73.こういう戦争映画では当時でいう非国民的な言動をする人物が主人公に描かれがちだけど、ちょっと違和感を感じます。しかし戦争は怖いものですね。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-08-16 10:00:43) |
72.最後にもうちょっと涙腺ぐわーっと来るような仕掛けがあるのかと思ったら、直球な展開に「あぁ・・・」な感じで終わってしまいました。遠くでボーン!ボーン!と鳴ってるだけで、けっこうまったりムードで危機感や焦燥感が薄いのもマイナス。/皮肉の利かせ方も「プライベート・ライアン」ほど印象に残らず。愚劣な精神主義の塊のような獅童の役も結末はイマイチ。ちゃっかり帰国の船に乗ってるとか、他の日本兵捕虜、元部下と同列に扱われ、元部下の白い目・・・とか、そんな描写があればもっと際立ったのでは?/しかしあんな玉砕上等!な精神主義ばかりはびこる軍隊を指揮するマトモな精神を持った上官はさぞ大変だったろうなぁ・・・と思います。 |
71.史実という部分を抜きにして、純粋にエンターテイメント作品として見た場合、 無難にまとまっており、充分に楽しめました。 ただ、主人公(嵐の人)の存在が、配役にしろキャラクターにしろ、軽すぎであり、 一人だけ現代人の若者が混じっているようで、最後まで違和感がありました。 【バグってハニー】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-08-15 23:53:14) |
70.最初からかなり引き込まれました。重い話で見ている間はずっと緊張感がありました。ただ物語の起伏があまり感じられないのと、終盤がアッサリしすぎているため鑑賞後の印象は残り難いように感じます。みている間は十分面白かったですけどね。それと渡辺謙の演技が素晴しいですね。彼の演技を見ているだけでも楽しめました。他の俳優の演技も概かなり良く、その辺がこの映画を楽しめた理由かなと思いました。 【もんでんどん】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-08-15 23:45:09) |
69.内容は非常に重いが、現実はもっと重かったのだろうと思う。この映画で、あまり知られていなかった硫黄島の戦いを表に出してくれた。細部は違えども、考えたり調べたりするきっかけを作ってくれたので、こう言った史実を基にした映画を今後も残していって欲しい。 【Ad】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-07-20 00:41:06) |
68.負の感情しか残りませんでした。 でも、これでいいのです。 戦争は絶対にやってはいけないというのがすごく伝わったので。 戦争映画の意義はこの感情を抱くことにあると思います。 しかし、1人で観に行くべきではなかったなぁ… 【カナブン】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-06-05 02:07:15) |
67.いい作品だった。硫黄島戦は「父たちの~」の方で題材になったあの写真は有名だが、歴史の教科書では数行触れるにとどまってる程度だった。栗林大将もアメリカでの知名度が割とあるのに比して、日本では本作品以前はそれほど注目されてなかったという。私も栗林大将のことは知らなかったし、激戦地とか最後の砦とかいっても沖縄戦のように民間人を巻き込んでいないこともあり、あまり興味もなかった。しかし本作を観て、これは語り継がれるべき歴史であることを実感した。硫黄島戦を多くの人に知らしめる、意味のある映画である。「手紙」をテーマにおき、兵士(一兵卒から士官まで)の家庭人たる面を描くことで、優れた反戦映画にもなっている。栗林大将、バロン原という少し日本軍では異質の存在が同時にあの地にあって、絶望的状況の中善戦して最期を遂げたというのは意外史とも言えるのではないか。米国通、騎兵隊出身という共通点からの意気投合は興味深かった(出自の違いから、本当は対立もあったらしいが)。渡辺謙、伊原剛志は適役だったと思う。一兵卒の西郷、あの子はジャニタレだったのか…なるほどね。でも悪くなかった。言葉使いはもう少し気を使って欲しかったが(彼でなく脚本に)、新婚の若き商店主という設定は良かった。ささやかな商売を始めた矢先に憲兵隊に商品や商売道具を持っていかれてしまい、戦争を内心苦々しく思っていた男が徴兵される、実際にそんなようなことだってあったろう。塹壕掘りにうんざりしながら、妻に手紙を綴るキャラには共感がもてた。演技は上手ではないけれど、映画の流れに支障をきたすほど酷い、というわけでもないし。若い世代に観やすい作品にするにも、このキャラ、キャスティングはありと思った。 ただ本作に関し、米国人が日本人の視点で撮ったことでの過大評価はどうかな、と思う。確かに、本作は確かに今までの日本の作品になかった切り口も見られ、優れた映画であることは事実だが、今までの二次大戦を扱った邦画にだって、本作と同等、またはそれ以上の名作は多々ある(愚作もあるけど)。日本軍の非行を描いたものや原爆映画などの「左系」とされる反戦映画にも、軍上層部の煩悶や悲劇を描いて戦争美化との非難もある「右系」とされる反戦映画にも。私は本作を観たからといって、それらを貶める気は起こらない。 【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-04 13:59:24) |
66.太平洋戦争末期、硫黄島や、その他の南の島の戦場でも武器は破壊され、弾薬も底を尽き、食料や水や医薬品も無く、逃げ場も無い小さな島で日本軍は悲惨な戦いを強いられたという。確かにそういった状況はあまり描かれてなかったかもしれない。実際にその戦場を体験された方々が事実を語るドキュメンタリーとの比較は難しいが、皆が玉砕に突き進んでいったという戦場で一人一人の兵士が実際には何を思い、考えながら戦い、斃れていったのか。その思いは将軍も下級兵士も同じだと思う。それを思うとあまりにも悲しい。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-11-29 14:19:07) |
65.凄い良い映画でした。まずこの映画が出来たこと自体が凄い。wikiを見ると、監督は「資料を集める際に日本軍兵士もアメリカ軍兵士と変わらない事がわかった」ということが切っ掛けで、この映画を作ったのだとか。ここからがこの映画の凄いところで、最初に思った「日本兵もアメリカ兵も同じだ」というこの簡単な一言を伝えるためだけに、2時間超えの映画を完成させてしまうことです。「映画をテーマにそって作るなんて普通でしょ」っつたらまあそうなんですけど、多くの関係者の思惑や意見が(よくも悪くも)介入してくるであろう状態で、監督が最初に感じたインスピレーションを最後まで大事に守れているのはやはり凄いと思うんです。そして出来上がった映画は、そのインスピレーションを見事に描ききっていると思います。「アメリカ人が日本人側の戦争映画を作るのってどうなの?」とか、「戦闘の熾烈さ、悲惨さが描けていない」という意見も、分からなくはないんですが(日米共に映画以上のえげつない戦い方をしてますし)、そもそもそういう質の映画ではないと思えば個人的には腑に落ちます。今まで自分は戦争映画を見るとき、そもそも戦争を経験せず悲惨さすら知らないのに「評価」を下すことにひっかかりがありました。けれどこの映画は、そんなことは関係ない。どの国の人間だろうが、どの時代を生きていようが、自分自身の身近なものとして考えることができる映画でした(それも、難しい言葉じゃなくて、一言で言い表せるような、一見単純なテーマをです。)これが「反戦」や「悲惨な戦争を後世に伝える」というような漠然としたテーマであったなら、こういう作品は出来なかったんじゃないでしょうか。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-08-13 00:42:46) |
【エムラ兄妹】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-06-20 21:34:11) |
|
63.皆さんと同じでNHKのドキュメンタリーの方が上。どんな悲惨な映像よりも、番組に出演した生還者の「1週間前の事は覚えていないが、硫黄島の事は完璧に覚えていていつまでたっても忘れる事ができない」と涙ながらに語るシーンに勝るものはないと思う。 |
62.良かったですよ。でも本音を言うと、日本人の監督に撮ってほしかった。クリント・イーストウッドが悪いという訳ではなく、この硫黄島の戦いを伝える責任は、日本人にあると思う。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-04 23:33:44) |
61.音声が聞き取りにくかったです。アカデミー賞の作品賞にノミネートされたので期待していましたが、それどでもなかったなぁ~。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-02 16:30:01) |
60.ミスターリアリストの東木監督。今作も過剰な演出のない重い内容で、戦争の「恐怖」とその「事実」がしっかりと伝わってきた。戦争を美化するワケでもなく、戦争で「感動」させるワケでもない。日本側の悲劇を「アメリカ人の表現」でスマートに描きあげている。ニノが演じる西郷が、いわば現在人の思想を持っているので、この映画を日本の現代っ子にとっての一つの教え(自分が思うに戦争の悲惨さと無意味さ、そして国と人を愛する心)として良い教材なんじゃないかと思うんだけどどうだろう。プロパガンダ的なものもないしね。ともかくアメリカの監督が日本人俳優を使ってこんな難しい題材の映画をこのクオリティで作り上げただけで快挙だと思うよん。やっぱ凄いわ。 【カワサキロック】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 23:01:08) |
59.率直な感想は重い映画だった。。。 内面的な視線で描かれていた作品で、 少し綺麗にまとまりすぎていたが、 戦争の悲惨さは充分に感じ取れた。。。 【ナラタージュ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-22 21:45:34) |
58.父親たちの星条旗と続けて見たが、結局はどっちとも納得のいくものではなかった。正直期待してはなかったが、その通りだった。戦争モノが苦手な自分にとって、やはり導入部から最後まで退屈に感じることが多く、実話をもとにしてるとはいえ、特に心にも何も残らなかった。結局手紙が後世に受け継がれたこと以外、いらなかったのでは?とさえ思える。もう戦争モノ見んのやめよかな笑。 【Andrej】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-15 04:13:59) |
57.既に第二次世界大戦を扱った映画をいくつか見ているものからすると、新たな視点や感慨を得ることは出来ませんでした。 戦局が極端に不利になったら捕虜になることが当たり前だったアメリカ人にとって自決するのが非常に奇異に映るのは分かるが、それを安易に繰り返し過ぎ 戦う前から自決させるのはオカシイ。 とはいえ、こういう映画は作り続ける意義があるとは思うので、甘めに6点。 (獅童って悪役商会より悪人面だから、こういう憎まれ役にぴったりですね。) 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-13 21:05:05) |
56.うーん…。 面白いんだか、面白くないんだかよくわからんかったなぁ…。 歴史や時代背景無知なせいだろうか? 「父親たちの星条旗」も見れば印象変わるのだろうか? ひとまずこの点数で保留ということで…。 やるせない気持ちにさせられたという印象しかないなぁ。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-01-01 00:46:23) |
55.ドンパチシーンの迫力は凄いのですが、あくまでも音響的な意味であって、もう少し生々しい殺戮シーンというか鬼気迫る演出が欲しかったような気がします。つまり、ドラマというよりは軍事アクションにやや傾倒気味かなと感じたわけです。あと、キャストですが、二宮君では青臭すぎてこういう役柄にはどうも合いませんね。渡辺謙、伊原剛志、中村獅童らの迫力に完全に力負けしてます。 |
54.2本の映画で1ひとつの戦争を描ききる試みは大成功だったと思います(興行的にはどうだったかはわかりませんが)。妬み・僻み・恐怖、さまざまな人間の弱さから崩壊していく様を淡々と描いており、単にアメリカの物量に負けただけではないことがよくわかります。何よりも、栗林中将の武士道が、拝金主義で欲ボケした日本人の頭にガツン!ときます。 【爆裂ダンゴ虫】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-12-15 10:38:39) |