30.やはりソフィア・コッポラはセンスがいいと思いました。イイ感性をしてる。 革命とその経緯、前夜に重きのある歴史大河ロマンを期待して観たら肩すかしをくらうでしょうね。そういうのは「ベルばら」で充分です、リアルタイムでコミックで連載されていた頃に読んでたし。 思うにコレはマリー・アントワネットが見たフランス王室で、宮殿を舞台にしたアントワネットの青春ストーリーみたい。 ドレスも豪華だけど、それよりも靴とスイーツに焦点を当てているのがいい。あのパンプス、ミュールの数々は今でも通用するデザインで、私の好みド真中でした。白い下着とネグリジェの可愛らしさね。ソフィア・コッポラのこういう着眼点に感心しました。 ポップな音楽も良かった。オープニングのタイトルロールで「マリアンヌ・フェイスフル」を見つけてどこにでてるのか気をつけてたけど、わからなかった。 マリア・テレジアだったんだ・・・ジュディ・デイヴィスというのもなかなかですね。 女優の選び方がいいです。 【envy】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-09-19 12:56:23) |
29.久々にキツいのを引いてしまいました。映像は確かにキレイかもしれませんが、内容が見事にスッカスカです。衣装に金が掛かりすぎたのかもしれませんが、それでもあれはあんまりです。ただ、スパイダーマンの彼女があんなに化けるとは思いませんでした。被写体をキレイに撮る技術としては目を見張るものがあります、髪型や服装も影響するとは思いますが、それだけではない気がします。 但し、色彩の暴力はやはりキツい! 【HLB傭兵】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-25 14:51:49) |
28.ソフィア・コッポラが女性をキュートに撮ることのできる監督であることは『ヴァージン・スーサイズ 』と『スパイダーマン』シリーズのキルスティン・ダンストを見比べればよくわかると思うが、この『マリー・アントワネット』がとどめをさしてます。ただ、『ヴァージン・スーサイズ 』がそうだったようにいかにも写真家さんらしい画の中でのキュートさであり、キルスティンの困った顔も可愛い笑顔もあきれた顔もそのカットごとのキレイさとかキュートさとかは巧く撮れているのにそこからの拡がりがないというか、ただキュートなだけ、ただ可愛いだけという感じ。もちろんその、「ただ可愛いだけ」を撮るのには彼女の写真家として培われたであろう例えば顔に当てる光の角度とか強さとか色とか、あるいは化粧とかカメラの場所とか一瞬の表情を導く信頼関係の作り方とかそれを見逃さない臭覚だとかという技術と感性の賜物であってやっぱりこれも才能なのだとは思う。その才能と映画がうまく結びつけば面白いものが出来るんじゃないだろうかとデビュー作『ヴァージン・スーサイズ 』は思わせてくれたのだが、まだ映画ではなくキレイな画で終わっている。しかも、お菓子を美味しく見せるまさに写真のような画の挿入を見るに、デビュー作よりも写真の世界に近づいてるような気が・・。でもキュートな女の子が好きだからもう少し様子を見よう。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-07-07 17:58:23) |
27.映像・美術は素敵でした。 しかし、ヴェルサイユの中と外のバランスが良くない。 映画のストーリーが薄っぺらく感じられた。圧制に苦しむ国民と宮殿内を鋭く対比して彼女の悲哀を描いてほしかった。 【りえりえ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-06-16 22:24:23) |
26.出だし、「ある若い女の子の目線を通した王室の政略結婚」これは確かに発想としては面白いと思ったが、考えてみれば現代人が現代の価値観で勝手に思いをはせてるに過ぎず、待てよ現代の子がタイムスリップしてあの時代に入ったという話なわけでもないよなあ…とちょっと違和感を覚えつつ見続けていると、結局最後までその目線の距離感は変わらず、深く入り込むこともなく上っ面を撫でているだけと気づく。いい題材でこれだけのお膳立てがそろっているのに生かしきれておらずとても残念。 【とと】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-21 09:30:50) |
25.これはひどい。期待はずれ。もちろん悪い意味の方。マリー・アントワネットといえば悪女だ悲劇のヒロインだと何かと興味深い女性であり、特にフランス革命という歴史的大事件にも関わる人物。それなのに史実は全くと言って良いほど描かれていない。彼女自身が政治に頓着していなかったという目線ということにしても、これはマリー・アントワネットを語るには間違った形だと思う。例えば織田信長を描くとき、その豪華絢爛な暮らしぶりを美しい衣装や調度品やロックミュージックでポップに表現されても、それはそれで面白いかもしれないが、正しい描き方とは思えない。本能寺の変は最低限描いてほしい。つまり本作、ラストの始末が悪い。史実は別の文献で学べ、更に心の内は行間に読み取れと言うのか。何も描こうとしていない行の間を。それではあまりに映画というメディアを馬鹿にしているのではないか。もう少し内容のあるものを撮れる監督だと思っていたが残念。出直してもらいたい。これだけ苦言を呈するがキルスティン・ダンストには何の罪も無い。彼女はとても良かった。 【ちゃか】さん [DVD(字幕)] 2点(2008-03-04 18:18:19) |
24.衣装がとてもきれいです。でも、内容が無いんだな~、物足りない、話が軽くかんじんのだよなー、ロックがかっかちゃうし~。余韻を楽しめませんでしたぁ~。 【杉下右京】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-28 15:14:18) |
23.美術、衣装は文句無し! ソフィア・コッポラの映画はいつも物語がさらりとしていて、エピソードを詰め込まない。おしゃれでセンスがいいけど、心の闇には触れてこない。 この映画もそれは相変わらずだったけど、史実をこちらが知っているので、 その表現の仕方の都会的センスに魅了されたり少し嫉妬もしたり。 マリーアントワネットがいかに世界を見ていなかったか、 課せられた運命の大きさと、異国で暮らすさみしがりやの小さな女の子のギャップが 観てとれた感想。 ベースにフィクションとしての情報量があるので、今までの薄っぺらさが少し緩和されて ちょうどいいバランスだと思う。 あこがれのお姫様の映像を堪能するためにDVDを買って何度か観てみても良いかと思った。 【ぺんぎんうさぎ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-01-24 16:40:39) |
22.マリー・アントワネットの視点で構成されているので、物語としては非常に薄っぺらい。 見えないところで歴史が着々と進行している様子も窺えたが、クライマックスに向けての緊張感などは全く感じられなかった。 選曲の斬新さなどはあったものの、それが作品の魅力になっていたとは到底思えない。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 4点(2008-01-15 12:55:11) |
21.美術と衣装が楽しみだったのだが、その点では満足できた。しかし、見るところは、美術と衣装しかなかったので、途中で退屈してしまい、最後まで見るのに努力が必要だった。どうしたらこう薄っぺらく作れるのか、不思議なくらい。 気の合う友達と徹夜で遊んで、美しい景色の中、いっしょに日の出を眺める、という青春映画につきものの場面などは、いい雰囲気だったのだが、ふつうの少年少女が18世紀フランスのコスプレをしてるみたいだったのも確か。 凡庸な人間が、時代の転換期に、その表舞台に居合わせてしまった悲劇、というところか。 【yhlee】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-12-30 16:44:08) |
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20.おもしろかったです。マリー・アントワネット像を現代の女性に置き換えたような映画で、衣装,セット,音楽も含め、丁寧に作ってありました。 【カワウソの聞耳】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-11-11 08:36:22) |
19.色としては、その時代の色が出ていたようなきがする。まぁ、想像だけど。 正直期待はずれ。物足りなさを感じてしまう。 【bluestar】さん [DVD(吹替)] 3点(2007-09-20 22:56:37) |
18.「ロスト・イン・トランスレーション」はドキュメンタリーすれすれな不思議な映画だったが、今度は一転、現実ばなれした絢爛豪華な世界を、やはりあくまでも一人の少女の目線から見たドキュメンタリーのように見せる。やるねソフィア! ベルサイユに重おもしさは無く、おそらくこの時代にリアルに生きていたのなら、意外とこんな風に見えてるんじゃないかと思えてしまう。歴史ものってセピアっぽかったりするけど、その時代に周りがセピアに見えてるわけないじゃん。ねー? マリーが夫に相手にされず、買い物に走ったり、反動で?ロハスな生活を始めたり・・・時代に翻弄される女の一生は、いつの世もはかないもんです。 【ETNA】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-19 15:25:39) |
17.ソフィア・コッポラが好きなので点数高めです。 ロスト・イン・トランスレーションもヴァージン・スーサイズもストーリーはどうってことなかったので、マリー・アントワネットもストーリーはどうってことないです。でもソフィアの最大の魅力は画であり、写真家出身の彼女だけにしか出来ない画が随所に垣間見れます。出演者のセリフ、ストーリーよりも、画と美術は必見。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-29 15:36:44) |
16.筋はあるけどしっかりしたものではなく、いろんな断片を寄せ集めて作ったという印象の作品で、もともとキルスティンダンストが好きではない自分には最後まで見るのがやや苦痛であった。最後の4分の1くらいでやっとどんどん話が進んでいった感じだが歴史に詳しくないと何が起こっているかよくわからないしとにかく主役が何歳のところでもしっくりきていないのはどうなんだろう。 【HK】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-28 23:59:37) |
15.ソフィア・コッポラがみんなマリー・アントワネットの事分かってないのね、私だけが彼女の気持ちわかるのよ的な感じで撮ったのかな?史実とか無視してもっとポップに、”ロック・ユー”な感じを期待していたんで、期待ハズレではあるんだけど、キルスティン・ダストンはスパイダーマンと違ってハマってたので、コレはコレありかな。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 23:30:10) |
14.どういう切り口で描きたかったのかは分からないが、キルスティンは物凄く可愛かったし、セットも装飾品もオシャレで高貴だったので(音楽だけは現代的でしたが)思い切り違う次元の世界を覗けて、それだけでも価値がありました。子供を作る作らないで1時間も引っ張れたのは、映像とヒロインにそれだけ魅力があったからだと思います。ただし伝記モノという題材だけを借りた作品で創作的な脚本も展開も薄く、夜遊びしたり散財し出す頃には中だるみも感じました。彼女の生涯を知らずにこれだけを観ると、ただの世間知らずのセレブみたいな印象になりますが、それを狙った気もします。終わり方も中途半端で何とかならなかったのかなあ?そして王子様は本当に王との間の子だったのかな?とか妙な余韻が残りました。キルスティンと映画の雰囲気に5点。 |
13.マリー・アントワネットを題材にしてはいるけども、いわゆる歴史物や大河物路線ではないので、そちらを期待したかたはガッカリしたのでは?ソフィア・コッポラの作品は数本みましたがいずれもスタイリッシュな映像で本作も例外ではなく、歴史上の彼女をおしゃれでPOPな感じに描いているので若い女性とかは共感できるのでは? 【SITH LORD】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2007-08-15 22:39:57) |
12.ソフィア・コッポラなので、ちょっと違うだろうな~ と、予想していましたが..予想通り、普通の映画とはまったく違う切り口..これはこれで、良いのでは... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-07 10:10:17) |
11.好き嫌いが分かれる映画だな、という印象です。(ちなみに私は好き)まず言うのであれば、この映画は歴史映画として観るものではなく、一人の少女の半生を描いた青春映画として捉えるのがいいかと思います。物語は基本的に平坦です。とはいえ、アントワネットの青春の輝きや切なさ、悲哀、宮廷の掟の滑稽などはちゃんと表現されていたと思います。ラスト、ルイとともにベルサイユに残ることを選んだアントワネット。手を取り合う二人の姿には、政略結婚とはいえ年月をかけることによってパートナーとなった、二人の絆を感じ取ることができました。私的にはこの映画の最大の魅力はやはり、映像美と音楽だと思っています。素敵な洋服がたくさんつまったクローゼットを開けた時のような感じ。中世のヨーロッパを舞台にした映画だと、色彩がもっとクラシカルというかもう少し鈍い色味の映像がほとんどなのですが、それを今回のマリー・アントワネットではあえてカラフルな色彩を使用しています。音楽もクラシックではなく、パンクなポップ・ミュージックが中心。靴や扇子などの小物のセンスも抜群で、とにかく女心をくすぐる出来になってます。言ってしまえば、ソフィア・コッポラ・プロデュース「マリー・アントワネット」の長編クリップビデオなわけです。ヒロインのキルスティン・ダンスト演じるアントワネットが本当にキュート。彼女の透明感に、あの可愛くてポップな衣装や小物が本当にマッチしてました。 【うさぎどん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-30 00:21:06) |