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美しき冒険旅行 - とらやさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 美しき冒険旅行
レビュワー とらやさん
点数 8点
投稿日時 2015-03-06 17:32:19
変更日時 2015-03-06 21:28:38
レビュー内容
文明社会に住む人間、しかもか弱い少女と幼い弟を突然未開の地へと放り出す。
妙に体にピタッとした白いブラウス&ミニスカで未開の地を冒険するジェニー・アガターが大健闘です。

果てしなく未開の風景が広がるオーストラリアの砂漠の厳しい自然。水も食料も無い。
そしてWALKABOUT(大人になるための儀式の旅)途中のアボリジニの青年との出会い。
ニコラス・ローグ自らが撮影を担当したオーストラリアの大地の映像は神々しく美しい。
しかし美しくも自然は厳しい。生存競争に敗れた動物には、やがて蝿や蛆が群がり骨だけの無残な姿になる。
本作を見るほとんどの者は文明社会の住人であり、この姉弟と同じ価値観、目線で本作を見るでしょう。
様々な動物や美しい鳥も登場します。アボリジニの青年の狩りのシーンは残酷でもあるのですが、
この土地で過酷な自然環境の中に住むアボリジニの青年にとっては、そんな動物も鳥も生きる糧。食糧。

しかし姉弟とアボリジニの青年が出会って以降は平和な時間が流れます。
しだいに弟はこの青年になついていく。青年は姉に恋をする。
言葉は通じなくとも文明社会の住人と未開の地の住人の意外にもほのぼのとした交流。
でも、最後には哀しい結末が・・・。

こういう映画によくみられる白人や文明社会への問題提起や批判を前面に押し出している訳でもありませんが、
終盤、突如人間が造ったアスファルトの道が現れる。道路に沿って立つ電柱と電線に不思議な違和感があります。

ラストで元の世界に戻った少女はすっかり大人になっていました。
恋人がビジネスと厳しい競争社会の現実を語っている。
彼女はそんな話はうわの空で、厳しい生存競争があったオーストラリアの日々を思い出している。

あの日々は彼女にとってもWALKABOUTということだったのでしょうか。
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