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ファントム・スレッド - ころりさんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ファントム・スレッド
レビュワー ころりさんさん
点数 6点
投稿日時 2020-12-07 21:58:54
変更日時 2020-12-07 21:58:54
レビュー内容
あの『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に続くPTA監督とダニエル・デイ=ルイスのタッグ、期待しないわけがない。序盤、初老の職人の美しい所作と厳格さ。そこに突如現れるウェイトレス。微妙に美人すぎないのがリアル。でも、服飾職人には彼女の立ち姿に「何か」を見たのだろう。そういう「何か」を描くのはPTA監督の18番。とくに職人の仕事の「完璧さ」を損なう客に対する行動によって、二人が心から「結ばれる」のは、まさに職人世界にある独特な価値観を見事に具現化している。ここまでは、過去最高傑作かも・・とワクワクしながら見てた。しかし、職人とモデルの関係は徐々にねじれていく。ここまでいつの間にかどちらが優位にあるのかわからなくなり、これまであり得なかった災厄を職人の「仕事」に持ち込む。完璧だった仕事が損なわれ、職人から生気が消えていく。PTA監督、これはいったい何を描いているのだろう。ファムファタルものなのかとも思うけれど、ラストの「穏やかさ」には完璧な世界からの解放さえも見える。自身が完璧主義者であり天才肌のPTA監督が描く、天才職人の完璧な世界の彼岸・・・とでもいうわけなのか。ただ、それがもう1人の天才ダニエル・デイ=ルイスの完璧な俳優人生を締めくくる映画なのだとしたら、その解放をもたらしたのが「毒キノコスープ」なのかと思うと、何だか居心地が悪い。
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