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プロフィール
コメント数 177
性別
自己紹介 製作年、公開年、気にしない。
似たものがない映画が好きだ。

で、次がマイベスト。
2023年『レッドタートル ある島の物語』
2022年『喜劇 愛妻物語』(2020年公開)
2021年『今さら言えない小さな秘密』(2019年公開)
2020年『ゾンビランド』(2009年公開)
2019年『カメラを止めるな』(2018年公開)
2018年『ルーシー』(2014年公開)
2017年『アベンジャーズ』(2012年公開)
2016年『デッドプール』(2016年公開)
2015年『キン・ザ・ザ』(1986年公開)

2021年、『Filmarks』も使っている。

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141.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 映画部じゃなくアニメ同好会だったら、もっと痛い映画だったと思う。よりカーストが激しいから。(海外は知らないが)日本社会は今も変わらず、「漫画にアニメにゲームにフィギュア」は馬鹿にする。●多数側はいつも、少数側を馬鹿にして楽しむ。区別じゃなく差別。差別ほど楽しい娯楽が、彼らにはない。それが日本社会の現実。つまりつまりつまり、多数派の人間たちは「差別が大好き、いじめが大好き、殺人事件が、戦争がとっても大好き」。本当にそう思うんだ。●映画部のリーダー前田は、戦争を起こす側じゃない。戦争はいつも桐島側が始める。そう思わないかい?■文庫を手に取ったら、最後に監督が文章を寄せていた。この監督は、いい映画を撮ることを確信。『腑抜け』もすごく良かったし。★10点![DVD(邦画)] 10点(2014-08-15 20:33:06)

142.  海がきこえる<TVM> 《ネタバレ》 音楽が好き。それが第一印象。 主人公は高知に住む男子高校生、杜崎拓。 高2の夏休み、東京から同じ学年にリカコが転校してきた。 「さすが東京やね」を体現する、美人で生意気なリカコ。 主人公の親友の松野は、転校初日からリカコを追いかけ始める。 年開けの3月、ハワイに修学旅行。拓はリカコに金を貸す。 4月、高3で同じクラスになり、GWに2人きりで東京へ。 同5月、校内で殴り合い。 11月、学園祭で、拓はリカコに殴られ、松野にも殴られる。そして親友の松野と一言も口をきかないまま卒業。拓は東京の大学、松野は京都の大学、リカコは地元の高知大へ。 7月、帰省した拓は、貸切の居酒屋で、同級生たちと再会(未成年です)。 清水明子と話し、リカコが東京の大学とわかる。 そして9月、東京。拓は吉祥寺駅のプラットホームでリカコと再会。 ちょっと大人びたリカコの長髪が風にゆれた。 さて……この『海』のレンタルDVDはメイキング入り(充実の50分)。メインスタッフ五人(高橋望P、丹羽圭子、近藤勝也、田中直哉、そして望月監督)が、ロケハンから11年ぶりに高知を訪れ、当時を思い出しながら歩き、そして和室で座談会(2003年5月収録)。鈴木Pのインタビューが何度も挿入され、和やかでスリリングな50分。もちろん宮崎駿監督の話が何度も(全く関わってないのに)。そして宮崎駿が立腹した理由もわかります。 ところで脚本の中村香は、実は丹羽圭子。『海がきこえる』は初の脚本。この後、ジブリの四作『ゲド』『コクリコ』『アリエッティ』『マーニー』でも脚本を担当(全て共同)。どんな人か、DVDで分かります。 ではデータ。1993年の5月5日午後4時からテレビ放送の、72分のアニメ作品(番組枠は90分)。原作は、月刊アニメージュに2年連載の同名小説。 当時、ヒロインの身勝手さに腹を立てた。 でも美人だからね、好きなヒロイン。 だけど目の前にいたら大嫌いな女(死んでくれ)。 拓、リカコ、松野って、連載誌の読者層とは正反対なんだよね。 リカコの父親も、「愛人と高級車」がキーワードの金持ちだしさ。 音楽が好きな映画で、CD持ってます。冬より、夏に観たい。8点! 【追記 2017年03月23日】 2016-10-05の、ゆき氏の長文レビューを読んで感心した。 この作品のヒロインは、アニメてきでなく、とても現実的な女性だ。自己本位で、他人の感情を考慮しないような最低の女。 そんなヒロインに惚れる主人公は、なぜ惚れたのか。百パーセント、容姿だけである。 ああ、なんて悲しい作品なんだろう。 だが私は、音楽が好きなんだ。作画も演出も好きなんだな。だから8点を付けているんだ。[地上波(邦画)] 8点(2014-08-13 10:39:51)(良:1票) 《改行有》

143.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 こんちは、ラルフです。 おっさんです。ゲームの中で悪役を担当をしています。現役です! でもずっと嫌われ者でした。30年ずっと裏側で嫌われきたのです。 30周年のパーティに呼ばれないから怒って行ったら、腫れ物扱いでした。 善人ぶってる奴らの本性なんてあんなものです。 俺が何か悪いことしたのか。壊し屋は仕事だよ。 担当の仕事をしてただけじゃないか。 で、ヒーローになりたくて、メダルが欲しくてよ、ターボしたんだ。 そしたらやっぱりゲームにならなくなって、やつらパニックさ。 故障の張り紙を貼られててよ。ザマミロだよ。 ヴァネロペはいい子だよ。最初は、すげー腹立ったけど。 フェリックスの奴、おれが騒いだ結果、美女と結婚しやがってよ、クソッ。羨ましくないぞ。 まァ、今じゃ同僚たちから嫌われなくなった気がするし、仕事が楽しくなったけど、なんか、なんかよ、納得できねえんだ。なんでかな。なんでだろ。まあいいか。じゃあな。[DVD(字幕)] 8点(2014-08-02 18:26:50)《改行有》

144.  少林サッカー 《ネタバレ》 笑って燃える、傑作サッカー映画。(いい意味で)チープなCGがいい味。迫力あるし。●少林寺で共に拳法を学んだ6人と、20年前にスター選手だった男がチームを作り、人生大逆転(!)、大会で優勝する物語。●主人公のシンは、少林拳を広めるために模索の毎日。ある日、浮浪者のオヤジと出会い、サッカーのコーチを頼む。二人で兄弟子と弟弟子に「やろうぜ」と声をかけ、争ったチンピラも参加して、大会に出場する。●シンのドラマと共に、コーチの復讐ドラマも熱い。さらにシンとムイの恋愛も絡み、ラストで驚きの展開。脚本がすごくいい。見せ方も上手いので飽きない。 ■島本和彦のギャグ漫画というか、日本のスポ魂漫画というか、日本の漫画を理想的に実写化したような映画だと思う。ちなみに脚本監督主演のチャウ・シンチ―は『キャプ翼』のファンだそうです(パンフより)。■映画はやっぱり原語だよ。でもこの映画だけはいつも吹替え。それが初めて原語で観始めて、ずっと最後まで。「原語が良いかも」。山寺・玄田の吹替えも大好きですよ。★観客を楽しませたい。その精神に、文句無しの10点![DVD(吹替)] 10点(2014-07-31 00:59:25)《改行有》

145.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 舞台は現代日本の一軒家。そこに隠れ住む、少女と両親の「小人族」。小人たちは、みつかってしまい、そして出て行く。他に小人族がいるようだが、規模はわからない。●夢がない話だと思う。全然ワクワクしない。海外の小説が原作らしいが、日本が舞台じゃないと思う。●何がなんやら、わからない。アニメを作るなら、もっといい題材は「いっぱいある」と思うのだが。●しかし現実にアニメ化され、ヒットし、地上波で2回放送された。●こんなアニメなのに、需要があるんだね。私はこんな作品は必要だと思わないし、今はもう「ジブリの存在意味」がわからない。★3点。[地上波(邦画)] 3点(2014-07-27 13:39:33)

146.  となりのトトロ 《ネタバレ》 好きな映画。 でも、昨夜のテレビ放送を観なかった。 今年はDVDで一度観て満足してるから。 主人公は幼い二人姉妹の姉・さつき。まだまだ小学生の女の子。田舎に引っ越してきたばかりだが、元気はつらつ、利発で、周りから愛されている。母親は療養所にいて、学者の父親、幼くワガママな妹と三人暮らし。そして彼女は映画後半、妹をさがして小さな冒険をする。 2014年現在、日本で携帯電話が普及して約15年。 この『トトロ』の時代設定はケータイどころか、各家庭に電話が普及していない世界。連絡をとるのに不便だが、不便だから多種多様なドラマが生まれていた時代。 この『トトロ』は1988年公開だから、もう26年も前。 ご家庭のビデオデッキで何度も観て、今は大人になった人が大勢いる。三世代で楽しんでいる家庭も多いからこの映画、日本人のアイデンティティの一つ。例えるなら日本の国民的映画。大人も楽しめる、やさしい空想世界。 さて、現実の暗部を考えてみたい。 『トトロ』のようなやさしい映画を好きな人が、他人に親切にする時もあれば、他者を馬鹿にして笑ったり利用したりする。「他者を騙して何が悪い」「私の勝手でしょ」。それで矛盾なく暮らす現実の人間たち。『トトロ』は日本の国民的なアニメ。海外にもファンは多い。 私は好きな映画だから、★10点差し上げる。[DVD(邦画)] 10点(2014-07-12 08:39:18)《改行有》

147.  ヘル・レイザー 《ネタバレ》 酒をもらって喜ぶ人がいる(私だ)。女王様にムチをもらって喜ぶ人がいる(私じゃない)。●魔導師たちがフランクを追うのは、愛か使命か何なのか(?)。そこがワカンナイと、この映画は意味不明なのかな。私にはワカンナイ。●それと、あんな痛い箱の用途に魅力を感じない(見た目とパズル構造は好きだけど)。それと、浮浪者は回収係だったんだね。■『ベルセルク』を思うとき、必ずこの映画を思い出す。魔導師デザインの元ネタは、フランシス・ベーコンなのかな。■原作・監督のバーカーは色男。作家で映画監督で、さらにイラストレーター。『血の本』のカバー絵も描いていた。才能に恵まれた男の代表作がこの映画。1987年日本公開だから、もう27年も前。たぶん日本では、これ以上のヒット映画はない。『ミディアン』は好きだけど。■DVDレンタルで、山口雄大と井口昇のコメンタリが聞ける。公開当時の自分語りが多い。映画へのツッコミが楽しい。●私は公開の数年後、テレビかレンタルで観た。ビジュアルと痛さ(階段の釘)が強く記憶に残ってる。特殊な映画なんだね。でも久しぶりの再見は、醒めた目で観てしまった。それと、やっぱり女は怖い。ヒロインは、なんかエロいし強そう。★7点[DVD(字幕)] 7点(2014-07-08 00:38:28)

148.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 ホラーと違い、身近にコワイ映画。コメディ要素がない。 このドイツ映画、金で雇われた男たちが、シミュレーション的に「権力を持つ側と従う側」にグループ分けされ、両者とも狂ってしまう話。コワイ映画だった。 リーダーに指名されたら、早ければその日の内ににリーダーの顔になる。勤務先の辞令も同じで、昇格すればその顔になるし、降格すればその顔になってしまう(たまに定年退職した元部長が、なぜか会社に来て偉そうに振舞って受付で相手にされないらしいが)。 さてこの映画、アメリカでの実話が元らしいが、ここ『みんなのシネマ』の感想で「日本人なら無事に2週間が終わる」と書いてる人が複数いる。私は、アメリカより酷い結果になると思う。看守と囚人、無作為じゃなく在日と分けたら、初日に実験中止かもと思う(笑)。シャイと陰湿さって裏腹。日本人がやさしいは大嘘だ(こう書くと2ちゃんねるで在日認定する「単純馬鹿」がいて嫌になる)。 「人は猿と全く違う」と思いたい。 でも現実はモチベーションが「猿と全く同じ」。本当に全く同じ。 男の目的は「女と権力」で、女の目的は「男と権力」。得られるなら何でもするし、すぐに裏切る。 そんな悲しい嫌な現実に、なんとなく気付く映画。すごく面白かったが、また観たくはない。[地上波(吹替)] 10点(2014-07-06 13:18:02)(良:1票) 《改行有》

149.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 全体的な感想は、映像に見応えがあるから、それなりに満足できた。 でも、話がわかんない。 「ストーリーなんかどうでもいい」と宮崎監督が発言したと書いてる人がいるようだが、鈴木プロデューサーもそんな代弁をしていた記憶がある。それなら長編作りはやめて短編ばかり作ればいいのかもしれない。だが、引退記者会見をなかったことにして平気な(現在の)宮崎駿監督にとって、「作品や自分の発言」が世間からどう思われようと無関心なのだろう。必要なのは、自分自身が納得できるかどうかだけで。 さて続きだが(笑)、話だけでなくキャラもわかんない。 主役のソフィーの思考が支離滅裂。 映画の冒頭で、19歳の女性「ソフィー」が、荒地の魔女の気まぐれで、老婆になる呪いをかけられる(設定では90歳の老婆に!)。だがソフィーは「ふふーん呪いね」って軽い反応だった。 「唖然⇒激怒⇒絶望」でしょう。 でも「老婆になっちゃった。じゃあ仕方ない、でかけましょ」って感じで、葛藤がない。 変だよ。まるで世間知らずの子供が書いた童話の世界。 その後、ハウルの城の中で「魔女にすごく怒るシーン」が確かにあったが、ソフィーの怒りは全く伝わらなかった。 映画後半で主役のソフィーは、呪いをかけた荒地の魔女と行動を共にし、愛を込めてキスまでする。 「大きな怒りはどこへ?」 納得できないが、私が変なのか。 他のキャラについても、よくわかんない。 登場順に書くと、案山子、炎、少年、ハウル。一人残らずソフィーを「すんなり」受け入れた印象。突然の老婆(90歳)の訪問を、この映画のように快く受け入れるものかな。ストーリーが最初にあって、話に合わせてキャラを動かしただけ。まるでダメ童話か、素人の脚本か? 映像に見応えがあるだけのアニメ映画。 「権力者が映画を作ると、こんな感じなるのかな?」と思った。 優秀なスタッフの無駄遣いだが、一回くらいテレビで観てもいいから「6点」。[地上波(邦画)] 6点(2014-06-30 03:58:46)《改行有》

150.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 1と2は好きだが、この3は嫌いだ。●苺のクマが嫌いだ。映画の後半に命を助けられ、お返しができるチャンスに、なんと「おまえらみんな死ね」という態度と行動。驚いた。スタッフの選択、子供が観るアニメで「よくやった」と思う。●でもこの3は大人向けと思うし、胸糞悪い展開だった。●保育園は苺のクマが去った後、平和になったと描かれる。でも、アンディのオモチャたちを迫害した幹部たち、奴らはそのままだから違和感がある。●映画のラスト、アンディは全てのおもちゃを女の子に譲る。さらば子供時代。■でもスタッフの多くは、職場におもちゃに持ちこんで仕事している(苦笑)。アニメは「さらば子供時代」ができなかった人たちが作る。アニメスタッフと観客は違うってことなのだろう。★6点[DVD(字幕)] 6点(2014-06-23 03:09:53)

151.  モンスターVSエイリアン 《ネタバレ》 SFモンスターのコメディアニメの佳作。 キャラデザインがリアル寄り。 メインキャラはもちろん、大統領まで「お馬鹿」で楽しい。 あらすじ。 エイリアンが責めてきた。 地球のモンスターたちが戦う。 単純な映画。 でも見方(切り口)がブラック。 だから嬉しい映画。 最初から、ワクワクした。 モンスターはみんないい奴だけど、半魚人が地味にいい奴。 エンディングもちょっと凝ってるし楽しい映画。 監督・脚本が『ガリバー旅行記』と同じ、ロブ・レターマン。 アニメから「すぐ」実写に行く監督が増えた印象。 ★8点![DVD(吹替)] 8点(2014-06-22 21:54:56)《改行有》

152.  真夏の方程式 《ネタバレ》 ある弁護士が言ったそうだ。「法律なら、いかようにも解釈してみせましょう」。●この映画、発端は、若い頃モテモテだった妻の浮気と妊娠である。隠した結果、家族三人の全員が罪人だ。二人も殺されている。緑岩荘は「地獄の旅館」だと思うし、幼い少年まで巻き込んでいる。●前作『容疑者Xの献身』は、ホームレスの命を屁とも思わない連中が、互いに思いやり叫び合う映画だった。今回は、「平穏な家庭を維持するためなら、殺人も冤罪も仕方ないよね」って家族が出てくる。善人を装う、臆病で卑劣な、秘密主義の家族である。●雪のふる中、15歳くらいの少女が、さっき出会ったばかりの悪女を、包丁持って追いかけて刺し殺した。「でも真面目で利口で優しい子なんです」「えっ?」■脚本の福田は、壮大な実験をしているのかもしれない。「涙なんて簡単に流せますよ」って。★もしそうなら愉快なので、10点差し上げる。実際、成功しているようだし。■追記■2週間、お遊びで、51人中「唯一人」の10点にしてた。でも、やっぱり0点。★当然だよ♪[地上波(邦画)] 0点(2014-06-22 02:21:31)(良:2票)

153.  ブギーポップは笑わない 《ネタバレ》 この映画は嫌いじゃない。高校生男女の青春ホラー映画で、スタッフとキャストが真面目に作った映画と思う。でも空回りしている気がする。なぜなんだろう。●たぶん問題なのは、漫画やアニメの世界を「そのまま」実写でやったこと。クサいセリフが多過ぎるし、ブギーポップに魅力がない。高校の文化祭で、日本人顔の役者たちがジョセフィーヌやスティーブンと真面目に呼び合う感じで、苦笑いしてしまう。●村井さだゆきは、たぶん脚本家として実力があるハズ。でもこの映画では説明セリフが多過ぎる。●一言でぶった斬るなら「ダメなオタク映画」。センスがない、なさ過ぎる。●「ぼくは自動的なんだよ」なんてセリフを実写で言わせるなよ。つまり企画が悪いんだ。『男はつらいよ』を1980年代に「リアルなキャラデ」でアニメ映画にするようなもんで企画が間違ってる。えっ、この例えが間違い?★ラスト、二人のヒロインが初めて出会って握手する。★7点![DVD(邦画)] 7点(2014-06-18 19:19:36)

154.  十五才 学校Ⅳ 《ネタバレ》 学校シリーズの第四弾。でも今回は、不登校の少年(15)が主人公。だから学校が舞台じゃない。●大介は神奈川の家から屋久島を目指し、ヒッチハイクで一人旅をする。そしてラスト、半年ぶりに中学校に登校して、出席の返事をするところで終わる。●旅のエピソードは四つあり、どれも印象的。それが終わって屋久島から戻る船上、「僕の旅は終わった」と独白して、場所は神奈川の家にイッキに飛ぶ。大介は2週間ぶりに帰宅して、家の周辺が小さく見えた。●ラスト、自主的に登校したのだろう。旅の中で、人間社会とのつながりを実感し、「社会に馴染む決心」をしたのだと思う。な~んて、説教臭さを感じない傑作ロードムービー。特に登のエピソードが好き。■ところで邦画では、ジブリアニメが大きな顔をして20年以上だが、『魔女の宅急便』『耳をすませば』『猫の恩返し』『コクリコ坂』などの青春アニメより、この『学校4』の方が遥かに豊かな青春映画。「15歳か…ええなァ!」★10点![地上波(邦画)] 10点(2014-06-18 00:27:14)

155.  学校の怪談2 《ネタバレ》 この2作目が一番好き(シリーズは4まで観ています)。私が、怖さを求めておらず、ほのぼの系が好きだからでしょうか。●正直、しょーもない映画とも思います。でも観ていて安心感があるし、ユーモアがあるし、楽しい雰囲気が好きだし、子供たちが楽しそうなのが好きなんだと思います。●いろんなエピソードがあって、心に残る映画だと思うけど、ココでの評価を読むと――そうでもないようで不思議だし残念です。★私がこの映画で一番好きなのは、笛の少年(ケン、8歳)が最後まで喋らず、でも(野村宏伸演じる)泥棒だけが理解するから。●前田亜季は可愛いし、西田尚美も可愛いし、米倉斉加年はとぼけた演技が楽しいし、岸田今日子が素敵だし(時計にこだわるとこ、、廊下を曲がるとこ、写真に戻ったとこ)。●事件が解決し、野村宏伸が学校の門で児童たちとサヨナラ。子供たちの「また会えるよね」の呼びかけに、振り向かず応えないのが素敵です。そしてラストシーン、電車とバイクはY字に別れて行く。「俺のような泥棒になるんじゃねーぞ」と勝手に受け取りました。「いいな~、作り込まれてるな~」。だから私は好きな映画なんです。■余談ですが、パンフに7人の子供たちの手書きのプロフィールと作文。1996年の映画で約20年前だから、みんなもう30歳前後(世代交代してるよ)。それと監督と脚本家の対談が掲載。ケンが喋らない理由が分ります(監督も知らなかった)。★10点![地上波(邦画)] 10点(2014-06-17 00:08:01)

156.  容疑者Xの献身 《ネタバレ》 「好きな人を助けたいなら殺人OK」と推奨する映画。 なぜなら、主人公による殺人を「美談」にしてるから。 私はホームレスは嫌いで、近くにいたら息(呼吸)を止める。 でも殺してもいいとは思わない。だって同じ人間じゃないか(棒読み)。 ところで、ゴダイゴのヒット曲『ビューティフルネーム』が好きだ。「♪なまえ、それは、もえる、猪木」。 たぶん石神は、殺したホームレスの人の「名前」を知らない設定。 「愛する女性を救うため仕方がないんだ。あんたが誰か知らないが、悪いが死んでくれ!」 「はァ?」 今敏監督の映画『東京ゴッドファーザーズ』が好きだ。 ホームレスといってもね、色んな境遇の人がいると思いますよ。挑戦して大失敗、保証人で夜逃げ、家出など。 殺人は起こる。だって人間だもの。 でも、人を道具扱いして殺した男の物語を「美談」にしてるこの映画はね、やっぱりね、ダメですよ。 ★文句無し、躊躇なく0点! 【追記】 サム・ライミ監督作『スペル』の主人公の女性は、死の宣告を他人に肩代わりしてもらえる人を探す。たとえばホームレスを見るとき、迷い、罪悪感を感じる。 だが、この映画の主人公の男は、愛する女性が逮捕されないためにホームレスを殺し、罪悪感がない。テレビ放送ではそう思ったし、主人公はホームレスの人生を完全に無視していた。それが人間の現実かもしれない。だが映画でそれは困る。 【追記2 2024-05-15】 難病の幼い我が子(娘)の手術費用のために、本を読まない男が、大金だけを目的に「名前も作品も知らない人気小説家」の家に強盗に入って大金を得る。我が子は海外で手術をして、大成功してニュースにもなるという話。酷いことに、男は強盗の時に小説家の幼い娘を「顔を見られた」という理由で殺していた……。 犯人の男は身勝手だが、父親として、我が子を助けるために必死で強盗をした。もし逮捕されれば、我が子は殺人者の娘ということで非難されるため、絶対に捕まるわけにはいかない。犯行を有耶無耶にするため男はある行動をして成功し、犯行は永久にバレることはない…という話。 さて、もしそんな小説がヒットして、さらに感動作として映画もヒットすれば、その映画を観る小説家や小説家志望者が大勢いるだろう。だけど、どんなに映画が面白かったとしても、小説家とその娘が被害者だから、小説家や小説家志望者たちはとても不愉快な気分になるような気がするのである、たぶん東野圭吾氏も。 【小情報 2024-05-15】 文藝春秋の「オール讀物」2005年9月号の405頁で、この『容疑者X』の作者東野氏が自作『容疑者X』について「会心作です」と語っている。[地上波(邦画)] 0点(2014-06-16 06:20:37)(良:2票) 《改行有》

157.  東京物語 《ネタバレ》 世界でも有名と評判の小津監督の代表作。「どうせ、甘ったるくて古臭い映画だろ」「有名だから信奉されてるだけさ」。●違った。人間を優しく冷たく、そのまま表現している映画と思う。もちろん映画だから嘘だらけだし、わざとらしいけど。●孫より子供が可愛いというのが、正直過ぎて笑えた。実際、孫なんてさ、幼児なんてさ、可愛いもんじゃない。馬鹿でわがままだしさ。●大人になるとは、妥協して無視すること。家族でも、親子や兄弟を無視するのが現実。絆は虚構。●悲しくて、冷たくて、優しくて、現実っぽい映画。古くならない映画だと思う。■1950年代の「名作」は厳選されてるから、現代の映画より高品質だと思う。「古いけど面白い」と書いてる馬鹿がいるが、「古いから面白い」ことに気付けと思うな。★10点[DVD(邦画)] 10点(2014-06-15 05:57:00)

158.  ボルト 《ネタバレ》 ニューヨークの野良猫「黒猫ミトンズ」は、路地裏でずっと自分を捨てた飼い主を恨んでいた。そして世間知らずの「白犬ボルト」に出会う。ボルトは、飼い主の少女ペニーを信じて疑わない。だから旅の途中で(ボルトと)対立して別れたが、「ハムスターのライノ」と共にボルトを追いかける。最初はあんなに嫌っていたのに。●つまりこの映画の「真の主人公」はミトンズ。捨猫から、ペニーの家の愛猫になった。ニューヨークからハリウッドへの旅は、黒猫にとって大冒険だった。鳩をいじめる意地悪な猫から、大きな試練を乗り越えて、優しい猫に変わった。たぶん、もう二度と鳩をいじめないと思う。●さて、タレント犬から「ふつうの犬」になったボルト。その展開は地味に見えるが、実は以前より幸せになった。だってボルトは人間じゃなくて「ペニーの飼犬」なんだから。ペニーと一緒に暮らすこと、それが一番の幸せ。エンディングの、(スペシャルに可愛い絵の)アニメーションが素晴らしい。●嘘臭くない、地に足のついた「名作」だと思う。「いつもの嘘っぽいディズニーアニメだろ」と、ずっとバカにして観なかったことに反省。ちなみに、同じハワード監督の『ラプンツェル』も素晴らしかった。★10点![DVD(字幕)] 10点(2014-02-21 06:39:22)(良:1票)

159.  風の谷のナウシカ レンタルDVDで、片山一良と庵野秀明のコメンタリーが楽しめる。もちろん監督・宮崎駿のことばかり。この映画の演出助手と原画を担当した二人だから、アニメ技術をメインに、宮崎駿への(愛ある)悪口大会が楽しい。当時の思い出を語り合う、親友としか思えない二人。まさに言いたい放題で楽しい。■画作りに関するコメントが多くてタメになる。絵コンテ片手に観るとさらに面白い。撮影処理、演出法など、「こうすれば、こう伝わる」というのが分かる。撮影処理法(ダブラシ、スーパーなど)が一瞬で分からないとアニメの監督は務まらないのだろう。「庵野秀明はアニメ監督なんだな」と感心した。片山一良の人柄も分かった気がするし、アニメの裏方が好きな人には「有意義なDVD特典」だと思う。■プロデューサーの高畑勲。その、現場での印象が生々しかった。やはり高畑勲は「怖い」。★コメンタリ―に10点![DVD(邦画)] 10点(2014-02-12 00:33:02)

160.  映画ドラえもん のび太の恐竜2006 《ネタバレ》 アニメーターの仕事に大満足! 公園の池に放したピー助が、大騒ぎになる。 考えてみれば「ドラえもんの存在」の方が凄いが、「それは言わない約束でしょ」。 この映画の対象上限は小学生。大人が観るのも自由だが、あくまで子供のための作品。 ところで、桃太郎印のきびだんごを使って、(ダチョウによく似た)オルニトミムスを馬代わりに移動するシーン。ドラえもんが楽しそうに、みんなに言う。「さァ、オルニトミムスは僕らの友だちになったよー!」と。すると静香ちゃんが「ヨロシクね♪」と挨拶。でも「奴隷」だよ。絶対に「友だち」じゃない(絶対にな)。ツッコミ役がいない。そんなふうに思う私に『ドラえもん』は楽しめない。 だから正直、すごく映像は楽しかったけど、「キャラと話」が面白いとは思わない。 作画に10点![DVD(邦画)] 10点(2014-02-08 13:45:10)《改行有》

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