きが見たくなりました。  このシーンがあることによって、悲劇から生まれた一筋の希望を感じられて救われます。  それにしてもアナキンは、パドメを救いたいがためにすべてを犠牲にしたと言っても過言ではないのに、パドメ亡き今どうやってモチベーションを持続させるのか疑問です。ただエピソードⅡで帝国制の構想をパドメといちゃいちゃしながら語るシーンがあったので、それなりに自分の理想に近いかたちの平和構想を実現できた、とも考えられますね。  まあ何にせよジェダイの騎士がライトセーバーをぽろぽろよく落とすことを除けば本当によくできているのではないでしょうか。  ヨーダもまず初めに、『ライトセーバーを落としそうになったら、フォースを使ってすぐ回収!フォースをいつ使うの?今でしょ!』ってことを、まず最初に教えるべきだと思いますね。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-08 13:10:34)《改行有》

1275.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》  エピソード1から引き続き鑑賞。前作から約10年後のお話。  前作同様素晴らしいグラフィックに息を呑むバトルシーン。  今作では終盤に、『ドロイドの大軍』VS『ジェダイ騎士全軍』という熱いバトルが繰り広げられます。  それでも圧倒的な物量で責めるドロイドの大軍に、ジェダイ騎士たちは大ピンチに!  そこへ颯爽と現れるのが、ヨーダ率いる『クローン軍団』。旧三部作を見たことがない自分にとって、これがかの有名な『ストーム・トルーパー』かと感動ものです。  この『ストーム・トルーパー』はガンダムでいうところの『ザク』のような存在感で、ダサかっこいいとはまさにこのことです。戦艦同士の戦争に、初めてザクが投入されるような興奮を味わえるわけです。  そして古代、現代、未来のごった煮の世界観は相変わらずで、まるでファイナルファンタジーやファンタシースターといった有名ゲームのよう。ゲーム好きにはたまりません。  ただ、ストーリーに関しては全く興味をひかれません。  正直このストーリーって面白いのでしょうか。  これだけキャラクターが出ていて、魅力あるキャラクターってどれくらいいます?  少なくとも主演の3人、オビ=ワン・ケノービ、アナキン、パドメは、もっとヒーロー性とヒロイン性が必要でしょう。  ドゥークー伯爵もラスボスとして『華』が無さすぎ。ジャンゴはまるでゲームキャラのよう。  主要キャラクターたちを含め、登場人物の誰もが、まるでストーリーをなぞっているだけのように感じるので、決められたシナリオの中で打ち合わせどおりに動くコマにしか見えません。  ラブストーリーはしつこくて退屈。  ヘイデン・クリステンセンは大根もいいとこ。  映画は必ずしもメッセージ性や哲学が無くても良いと思っています。見ていて面白い、楽しい、ワクワクするという時間を過ごすことができれば、それだけで見る価値があります。  この作品はストーリーに関しては、全く面白みも新鮮味も足りません。ハラハラドキドキすることも無いし、爽快感も足りません。ですが、『シリーズものの第二作目なので絶対に避けては通れない』という立ち位置にいます。悪く言えば、その立ち位置に甘んじているという見方もできるわけです。本当にファンを大切にするのであれば、みんなが避けては通れない第二作目こそ傑作にする意気込みが大切だと思うんですけどね。  ストーリーあっての映像、映像あってのストーリー。これだけ迫力ある映像、ヴィジュアルでも、それだけでは物足りないものなんですね。  [DVD(字幕)] 6点(2016-01-03 12:41:57)《改行有》

1276.  ダブルタップ 《ネタバレ》  予想以上に骨太で完成度の高いアクション。一般的な娯楽アクションとは一線を画す強烈な人間ドラマ。  血の匂いが、痛みが、こちらにも伝わってきそうなほど臨場感を感じる演出。  初めのうちはぬるい射撃スポーツのストーリーだったのに、その中でも不穏な空気を作り出す伏線はちゃんと張ってあったのですね。  決して楽しんで見られるような作品ではないのに、リックが射撃場で警官を次々と撃ちぬいていくシークエンスは、不謹慎ながらも熱くなるものを感じてしまいます。少なくとも、人を撃ってしまう事で、リックのようになってしまう人は少なからずいるでしょう。そう考えると、日本は銃社会でなくて本当に良かったと感じさせてくれる1本です。  警察のほうにも、多少の非があるだけで、なんとなくリックの行為に正当性を感じてしまう、この気持ちが恐ろしいものですね。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2016-01-02 15:44:04)《改行有》

1277.  ウォーク・トゥ・リメンバー 《ネタバレ》  ずるい映画。そりゃあ白血病をもってくれば、感動するし、泣くに決まっています。  たいていのお約束は笑ってスルーできる自分ですが、『私白血病なの』だけはなんか許せんなー。  青春もの、学園ラブストーリーとしては王道をいくまともすぎるほどまともな作品。  おとなしめの女子が、不良っぽいけど実は良いやつとくっつくお話。あるある探検隊も真っ青なよくある設定。  正直ここまで優等生な作品だと、安心して見られますし、俳優陣の演技も悪くない。  そう、一言でこの映画を評するならば、『そんなに悪くない作品』なんですよね。  まあ、それでも『泣いた映画は7点以上』の自分ルールにしたがって、今作も7点です。  え?結局泣いたのかって?  そりゃあ誰が見たって泣くに決まってますよ、こんなもん。  だって白血病ですよ、白血病。泣かせ系ドラマの禁じ手ですよ。『どうすれば神を恨まずにすむの』ですよ。気丈な彼女が本音をもらしちゃうんですよ。ヒ・キョ・ウです。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-01 23:49:39)《改行有》

1278.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》  ちょっと恥ずかしい勘違いをしていたので修正。現在公開中の新作は『エピソード7』にあたるらしいので、やはりエピソード『4、5、6、1、2、3』で見るべきでした。ミスったな。  それにしてもこの作品は、映画単体として見た場合、説明が多く若干間延びする感があります。特に政治的なお話ってもう少しわかりやすくならなかったのかと思います。  それに、共和国に必死の思いでたどり着いたのに、結局共和国は何の力にもなれず、結果自分達の力だけで通商船団を壊滅させちゃうわけだから、序盤のナブー脱出の経緯が全くの無駄なんですよね。つまり、メインストーリーがあまり面白くない。  ただ、ヴィジュアル・アイデア・発想という面においてはさすがのスターウォーズであり、ジョージ・ルーカスであります。他のSF作品の追随を許さない圧倒的な独創性と世界観の構築。世界中の映画ファンの多くがこのシリーズに魅了される気持ちが少しだけわかりました。  個人的には、原始的な生物や原住民が、シールドやエナジーボールといった超近代的な兵器を当たり前のように使う、このアナログとデジタルの融合がたまりません。関係ないんですけど、漫画の『ワンピース』は、絶対このシリーズの影響を受けていると思います。  また、シリーズものとして、いかにも『続きますよっ!』って感じではなく、これはこれで一つのストーリーを完結させたという点は大きく評価したいと思います。これぞ映画でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-31 14:43:38)《改行有》

1279.  光の旅人 K-PAX 《ネタバレ》  ケヴィン・スペイシーも良かったのですが、ジェフ・ブリッジスがかなり良いですね。  今作の主役はどちらかと言えばジェフ・ブリッジス。  さて、今作のように、結末・真相に白黒はっきりつけないタイプは、相変わらず自分とは相性が悪いようです。  とは言え、まだ学会で発表されていない、それどころか解明もされていない謎まで解き明かしちゃっているわけですから、これはもう『プロート=K-PAX星人』と認めざるをえません。  また、『紫外線が見える』『犬の言葉がわかる』というのもK-PAX星人であるという有力な証拠でしょう。  ですので本作で彼が何者なのかをはっきりさせなくても、彼をK-PAX星人として見ることはできます。  問題はそれを周囲が完全に認めないまま、催眠療法という曖昧で安易な方法を用いて真相に迫る展開がどうにも好きになれません。そして映画も、この辺りから急にダラダラしたものになるんですよね。  それに、患者たちが何故それほどK-PAXに行きたがるのか、その説明も不十分で説得力に欠けます。  更に言うなら、みんな精神病に収容されるほど精神に異常をきたしているようには見えません。  この作品自体が、音楽と雰囲気で何となく良い映画っぽくごまかしている印象があります。  それでも中盤までの、特に天文学者たちとのエピソードまでの流れるようなストーリー展開は素晴らしいの一言。  これは二つとない傑作の予感を感じたものですが、それ以降ラストまではひたすら失速。  惜しいです。[DVD(字幕)] 6点(2015-12-31 02:45:16)(良:2票) 《改行有》

1280.  ピッチブラック 《ネタバレ》  SFチックでホラーテイストでアーティスティックな作品。それでいて、古さと懐かしさも感じる味わいがあります。  リディックのような典型的なダークヒーローが好きなので、彼を見ているだけでも楽しい。  手堅く地味な作りなので、期待していたほどにはリディックは暴れません。超人的でもありません。物足りなさを感じますが、シリーズものの1作目ということなので、これくらいのほうが次回作への期待は高まります。  ストーリーがかの有名な『エイリアン』に似ているため、あちらのファンの方にこきおろされちゃうのは仕方がないと思いますが、個人的にはこの小粒感がなんとも言えずB級ぽくてクセになります。  それに、一人一人の説明を極力端折っているにも関わらず、これだけ脇役一人とっても個性がはっきりしているのは素晴らしい。行動やファッション、セリフだけで個性を確立させているわけですから、人物描写が上手なのかもしれません。  そして昼間の惑星と宇宙の、これぞSFとうなされる映像センス。このヴィジュアルはたまらないですね。  ストーリーとルール設定上仕方が無いこととはいえ、日蝕が始まってからはもう真っ暗で、緊迫感やホラーテイストの要素は強くなりますが、それでも面白さ2割減といったところでしょうか。  ふりかえってみれば、オープニングから惑星不時着までがこの作品のクライマックスであり、惑星についてからはよくあるモンスターSFになっちゃってますね。でもまるでゲームに出てきそうなこの世界観だけでも十分に楽しめる良作でしょう。  リディックがラスト直前に、本気で一人だけ逃げようとしていたのはちょっと残念でしたね。それじゃあ凶悪犯というよりただのせこい奴じゃないですか。あそこでキャラがぶれてしまって、大きく減点。それ以外はかなり良いと思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-30 13:44:47)(良:1票) 《改行有》

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