みんなのシネマレビュー |
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1321. わが青春のマリアンヌ 《ネタバレ》 松本零二先生お薦めの作品。そうか!メーテルのイメージはここから来たのか!それにしてもジュリアンデュヴィヴィエは、こんなに可愛い作品も残していたのか。それが発見だった。動物たちのうっとりする表情。池上遼一のキャラクターかよ!と思わせるような執事の風貌。罪のない、集団生活する子供たちの世界を絵本のような風景の中で描く。あの人はお嫁に行ってしまった。でも想い出を抱いて、僕は生きていく。愛を信じて・・[DVD(字幕)] 7点(2013-12-15 08:52:26) 1322. ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~ 《ネタバレ》 宮崎駿の「未来少年コナン」を実写化したら、こんな風になるんじゃないか、と観ながら、思ってました。こんな作品、ありそうでないんですよね~。「スワロウテイル」かな~、なんて思ったけど、やはりこの作品は新しいと思う。アカデミー賞をとったら、今の同じような作品ばかりの映画界に一石を投じたんじゃないか、とも思いました。この監督、見届けていきたいですね。鬼才になりうるものを持ってる気がします。[DVD(字幕)] 7点(2013-11-17 01:20:21) 1323. 舟を編む 《ネタバレ》 地味だけど、何年か一作はこういう作品がきちんと創られるべきだと思う。コツコツものをつくる大切さ、と言うか・・。派手さはないけど、こういう仕事が、この世界を支えてる。松田龍平ちゃんの役柄もピッタシ!「探偵はBARにいる」といい、最近、愛される性格のためか、良い作品に恵まれ、幸せみたいです。この調子で伸びていって欲しい。ラスト、パーティで小林薫とのツーショットで、お父さんの優作さんと小林さんの共演した森田監督の「それから」を思い出しました。映画界も変わってきてる。なんか感慨深かったです。[DVD(邦画)] 7点(2013-11-17 01:14:40) 1324. 壬生義士伝 《ネタバレ》 新選組がどんなもんか分かった。今観ると、堺雅人や夏川結衣など、その後急成長した若手がいるのが分かり、面白い。堺雅人は沖田総司役だったのに、ニヤリ。[ビデオ(邦画)] 7点(2013-10-14 22:09:23) 1325. じゃりン子チエ 《ネタバレ》 なぜか涙がこみあげる。今、こんな地域が日本にあるでしょうか?[DVD(邦画)] 7点(2013-10-06 01:59:10) 1326. スカートの翼ひろげて 《ネタバレ》 最後、男の丸い背中が印象的。女性たちはみんな、ちゃっかり幸せになってるとこが面白い。ダメよ~、戦時下とはいえ、ハーレムの王様になったような気持ちに、身をまかせちゃ・・[ビデオ(字幕)] 7点(2013-10-06 01:57:51) 1327. 言の葉の庭 《ネタバレ》 爽やかな作品。いま、こんな爽やかな作品はアニメでしかお目にかからなくなったね。[DVD(邦画)] 7点(2013-10-06 01:55:47) 1328. 藁の楯 《ネタバレ》 あと少しのところでエンターテイメント作品になってしまった気がする。でもそんなことは関係ない!いや~、面白かったなぁ![DVD(邦画)] 7点(2013-10-06 01:54:24) 1329. フライト 《ネタバレ》 ゼメキスは、ヒューマンエンターティナーを創らせたら、本当いい味出す。確かにアメリカのテレビドラマのような、わかりやすい人間像だ。最後、この一線を超えたら、法的には善良だが、人間としての自分が許せないという見せ場がある。ここをデンゼルワシントンは見事に演じきった。真の悪党にはなれない、という役柄だ。そこを息子は、刑務所に入った親父だからこそ、自分の親はやっぱり人間として信用できた、と最後、和解する。後味のいい作品です。でも飲酒運転は絶対ダメよ!きつ~くお仕置きしたい![DVD(字幕)] 7点(2013-08-17 01:21:55) 1330. SHORT PEACE 《ネタバレ》 巨人、大友克洋の問題意識についてこられる人間を集めて創られた、日本アニメの最前線。手書きにこだわるジブリに対して、大友たちは最先端の技術を使うことをためらわない。そこで表現される日本の伝統美の再発掘。矛盾のようにも思えることをこのスタッフはやってのける。大友さん、あなたはそんなに急いでどこに行くつもりですか?ついていこうとする人間は、もう息切れ切れですよ。まるであなたの初期の作品「聖者が町にやって来る」の売れない3人のアマチュアバンドのように・・。かつてあなたも誰かを追いかけてたってことでしょうか?[映画館(邦画)] 7点(2013-08-17 01:11:56) 1331. 危険なメソッド 《ネタバレ》 どこか官能的。破滅につきあわされる気持ちで観ている映画に疑問。どうやって破滅していくかというのは、表現する程の事か?などと思ってしまう。下の解釈で分析するフロイトがまともなのが可笑しい。でも最後のエンドクレジットでユングの方が穏やかな人生の終末を迎えたというのは、あの不倫もおとがめなしであったか・・と何やら感慨深い。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-27 11:51:51) 1332. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 面白いと思うが、何も残らない。品のない映画オタクの作品って感じ。アイデア満載だが、こういう美学のない遊びだけの作品はもういい。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-25 12:17:17) 1333. 戦闘機対戦車<TVM> 《ネタバレ》 まさしくこれぞ「発掘」良品って感じの作品。無数の映画の中で、これを観られたのは嬉しい。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-25 12:11:36) 1334. ユキとニナ 《ネタバレ》 好きです、この手の映画。よくあるのは、ひよわな少年と不良っぽい少年の冒険話。これはその女の子版。話は、大きくなったユキの記憶のこんがらった思い出みたいにすれば、話もスッキリして良かったんじゃないかと思いましたけど・・・。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-24 07:41:04) 1335. 明日へのチケット 《ネタバレ》 そっか、3監督のオムニバスだったんだね。最後のケンローチに快哉を叫んだ。さすが、体制に疑問を抱く社会派をつくる監督らしいね。最後の若者のさわやかさが素敵だった。2作目のキアロスタミの描く車掌さんがあまりにも良いもんだから、最後なんとかしてく れると思ってたけど、監督ちがえば、車掌の人格もちがうんだ。映画としてはどうなんだろう?キアロスタミは、わがままなおばさんにソフトに接するその車掌が良いんだなぁ。キアロスタミ節を感じた。よく知らない監督の1作目も女の人の優しい気配りに、恋の香りがして、男の人が紳士になって、こぼれたミルクを難民の人たちに持っていく話もすきです。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-23 14:39:30)《改行有》 1336. 殺人に関する短いフィルム 《ネタバレ》 この感じでクシュシュトフは、あらゆるテーマを描いているのか・・。ただただ驚嘆。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-16 01:44:04) 1337. コクリコ坂から 《ネタバレ》 いや、こんなに良いと思わんやった!父親の駿監督の女性ヒロインとの微妙な差がとても心地いい。歴代宮崎ヒロインの代表格サツキとメイでもなく、ジブリの詩人のひとり、故近藤監督の「耳をすませば」でもない。これは紛れもなく宮崎吾郎監督の描いた女性ヒロインである。設定は坂本九の時代だが、人物、特に女性たちは、出来のいい邦画の学園ものを観ているような感じすらさせる。ジブリの女性アニメーターたちがモデルではなかろうか?などと考えてしまう。声優の長澤まさみさんがまた大げさじゃなくていい。宮崎さんの作品に多い「は~い」とヒロインが返事をする場面。(特に傑出は「魔女の宅急便」だろう)そこをとってもやはり駿監督とは微妙に違う。これは吾郎監督の計算なんだろうか?いや。きっとそうだろう。選曲も新鮮。もちろんジブリという最高のスタッフがいたからでもあろうが、まったく畑違いの世界からきた監督としては、これはもう合格点じゃなかろうか?まぁ傑出した才能がそろったアニメ業界で、またこれだけの機会があるかどうかはともかく、日本アニメにひとつの秀作ができたことを祝いたい。[DVD(邦画)] 7点(2013-06-11 22:19:18) 1338. 君に届け 《ネタバレ》 いや、青春映画を侮るなかれ。面白かった。身内に多部未華子ちゃんみたいな女性がいるので、ヤキモキして観ていたが、ハッピーエンドで嬉しかった。早速、このDVDを中古で購入し、身内に渡してやろうと思う鈍感な俺だった。黙って見守れという方が無理なんだよなぁ・・・[DVD(邦画)] 7点(2013-06-09 22:07:28) 1339. ライク・サムワン・イン・ラブ 《ネタバレ》 アッバスキアロスタミの描く日本。嫌なラストなら辛いな・・と思って観ていたが、残念だ。あの「桜桃の味」で見せた老師の説教。それが今回、日本でまた、という期待もあった。正直、キアロスタミの映画は寄り道が多く、さほど構成をひねらない。だから最初のデートクラブから派遣された女性が、車で大学まで送る女性と同じなのかどうか、よく分からなかった。同じ人物にしては、女性はリラックスしている。これがもし、デートクラブの女性だったら、この教授は紳士だったということだろう。しかし、加瀬亮演じる彼氏はそうは思わないだろう。最後、その怒りがラストのあれだ。キアロスタミは、「クローズアップ」でもそうだったが、割と「偽物」にキツイ。だから、「偽」老師への鉄槌の話だったかとも思っていたが、それだと案外つまんないね、なんて思っていたら、映画雑誌で次の言葉で気持ちのしこりが取れた。「映画も写真も絵も全て詩」。あ、そうか!最後の割れた窓ガラスは詩だったか。どうも朝日歌壇に載ってるものが詩だったという感じがあったが、あぁあれはキアロスタミには詩と映ったんだ。目からウロコの瞬間だった。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-09 21:54:30) 1340. ベティ・サイズモア 《ネタバレ》 二次元の愛とショックのせいで現実と虚構の区別がつかない女性と、そこにロマンチックな殺し屋が絡んで、観てる方も頭が変になっていきそうなカワイイ映画。レニーセルヴィッガーは遅咲きの女優で、可愛い目にそばかす、タラコ唇とくれば、男なら誰だって胸がキュンとくる。「エンパイアレコード」で酷い役で出てたけど、若い頃にもっといい役で青春映画に出させてあげたかったなぁ。このような虚構の中での役柄を魅力的なヒロインのために、「現実」の中でも演じる、なんてストーリーは古くは「サボテンブラザーズ」、ちょっと前では日本のドラマだけど「合い言葉は勇気」とかあるけど、案外テレビや映画の現場では皆、思いつく素材なのかもしれないですね。深読みかもしれないけど、「悪」役の殺し屋とドラマ脚本家の女性の目つきが同じようだったのが、何かを意図(つまり物語を創る人間も「悪」だってこと)してたら・・・う~ん(笑)[DVD(字幕)] 7点(2013-06-07 04:33:21)
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