56.何と言ってもお母さんのキッチュぶりが燦然と輝く異色の作品です。この家族にとって離婚は悲劇ではなく、大いなる解放への出発点です。そこへたどりつくまでの人間の苦悩を描き、レッドフォードの監督第一作として、忘れることのできない映画となりました。 【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-17 06:21:40) |
55.問題が色々とあるのに、日常といえば日常だった。それだけ共感できる部分も多いんじゃないかと。 【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 19:41:17) |
54.家族というものを考えさせる上では有意義な作品なのでしょうが、やはりこういった内面の問題解決をメインとしてしまう話は説明的なものに終始してしまうので扱うのは難しい。 社会を成り立たせる為に生じた文化には無理のあるものが山とある。 そもそも「愛」というものもその中に入るわけで・・・。 【カラバ侯爵】さん [地上波(吹替)] 4点(2007-11-08 21:21:57) |
53.淡々とした平坦な会話が延々と続いているだけなのに、なぜか最後まで筋が追えてしまう不思議な作品。各登場人物は、同じことを繰り返しているように見えて、ラストに至るまで僅かずつではあるが確実に変化している。その過程の一つ一つを、陳腐な盛り上げを入れずに素直に映像に収めた誠実な姿勢が、作品を心に残るものにしている。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-23 01:37:26) |
52.いい映画だとは思いましたが、私にはまだ少し難しかったかな、と思います。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-07-27 16:37:38) |
51.学生のころ観て、いろんなことを考えさせられ、また、勉強させられた(と自分では思う)、深ーい映画です。人間というものは、自分の気持ちをなかなか自分でも理解できないものだけど、すなおになって現実を見つめれば、理解できないものではないのだな、ということを教わったように思います。母親のキャラがムカつく人が多いだろうと思いますが、彼女のムカつくいろんな態度は、他の人の言動に連動したものであって、彼女自体が悪人なのではないのだと理解すれば、ムカつかなくすることが可能なのだと思います。息子のコンラッドや父親のカルビンも映画の最後にそのことに気が付いたので、自分から母親への態度を変化させることができたのでしょう。ただ、自分の気持ちは理解できても、その先で人間関係まで良くできるとは限らないというところが、ちょっと悲しい現実なのでしょうけど。 【かねたたき】さん [地上波(吹替)] 10点(2007-06-03 01:25:34) |
50.この母親も可愛そうですね、自分の世界しか居られない、その世界を乱す者はたとえ自分の子供でも許せない性格なのでしょう。でも最近こうゆう人多いと思いますよ。自分の線路を引いてしまい、そこから外れるような事はしない。いや、しないのでは無く出来ないのだとおもいます。自分が想像する世界から飛び出す事が出来ない、本人にとっては怖い事なのだとおもいます。死んでしまった長男は恐らく自分の人生観の範囲で生きていた人、それに対し、次男はその範囲を超えていた人だったのではないでしょうか? 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-05-27 00:32:40) |
49.監督第一作なのですかね~ しっとりした良い映画でした。 イーストウッド、レッドフォード俳優だけでなく、監督として凄く才能があり、 私の好みに合う。 【ご自由さん】さん 7点(2005-03-27 22:05:28) |
48.‘感情には苦痛が伴う’ってセリフがぐっときました。今時では絶対にないだろうマジメな映画ですね。 【ジマイマ】さん 5点(2005-03-06 23:40:48) |
47.「普通の人々」というタイトルなのにもかかわらず感情移入ができませんでした。「普通」とは一体どういうことなんだろうと考えてしまいます。 |
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46.出てくる人が皆心に傷を負っている。みんな誰でも悩み苦しみながら生きているんだ、それが普通の人間なんだ、と強く教えられました。これを言葉で言うのは簡単だけれど、頭では「自分だけが…」と考えがちで、理解するのは簡単ではありません(特に実際悩んでいるときは)。この作品には、それを見ている人に理解させる説得力を感じました。『カノン』も効果的に使われていましたが、この曲はどんな映画でも大体は合う気がしないでもないです。 【プミポン】さん 7点(2004-10-07 01:52:23) |
45.あまり期待しないで見た分、よい映画でした。精神分析医があれほど影響をもちえるかどうかは別にしても、心の動きに共感できる部分の多い映画でした。 【かじちゃんパパ】さん 7点(2004-09-17 09:50:54) |
44.とても深い作品だがとても身近に感じられた。ティモシー・ハットンの「I love you」, ドナルド・サザーランドの「I love you,too」のラストシーンの台詞は忘れられない。 【ゆきむら】さん 10点(2004-08-08 23:06:26) |
43.一見普通に見える家族の心の闇が丁寧に丁寧に暴かれていく。過剰な演出や外連味を一切廃し、その描き方はまるでミカンの内側の皮まで全部キレイに剥いて食べるような、そんな印象を受けた。役者陣の演技はリアリティそのもの。特に精神科医との会話は真に迫りすぎている。苦悩する家族の姿を等身大に見せつけることによって、誰にでも起こり得る問題であることを喚起する。平穏を象徴するようなラストのカノンの調べは、「救い」を意味しているのだと思った。 【やすたろ】さん 6点(2004-07-31 00:59:22) |
42.もともと『普通』に見えた人たちが事件を通して実際の姿をあらわしていくということなのだろうか。実際の事件は映画が始まる前に起こっているので、映画の中の時間は淡々と過ぎていていつの間にかあっけなくエンディングという感じだった。もう一度見るともっと深いところが見えるのだろうか。 【HK】さん 6点(2004-06-20 11:23:17) |
41.ティモシー・ハットンって他の映画はみたことないんですが、この作品ではアカデミーに値する演技だと思います。しかしこの映画の最大の魅力は家族それぞれのキャラクターがしっかりされてること。三人共人間らしい魅力ある人物、「全員普通」の人々なんですよね。 【マーティン】さん 8点(2004-04-06 23:52:14) |
40.たとえ裕福であっても、どうしようもない重い問題を抱えた家族って案外多いと思います。ここに登場するOrdinary Peopleとは「普通」というよりも「ありふれた人たち」という意味になるのでしょうね。T・ハットンを初め、役者の演技が素晴らしい。R・レッドフォードのデビュー作ですが、華やかなイメージの大スターに似合わぬ暗い内容と確かな演出力に随分と驚かされた1本でした。余談ですが、ハットンがオスカー受賞スピーチで言った「trust 信頼」という言葉が、作品とダブって印象的でした。 【nizam】さん 7点(2004-03-30 18:13:29) |
【のりまき】さん 9点(2004-03-24 02:11:32) |
38.ものすごく退屈でした。ドナルドサザーランドが好きなので観ました。 【ぷー太。】さん 1点(2004-03-22 18:11:13) |
37.「普通の人々」が「普通じゃない」場面に遭遇したときの行動を淡々と描いた観察的ドラマ。普通の男の子、普通の父、普通の母は、こんな時この様に転がって行くという結末。ある日の父の提案、家族でカウンセリングを受けよう、という一つの転機も生かされぬまま、ただただ自然に任せて転がっていった家族だが、次男と父はちょっとだけ踏みとどまった。転がり行く母をよそに。人生を山に例え、生きることを登山に例える一方、それを坂に例え、転がり落ちる事もある。ほんの少しの勇気と思いやりで、人生って大きく変わるんだなぁ、と普通に感じた。良作です。 【ちゃか】さん 8点(2004-03-09 11:16:16) |