28.生きるということの素晴らしさをかみ締めました。これほどまで素晴らしい映画に出会えたことは本当に幸せです。人間一人一人がそれぞれ不幸を背負い、それでも必死に生きていこうとする。そして、そんな人々を赤ひげ先生はそっと見守っている。この映画をみていくにつれ、主人公の保本同様、赤ひげに心底ほれ込んでいきました。黒澤監督はダイナミックな映画を撮る監督だと思っていたら、こんなに人情味に溢れた温かい作品も作るんですね。僕はこの赤ひげが黒澤作品の中では一番好きです。 【デューク】さん 10点(2004-06-27 16:20:54) (良:1票) |
27.私が10点をつける(たい)と思う映画は、完成度や芸術度などの専門的なスキルなどではなく、私にどのような影響を与えたかで判断しています。この映画、観る人によっては説教くさい、理想的すぎて現実味のない話に思えるでしょう。しかし、私はこのような人の生きる道の理想を掲げる事の簡単そうで難しいテーマを扱った物としては、心を揺り動かされる感じがしました。多くのエピソードを絡めて若い医者の成長していく姿を自分に重ね合わせていました。黒澤作品の中では一番好きです。 【クルイベル】さん 10点(2004-04-30 11:46:52) (良:1票) |
26.高校の頃ってさ、一番スカしてる時期って言うか・・・私学特有の教育の一環みたいな感じで公会堂に観に来れば出席点やるよって言われてみんな無理矢理見せられた記憶のある映画。誰も見ないでしょう?クロサワの「赤ひげ」っつったって。音楽、ファッション、セックス(女性というよりもネ)にしか興味の無い輩集めて・・・だよ。もうホントに無理矢理見せられて・・・ところがさ、面白いんだコレ!最後なんて80人近い生徒がみんなひとつになってんの。爆笑のタイミングも一緒。あれはミョーな一体感があったなぁ・・・。映画が本当の意味でプロパガンダなどに効果があるという事を教えてくれた作品。 【シュールなサンタ】さん 10点(2002-11-03 11:38:41) (良:1票) |
25.黒澤流ヒューマニズム、ここに極まれり、だね。中でも、佐八の恋物語のストーリーが僕は特に衝撃的でした。雪の降る中での、出会いのシーンの美しさや、祭の日の再会での、風鈴の音の使い方。何とも言えず、ああ日本映画とは、こんなに美しい描き方をしていたのか、と思ってしまう。そして、何よりも「佐八」の心根のやさしさ、現代人には、ちょっと理解し難い部分もあるかも知れないけれど、昔の日本人は、こういう考え方をしたんだろうね。司馬遼太郎氏の傑作、「竜馬がゆく」のなかでも、竜馬が、さなこに(もし、同時に二人の男から想いを寄せられたら、あなたならどうします)と聞かれて、彼女は、(さなこなら、川に身を投げて死にます)と答える。今だったら、「馬鹿じゃない?」と言われそうな、この発想。でも、昔の日本人ってそうだったんだね。いずれにしても、「赤ひげ」一度は見ておいて損のない作品ですね。可憐で、いじらしくて、せつなくて、そして力強い日本映画が、ここにあります。 |
《改行表示》24.ヒューマニズムに溢れた作品ですね。 日本映画の最高傑作だと思います。 3時間が短く感じられました。 三船の圧倒的な存在感もさることながら、山崎努ら他の俳優陣の演技も素晴らしい。 特に、狂女役の香川京子、当時16歳の二木てるみの熱演は感動を覚えます。 |
《改行表示》23.久しぶりに観賞。やはりいいものはいいですね。加山雄三演じる保本登という若い医師が赤ひげに共鳴していく過程は、心の病を持つ患者、おとよを始め、様々な群像劇の中で自然に進んで、とても心地よいです。 2時間半でも短すぎるくらいです。いっそ、大河ドラマにしてもらいたいところです。 白黒ですが画質も綺麗だし若い人に是非観賞してもらいたい作品です。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2013-01-04 00:18:23) |
【norainu】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-03-07 06:15:39) |
21.最後に若大将の問いかけに対して赤ひげの「ふんっ!」ってセリフで終わるヒネクレた感じがシャレてて良かった。中盤佐八のエピソードがややだれるもののおとよのエピソードが抜群なので見終わった後にイイ映画を見たという満足感に浸れました。 【映画大好きっ子】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-08-25 02:03:01) |
20.画面全体が終始輝いて見えた。左八の話が泣ける・・・。三船さんは医者になっても強い!! |
《改行表示》19.3時間という長尺だがそれを全く感じさせない構成はお見事。 あんな人格者がいたら会ってみたいもんだわ。 【weber】さん [DVD(吹替)] 10点(2006-04-08 15:30:09) |
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18.人間とはこれほどまでに素晴らしい存在だったのか。 【WEB職人】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-12 11:16:04) |
17.1回見るのに3時間もかかるのに、2ヶ月に1回は見てしまいます。 【孤島の鬼】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-01 23:38:36) |
16.本当に素晴らしい映画だと思う。人間に対する愛が根底あるように思えた。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-09 15:30:12) |
15.映画数本分の人間ドラマを詰め込んだ欲張りな作品。それでいてまとまりに欠けるということもなく、上質な作品にしあがっている。加山雄三の大根ぶりが気に食わないという人もいますが、加山が頑張ってしまうと劇中に起こる様々な出来事が引き立たないのでは?大局的に見たときに、非常に有機的に役割を果たしていると思います。黒沢監督は、これを狙っての大根役者を主役に抜擢したのだろうか?それともプロダクションの要望で大根役者を主役にしなければならず、しょうがなく引き立て役として機能させたのだろうか?はたまた、全くの偶然の結果加山が引き立て役になってしまったのだろうか?いずれにしても、この映画は映画史に残る傑作ですね。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-03 18:26:59) |
14.このストーリーが実話だったら精神分析の創始者はフロイトではなく赤ひげさんだということに医学発展史を書き換えなければいけなくなるでしょう。 【かわまり】さん 10点(2004-06-30 01:47:06) |
《改行表示》13.良いです。最高です。あんなに印象的な雪のシーンは、中々ないですね。赤ひげ先生を、始めとする小石川養生所で働く人々の美しさと頼もしさにガンバレ!!と思ったのは、俺だけではないと思います。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-06-25 23:48:31) |
12.心にじいんと温かさが滲み、自然と目頭が熱くなりました。 【K】さん 10点(2004-05-17 16:40:51) |
11.三船さんはこういう役が良い。ニヒルではなく、何かをするために度胸とユーモアがあるというセクシーさが必要。 【セクシー】さん 10点(2003-12-14 18:46:41) |
10.ヒューマンドラマとしては「生きる」よりも、こっちのほうがわかりやすく、最後にすっきり終わる形なのがとても良かった。個人的にはテーマ曲も好きだ。 【ボーリック】さん 10点(2003-12-09 01:28:06) |
9.師弟関係と病人への視点から新人医師の人間的成長を描く本作はとても素晴らしい映画でした。たとえ新人でなくとも、まず出世ありきと考えてしまいがちなところを人間とは何かに焦点を絞って教えてくれる映画ですね。失ってはならない大切なものがこの作品にはいっぱい詰まっています。 【たにっち】さん [DVD(字幕)] 10点(2003-11-29 04:57:33) |