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クリード 炎の宿敵 - ころりさんさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 クリード 炎の宿敵
レビュワー ころりさんさん
点数 6点
投稿日時 2019-05-05 08:16:31
変更日時 2019-05-05 08:16:55
レビュー内容
もともと陳腐で使い古されたストーリーを新しい語り口で描き直したところに前作の成功ポイントがあったと思います。続編でも、その流れを継承し、基本的には前作でよかったことをそのまま素直に繰り返している感じで、監督が代わったことも忘れそうでした。さらに、挑戦者がチャンピオンになる物語よりも、チャンピオンになった後の物語のほうが圧倒的に難しいのは、『ロッキー』シリーズがすでに物語っているわけで、その意味ではけっこう困難なチャレンジだったけれども、それを淡々とこなした一作だと思います。
ただ、見ているうちに徐々に違和感が・・・。たぶん、一番の違和感は台詞や絵作りの平板さ。そこは監督交代の影響をもっとも受けた部分でしょう。ライアン・クーグラーの挑発的な絵作りや凝った台詞回しに比べると、序盤のプロポーズをめぐる顛末などベタ過ぎてちょっと恥ずかしくなるくらいの作り。ドラゴ親子の台詞や環境もベタ過ぎてひねりが足りない。それから2番目はロッキーの位置が微妙だったこと。病気の件が前作から続いているのに、今回のロッキーのミッションは孫に会うこと・・・というのがあまりにもドラマとして弱い。自分の体よりも家族のほうがはるかに難しいというのはわかるのですが、ちょっと無理矢理とってつけたようなドラマでした(ただ、孫が本当にエイドリアンの面影を持ってたのには感心したけど)。そして3番目はドラゴ親子の妙な存在感。ドルフ・ラングレンのキャリアや老けたブリジット・ニールセンなど、スクリーンの外のドラマがあまりに強烈過ぎて、後半はアドニス側の物語を完全に食ってしまいました。それは、この映画の強烈な魅力でもあるのですが、ちょっとバランス崩し過ぎかなあと。そして、4番目はフィラデルフィアという街の存在感が完全に消されてしまったこと。フィラデルフィアは『ロッキー』という物語の魅力と一体だと思うのですが、今回の作品はレストランのベタな描写以外はあっさりと切り捨ててしまいました。ということで、楽しく揺さぶられる一作だったけど、あの強烈な完成度の一作目と比べれば、残念ながら数段落ちてしまったかなあ。それは、この物語にとってはある種の「宿命」なのかもしれませんが。
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