1.嘘はいけません、嘘は。命が惜しいから乱戦になると戦場を離脱する?そんなパイロットなどあり得ません。そもそも命が惜しい人は、ただでさえ危険な飛行機に乗ろうとはしませんし、戦闘機同士の空戦が始まれば、それは乱戦になります。空戦が仕事の戦闘機乗りが、そこから逃げ出すなんてあり得ませんし、逃げ出したら仲間を見殺しにすることに繋がります。主人公はそんな自己中だったのでしょうか。 ◇◇ P51相手の空戦シーンでも、上昇が得意で急降下が苦手なゼロ戦を、なぜか急降下させて逃げようとするなど、疑問に思うシーンもチラホラ見られたし、結局この映画って、不勉強なスタッフが作ったファンタジーに過ぎません。「これこそが真実のゼロ戦パイロットだ」などと勘違いする人が出てこないことを祈らずにはおれません。