みんなのシネマレビュー
パターソン - とらやさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 パターソン
レビュワー とらやさん
点数 8点
投稿日時 2018-08-12 20:12:34
変更日時 2018-08-12 20:15:28
レビュー内容
パターソン市で生まれ、今もこの街で生きるバスの運転手で余暇に詩作をする若者パターソン君が本作の主人公。
朝、恋人と一緒のベッドで目覚め、出勤し、バスの発車前のわずかな時を利用しノートに詩を書きとめる。
同僚との会話の後バスを発車させる。運転中はパターソン市民である乗客の会話が作品をうまくつないでいく。
仕事が終わり、恋人と食事をしその日あったことを話し、犬の散歩、そして行きつけのバーで人のいいマスターと常連客達とのやりとり。
毎日ほぼ同じ行動の繰り返し。時にトラブルはあるが基本的に大事件は何も起こらない。淡々としたパターソン市とパターソン君の日常。
でも、多くの人にとって、日常ってそういうもの。
パターソン君の行動範囲に定点カメラが据えられているか如く、規則正しく彼の毎日を映し出していくので、
淡々と抑揚のない作品でありながら、作品のテンポがとてもいい。
今日は同僚とどんな会話をするのか、どんな乗客が乗り込んで来るのか、
さて、日も暮れてそろそろバーに出かける時間だな。意外性の無い彼の日常が次第に楽しみになってくる不思議な心地よさ。
パターソン君とパターソン市の人々や恋人とのやりとりに挿入される、
クスッと微笑ませてくれるような普通の人々の日々の暮らしの中にあるささやかな笑いドコロ。
このあたりには実にジャームッシュらしい独特の空気、そして楽しさがあります。
特に今日は何を言い出すのか、明るく朗らかな恋人の存在が淡々とした日常を描く作品の中でいいアクセントとなっています。
架空の町ではなくアメリカに実在する町パターソンで生まれ、
仕事の傍ら詩を発表し続けた実在の詩人に捧げるという意味合いもあるであろう本作「パターソン」の主人公は
パターソン君であると同時に、この詩人を輩出し、様々な愛すべき人物が登場したパターソン市そのものでもあったのでしょう。
とらや さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-26地平線から来た男65.77点
2024-04-15ティル・デス76.00点
2024-04-01すべてが変わった日76.66点
2024-03-18野獣暁に死す54.91点
2024-03-18海上48hours-悪夢のバカンス-65.25点
2024-02-20ディープ・ブルー244.75点
2024-02-16誇り高き男76.25点
2024-02-10デッド・ドント・ダイ54.88点
2024-01-30シング・ア・ソング! 笑顔を咲かす歌声77.00点
2024-01-16ゲットバック65.16点
パターソンのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS