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タイトル名 |
戦国自衛隊 |
レビュワー |
heeさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2006-11-13 21:26:43 |
変更日時 |
2006-11-13 21:26:43 |
レビュー内容 |
戦国自衛隊にSFスペクタクル、架空戦記的なものを求めるならば、半村良の原作を読んだ方がいい。 この映画は、「戦国自衛隊」を原作としつつも若い自衛隊員(伊庭を含む)の多様な生き方を描いている青春ドラマだから。 あるものは、与えられた状況から抜け出したいと思い、あるものはその世界で1番になることを望む。 またあるものは、種種のしがらみからの開放を望み、あるものは、与えられた環境で精一杯生きようとする。 ひとりひとりが生きる(死を選ぶことも含め)事をここまで丁寧に描いた作品と観れば、見た目のちゃちさにばかり目が行ってしまうことはない。もっともそれをいっちゃぁ、おしまいかもしんないけど。 原作通りに映像化したら、当時の予算ではとても出来なかったと思う。 そういう意味で、こういう描き方は正解だと思います。 上記の理由で、この点数。 SFアクションとしては2点くらいか。
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