267.私は幕末~明治の日本史が大好きなのですが、非常に楽しめました。いわゆる時代考証ですか、その辺りで変なところはありますが、力でねじ伏せられるようにして見入ってしまいました。過去の日本そのものを好意的に捉えてくれて、好意的に題材にしてくれた洋画でした。今日の日本はこのようないい題材にはなり得ませんね。 |
266.素直におもしろいです。確かにアレ?と思うところや、勝本が絶対的に正しいのかというと…うーん。前評判や、オスカーにノミネートされたりと絶対面白いんだろうなと期待して見ても十分元は取れる感じ。侍を見るとなぜか日本人の心を揺さぶります。外国人なのに良くがんばったって事で七点 【マキーナ】さん 7点(2004-07-01 19:34:27) |
《改行表示》265.高得点をつけたい要素と低評価にせざるをを得ない要素が混在していて決めかねており、仮の点数として現時点での平均点に近い7点を暫定評価とする。 吉野の里の情景が気になって仕方なかった。山の中を馬にまたがり疾走する侍たちはどうしても中世騎士ものとかぶるし、村の中はひどいもので取ってつけたような鳥居、見下ろした全景がLOTRのローハン城下街と変わらないように見えた。鉄道敷設のシーンも衣装が違えば西部劇と変わらない。アイテムは日本的だがどうしても日本のようで日本でない、日本テーマパークのように思えて仕方なく、そこに日本の心を感じることはできなかった。真剣に作っているゆえにむしろ違和感を禁じえず、その異様な風景は、共に理解し戦うようになってもなお越えられない壁が何か存在する、監督がどんなに日本通だとしてもやはりアメリカ人なのであり、外から日本を眺めている時間の方が長い人間の限界をも示しているとは言えまいか。サムライの美学と言う表面的なテーマ以上に、理解しているつもりであっても自分自身のことではない以上100%理解することはできない、それゆえに対等な立場で心を通わせあうことがどれほど難しく、そして重要か。二時間半の長尺もその思いを後押しする。違う世界に住む人間が心を通わせるには普通よりも長い時間が必要なことを。やはりこれは日本を描いた映画というより、中世の騎士道と同じで、失われた美学に題材を求めたファンタジーであり、ノスタルジーにも似た感傷にこそ感動を覚える種類の映画ではないだろうか。それにしても奈良県の人はこの映画をどう見たんだろう。気になる。 |
264.これはハリウッドの娯楽映画なのだな、と思った。武士道とか、サムライとか、どうだっていいのよ。ファンタジーと一緒。日本人以外がこれを見る感覚は、「ラスト・オブ・モヒカン」とか「ブレイブ・ハート」を我々が見るのと一緒。藤本ひとみの小説を読むのと一緒。大地真央の洋もの芝居を見るのと一緒。をわおゴージャス、神秘的、ちょっと変? まいっか、映画だし。 どうせそうなんだから、思いっきりブチ壊してくれた方がまだきっと楽しかった。どうせなら全員全部英語にして、敵を思いっきり無能でオバカに描いて、もっと日本人の閉鎖的なイメージをバシバシ出して、それでも村人と打ち解けちゃうナイスガイ、ネイサン@トムクルーズみたいなストーリーにすれば、もうちょっと米国でヒットしたのではなかろうか。変にコムズカシく描いているから、外国人にはいまひとつ理解しづらいだろうし、日本人から見ると、頑張っているけどそれでもやっぱりちょっとヘン。とても宙ぶらりんで、中途半端な映画。渡邉真田両氏の熱演が空回り。個人的に小雪さんは綺麗で良かったです。日本女性的美しさをアピールしていた彼女が一番エライかも。 【ともとも】さん 4点(2004-06-27 10:55:33) |
263.皆さんが言うように、日本を舞台にしたハリウッド作品としては上出来でしょう。余談だけど、日本に好意的なこのような作品が作られること自体、ブッシュ=小泉の関係が良好な現在の政治背景と無縁で無い気がする。 【じゃん++】さん 7点(2004-06-27 01:48:16) |
262.なかなか楽しめる映画だった。思い切ってシンプルなストーリーにしているのが、かえって迫力のある戦いの映像や重みのある会話を際立たせていて、のめりこめた。史実的にどうのとか考証がどうのとか、言えばきりないけど、そういうのはどうでもいいと思えるぐらいに「見せる」映画だと思う。 【ぽん太】さん 7点(2004-06-26 15:01:59) |
《改行表示》261.勝元がなんのために戦い、なんのために死んだかを考えるとこの映画の良さが分かる気がします。 サムライの生き様とは全ては君主のために生き、君主のために死ぬ。それこそが名誉であり、戦場で死ぬことは誇りである。まさに勝元こそラストサムライだった。 サムライ的精神はパーフェクトに描かれてはいるけど、あまりに美しく描きすぎてて、死ぬことが誇りとはいえ、ラストあたりの悲壮感が全く感じられないのはどうなのかなあ。 美しく描くのなら、勝元の死に際に詩を完成させて欲しかった。 やや硬い話にいくつかの笑いを入れて中和させていたのも良かった気がする。タップするトムとスローで殺陣を再現させるトムには笑ったなあ。 |
260.別に侍になれってわけじゃないけど、今の日本人は日本を忘れすぎてるかも。 【ゲソ】さん 9点(2004-06-22 01:44:56) |
259.「サムライ」「ブシドー」への憧憬をそのまんま映画にしたような・・・。でも、美化されまくった「サムライ」達の姿はゾクゾクするほどカッコ良かったですよん。 【あさ】さん 6点(2004-06-19 18:25:57) |
258.史実とか時代考証とかよりも、まず娯楽映画として純粋につまらなかったです。ボク的には、渡辺謙よりも真田広之のほうがサムライのイメージに近いです 【カフカ】さん 4点(2004-06-19 16:41:14) |
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257.なんか邦画にトムクルーズが混ざったって感じで、渡辺謙のが断然目立っててかっこよかったし、英語ぺらぺら!内容的には私はイマイチだったから、これはこのキャストじゃなかったらここまで話題になってなかったんじゃないかな?トムがはいてたジャージーみたいなのがずっと気になってしまいました(^^;) 【fala70】さん 3点(2004-06-19 00:09:47) |
256.負け戦に挑む姿に感銘して評価を上げました。この時期にしては反政府軍の武器が旧式すぎて弱すぎ、刀の時代はちょい前に終わってしまっているのに無念。大和魂ということなのか、武士団が大和の中の大和・吉野に篭ってるとは…六本木で鑑賞しましたので、外国人のお客さんが多く、日本人がさして笑わないとこでもゲラゲラ笑っていたのには、海外でもそうだったのか気になりました。 【axion】さん 7点(2004-06-17 04:54:46) |
255.この前観ました。思った事は、まずかなり日本が良く描かれていた事に驚きました。明治初期の文明開化の時代をよく調べていてうれしいです。舞台が日本だけあってただの映画とはどこか違ったおもしろさがあって楽しめました。ただ…日本にあんな小さな南国の木生えていたか?あんな広大な土地、山があったか?田んぼが丸い?!少し残念でした。俳優はすばらしかったです。渡辺謙さん、真田広之さん、もちろんトム・クルーズも。最後の合戦、あれは本当にサムライが格好良く見えましたね。大村益次郎の憎かったこと。どこまでも嫌いな存在でした。この映画を観終わって武士道に興味を持たなかった人は少ないはず!僕も改めて考えさせられました。外国に染まっていない時代、日本はこんなにも良い文化を持っていたではないか。このサムライ、武士道の存在を忘れてはいけないと思います。今じゃ外国に染まり過ぎだ。 【J.ギリガン】さん 9点(2004-06-15 00:38:20) |
《改行表示》254.渡辺謙は世界の三船を超えた!!が、この作品もダンス ウィズ ウルブスもそうだが映画の作り手であるアメリカ人が言いたいのは異文化の対する敬意なのか、哀れみなのか、この部分をクリアにしないとアメリカの未来はないでしょう。この作品を見た外国人はサムライに対して敬意を払うのかそれとも哀れみの心を抱くのかそりゃー見る人それぞれだろうがなんか今だに(いやむしろ今のほうが)西洋文化人の根本、善良な人であればあるほど後者のほうに心が動いてしまうんじゃないだろうか。私としては外国人にも「サムライってグレイト!」って言う単純明快な感動を共有してもらうだけで満足なのだが・・・ この作品で活躍した渡辺謙、真田広之らをはじめ、その他の日本人の名優の演技が今後さらに世界で活躍することによって何かが変わることに期待、大!! 【スーシホ】さん 9点(2004-06-14 16:23:29) |
《改行表示》253.横浜の街、笑みを売る花魁など、極めて印象的な映像が幾つかあった。全体のストーリー自体は薄っぺらく、そこに再現された歴史上の日本には違和感を覚えざるをえない。しかし、異文化のフィルターを通して示された過去の像を見つつ、「ふーむ」と思って考えてみると、自分達も伝統的に造られたフィルターを通じて過去を見ているのであって、その像が実物そのものなのではないと気付かせてくれる。(日本の時代劇に、もっと映像的な想像力があれば、取るに足らない映画になるのですが、、、、) 【王の七つの森】さん 7点(2004-06-14 10:21:48) |
252.戦のシーンは迫力があったし、渡辺謙は雰囲気があってよかった。ただ展開が読めてしまうので、途中でダレてしまう。説明的なセリフが多すぎる・・・と思ったのは私が日本人だからか。 【ナオちん】さん 4点(2004-06-13 18:16:32) |
251.時代錯誤の感は有りますが、結構面白いと思います。銃弾の中をもろともせず突っ込んで行くシーンは感動です。世界のケン・ワタナベはさすがに迫力ありました。日本にもすばらしい役者がいることを証明してくれました。《拍手》 【みんてん】さん 8点(2004-06-13 13:20:58) |
《改行表示》250.トムだからこその映画だと思う そうじゃなかったらここまで売れない 謙さんは良かったよ ラストは…(小雪の元へ)は((+_+))かな 気合入れて観に行った割には二箇所寝ちゃったんで…f^_^; 【栗頭豆蔵】さん [DVD(字幕)] 4点(2004-06-13 12:24:46) |
249.これ観て素直に感動できる人は真の日本人。逆に感動できないひとは・・・ 【映画界の貴公子】さん 10点(2004-06-12 20:21:54) |
248.相当期待していたんですが・・・決定打はやはり接吻シーンでした。戦とはいえ、夫を殺された相手に惚れてしまう妻なんてありえないでしょう。父を殺した相手になつく子供もありえない。もうこの点だけですっかり白けてしまって、あとはどうでも良くなってしまいました。あとは皆さんもご指摘されていますが、サムライ達が何の為に戦っているのかという動機付けがまったく描かれていない為、まったく感情移入できませんでした。期待感が大きかっただけに・・・残念! 【ひかり109号】さん 3点(2004-06-12 16:28:36) |