118.優しい気持ちになれる映画の典型だと思う。妹のために頑張るお兄さんも良かったけど、ちょっと抜けたところのあるお父さんも好感がもてた。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-26 10:44:48) |
117.私は映画において路地裏の登場するシーンがとびきりのお気に入りで、表通りにはない繊細な感性の行き交いに魅了されてしまいます。最たるが「赤い風船」の風船と少年ですが、この「運動靴と赤い金魚」も路地を走る幼い兄妹の姿に魅せられます。「もっと早く来いよ」「すぐに走ってきたわ」、学校が終わってすぐに駆け出した妹を見ている我々は、ひどいことを言う兄だな~、と思ったりするわけですが、兄は兄で遅れまいと必死なのがよく伝わってきます。始終悲哀に満ちた兄の表情と喜怒哀楽のグラデーション豊かな妹の表情、この表情が貧しい家族の断面を切り取っていくのですが、シャボン玉に二人揃って嬉々とするシーンは生活を離れた子どもの表情が見えたりしてほっとしますね。ラストの赤い金魚は、「赤い風船」の少年に群がる風船にダブってしまいました。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 13:05:13) (良:1票) |
116.もし自分にあんなに可愛らしくて無垢な娘がいたら、絶対に嫁に送り出したくないです。 |
115.愛すべき小作品。お兄ちゃんが帰ってきた後に靴を見に行こうとする妹がかわいい。「明日どうやって学校に行けばいいの?」「スリッパで行けばいい」は爆笑! 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-26 22:00:14) |
114.テレビ番組「はじめてのおつかい」を髣髴とさせる、子供の可愛さ全開の作品。兄のえなりかずきを思わせる老け顔が気になったが、あまりの情けなさに可愛く見えてくるから不思議だ。妹も文句なしに可愛らしい。「天使のような子供たち」という原題にあざとさを感じずにはいられないが、わかっていても監督の術中にはまってしまう。DVD特典の採用秘話は必見。 ラストでは金魚がお兄ちゃんの頑張りを称えてくれたということかな? けっしてカバの背中をつつく鳥みたいに、寄生虫をエサにしているわけではないよね? あと、親父、お前はもっと頑張れ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-28 04:10:05) |
113.イラン映画、びっくりです。こんなにも良い映画を撮るとは思ってもみなかったです。物語自体はシンプルで最近のハリウッドの大作みたいに派手な映画ではないし、けどそれがこの映画の一番の良い所です。妹を思いやる兄の姿に感動致しました。 【青観】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-15 21:34:25) (良:1票) |
《改行表示》112.小さい頃はほんの些細なことで本当にものすごく悩んだり考えたりしたものですね。ここまで子供の視点で描かれた作品って滅多にないと思います。 【MINI1000】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-15 20:40:02) (良:1票) |
111.同時期の自分と比べ、物の価値観や家族への気持ちがほんと真逆で恥ずかしくなりました。チャームな兄弟愛をありがとう。 【モチキチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-09 13:41:51) |
110.ラストが宙に浮いてしまっている感がありますが(もしかするとTV用に編集されているのかもしれませんが)、それ以外は良くできた映画だと思います。それにしても、これだけ登場人物が走りっぱなしの作品はそうそうないのではないでしょうか。アクション映画でもないのに。 【K】さん [地上波(吹替)] 8点(2005-05-12 17:29:52) |
109.ここまでの貧乏暮らしは経験ありませんが、ほんの30年前は日本でも服一着、靴一足買うのは中々大変でした。1950~60年代の邦画にも、名も無く貧しく、しかし美しく健気に生きる子供達は多数登場しています。当時はユニクロもABCマートも無かったし(地方にはユニクロはあったかな?)、馬鹿親(しつこいようですが親馬鹿ではない!)がブランド子供服を買うのに109-②に並ぶなんてのもあり得ません。最近の人は本作を観て目から鱗かもしれませんけど、日本もこんな家庭が珍しくない時代を経て現在に至っているのです。とにかく、物は大切にしましょうネ、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-09 00:37:09) |
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《改行表示》108.清貧とはまさにこのことと「たそがれ清兵衛」に続いて教えられました。貧しくとも清く正しく美しく・・・。正直言えば清富が一番いいのだけれど、それではうらやましくて、見ていてつい腹が立ってしまいそうだ。なにはともあれ、日本が陥ってしまった拝金地獄の前風景があります。物も人もいとおしく感じられるということは良き事かな。 【チューン】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-05-03 22:37:30) |
《改行表示》107.イイねんけどなぁ~~過剰な期待から、少しガッカリかも… 今ひとつ残らなかった… でも、小学生とかの教育系にはもってこいかと思われます。 イイ話やし、子供の表情も実に豊かで、テーマも身近でイイと思います。 少し病んですれた 自分にはちょい物足りないかな~ |
《改行表示》106.親に言えなくてこんな苦労したことってあったなぁ、、と子供の頃を思い出す映画でした。飽きずに最後まで観ることができましたが、どうも感動までには至りませんでした。いい映画なのは理解できるんだけど何故!?。 しかし、俺が靴買ってやる!!って気持ちになります。 【レンジ】さん [地上波(吹替)] 6点(2005-04-07 12:40:11) |
105.イスラム圏の映画を見るって難しいですね。、、、、結局、自分の属す文化の価値意識を脱することはできないのだけど、できる限り、想像力を発揮して、何を表現したいのだろうと考えてみるのですが、、、、、。最初は、貧富の差を告発することかとか思ったのですが、それだと、どうして運動靴が三等賞なのか説明しにくいし、、、。自分にとって価値のあるのは一等とは限らないということは、どういうことなのだろう?、、、、そういえば、植木の手入れに入ったお金持ちの家では、子どもが一人で寂しそうでした。、、、、、、ということで、、、、物質的な豊かさは決して心の豊かさをもたらしてはくれないのだ、そして近代化が進む中で、われわれイラン人は、そんなに豊でなかった時代に持っていた純粋さを忘れているのではないか、というあたりがテーマなのだと考えることにしました。、、、、だとするとけっこう保守的な映画ね。ううむ。 【王の七つの森】さん 8点(2005-02-23 12:57:32) |
104.脚本はよくできてるんだけどあざとい感動や子どものかわいさの抽出に走りすぎた演出はどうかしら的、別題を見たところ実際イランでもああいう子どもはいないんじゃないかと思わずにはいられない的映画。 【藤村】さん 4点(2005-02-04 18:17:48) (良:1票) |
《改行表示》103.とても善良な映画だと思う。「いい話」です。 【NIN】さん 6点(2004-12-17 11:31:52) |
【よしふみ】さん 10点(2004-11-28 13:18:33) |
101.イランってお国にはそない興味あるわけじゃなし、さらに、こんな平凡そーな映画なんて普通はあんまし観ないんやけど、なんなんやろ、間がさして観てしまいましてん。絶対ダルイで~って思ってたんやけど、独特なリズム、ってかテンポが、なんか変にここちよくて、妙にみいってしまい気づいたら、最後の展開にアクション映画なみにドキドキしてもーたです。イランの生活もなんかわかって観た後ちょっとしたお得感も味わえました。しかし↓のユーカラさまのレビューみて、イランのお国の映画事情ってそーやったんやと少し驚きました。とにかく平凡の中のドラマに興味ある人には(イランに興味なくても)オススメです。 【なにわ君】さん 10点(2004-11-16 01:13:07) |
100.とにかく一言、ハリウッド映画のように最先端の技術がなくても、これほど映画を面白くすることができるんだということ示した素晴らしいイランの作品。 ストーリーは至って単純。FBIもテロリストも出てこないし、カーチェイスもない。 しかしそれが面白いのだ。お兄ちゃんがマラソン大会で必死で走っている姿は、アメリカ映画の過激な銃撃戦を見るよりも、観客を緊張させ興奮させるエネルギーがある。 このように思ったのは私だけではないはずだと考える。 これはただ単に妹の靴を不注意でなくしてしまったお兄ちゃんが、四苦八苦しながらマラソン大会で靴を取り戻そうとする物語だと言い切ることができない不思議な面白さがある。 それは人間がしっかり描かれているからだと思う。 そしてそれを作り上げるために必要不可欠な「生活」が素晴らしく丁重に扱われている。 そして妹と兄という関係性の中に父親がこれもまたいい味を出している。 たったこれだけのことを映画にしてしまうイラン映画は、映画にとって何が一番大切なのかをよく分かっていると感じた。 ぜひハリウッド映画の中毒に冒されそうになったときの解毒剤に試用してもらいたい秀逸な作品。 【花守湖】さん 10点(2004-08-15 21:36:20) (良:2票) |
99.子役、特に妹がすごく可愛い!笑顔、泣き顔、ちょっと困ったような顔etc・・・。一生懸命走る姿も可愛い。あれは反則です(^^; まぁそれはさておき、やはり自分の子供の頃を思い出しますね。ほんと、他の子との違いがものすごく気になる年頃なんですよねぇ。今だったら「靴なんてなんだっていいじゃん!」とか思ってしまうんですけど、子供達にとってはそれはもう、死活問題。懐かしい感覚でした。ストーリーは、はらはらさせつつも割とたいしたことのあまりない、日常を描いているなという印象です。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-07-26 22:49:47) |